2023年3月30日木曜日

外注化阻止ニュース 第625号


「久留里線と地域を守る会」結成
80人参加で盛況に
すでに5千筆超の廃線反対署名

80人の参加で「守る会」結成

 3月26日、「久留里線と地域を守る会」の結成総会が開催され、沿線住民など80人が参加しました。その場で入会する住民も多く、熱気あふれる総会となりました。
 この1か月、廃線反対の署名運動も取り組まれてきました。呼びかけたのは、木更津・君津・袖ヶ浦3市の住民25人で、すでに5千筆超の署名が集まっていることが報告されました。沿線住民にとって廃線化がいかに切実な問題であるかが示されています。
 JR千葉支社は3月9日、「久留里線のあり方について県と沿線の君津市に協議を申し入れた」と発表しました。「JR東日本が不採算を理由にバス転換に向けて動き出すのは初めて」と報じられ、特に久留里~上総亀山駅間が「収支率最悪」と焦点にされています。

地域住民や労働者を軽んじるな

 赤字だと宣伝されていますが、この区間では昼間の時間帯は5時間以上も列車が走りません。久留里駅を除く3駅(上総亀山駅、上総松丘駅、平山駅)は無人駅です。駅舎やトイレの掃除、周辺の草取りなどは近隣住民が行っています。
 JRが路線の一部を切り取って「乗客数が減少」「大変な赤字」と宣伝して鉄道をなくすことに対して、総会では「私たちにはどうしても納得できません」と訴えられました。


 地域の生活を軽視する会社の姿勢は、職場において鉄道業務と労働者を軽んじるあり方と同じです。地域住民と共に大合理化と廃線化に反対の声を上げよう。

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