労働者の団結と連帯で
デタラメ外注化と労働者分断をぶっとばせ!
10月4・7日、外注化への絶対反対ストライキ貫徹
昨年10月1日の検修・構内外注化から1年、JR水戸支社は安全と労働者を無視し続け破綻してきた上に、作業の中心である誘導・計画業務をまともな説明も教育も体制もなしに強行した。動労水戸のストライキで、その破産が露呈した。
10月4日のストで、MTSは代替え(スト破り)を手配できずに「MTS本社が承知しているから誘導はいなくてもよい」と言い放ち、誘導などやったこともないアドバイザーを充当し、人間ドックの社員を呼び出した。その社員が翌日も医者に行くために誘導計画の作成が終わり帰宅したため、深夜帯から翌朝にかけて誘導担当者はいなかったのだ。水戸事業所では、仕業と誘導担当者・F番が午後から不在のまま放置された。会社の都合で休暇も勤務もデタラメに変える。しかも作業担当者が不在でも構わない。いったい鉄道の歴史でこんなデタラメがまかり通ったことがあるだろうか。東労組・国労幹部はこんなデタラメ提案の「妥結競争」をしている。腐った幹部に身を任せて、泣くのは組合員である。
4日のストライキでは、大子運輸科門前に20名を超える組合員、家族、支援者が結集した。いつもは静かな町に怒りのシュプレヒコールと組合員の訴えがこだました。
「仕業の外注化から1年、いまだに作業要領もチェック表もないのはどういうわけだ!」土浦支部の厳しい弾劾、「田舎だと思ってデタラメやってんのか!」の大子支部組合員の声には、どっと笑いが出る。みんなとても明るい。
7日は、勤務者全員がストライキに入った。ストライキは、何よりも仲間を守り団結するためにある。会社は職場と仲間をバラバラにして、孤立させることであきらめさせ、儲けを増やすのだ。だから、最大の反撃は団結を固めることだ。だから動労水戸は、闘いの後は、それを反省し、次の課題を話し合う。一人一人がとても個性的であることを認め合い、心の底で思い合い、団結を大事にしている。それが労働組合だ。
労働組合の団結は職場も国境も越える
職場だけでは見えないことが、職場を越えて連帯することで見える。動労水戸のベストとTシャツには「Solidarity(連帯)」の文字がプリントされている。労働組合の「連帯」は、職場も国境も越えるという意味だ。外注化・分社化・非正規職化を進めるため労働組合を無力化することは、社会全体の動きだ。
10月11日、動労水戸は、会社の横暴と過労死を弾劾し労働組合を作り、分社化による組合つぶしと闘う小竹運輸グループ労働組合との連帯行動に立ち上がった。トレーラーを運転してきた「わっぱ回し」の労働者が、初めてビラを配り、拡声器で訴えた。とてつもない怒り、そして勝負に出た迫力が、水戸駅前の人々の心を捉え、ビラを取りに来る人が続出した。用意した500枚のビラを1時間で配りきった。私たちは、同じ問題と、同じ敵と闘っているのだ。闘う労働組合が全国から集まる11・3全国労働者総決起集会に結集しよう!