2017年3月31日金曜日

日刊動労千葉 第8265号

「水平分業」=分社化・転籍攻撃を許すな!

分社化・転籍への外堀を埋める攻撃

 JR東日本が掲げる「水平分業の深度化」とは、鉄道業務の外注化をこれまでとは全く違う次元に進めようとする重大な攻撃だ。鉄道の業務を「駅運営会社」「車両検修会社」「保線会社」等、何十もの会社にバラバラに分社化し、JR本体は鉄道施設を保有しているだけの持株会社にしていく。そこで起きるのは、JRで働く労働者への「転籍」の強制だ。つまり「水平分業」とは、《外注化→強制出向》から《外注化→転籍》への外注化攻撃の質的な転換を意味するものだ。
 実際、JRと同じ時期に民営化されたNTTは900もの子会社に分割され、労働者は、選択の余地がない状態に追い込まれ、3割もの賃下げを伴う「転籍」の承諾書にサインせざるを得なかった。「承諾するかどうかは自由ですが、子会社にしか仕事はありません」と言われるのだ。
 相鉄バスでも、年収が平均350万円もの開きがある子会社への転籍か早期退職が強制されている。2010年に分社化された時点では、組合が抵抗して闘いぬいた結果、賃金水準の変わらない「出向」で押しとどめてきたものが、6年を経てついに「転籍」に踏み出してきたのである。
 JRでも同じ攻撃が開始されようとしている。「仕方がない現実だ」と思わせて、転籍を強制する。JR東日本は、この1年をかけてその外堀を埋めて労働者を追い込もうとしているのだ。

駅、建築土木業務別会社化攻撃

 JR東日本は、今年度でグリーンスタッフの募集・採用を中止した。それは、グリーンスタッフが配置されている首都圏の大規模駅まで外注化することを意味するものだ。すでに千葉支社では直営で運営されている駅は約3割。残りは無人駅か委託駅だ。すでに「駅業務別会社化」寸前まで来てしまっているのが現実だ。
 しかも駅業務が別会社化されたら、車掌・運転士はどうなるのか。駅→車掌→運転士という昇進コースが断ち切られ、車掌・運転士まで「別会社化」への扉が開かれることになる。「まさか」と思うかもしれないが、東武鉄道では、駅・車掌・運転士を丸ごと一緒にして別会社化が強行されている。
 建築・土木関係でも、去年末に業務委託の拡大が提案されたが、その内容は、設計のさらに前段=計画を立てる段階から委託するというもので、JRには何も残らない。「ほぼ別会社化」と言っても過言ではない。あとはいつ「転籍」に踏み切るかだけが残っているのが現状だ。

車両検修業務でも別会社化の動き

 車両検修部門でも事態は進んでいる。2012年に仕業・構内業務の外注化が強行された時点で、「5年後には機能保全や臨時検査業務も外注化」という話がまことしやかにされていたのが現実であった。
 しかも「大量退職問題」を逆手にとって「外注化を拡大するしかない」という意識に現場の労働者を誘導していこうとする卑劣な手段がとられている。すなわち、CTSではプロパーの労働者がどんどん養成され、大量退職に伴って「エルダー」がどんどん仕業・構内に配属され、元々仕業・構内を担当していた者は「出向解除」の名の下に業務を外されていく。しかんしJRに戻っても業務がない。そうやって、「結局そっくり別会社化するしかない」と思わせていく。こうやって転籍攻撃の外堀が埋められようとしているのだ。
 さらに一昨年、東日本テクノロジーという車両検修会社がつくられた。工場などの業務を請負い、海外展開もする本格的な車両検修会社だ。その社長が年頭あいさつで、「いわゆる請負業務から、計画、判断、生産管理、品質保証、設計、施工管理など、より技術的な役割を求められるようになっている」「自ら分析・検討、計画を策定し、実行していく」と言っている。

今闘えば止められる

 分社化―転籍攻撃を止めよう。今闘えば止められる。17年に及ぶ外注化阻止闘争がそのことを示している。
 「7~8年で業務委託の最終段階までもっていく」―これが、2000年時点で東労組と会社が合意した確認事項であった。しかし、千葉から上がった小さな闘いの火は、外注化攻撃を全体揺るがし、17年間にわたってJRを追いつめてきたのだ。
 会社はずっと口を閉ざしてきたが、強制出向無効確認訴訟では、検修・構内外注化攻撃に対して「偽装請負の疑いが極めて強い」という何項目にもわたる指導票が労働局から出されていたことも明らかになった。
 転籍攻撃とは、労働者の賃金・権利・未来を打ち砕く攻撃だ。CTSプロパー採用の仲間たちの賃金は20年働いても20万円までいくか、いかないかの超低賃金だ。
 JR本体とCTSの仲間たちが団結して闘えは絶対に止められる。検修職場から外注化・転籍粉砕の火の手をあげよう。JRの強制出向者も、CTSプロパー採用者も、仕事と一緒にJR本体に戻せ!

日刊動労千葉 第8265号へのリンク

闘いなくして安全なし No.114

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFYWhaTTFCd2VrS0E/view?usp=sharing


ダイ改合理化・地域切り捨てに反撃
3月ダイ改阻止―内房線・久留里線の切り捨て
反対掲げた動労千葉の3月4~5日ストライキ

 動労千葉は、3月ダイ改阻止―内房線・久留里線の切り捨て反対、乗務員に対する耐え難い労働強化と締め付けに対する反撃として3月4~5日にかけて全本線運転士を対象としたストライキに起ち上がりました。

鉄道会社としてのあり方を問う

 3月ダイ改での内房線・久留里線の切り捨ては単に千葉の問題ではありません。北海道では「1㎞あたりの平均乗客数2千人以下」を基準に、1237㎞に及ぶ路線が「単独では維持困難」とされ廃線が狙われています。
 主導しているのはJR北海道に会長や副社長を送り込んだJR東日本です。「国家にとって付加価値を生まないなら、地域ごと切り捨てる」という「国家的大リストラ」をJR東日本が先頭に立って進めています。
 しかし、社会的インフラである鉄道を「平均乗客数」で切っていいのでしょうか?
 留萌線は15年度の平均乗客数が183人。廃線の対象です。その恵比島駅周辺の住民は9世帯13人で、1日の乗降客数が延べ10人。鉄道がなければ生活できない地域の実態が伺えます。民営化によって鉄道が金儲けの道具にされた中では、こういった切実な声は顧みられません。
 フランスでは運賃収入は2割程で、あとは公的制度による財源です。JR北海道も世界的に見れば「優良な鉄道会社」です。人々の生活のために必要な路線は赤字でも通すのが鉄道会社本来のあり方ではないでしょうか。
 JR東日本は最高益を更新し続け400億円以上の株主配当を毎年行っています。都会の駅で次々に大規模工事が行われる一方、内房線や久留里線は切り捨て。一方的に列車を削減し、「乗客を増やしたら列車を通してやる」というJRの居丈高な態度に、地域の怒りは高まっています。
 動労千葉が声を上げ、地域に呼びかけると、予想を超えた運動の広がりが起こりました。地域住民を中心に「内房線と地域を守る会」が立ち上げられ、館山地域集会が開催され、本格的な組織作りが進められています。
 鉄道を失うことは、本当にその地域での生活がかかった問題です。動労千葉は、「地域の総反乱」をつくり出して国家的な地域切り捨てと対決する闘いにうってでています。

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2017年3月30日木曜日

日刊動労千葉 第8264号

第17期労働学校に集まろう!

