下請会社の劣悪な労働条件で安全崩壊
〈↓これが外注化された工場の実態↓↓〉
●JRでは3年で覚える仕事を、下請会社ではたった3か月で覚えろと言われる。
●JRでは10人でやる仕事を下請会社では8人でやれと言われ、JRでは25 万円の賃金のところを下請けではたった15万円で働けと言われる。
●業務上のけがの発生率は、下請会社ではJRの2倍以上。列車遅延原因の約4割が車両故障によるものと言われている。
●かつて工場の技術は高く評価されて「工場で直せないものはない」と言われていた。「家が一軒つくれる」といわれるほどの技術力を持っていた。しかし、今では「工場から出たばかりの車両は故障が多いから気をつけろ」と陰口をたたかれるまでになった。
●JRのコスト削減を押しつけられた下請会社は人件費を増やすことができす、要員補充を行えない。そのため多能工化(1人が多種の業務を担わされている)されている。
●50代の女性が部分塗装作業、フォークリフト運搬作業、車輪倉庫の出し入れを担当させられ、広い場内を一日駆け回っている。
●50代の男性は、車両屋根上の修繕作業と車両異動を担当し、少しでも時間があれば別の作業の手伝いをさせられている。
国労東日本エリア本部工作協議会でも外注化反対の声が続出
●下請会社にエルダーによって技術を持っていき、10年で下請会社プロパーを教育すると会社は言っているが、それは下請会社には技術力がないといっているのと同じだ。
●「エルダー職場の確保」を盾にして外注化拡大を進めている。JRが引き続き雇用すればいいだけの話だ。
●組合として継続雇用を要求すればいい。
●下請けが二次下請けに同じ作業服を着させて仕事をさせている。これも偽装請負ではないか。
●車両品質低下の責任は、外注会社労働者にあるのではなくJR会社の責任だ。
●青年は「出向するためにJR会社に就職したのではない」と言っている。