2020年11月30日月曜日

2020年11月28日土曜日

日刊動労千葉 第8875号

 千葉県労委審理拒否行政訴訟
控訴審判決(11/12)
審理拒否容認 不当判決弾劾!

国鉄1047名解雇撤回へ!
「解雇撤回・JR復帰、団交開催」の東京地裁宛新署名運動を成功させよう


11月12日、千葉県労委審理拒否事件について東京高裁・白石史子裁判長は、組合側の控訴を棄却するという反動判決を行った。県労委の審理拒否について、「裁判で争うべきものではない」とした千葉地裁判決を容認したものだ。
われわれは30年以上におよぶ闘いによって国家的不当労働行為の真実をすべて暴き出した。
JR不採用基準そのものが不当労働行為であることを最高裁で確定させ、その策定をJR設立委員長が指示していたことも突き止めた。当初はJRへの採用候補者名簿に全員の名前がのっていたにも関わらず、不採用基準策定と名簿からの排除=JR不採用・解雇が行われたことも暴き出した。
われわれはこの新たな真実をもって千葉県労委に「解雇撤回・JR復帰、団交開催」を申し立てた。だが、千葉県労委ははじめから「最高裁判決に反する命令は書けない」といって審理を拒否したのだ。「労働者の団結権擁護」という労働委員会の使命を放棄する〝自殺行為〟だ。
今回の判決は、結局この審理拒否について「裁判ではなく中労委で争え」と中身に入らずに〝門前払い〟にしたものだ。だが、県労委が審理を拒否したことを〝中労委で争え〟というなら、われわれが県労委で審理を受ける権利はどこへ行くのか? 結局、裁判所も国家的不当労働行為の真実から逃げ出したのだ。
解雇撤回・JR復帰の裁判闘争へ
われわれは、解雇撤回・JR復帰、団交開催を求める行政訴訟で中労委・裁判所を主戦場に引きずり出した。解雇撤回・JR復帰に向け、この裁判闘争を全力で闘おう。東京地裁宛新署名運動の成功をかちとろう。

第1次集約日は12月25日


11・15チョンテイル烈士50周年記念
「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」
上映集会に180人の結集

 11月15日、「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」上映集会が開催された。この集会は、チョンテイル烈士50周年に闘われる韓国・民主労総の労働者大会と連帯して180人の結集でかちとられた。
映画は旭非正規職支会の闘いを中心としたドキュメンタリーだ。旭非正規職支会は幾度も訪日闘争をともに闘い、韓国では動労千葉訪韓団を迎えてくれた仲間たちだ。今年、旭硝子(AGC)の不法派遣を認めさせる判決をかちとり、解雇撤回に向けて6度目の冬を闘っている。
映画には、様々な困難な中、怒りに燃えて熱く闘う非正規職労働者が多く登場する。韓国の仲間の闘いに応え、日本における闘う労働運動の復権をかちとろう。

ニュースへのリンク

2020年11月27日金曜日

日刊動労千葉 第8874号

 現場を痛めつけるな!②
CTS木更津事業所
0:52着の吊手消毒やめろ!

深夜の最後に消毒させるな!
他事業所では23時以降は消毒対象外
なぜこんな作業を行わせるのか!


CTSは10月1日から各事業所で吊手の消毒作業を追加し、11月9日からは夜間の吊手消毒も行わせている。

木更津事業所でも日中帯を含めて吊手消毒が追加された。だが、0時52分着という深夜時間帯の列車まで消毒の対象にされている。

他の事業所では、23時以降の列車は消毒の対象外になっているにもかかわらずだ。


なぜこんなことをするのか!

朝から働いている徹夜勤務者3人は朝8時半から働いている。

そこから深夜まで仕事をこなし、疲労が溜まる深夜1時にもなって、日常清掃に追加して消毒をやれというのだ。

現場で働く労働者を人間とも思わない所業だ。絶対に許せない!

現場は増やさず副所長2人追加?!
仕事増やすなら要員も増やせ!


そもそも、作業を行うのは夜勤者が出勤する夕方以降でもわずか4人だ。この間追加された窓閉めや消毒作業のために他から要員をやりくりするような余裕もない。ただただ、今までの仕事の上に窓閉めと消毒の作業がのしかかることになっているのだ。仕事を増やすのなら、要員も増やすのは当然だ。それもせず、現場に負担だけを押し付けるな!