 4月15日から労働者学習センターの第17期労働学校が開催される。
 この時代をどう見るか、労働者はいかに生きるべきかが今ほど問われている時はない。
 1年間の講義を通して、労働運動の歴史や闘い、労働法改悪や改憲などの動き、国際連帯の闘いなど、マルクス主義をベースに学習していく。各支部から奮って参加を!

 講座カリキュラム(予定)

4月15日(土) 開校式 13:00~
◆動労千葉の歴史とたたかい
 講師 田中 康宏(動労千葉委員長)

5月20日(土) 13:00~
◆『共産党宣言』を読む
 講師 白井 徹哉(ちば合同労働組合書記長)
  
6月17日(土) 13:00~
◆労働法大改悪について
 講師 増田 明生

7月15日(土) 13:00~
◆階級的団結論
  講師 片峯 潤一(動労総連合書記)

8月19日(土)・9月16日(土)13:00~
◆資本主義とはどういう社会か
 講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授)

10月21日(土) 13:00~
◆韓国・民主労総のたたかい
 講師 金 元重(千葉商科大学教授)

11月18日(土) 13:00~
◆日本労働運動史
  講師 井町 哲夫(労働運動研究家)

12月16日(土) 13:00~
◆社会保障制度改悪との闘い
 講師 山部 明子(社会保障制度研究家)

1月20日(土) 13:00~
◆帝国主義と戦争
  講師 藤村 一行(社会問題研究家)

2月17日(土) 13:00~
◆戦争・改憲攻撃について
 講師 高山 俊吉(弁護士)

3月17日(土) 13:00~
◆階級的労働運動-関西生コン型労働運動について
 講師 武谷 新吾

 修了式  16:00~



 家族会第26回定期総会開催
http://doro-chiba.org/nikkan_tag/8264/

 動労千葉家族会は、3月20日、DC会館において第26回定期総会を開催した。
 総会は関副会長の司会で進められ、最初に山田会長が「昨年は念願の料理教室を行い、会員との親睦を深めることができました。今年もぜひ開催したいと思いますので、ご協力をお願いします」とあいさつした。
 来賓あいさつでは、OB会から布施事務長が「かつて分割・民営化のときにOB会や家族会がバックアップし、それが力になっていた。大量退職時代を迎えた今もそういう存在があることが重要だ。ともにがんばりましょう」とエールを送った。本部からは川崎書記長が、今回の春闘の闘いやJRの第2の分割・民営化攻撃の中身、また戦争をめぐる動き―労働組合のたたかいの重要性などを訴えた。また、エルダー制度についての説明も合わせて行われた。
 質疑応答の後、経過ととりくみの報告、決算、会計監査報告、予算案が報告され全体で承認された。
 総会終了後、懇親会を兼ねて、韓国の闘いや動労千葉の国際連帯の歴史をまとめたDVDが上映され、韓国の闘いに感動しつつ、動労千葉が切り拓いてきた地平をあらためて確認するものになった。
 家族会は、これからも親組合を支え共に闘います。家族会の行事への参加などにご協力をよろしくお願いします。

外注化阻止ニュース 第310号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka310.pdf


JR東日本 株主配当に510億円
純利益の4分の1が配当 賃金上げろ

 JR東日本の有価証券報告書などによれば、JR東日本の16年3月決算の純利益は2090億円。1株あたりの純利益532円で1株あたり配当金は130円。実に純利益の24%が株主への配当です。株主配当金は総額510億円。決算説明書では将来的には株主還元33%をめざすと書いています。

もとはすべて国民の財産

 JR各社は、30年前に民営化されるまでは日本国有鉄道でした。国鉄の土地や線路、駅などはすべて国民の財産でした。しかし分割・民営化され、JRによって株式が発行されるようになってJRは株主のものになりました。JRの利益は株主へ回るようになったのです。
 国鉄赤字23・5兆円は最終的に政府の一般会計に引き継がれました。いま大半が赤字路線のJR北海道は経営危機で全線区の半分が維持困難とされ、JR四国やJR貨物も厳しい状況に陥っています。
 こうした状況でJR東日本・東海・西日本の3社だけが莫大な経常利益をあげ、異常な額の高額配当を株主が得ているのです。
 JR東日本は、さらなる株価上昇をめざして、持株会社化(ホールディングス化)を狙い、鉄道業務を乗務・検修・保線・施設・駅業務などを別会社化(水平分業)し、全面的な転籍に踏み込もうとしています。
 鉄道会社の責任を投げ捨てて株価至上主義に走り、現場労働者の雇用と賃金を破壊し、別会社化で責任を分散させ、技術継承を断てば一体どうなるのか。何か起きた後では間に合いません。
 JR東日本は、グループ会社すべての労働者の賃金をあげろ。水平分業と転籍の施策をいますぐ中止せよ!

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2017年3月29日水曜日

動労水戸情報614号

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/ffc5ce42.pdf


政府も労働組合も真実をごまかしている
エルダー再雇用は会社の義務

「水平分業」は攻撃転籍 総非正規職化への道

 職場の仲間の皆さん。「北朝鮮やテロから国民を守る」「日本人の誇りを持て」と声高に叫ぶ森友学園が私利私欲の塊だったことがはっきりした。安倍首相が無関係でないことは明らかだ。原発も戦争も「働き方改革」も、社会の富を独占している人たちの金儲けのためにある。彼らの支配に有利な状況は、労働者が競争し対立していることだ。

 JRには多くの労働組合があり、正当性を主張して労働者を囲い込んでいる。
だがはっきり言おう。動労水戸以外の組合は会社と決して闘わない。「正面から闘ったらおしまいだ」「ストライキをやるのは自己満足だ」と言う。しかしそれは真実だろうか?

