2023年3月24日金曜日

日刊動労千葉 第9251号

春闘第2波  CTS本社行動に決起を!


 春闘第一波の3・18ー19ストライキ、3・17貨物団結集会に続き、第2波のCTS春闘に決起しよう。4・6CTS本社行動に総力で結集しよう。

▽行動方針△
 春闘第2波CTS本社行動
4月6日(木)18時  CTS本社前(千葉駅西口すぐ)

 

3年連続ベアゼロ!
生きていける賃金を!

CTSでは2020年以降、3年連続ベアセロ(定昇のみ)が続いています。会社は「経営体力がない」「将来展望が見通せない」などと言を左右にしていますが、CTSが赤字になったことなど一度たりともありません。

〈時給1500円はギリギリの要求〉
CTS春闘要求の概要は以下の通りです。①基準内賃金4万円の引き上げ、②契約社員・パート社員は一律、時給1500円に、③全社員に住宅手当支給を、④希望者全員を正社員に、⑤本人希望に沿って70歳までの雇用をJRからのエルダー出向者も同様の扱いに、⑥年間休日をJRと同様の114日に、等々です。
時給1500円でも月額換算で約24万円。手取りは20万円に届きません。昨年来のすさまじい物価上昇の中では本当にギリギリの要求です。


 

大手で「満額回答」「組合要求を超える回答」などのニュースが相次いでいます。これまでも出す気があれば出せたのです。株主還元や内部留保ばかりため込み、低賃金を強制してきたに過ぎません。これは同時に、御用組合が組合員の生活をかえりみず、会社に忖度(そんたく)要求をし続けてきた結果です。本当に怒りにたえません。
今春闘こそ、自ら声を上げ、闘って、なんとしても大幅賃上げを勝ち取らなければなりません。

「経営体力がない」と言いながら
管理者ポスト2倍に

 JRとCTSの経営側は、都合のいいときだけ「グループ会社一体となった業務運営」などと綺麗事を言っていますが、正社員ですらJRとCTSの賃金・労働条件の格差は歴然としています。運転部門の業務外注化(CTSへの業務委託)が、低賃金化によるコスト削減、権利破壊だったことは明らかです。

 他方、管理者ポストは外注化で、JRとCTS合わせて2倍になりました。わずか約800人(出向者含む)のCTSに100人もの管理者がなんで必要なんですか??

グループ会社を食い物にするな!

しかも8割以上がJR天下りです。こんなおかしな会社があるか! いったい、あんたらはいくらもらってんだ。現場で汗を流す現場社員の上にふんぞり返り、3倍、4倍(それ以上?!)の賃金をむさぼっているのです。「経営体力がない」など聞いてあきれます。
しかも、一般エルダーの雇用延長は拒否しておきながら、仲間内の上級管理者だけは、やりたい放題の雇用延長をしています。この会社は本当に腐り切っています。
現場を回しているのは、本社でも管理者でもなく俺たちだ! CTSは生きていける賃金を出せ!

組織拡大の突破口を!

「効率化しろ」「利益を上げろ」の掛け声のもと、JRーグループ会社を貫く組織大再編が進んでいます。この中で、安全は投げ捨てられ、鉄道150年の中で築き上げて来たものが根本から解体されようとしています。その矛盾のしわ寄せを最も受けるのが、CTSを始めとするグループ会社の労働者です。
今ほどJRに、そして全グループ会社に闘う労働組合が必要なときはありません。あらゆる形で職場討議を広げ、今春闘を闘う中から組織拡大の突破口を切り開こう。