しかも、職場では「夜勤者撤廃」の噂まであがっている。「1500億円コスト削減」を掲げてますます現場を痛めつけ、搾り取って会社だけが丸儲けしようということだ。ふざけきっている!

その一方、CTSは幹部や管理者ばかり増やしている。その多くはJRからの〝天下り〟だ。「コスト削減」というなら、こんなポストこそまったく不要だ。

木更津事業所も所長1人(副所長0人)の頃から現場の数は変わらないまま、副所長が2人も増やされている。現場が苦しんでいる中、のうのうと高給を取る管理者だけが増やされる。こんなことが許されるのか!

0時52分着の吊手消毒を直ちに中止しろ! 現場の負担は限界だ! CTSは今すぐ増員を行え!

ニュースへのリンク

2020年11月26日木曜日

外注化阻止ニュース 第506号


無人駅5割に増加ー「障害者
の移動の自由制限」と裁判も
ワンマンで車掌も駅員もなくすのか

無人駅拡大が人権問題に

 駅員不在で障害者の方の乗り降りに支障が出ることが問題になっています。
 「無人駅が5割に増加」(11月16日付朝日新聞)と報じられています。20年3月時点で9465駅のうち無人駅は4564駅で48・2%まで増加しています。また、都市部を含めて昼間だけ駅員がいる「時間帯無人駅」も広がっています。
 この中で、大分市では車椅子生活を送る人たちが、JR九州に対して「駅の無人化によって移動の自由を制限されたのは違法だ」という裁判を起こしてもいます。「自分が駅を利用しない方が儲かると思っているのか」「自分の人権や生活が無視されるのは悔しい」と訴えています。

ワンマン運転拡大の中止を

 JR千葉支社は3月ダイ改で内房・外房・鹿島線にワンマン運転を導入するとしています。
 しかし、ワンマン化対象の区間も無人駅(内房線7駅、外房線6駅、鹿島線3駅)や簡易委託駅(内房線1駅、外房線1駅、鹿島線1駅)が増えています。また他の多くの駅もすでに外注化されています。
 駅員不在が問題になっているのに、利益のためだけに車掌まで削減することは根本的に間違っています。
 鉄道は公共交通機関であり、地域で生活するための社会的なインフラです。
 利益を優先して安全や乗客の生活を切り捨てることがあってはなりません。

ニュースへのリンク

2020年11月25日水曜日

「コロナ」便乗の雇用破壊反対!


「コロナ」便乗の雇用破壊反対!
JR東日本 休業指定の就業規則
動労千葉 スト構えて反撃にたつ

JR東日本 休業指定の特徴

①前月25日の勤務指定時に1日単位で無期限に「休業」と指定できる
②賃金額は「100分の60以上」の範囲で会社がその都度に判断する
③「休業」実施の基準も、対象者選定の基準も「会社の判断」
④「休業」が一時金減額の対象になるかどうかも「会社の判断」

◆「一時帰休」と違い労使協定はない
→就業規則だけ=会社の都合だけで「休業」を行わせる
◆会社が「仕事がない」といえば勝手に「休業」を強制できる
→「仕事が減れば解雇」につながる
◆賃金の基準もあいまい
→労働条件の根幹である賃金までその時の会社の都合で決める

究極の雇用柔軟化!


 JR東日本は、9月1日から就業規則に「休業指定」を新たに盛り込みました。
 〝会社が意図的に業務量を減少させれば、月ごとのシフトを組むように、一日単位で労働者を「休業」に追い込める〟〝いつ、誰を休業させるかも、賃金額も「会社の判断」で自由に行える〟〝休業が一時金の期間率に影響するかどうかも明確にしない〟
 「コロナだから休業は仕方ない」という雰囲気に便乗していますが完全に別物です。「コロナ赤字対策」という見せかけで抜本的な雇用破壊を狙う攻撃です。
 動労千葉はこの攻撃に対して、ストライキを構えて反撃を開始しています。




「コロナだから仕方ない」こんな形で首切りや賃下げが横行しています。
すでにシフト制の労働者などに対して「シフトを入れない」という形での「補償なき休業」が横行しています。
JR東日本の「休業指定」は、こうした雇用破壊を全社会に広げる重大な問題です。