 政府は「少子高齢化は効率化のチャンス」と言い、JRは「選択と集中」「水平分業」へのめり込んでいる。水平分業とは全面外注化であり、JRの正規雇用を低賃金・総非正規雇用に叩き込むことだ。目の前の事態を直視すればはっきりしている。水平分業は子会社への転籍の強制として進む。JR本体に鉄道本体の仕事はなくなる。動労総連合の出向無効確認訴訟で、JR本社はそのことを公言している。

「二者択一」は青年にも必ず突きつけられる

 しかし、どの労働組合もこの核心問題を隠し、組合員に徹底抗戦を訴えない。「世代間の技術継承のため」とされた「エルダー再雇用制度」はどうだろうか?現実は「外注化」を抵抗なく進めるための口実でしかなかった。外注会社の促成プロパー社員ができれば、JR本体のエルダー社員など用済みなのだ。
 大半のエルダー社員は清掃業務や遠距離配転を一方的に提示され「嫌なら辞めろ」と二者択一を突きつけられている。狭い鉄道業務の枠を争い、醜い競争が展開されている。個別に裏でうまくやるか、二者択一を迫られるかしかないとすれば、労働組合は何のためにあるのか。

 この攻撃はこれから間違いなく青年たちにも突きつけられる。「関連会社に行くか、嫌なら辞めてよい。仕事はプロパー社員がやる」と。転籍に応じたとしても、「プロパー社員と同じように何でもやってもらう」そして「同じ仕事なんだから同じ賃金でやってもらう」…そうなることが目に見えている。
 
 来年3月末に向けて、非正規雇用1500万人、派遣労働者350万人が一旦雇い止めになる。全社会に非正規雇用がまん延し、どんなに働いても明日が見えなくなる。社会には怒りが満ちあふれることだろう。
 憲法改悪や共謀罪は、労働者国民の怒りから支配層を守るための方策だ。アメリカを見れば歴然としている。僅かなお金で国民どうしを対立させ、戦争も原発事故も財政破綻も、政府は何の責任も取らない。

 福島の状況を見て欲しい。原発事故は何も収束していない。再び巨大地震が起きたらどうなるのか。JRは福島第一原発のわきの常磐線を開通させ、人の帰らない地域の「要望」だの「復興」「社会的使命」と言っている。福島の小児甲状腺ガンは185人にのぼり、大人にも異常が出ているのにだ。
 JRの労働者と労働組合は、目先の利益のために帰還と被曝の強制を黙って見過ごしていいのか。労働組合ってそんなものなのだろうか?

辻川副委員長に対する再びの隔離を許さない!

 動労水戸初代委員長で現在は勝田車両センターで働く辻川慎一副委員長は、エルダーの配属先としてMTS水戸事業所を提示された。勝田から水戸、たった1駅分の配転だ。辻川副委員長は元電車運転士だが、動労水戸結成から一貫して組合員から隔離され、22年間にわたって鉄道業務から排除されてきた。最高裁判決勝利とともに勝田車両センターに配属になったのは52歳。ようやく組合員と合流し、鉄道業務に戻った。

 それから7年、年配の組合員だけでなく照沼君をはじめ青年労働者が動労水戸に加入した。会社は鉄道人生最後の5年間を再び組合員から隔離しようとしている。一方的に提示された配転を拒否すれば解雇。これはエルダー社員だけの問題ではない。職場の青年たちがこれから突きつけられることに他ならない。辻川副委員長は現場と水戸支社の提出期限を越えて「納得できる再提示」を求めて署名捺印を拒否し続けている。
 
 口先できれいごとを言って、自分だけうまく立ち回る。もうウンザリじゃないか。仲間と信頼し合い、仲間と共に生きる。それが労働組合だ。乗客を守り、地域の人々と共に福島の人々を守ろう! その力がJRの労働組合にはある。みんな動労水戸と一緒に闘おう!

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2017年3月28日火曜日

日刊動労千葉 第8263号

3/9 4月退職者期末手当差別事件―第2回裁判
「夏季手当基準日は支給日の1ヶ月前」のウソを暴く

賃金差別をただちに撤廃しろ!

 3月9日、4月退職者だけが夏季手当を受け取れない重大な賃金差別の撤廃を求める訴訟の第2回裁判が行われ、組合側から前回だされた会社側の主張に対する反論を行った。

夏季手当は24年連続6月支給


 会社は、「期末手当は“賞与”であって、賃金とは性質が違う」などと主張していた。しかし、期末手当は一般に、「支給対象期間の勤務に対応する賃金」であり、「生活補填的意味も込められている」とされている。「期末手当だから差別して良い」というのは完全な間違いだ。
 また、年末手当の基準日を変更しながら夏季手当の基準日を変更しなかったことについて、会社は「原則として夏季手当は7月、年末手当は12月に支給されるので、基準日をその1ヶ月前にした」と説明した。しかし、実際にはJR発足以降の30年間で夏季手当が7月に支給された年は5年だけで、93年以降の24年間は全て6月に支給されている。「夏季手当は原則として7月に支給されている」というのは、まったくのウソだ。

何の理由もない賃金差別だ!

 結局、4月退職者だけが夏季手当を受け取れない規定にする必要も理由も何もないのだ。それにも関わらず、今年も再び4月退職者への賃金差別が行われようとしている。組合側からは、「基準日を1ヶ月変更するだけで、すぐに差別は解消される」「4月生まれの労働者が退職する前に改善を」と強く要求した。しかし、会社側弁護士は、「区別はあっても差別とは考えていない」と開き直る許しがたい対応に終始した。
 次回裁判では、会社側の反論が行われるとともに、組合側からは夏季手当を受け取れないことによる生活への影響の実態を明らかにし、賃金差別の不当性を明確にしていく。次回裁判は、5月11日10時30分から東京地裁709号法廷で行われる。賃金差別撤廃まで闘いぬこう。




職場に闘う労働組合をつくろう!
3・19千葉県春闘集会開催

http://doro-chiba.org/nikkan_tag/8263/
 3月19日、DC会館において千葉県春闘集会が開催され、ちば合同労組をはじめ千葉県下で闘う仲間が結集した。
 連帯のあいさつでは、三里塚芝山連合空港反対同盟の太郎良決戦本部長から、市東さんの農地強制収容阻止決戦への決意と闘いの呼びかけが行われた。
 動労千葉からは、中村執行委員が代表してあいさつにたち、特別報告では山田執行委員、大竹副委員長、北村特別執行委員、京葉支部の川島青年部員からアピールを行った。
 また、習志野市による不当解雇撤回を闘うユニオン習志野、昨年に新たに組合を立ち上げた船橋二和病院労働組合、介護職場で夜勤軽減や大幅賃上げ獲得へ闘うちば合同労組南三咲分会から特別報告が行われた。最後に、まとめと行動提起をちば合同労組の白井書記長が行い、千葉県下での闘う労働組合の拡大に向けて闘うことを誓いあった。

