2018年10月3日水曜日

闘いなくして安全なし No.184

https://www.doro-chiba.org/ga/tn184.pdf


監視カメラを撤去しろ!
乗務員の監視は安全を破壊する

 JR東日本は、乗務員詰所に監視カメラを設置し、さらに運転台にまで乗務員が映るカメラを設置しようとしています。

乗務員を〝犯人扱い〟するな!

 会社は動労千葉との団体交渉で、カメラ設置の理由を「乗務員室で事象が起こっている」からだと回答しました。
 しかし、部外者による問題の対策なら、乗務員室の施錠の徹底などで対策できるはずです。それなのに乗務員室にカメラを設置するということは、会社が〝乗務員が犯人だ〟といっているようなものです。
 すでに乗務員は乗客からの視線や動画撮影などにさらされています。会社が詰所にまで監視カメラを設置し、休憩中でも監視状態におかれています。その上、乗務中までカメラにさらして〝犯人扱い〟するというのです。

労組解体攻撃に職場から反撃を!

 息もできないような職場環境で乗務を続けて、鉄道の安全を守れるはずがありません。
 監視カメラ設置は乗務員を徹底的に締め付け、モノも言えない職場にするためです。そのために鉄道の安全を犠牲にするなど絶対に許せません。
 これは会社が東労組解体に本格的に乗り出したことと一体の労組解体攻撃です。組合を解体し、乗務員を徹底的に締め付け、乗務員勤務制度解体へ突き進もうとしています。
 しかし、毎日鉄道を動かし、安全を守っているのは現場の一人ひとりの労働者です。職場から団結して声をあげれば、必ず会社施策を打ち破ることができます。そのために職場に必要なのは闘う労働組合です。会社の乗務員勤務制度改悪と労働組合つぶしに反撃しよう。動労千葉とともに職場から声をあげよう。



組合 監視カメラが詰所に設置され、車内と運転台にも付けるとしている。乗務員にプレッシャーをかけるべきではない。
会社 あくまで防犯目的だ。社内規定に則り運用している。プライバシーの問題はない。
組合 どんな位置づけでも、乗務員が撮影されること自体が問題だ。監視状態にされる。
会社 安心して乗務するために設置する。乗務員室での事象が起こっている。カメラがあればなぜかがわかる。防犯目的であるという説明は行いたい。
組合 乗務員室につけるということは、乗務員が監視対象ということだ。乗務中の撮影は論外だ。犯人扱いされながら乗務することになる。撤回すべきだ。

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