 「コロナ」に便乗した雇用破壊はすでに社会的な問題になっています。
 例えば、シフト制や登録派遣で働く労働者に「補償なき休業」が違法に強制されていることが問題になっています。これまで週 5 日、フルタイムに近い時間で働いていても、「シフトを入れない」「派遣の紹介をしない」という形で「無給の休職」が行われるのです。
 JR東の「休業」は、「JRの正社員でも仕事がなければ休業が当然」「就業規則を変えるだけで雇用破壊できる」という既成事実をつくろうというものです。

「解雇自由化」に向けた攻撃

 それは、この間狙われてきた雇用破壊と一体です。
 「限定正社員」や「ジョブ型雇用」は、「指定された職務のプロフェッショナルとして働く」「能力に応じた賃金をもらえる」と宣伝されています。しかし、実際に狙われているのは、「仕事や職場がなくなれば
 実際、政府の「働き方改革」に向けた会議では、「解雇が規制されているという誤解」「正社員改革(解体)がもっとも重要」と議論されました。それを、「コロナ危機」を利用して一気に進めようとしています。

「コロナ赤字」をおしつけるな!

 そもそも「コロナ赤字」を労働者に押し付けること自体が許せません。そして、コロナ禍は「利益こそすべて」という新自由主義が、いかに社会を破壊してきたかを明らかにしました。
 生み出されたのは、凄まじい格差の拡大、労働者の非正規職化・貧困化、医療や教育、鉄道、地方の崩壊でした。コロナ禍という惨事に便乗して、さらにその道を推し進めるなど許せません。
 攻撃を止める力は、職場からの声と闘う労働組合にあります。



動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)とは?


 動労千葉はJR東日本とグループ会社の労働者で組織する労働組合です。
 1987年の国鉄分割・民営化に対しては、2波のストライキを闘いました。現在も「国鉄1047名解雇撤回」を掲げて闘っています。
 JR移行後の職場では、外注化と非正規職化に反対し、外注化を12年間にわたり完全に阻止しました。
 レールが次々に破断する事態には危険箇所で速度を落とす安全運転闘争で160㌔のレール交換を実現させました。闘いの場をグループ会社の労働条件改善にも拡大し、闘う労働運動復権にむけて奮闘しています。自動的に解雇」という解雇自由化です。

ホームページはこちら→ https://doro-chiba.org/
 

ビラへのリンク

闘いなくして安全なし No.286


無人駅5割に増加―「障害者
の移動の自由制限」と裁判も
ワンマンで車掌も駅員もなくすのか

無人駅拡大が人権問題に

 駅員不在で障害者の方の乗り降りに支障がでることが問題になっています。
 「無人駅が5割に増加」(11月16日付朝日新聞)と報じられています。20年3月時点で9465駅のうち無人駅は4564駅で48・2%まで増加しています。また、都市部を含めて日中だけ駅員がいる「時間帯無人駅」も広がっています。
 この中で、大分市では車椅子生活を送る人たちが、JR九州に対して「駅の無人化によって移動の自由を制限されたのは違法だ」という裁判をおこしてもいます。「自分が駅を利用しない方がもうかると思っているのか」「自分の人権や生活が無視されるのは悔しい」と訴えています。

ワンマン運転拡大の中止を


 JR千葉支社は3月ダイ改で内房・外房・鹿島線にワンマン運転を導入するとしています。しかし、ワンマン化対象の区間も無人駅(内房線6駅、外房線5駅、鹿島線3駅)や簡易委託駅(内房線2駅、外房線1駅、鹿島線1駅)が増えています。また他の多くの駅もすでに外注化されています。
 駅員不在が問題になっているのに、利益のためだけに車掌まで削減するなど根本的に間違っています。鉄道は公共交通機関であり、地域で生活するための社会的なインフラです。
 利益を優先して安全や乗客の生活を切り捨てることがあってはなりません。

ニュースへのリンク

2020年11月23日月曜日

日刊動労千葉 第8873号

「設立委員会が不当労働行為に
関与した事実を否認する」?!