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2017年3月25日土曜日

日刊動労千葉 第8262号

CTS、年齢給や手当などの賃金改定を提案
生きていける賃金を出せ!
17春闘で大幅賃上げを勝ち取ろう

CTSは2月20日、4月1日付での就業規則改定案を各組合、職場代表に提示し、意見聴取を行ってきた。この改定案をめぐって3月17日、CTSと団体交渉を行った。

「プロパー社員の離職防止」


 改定案の概要は以下の通りだ。
①若年層の年齢給を増額する。また清掃部門も含めた熟練社員の離職防止のため、現在は49才から低下する年齢給を、44歳以降定年まで定額とする。
②新卒者の安定的確保のため、採用市場を見ながら職務給の加算を行う。
③乗務員指導、構内作業計画、検修技術管理などを担当する社員について「指導担当・計画担当」の職務手当を新設する。
④「検修技能資格(1級、2級、3級)」制度、各資格手当を新設する。
⑤乗務員、検修作業の作業手当を若干、増額する。信号取扱の作業手当を新設する。
⑥病気休職発令の条件を若干緩和するなどだ。
提案の理由についてCTSは「離職リスクが高い若年者の賃金水準改善のため」「新卒者の安定的確保、熟練者の労働力確保のため」などとしている。

プロパー38人中、6人が離職(2013年~16年度)

 団交ではまず、プロパーと熟練者の離職状況を質した。
組合:現在のプロパーの離職者数、離職率は。
会社:13年から4年間で38人の新卒のプロパーを採用した。離職者が6名、離職率は15%だ。うち、今年度は5人が離職した。
組合:仕業構内、転削、上回り検修を担当している人数は。
会社:現在、32人のプロパー社員のうち、半数あまりが仕業構内を担当。残りの方が転削や上回り。指導操縦士の養成、信号などの担当者養成は、現実的にはまだまだというところ。
組合:清掃部門の離職者数は。
会社:清掃部門は50歳代が大半。社員が約130人、契約社員が約320人、パート社員が約100人。一年間で150~200人を採用し、150~200人が辞める。1年で3分の1の人が入れ替わる状況。
組合:辞める理由は賃金面が最大の問題ではないか。仕事の大変さと賃金が見合ってないからだ。
【検修技能資格について】
組合:検修技能資格の詳細は。
会社:検修技能資格の社内制度をつくる。3級は社内試験で、試験官はCTS本社の人間と考えている。2級、1級については国家資格として技能士2級、1級があるので、それを準用する。17年度から実施する予定。新年度に入ってから周知していく。
組合:清掃の技能資格と手当額が違うのはなぜか。
会社:運転車両に関連する業務であり、清掃とは業務が違うという位置づけ。
【賃金水準について】
組合:プロパー社員の賃金をJR東日本と同水準にすること。離職は賃金面が最大の問題なのは明らかだ。
会社:それにこしたことはないが、今のところそこまでできない。
組合:清掃部門から社員登用された場  合の初任給や、技能資格手当の額も、運転車両と格差が大きすぎる。是正すべきだ。
        ・・・・
 団交の最後に、動労千葉としては外注化そのものに絶対反対であり、CTSは仕業・構内などの受託契約を解消することを求めた。そして、外注化を前提とした今回の就業規則改定にはまったく同意できない。さらに、昨年10月に行われた契約社員の時給制への転換や「無期転換制度」などに反対の立場を表明し、団交を終えた。

外注化体制の破たんだ

 今回の賃金改定の背景にあるのは、外注化体制崩壊の始まりそのものだ。鉄道の安全を担う検修業務を丸ごと外注化し、徹底的な低賃金・無権利でこき使おうとするJR東日本のあくどいやり方の破たんが始まっているのだ。
 年齢給や手当が若干、改定されたものの、そもそもの賃金水準の低さ、定期昇給額の低さは何も変わらない。小手先のインチキで労働者をだますことなどできない。
 JR東日本とCTSは検修・構内外注化を解消し、仕事も人もJRに戻せ! プロパーの仲間を、JR東日本が直接雇用せよ。すべての仲間は動労千葉に結集し、ともに闘おう。

【資料】CTS社員の基本賃金の構成

基準内賃金――基本給
(年齢給+職務給)
職務手当
(主任・班長、指導係 等)
技能手当
扶養手当

※基本賃金の構成は運転車両、清掃部門ともに同じ。
 住宅手当はない。
※契約社員・パート社員はすべて時給制。
 契約・パートには扶養手当はない。

【年齢給について】
 
・20歳代前半の上昇幅を少し増やしているが、30才前後からあまりあがらなくなる。
 結果としての到達額には、ほとんど大差ない。小手先のごまかしである。

外注化阻止ニュース 第309号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka309.pdf


エアコンも飲用・洗面に使う水道もなし!
石鹸すらない。これでは手も顔も洗えない
動労千葉申し入れ
CTSは直ちに劣悪な職場環境の改善を

 動労千葉は3月17日、JR千葉鉄道サービス(CTS)に「各事業所の休憩施設に関する申し入れ書」を提出しました。
 ある駅の作業待機所は4畳半ぐらいの物置小屋で、清掃用具、ペーパーやごみ袋のストック置き場、さらには回収ゴミの集積所と兼用となっています。空き空間は「1畳半程度」。モップを洗うシンクのみで飲用や洗面に使う水道もない。手を洗うための石鹸すらない。エアコンはもちろんありません。
 毎日飲む水を水筒に入れて持参するかコンビニで買っています。仕事終わりには各駅で作業を終えた労働者が指定の便乗列車で一斉に事務所に戻ってくるため大混雑となり、満足に手も顔も洗えないまま帰宅するのが現実です。
 これは、ある駅の特殊な事情ではありません。車両センターなどの大きな職場のほかはどの駅でも同じ状態です。JR東日本は「グループ会社全体としての発展」と言っていますが、下請会社の現実がここに示されています。CTSで働くすべての労働者の問題です。直ちに改善させよう。

これは違法状態だ

 こうした設備の不備は、労働安全衛生法をもとにした労働安全衛生規則や事務所衛生基準規則など、最低限の基準すら満たさない違法の状態です。

❖事務所衛生基準規則
第13条
事業者は、労働者の飲用に供する水その他の飲料を十分に供給するようにしなければならない。
第18条
事業者は、洗面設備を設けなければならない。
第19条
事業者は、労働者が有効に利用することができる休憩の設備を設けるように努めなければならない。




各事業所の休憩施設に関する申し入れ

CTS各事業所における休憩施設について

1 駅舎清掃を担当する各事業所および出先の駅舎に関して、次の点を明らかにすること。
  ①出先の駅舎で休憩する施設の有無について。
  ②暑さ、寒さをしのぐための冷暖房設備の有無について。
  ③飲用または食器洗浄に使用する水道施設の有無について。
  ④冬季に使用するための湯沸かし器の有無について。
  ⑤洗面施設の有無及び、せっけん等、衛生状態を保持するための備品の有無について。
  ⑥休憩を取るための椅子及び机の有無について。
  ⑦救急箱の有無について。

2 駅舎におけるJR施設(休憩室、飲用の水道、洗面所、更衣室、トイレ等)の使用方に関して明らかにすること。

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2017年3月24日金曜日

日刊動労千葉 第8261号

奪われてたまるか!
避難・いのち・子どもたちの未来
3.11反原発・福島行動’17

http://doro-chiba.org/nikkan_tag/8261/

郡山市開成山・野外音楽堂に1100人が結集!

 政府はこの春に福島の「帰還困難区域」を除く全市町村の避難指示を解除しようとしている。福島県による「自主避難者」への住宅補助も打ち切られる。被ばくと福島への帰還が強いられようとしている。
 東日本大震災・福島原発事故より6年となる3月11日、福島県郡山市内の開成山・野外音楽堂において「3・11反原発福島行動17」の集会が開催された。 
 動労千葉からは16名が参加した。
 主催者を代表して、動労福島の橋本光一委員長が「安倍政権は、子供の教育を騙り私たちから税金をむしり取り戦争をしようとしている。この安倍のお先棒をかついでいるのがJR東日本だ。この4月1日に常磐線を通そうと言っている。今朝の新聞では10月には、富岡まで開通させるとしている。原発事故がなにも終わってない第一原発にどんどん近づいている。しかも、浪江の駅は外注化すると言っている。外注会社、非正規労働者なら被ばくさせていいのか。そんなのおかしい。私たちは今日の闘いを皮切りに、安倍政権と、金儲けのやからと闘います。労働組合をつくりいっしょに闘おう。」と訴えた。

365日、福島とつながろう

 動労総連合の参加者が登壇。動労千葉、動労水戸、動労東京が発言。動労千葉の中村執行委員は「3月4、5日全乗務員を対象に『地方ローカル線切り捨て阻止!第2の分割・民営化粉砕!』のストライキを貫徹した。館山という房総半島の南端の地で1月に結成された『内房線と地域を守る会』が地域住民、行政、国会議員の参加する集会を開催し、地方から声を上げようと大成功した。JRのローカル線切り捨ては、国が福島を切り捨てようとしている事と同じです。『被爆と帰還の強制反対署名』を労働組合として取り組み、450筆を届ける事が出来ました。3月11日は特別な日ですが、365日福島とつながろう。」とした。
 連帯のあいさつとして沖縄の元基地労働者・水島満久さん、全国農民会議共同代表で福島県本宮市の鈴木光一郎さん、三里塚反対同盟の市東孝雄さんが発言した。
 福島からは、浪江町・希望の牧場代表の吉沢正巳さんが、「原発を終わりにするために残り人生を尽くし、闘おうと思っている。」と熱く語った。
 福島診療所建設委員会代表の佐藤幸子さんは検査縮小、住宅支援打ち切り攻撃の中で苦闘する福島のお母さんたちの現実を訴え、職場で一緒に問題を取り上げていく手がかりをつかんだと語った。
 地震発生時刻の午後2時46分に、福島市の椎名千恵子さんの呼びかけで全員で1分間の黙とうを捧げた。
 最後にふくしま共同診療所の布施幸彦院長が「これからが本当に放射線による健康障害、健康被害が出てくる時代に入る。署名運動をとおして東京オリンピックを返上させて安倍政権を倒そう。」と訴えた。
 集会宣言が読み上げられ郡山駅前までの、怒りの郡山市内デモに出発した。

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外注化阻止ニュース 第308号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka308.pdf


本体で現場採用は一切なし
東武鉄道 鉄道業務を丸ごと別会社化

 東武鉄道では2003年に、車両メンテナンス部門の「東武インターテック」、施設部門の「東武エンジニアリング」、駅部門の「東武ステーションサービス」の3社が設立され、大半の業務がこの現業3社に業務委託(水平分業)されています。
 すでに東武鉄道本体では現場の採用は一切ありません。03年以前に東武鉄道本体に入社した労働者も〝人材交流〟という名の出向で現業3社で働いています。いま東武鉄道本体に残っているのは本社機能と管理者だけです。本社の幹部社員や管理者になる人だけが東武鉄道の採用試験を受ける仕組みです。

子会社へ入社後に入社試験

 東武鉄道で運転士になるには、まず駅業務を担当する「東武ステーションサービス」に入社し、駅スタッフの業務を経験した後に車掌になります。さらに養成所試験に合格し、運転士になって、そこで初めて東武鉄道本体への入社の道が開かれます。
 東武鉄道本体の社員になるには社員2級→社員1級→試験合格が必要で、最短9年とも言われていますが現業3社から東武鉄道への〝逆転 籍〟はきわめて狭き門です。
 契約社員からスタートの場合、東武鉄道本体の社員になるのはさらに困難です。「正社員登用」「東武鉄道への入社」を謳い文句に低賃金で不安定な雇用で働かせているのです。


 JR東日本の進める水平分業は、鉄道業務のすべてをグループ会社に丸投げ外注化し、大半の労働者に対し子会社に転籍を強いるものです。水平分業と転籍に反対しよう。

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2017年3月23日木曜日

日刊動労千葉 第8260号

エアコンも、飲用や洗面につかう水道もない!
手も顔も洗えない! 石鹸すらない!!
CTSは直ちに改善せよ!

劣悪な職場環境!