徹底した事実調べが必要だ!
11/11第1回 解雇撤回・JR復帰、団交開催行政訴訟



11月11日、解雇撤回・JR復帰、団交開催を求める行政訴訟の第1回裁判が東京地裁で行われた。当該の動労千葉争議団を先頭に、各支部組合員、支援の仲間とともに裁判闘争を闘った。

われわれは闘いの中で突き止めた国家的不当労働行為の真実をもって、解雇撤回・原職復帰と団交開催を求める救済申立を労働委員会に行った。しかし、千葉県労委、中労委は、不当にも一切の審理を拒否して却下・棄却の命令を行った。この裁判は中労委の不当命令を撤回し、解雇撤回・JR復帰、団交開催を求めるものだ。

不当解雇の犯人はJRだ!

裁判では、動労千葉・中村書記次長と弁護団の葉山弁護士、野村弁護士、藤田弁護士が意見陳述を行った。

中村書記次長は、「私たちを不当解雇した犯人はJR東だった。そうである以上、解雇撤回・JR復帰以外ない」と訴えた。そして、審理を拒否した県労委、中労委を弾劾し、「徹底した事実調べを行い、真実を明らかにすべきだ」と語った。

弁護団からは、中労委が不当労働行為と確定した名簿不記載基準の策定への「設立委員会の関与」を否定しつつ、具体的な事実を「判断する必要がない」としている問題が指摘された。また、JRが国家的不当労働行為の真実を隠蔽し続けた責任は労働者ではなく会社にあり、解雇撤回を拒否し続けてきたことは「継続した不当労働行為」となること、「30年前だから門前払い」が不当であることを明らかにした。

そして、中労委が「一度の調査も開かない」という極めて異例な形で審理を拒否したことを弾劾して、「新自由主義の大本を問う事件だからだ。国への忖度は許されない」と断罪した。

主戦場に引きずり出した

提出された中労委の書面では、「JR設立委員会が名簿不記載基準の策定、採用候補者名簿の作成に関与した事実を否認する」とはっきりと書かれている。

これまで、中労委は「JR設立委員会が不当労働行為を行っているのに、なぜその責任を問わないのか?」ということを一切説明してこなかった。「30年前のことだから」といって門前払いにするだけだった。

だが、今回は「設立委員会が不当労働行為に関与した事実を否認する」と言わざるを得なかった。暴かれた国家的不当労働行為の真実から逃げ回っていた労働委員会をようやく土俵の上に引きずり出したのだ。

総括集会で弁護団は「県労委、中労委は逃げ回ってきたが、ようやく主戦場に来た」と語った。勝負はこれからだ。

暴かれた真実から逃げるな!

一方で中労委は、斎藤英四郎JR設立委員長が具体的にどのように不採用基準の策定を指示したのかという事実については、「判断する必要がない」と言っている。「名簿作成は国鉄が行うと国鉄改革法に書かれているから、事実がどうだったかは関係ない」というのだ。

だが、事実関係についてお互いの主張が対立しているのだから、徹底した事実調べを行うのは当然だ。中労委や裁判所が再び真実から逃げるなど絶対に許されない。

国鉄1047名解雇撤回・JR復帰と団交開催を求める東京地裁宛新署名に全力で取り組もう。数千、数万の署名を東京地裁に突きつけ、裁判長所に真剣な審理と徹底した事実調べを行わせよう。そして、不採用基準の作成、名簿からの排除の指示を行った葛西(JR東海名誉会長)、実際に名簿からの排除の作業を行った深澤(JR東日本社長)の証人尋問を実現しよう。国鉄1047名解雇撤回まで闘いぬこう。

ニュースへのリンク

2020年11月22日日曜日

日刊動労千葉 第8872号

コロナ情勢と立ち向かい、
職場・地域から反撃開始—

11・1労働者集会 報告③ 主な発言

11・1労働者集会は、コロナ禍の状況を打ち破って全国各地から闘う労働者・市民・労働組合が結集した。海外の労働組合等からもかつてない数の賛同が寄せられ、民主労総ソウル本部のメッセージが紹介された。また、滞日・在日外国人労働者も多数参加した。渡辺執行委員が一部の司会を務めた。

主な発言を紹介する。

連帯の挨拶では、憲法と人権の日弁連をめざす会代表・武内更一さんが、人々を分断する新自由主義攻撃、改憲攻撃に労働者と共に闘う決意を表明し、東京・過労死を考える家族の会の中原のり子さんは、過労死で小児科医の夫を亡くし、今も続く家族の苦しみを語り、 労働組合の組織率をアップさせ職場での基本的人権を尊重させることを訴えた。