 動労千葉は千葉鉄道サービス(CTS)に対して3月17日、「各事業所の休憩施設に関する申し入れ書」を提出した。




動労千葉申20号
2017年3月17日

各事業所の休憩施設に関する申し入れ

1.CTS各事業所における休憩施設について

(1)駅舎清掃を担当する各事業所および出先の駅舎に関して、次の点を明らかにすること。
  ①出先の駅舎で休憩する施設の有無について。
  ②暑さ、寒さをしのぐための冷暖房設備の有無について。
  ③飲用または食器洗浄に使用する水道施設の有無について。
  ④冬季に使用するための湯沸かし器の有無について。
  ⑤洗面施設の有無及び、せっけん等、衛生状態を保持するための備品の有無について。
  ⑥休憩を取るための椅子及び机の有無について。
  ⑦救急箱の有無について。

2.駅舎におけるJR施設(休憩室、飲用の水道、洗面所、更衣室、トイレ等)の使用方に関して明らかにすること。




 すでに、エルダー社員としてCTSに出向して働いている動労千葉組合員が数多くいる。中でも、駅清掃を担当する組合員の職場環境が極めて劣悪だ。
 ある駅での作業待機所は、4畳半ぐらいのスペースの物置小屋。多くの清掃用具、ペーパーやごみ袋のストック置き場、さらには回収したごみの集積所と兼用だ。あいている空間は「1畳半ぐらいしかない」。中にあるのはモップを洗うためのシンクのみで、飲用や洗面につかう水道もない。エアコンはもちろんなく、手を洗うための石鹸すらない。ここで働く組合員は、毎日飲む水を、水筒に入れて持参するか、コンビニ等で買っている。仕事終わりには、各駅で作業を終えた労働者が、指定の便乗列車でいっせいに事務所に帰ってくるため、事業所の事務所も大混雑となり、満足に手も顔も洗えないまま帰宅せざるをえないのが現実だ。
 ここで働く組合員は、まず手を洗うこと、顔を洗うこと。水が使えるところがないことが一番の問題だ」と訴えている。
全CTS労働者の問題だ

 これは、ある駅の特殊な事情ではない。車両センターや大きな事業所の事務所以外は、どの駅でも同じような状態だ。JR東日本は「グループ会社全体としての発展」などと、えらそうなことを言っているが、下請け会社の仲間が置かれている現実が、ここにまざまざと示されている。本当に怒りにたえない。直ちに改善させなければならない。
これは違法状態だ

 言うまでもなく、こうした設備の不備は、労働安全衛生法をもとにした労働安全衛生規則や事務所衛生基準規則など、最低限の基準すら満たさない違法状態だ。春闘の重要な一環として、徹底的に追及し改善をかちとろう。




事務所衛生基準規則

(給水)
第十三条  事業者は、労働者の飲用に供する水その他の飲料を十分に供給するようにしなければならない。
(洗面設備等)
第十八条  事業者は、洗面設備を設けなければならない。
(休憩の設備)
第十九条  事業者は、労働者が有効に利用することができる休憩の設備を設けるように努めなければならない。

闘いなくして安全なし No.113

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFS2JXc2J3WHBiVnM/view?usp=sharing


16年12月4日 川崎鶴見臨港バス
最長16時間拘束「安全のため訴え」
バス運転士ら36年ぶりスト

 16年12月4日、川崎鶴見臨港バスの労働組合に所属する運転士たちが36年ぶりのストライキに立ち上がりました。最長16時間に及ぶ勤務の軽減を求める24時間の時限ストです。

「効率」のために長時間勤務に

 労組は、「中休」と呼ばれる6時間ほどの休憩時間を減らすことを求めました。
 バスの運行は、朝夕のラッシュ時間帯に集中し、日中は間隔が空きます。以前は早朝から午後早くまでの「早出」と、午後から深夜までの「遅番」に分かれていました。
 しかし会社が、「2人を要していた仕事を1人に担当させれば効率よく走らせられる」として、1人の運転士に「中休」を挟んで早朝から夜まで担当させるようにしたのです。
 「中休」は、拘束時間には含まれますが、労働時間とはみなされず、賃金も出ません。
 「中休」を挟む勤務は、5年ほど前は週1回程でしたが、週2、3回にまで増えました。
 労組は、「カネじゃない、安全のために訴えている」と訴えています。

ダイ改合理化に反対し行路緩和を

 JR東日本はダイ改のたびに「ハンドル率の向上」を掲げ、合理化と乗務員への労働強化を繰り返してきました。今年のダイ改でも、ロングラン行路や長時間持ち切りの行路は解消されていません。
 また、「平日と休日の乗務キロに差がある」「休日も効率よく運用するため」として、休日行路を削減して別の行路に移すということも行われました。
 反対の声が上がらなければ、平日でも行路を削減し、運転士の要員数を減らそうという狙いがあることは明らかです。
 こういった合理化・労働強化は必ず事故につながります。行路緩和の実現に向けて、動労千葉とともに声を上げよう。

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2017年3月21日火曜日

日刊動労千葉 第8259号

18年連続ベアゼロ弾劾!
貨物における第2の分割・民営化との闘いを!

貨物会社は3月17日、春闘交渉の回答で、定期昇給4号俸のみの実施という18年連続となるベアゼロ回答を行いました。組合員の生活実態とあまりにもかけ離れた回答であり、断じて認めることはできません。決意も新たに分割・民営化政策の破綻、日貨労の裏切りを明らかにし、貨物に働く全労働者の生活と権利を守るために闘い抜こう!

・定期昇給4号俸

・平成13年以前に採用さ れた社員に1号俸加算(55歳の基本給の適用者 は除く)

・55歳に到達した社員の 基本給月額を55歳到 達月における基本給月 額に71/100を乗じた額に、その他

怒りを新たに春闘貨物団結集会を開催

新たな闘いの始まり

 春闘回答予定日の3月17日、貨物協議会主催による「貨物春闘団結集会」が開催されました。佐藤貨物協議長が司会進行をつとめ、「今日は貨物における新たな闘いの始まりです。なんでも、ざっくばらんに、みんなからの意見をよく聞いて、団結して闘う方針をつくりあげましょう」と集会の方向性を提起しました。
 石川千葉機支部長は「先日のニュースの報道でも、24年ぶりに貨物会社の鉄道事業部門が黒字なると報道された。しかし、みんなの給料はどれほど下がっているのか。怒りを新たに、今年から来年は大事な年になります。団結して闘い抜きましょう」とあいさつ。

今は嵐の前の静けさ

 大竹本部副委員長から春闘交渉の報告、本部を代表して田中委員長から、社会全体とJRをめぐる情勢、「貨物も今は嵐の前の静けさ、分割・民営化につぐような大再編が起きようとしている。やるべきことは絶対に職場を守ること。そのために、我々の側から抜本的に見直すという闘いを創り出そう」と、檄が発せられました。
 各参加者から意見が出され、「1年1年が勝負、もうひと踏ん張り、やるしかない」と大竹副委員長のまとめの提起、石川支部長の音頭による団結ガンバローをもって、貨物における新たな闘いが始まりました。

出された主な意見

・高齢者の職場を確保するために、情報をとりながら今からどうするのか、夏までにはハッキリさせる必要がある。

・乗務につかれて、みんなフーフー言って、いっぱい、いっぱいだ。この辛い仕事を何とかしてもらいたい。

・55歳で基本給3割カット、60歳からもっと酷くなる、モチベーションを上げるためにも、その辺を変えていく取り組みを。

・60歳になって、嘱託として本線に乗務することが
みんな不安になっている。抽象的ではなく、具体的にどうするのか会社に示させるべきだ。

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会報・国鉄闘争全国運動第82号

http://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/news_82.pdf


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2017年3月18日土曜日

日刊動労千葉 第7258号

3月ダイ改阻止の闘いを引き継ぎ、
春闘第2ラウンドの闘いへ

http://doro-chiba.org/nikkan_tag/8258/

組合員が総決起

 動労千葉は、第2の分割・民営化攻撃粉砕、3月ダイ改阻止、内房線・久留里線の切り捨て反対を掲げ、3月4日から5日にかけて全本線運転士がストライキに起ち上がった。
 3月3日のスト貫徹総決起集会、4日の館山行動、5日のJR東日本本社抗議闘争にのべ200名を超す組合員が決起し、闘いをやりぬいた。
 われわれは2月4日の館山地域集会を地域住民と一体となって成功させ、JR-安倍政権の地方切り捨て攻撃と真正面から闘いぬく陣形を作りあげることをもって、第2の分割・民営化攻撃粉砕の突破口を切り開いた。この力をもって17春闘勝利、分社化・転籍攻撃粉砕、1047名解雇撤回、国鉄労働運動の再生へ全力で突き進もう。

歴史の分岐点

 今次闘争は何よりも、第2の分割・民営化攻撃粉砕への闘争宣言としてかちとられた。国鉄分割・民営化以来の社会の大転換を狙う重大な攻撃が開始されている。
 北海道が発表した1230㎞に及ぶ路線の廃止計画は、30年に及ぶ民営化路線が全面的な破たんしたこと衝撃的に突き出した。しかし安倍政権は、新たな攻撃が社会の「総崩れ」を引き起こすことを百も承知で、国家にとって「付加価値」を生まないものは全て切り捨てて突進することを宣言したのだ。「選択と集中」「国家的大リストラ」。3月ダイ改はその突破口をなす攻撃であった。それともう一つ。「社会丸ごと民営化」「分社化・転籍」「正社員ゼロ・解雇自由」を全労働者に強制する。これが第2の分割・民営化攻撃だ。
 朝鮮半島-東アジアで一触即発の戦争の危機が迫っている。安倍政権は、恐るべき腐敗と反動を噴出させながら戦争と改憲に突き進んでいる。それは第2の分割・民営化-「成長戦略」と完全に一体の攻撃だ。
 しかし、その攻撃の重大な意味について、誰も見すえることすからできていないのが日本の労働運動の現状だ。しかし、この攻撃との攻防の中に、日本の労働者と労働運動の未来がかかっているのだ。だからわれわれは声をあげたのだ。崩れ落ちようとしているのは敵の側だ。この闘いの中から、日本の労働運動が力をとり戻すきっかけを絶対につかみとりたい。それが今次闘争に立ち上がったわれわれの強い決意であった。

勝利の展望

 第2に、館山での取り組み、職場での闘いを通して、この攻撃に立ち向かう力がどこにあるのかを具体的につかみとることができた。
 われわれが本気で声をあげ、木更津支部を先頭に地域への呼びかけを開始すると、その声はたちまち予想を越えてひろがって「内房線と地域を守る会」が組織され、沿線9市・町長も動かざるを得なくなり、2・4館山集会は画期的な成功をかちとった。そして、本格的な組織づくりをめざした努力が継続されている。それは切り捨てられようとしている地方にとって、鉄道を失うことは生きてゆくための死活問題だからだ。館山運転区廃止反対闘争以来10年に及ぶ闘いが、地域の総反乱をつくり出そうとしている。今こそ国鉄闘争を全国に拡大しよう。動労総連合が中心となって地方切り捨て反対、JR体制と安倍政権を打倒とよう。
 さらに、17年に及ぶ外注化反対闘争が、分社化・転籍攻撃を阻む決定的な役割を果たしているのだ。強制出向無効確認訴訟の中でも、この闘いがどれほど大きな位置をもっていたのかが明らかになった。分社化・転籍は、雇用を破壊するだけでなく、労働者を分断し労働組合を破壊する攻撃だ。今次闘争は、分社化・転籍攻撃粉砕な向けた新たな闘争宣言であった。

堪え難い現実


 第3に、第2の分割・民営化攻撃による乗務員に対する耐え難い長時間拘束やロングラン、異常な職場規律強化・処分・配転攻撃に対する反撃の闘いとしてストライキに起ち上がった。生理現象に対する乗務員への人とも思わない攻撃、用を足したというだけで処分をおこない、強制出向までするという攻撃に対して労働者としての怒りを叩きつけた闘いであった。
 労働者意識を徹底的に破壊するために異様な締め付けがおこなわれている。もう限界だ、誰もがそう思っている。黙っていたら全ての犠牲が労働者に転嫁され、使い捨てられていく。われわれはささやかながら、この攻撃に反撃し、全ての労働者の怒りを体現し、ストライキに起ち上がった。何としても組織拡大を実現し、JR体制を打倒しよう。

17春闘第2波闘争へ


 第4に、今次闘争は、貨物・CTSでの春闘勝利へ向けた闘いの第一波闘争として闘われた。「JR崩壊」の犠牲がJR貨物で働く仲間たちに転嫁され続けているのだ。さらに、第2の分・民攻撃=「グループ企業再編」の矛盾がCTSで働く労働者に生きることができないような現実を強制している。CTSでの選別なき無期雇用への転換を何としても勝ち取ろう。17春闘勝利、大幅賃上げ獲得、春闘第二ラウンドの闘いへ全組合員の総決起をかちとろう。

日刊動労千葉 第7258号へのリンク

闘いなくして安全なし No.112

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFX2M3TTdMODdza0U/view?usp=sharing


乗務員に被曝強制するな!
「社会的使命」語りながら
ローカル線は切り捨て

4月1日 常磐線小高~浪江間運転再開

 JR東日本はJR常磐線小高駅~浪江駅間の運転を4月1日に再開すると発表しています。3月7日には、試運転も開始されました。
 浪江町全域に出ている避難指示が、3月31日に常磐線沿線など一部地域で解除されることに合わせた再開だと説明されています。
 しかし、その安全性について会社は、動労水戸との団体交渉で、「自治体が避難解除すること」以外に根拠をあげることができませんでした。
 さらに、17年内とされていた竜田駅~富岡駅間の運行再開を10月頃に前倒しすると発表しました。
 会社はその理由を、「復旧工事が順調に進捗している」からだとしています。
 しかし、福島原発事故は何一つ終わっていません。原発内部では核燃料が溶け落ち、廃炉への具体的道筋もつけられていません。冷却が途絶えれば再爆発の危険もあります。
 避難指示が解除された他の地域でも、戻った住民は1割程度。被曝による危険があり、帰りたくても帰れない人が大勢いるのです。
 この中で、運転を再開すれば乗務員も乗客も被曝と危険にさらされることになります。

地域住民の足は奪っていいのか

 運転再開といっても、現在は誰も住んでいない地域に列車を走らせることになります。
 それでも会社は、「復興のために重要な交通インフラの整備。社会的使命がある」といって運転再開を強行しようとしています。
 その一方で、内房線では3月ダイ改で、日中帯の館山駅~千葉駅間の普通列車をすべて木更津駅での折り返し運転にしました。一昨年の館山駅発着の特急列車廃止に伴って新設された特別快速も廃止。久留里線の上総亀山~久留里駅間の始発・終電も廃止です。
 原発再稼働のために乗務員・乗客への被曝を強制し、「社会的使命」を語りながら地域の足を奪うなど、絶対に許せません。

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2017年3月17日金曜日

外注化阻止ニュース 第307号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka307.pdf


社員99%が約900の子会社に
NTTにおける別会社と転籍の例

 NTTは、JRと並んで民営化と外注化を推し進めてきた企業です。両社とも2000年前後から外注化・分社化を開始しました。JRでは検修部門の外注化が十年以上も遅れましたが、NTTでは、外注化と分社化、そして転籍が激しく進行しました。

3割賃下げで別会社へ転籍を迫る


 NTTは2002年5月、人件費の圧縮など経営効率化を目的として、営業や注文受付、設備の保守・構築、事務などの現業部門を、地域子会社に委託することとし、NTT東西など合わせて約14万人の労働者のうち約11万人を、各県域・地域ごとに営業系・設備系・事務系の3形態ごとに設立した約100社の子会社に転籍・出向させました。
 このうち51歳以上の従業員約5万6千人は、賃金を15~30%引き下げられた上で転籍となり、50歳以下の社員約3万9千人は片道出向扱いとなりました。
 その後、NTT東日本は2005年7月に、NTT西日本は06年7月に、営業系・設備系・事務系の3形態の子会社を地域1社に統合した上で、幹部候補生を除いた社員、2社合わせて約1万4千人を追加出向させました。
 2度にわたる分社化と転籍・出向の結果、NTT東西の社員数は約8分の1に減りました。
 こうしてJRと同時期の1985年に民営化時に31万人を超えた労働者は、いまではNTT持株会社の社員数は3千人以下。約24万人の大半の労働者は分社化された900社超の連結子会社に転籍となったのです。

転籍強要事件も

 NTT東日本では数年前、事務やコールセンター業務などで働く直接雇用の契約社員700人全員を契約途中で解雇し、グループ子会社のNTT北海道テレマートの登録型派遣社員に雇用替えしようとし、転籍強要事件として国会で追及されたこともあります。
 別会社化と転籍は徹底的な雇用破壊の道です。

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2017年3月16日木曜日

日刊動労千葉 第8257号

「65歳まで働く意思を示せばよい」
【無期雇用転換】
CTSとの団交で強く再確認

 動労千葉は3月3日、CTSと春闘第一弾の団体交渉を行った。今回の交渉では、各事業所ごとの該当者の数、申請・面接の詳細を明らかにするとともに、無期雇用転換に際しては「65歳まで働く意思を示すだけでよい」ということを強く再確認した。
 2017年度中に、CTSで働く契約・パート社員の過半数が申請・面接・判定の対象となる。ひとりの雇止め=首切りも許さない闘いをさらに強めていこう。莫大な黒字を積み上げるJR東日本を包囲し、生きていけるだけの大幅賃上げをかちとろう。全組合員の総決起で、CTS、貨物を焦点とする春闘第2ラウンドに突入しよう。

契約・パートの過半数が該当者


 3日の団交では、昨年の就業規則改悪にともなう「無期雇用転換」に関して、事業所ごとの該当者の数、申請手続きと面接の詳細についてただした。
【組合】該当者の数は。
【会社】現在CTSは全体で契約社員330人あまり、パート100人あまり。そのうち合計260人あまりが対象者となる。事業所別では一ノ宮14人、稲毛8人、鴨川13人、館山25人、京葉14人、錦糸町9人、空港11人、成田11人、西船20人、千葉西9人、千葉東26人、銚子12人、津田沼13人、南船橋23人、販売(本千葉)1人、幕張47人、木更津10人。
【組合】無期雇用転換の申請書に何を書くのか。名前を書くだけでいいのか。
【会社】65歳までの雇用を希望するということと、あと一行か二行。
【組合】昨年の団交で「本人が65歳までの就労する意思を示すだけでよい」ということを何度も確認してきた。「無期雇用への転換を希望します」「65歳まで働くことを希望します」で2行。これでいいのか。申請書への記載内容を判断基準にすることはないということでいいのか。
【会社】そこを判断基準にはしない。これまで年々の更新で判断してきた基準と変わらない。
さらに、健康診断時の賃金の取り扱い、夜間早朝手当ての事業所間の格差など、職場アンケートから強く要望があった要求にしぼって交渉をおこなった。深夜早朝手当をはじめとする作業手当改善に関する追及に対しては、会社担当者自身が制度の不備を認めざるをえない現実が明らかになった。
 昨年の団交で確認したとおり、無期雇用転換に際しては「65歳まで働く意思を示すだけでよい」と再確認したことは重大だ。しかし会社は、スキあらば、CTSで働く仲間をフルイにかけようと狙っている。職場の怒りをひとつに集め、こんな違法・脱法、差別選別の制度そのものを撤廃に追い込もう。希望者全員を無条件で無期雇用に、そして正社員にさせなければならない。

生きていけるだけの賃金を出せ!

 職場アンケートの結果によると、CTS労働者の平均手取り額は15万円弱(社員・契約社員、日勤・夜勤を含む平均)にすぎず、その生活実態は、「生活費は足りていますか」という問いに対して、「余裕がある」4%、「だいたい足りる」4%、「ときどき不足」37%、「いつも不足」55%と、実に92%が生活費の不足を訴えている。とりわけ日勤者だけの仲間は、あまりの低賃金ゆえに、この職場で働き続けることさえ困難な現実であり、基本賃金の大幅な引き上げが待ったなしに求められている。
 3・4~5ストライキに続き、春闘第2ラウンドへ全組合員の総決起をかちとろう!

職場アンケート結果

CTS労働者の平均手取り額は15万円弱(社員・契約社員、日勤・夜勤を含む平均)
生活費は足りていますか?


 「余裕がある」4%、
 「だいたい足りる」4%、
 「ときどき不足」37%、
 「いつも不足」55%