■関西生コン支部弾圧を打ち砕こう
東京の会共同代表・木下武男さんは、 関西生コン支部は小さいながらも突出した労働条件をかちとってきた。この闘いを孤立させず、あらゆる業種、職種で関生のような労働組合をつくっていくことが日本の労働運動の再生であり、弾圧に反撃する道だ、新自由主義の社会を変える力だと訴えた。

■国鉄1047名解雇撤回を


●動労千葉争議団 中村動労千葉書記次長
国鉄は多くの血を流して民営化が強行された。公共交通、行政、医療、教育を金儲けの道具にしてはならない。

動労総連合1047協議会からは小玉忠憲代表、羽廣憲副代表から解雇撤回に向けた決意が表明された。

●葉山岳夫動労千葉顧問弁護団長/国鉄闘争全国運動呼びかけ人
中労委の不当命令取り消し訴訟を闘う弁護団がともに参加しています。1047名解雇撤回闘争をめぐる裁判闘争は、JRの不当労働行為が認定されたにも係わらず、解雇撤回を求める申し立てを千葉県労委も中労委も審議もせず却下した。11月から始まる不当命令の取消裁判への傍聴に結集を。

■JR大合理化粉砕へ
●関 動労千葉執行委員
JRは就業規則に「休業」の規定を追加し、その実施する基準も賃金額も対象者の基準もすべて会社側が勝手に判断する最悪の雇用柔軟化を打ち出した。来年3月ダイ改から千葉でも内房線、外房線、鹿島線にワンマンを導入すると言っているが、そこでは動物との衝突が異常なほど多発し、一人では対応できない。すべての責任を運転士一人に押し付けて鉄道の安全を破壊するワンマン運転は絶対に反対。職場から闘いに立ち上がります。

●北村動労千葉執行委員
CTSの清掃職場で動労千葉への加入をかち取りました。職場代表選挙でいつも関委員長を支持してくれ一緒に職場の安全衛生委員をやってきた仲間です。組合がちゃんとやれば職場はここまで変えることができるんだということに自信をもって動労千葉に加入してくれました。今後、さらなる組織拡大で闘っていきたい。
動労水戸から木村委員長が被曝労働拒否の闘いと水戸線のワンマン運転拡大に闘う決意を表明した。

■10年目の3・11を前に福島から
ふくしま共同診療所の布施幸彦院長は、小児甲状腺がんの事実の隠蔽や汚染水の海洋放出などの状況の中で10年目を迎える来年の3・11福島へ結集をよびかけた。
動労水戸照沼書記長は、常磐線全線開通の区間で動物との衝突が多発し、その処理を被曝や感染の防護措置もない運転士にやらせ、また高線量下を走る車両のフィルター清掃の問題など、常磐線開通が引き起こしている矛盾をついて闘う決意を明らかにした。


■現場からの特別報告

7月にストライキに起ちあがり、医療職場だけでなく全国に大きな反響をまき起こした船橋二和病院労働組合から、組合で徹底的に討議してストを決断し、このなかで組合員自身が「自分はスト前と変わったからその前にどう思っていたか思い出せない」というくらい闘いの中で組合員が変わっていったなどダイナミックな闘いの過程が生き生きと報告された。
日教組奈良市では、オンライン教育に反対する署名が拡がり、「IT危機より教員をよこせ」と闘いが拡がっていることを報告、コンビニ関連ユニオンとともに登壇した東大阪市のセブン・イレブンの松本オーナーは、「自分のために闘い、他の労働者のためにも闘うのが本当の労働組合」だと訴えた。

さらに都構想と闘う大阪市職の労働者、都立・公社病院の独立行政法人化に反対する多磨連帯ユニオン根岸病院分会、JP労組の仲間、不当なスキル評価を是正させた郵便局で働く東京中部ユニオンの組合員、コロナ下の休業手当の全面補償を求める闘いで組合員を増やした北海道の自公総連SKさくら交通労組など、闘うことで大きく展望を切り開いた報告が相次いだ。

■改憲・戦争阻止! 1万人行進
Saju(サージュ)さんの歌をはさんで、改憲阻止!1万人大行進の部では、改憲阻止!大行進神奈川の野本三吉さん、三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さん、8・6ヒロシマ大行動実行委員会、とめよう戦争への道、百万人署名運動、横田・基地被害をなくす会、星野再審連絡会議・星野暁子さん、沖縄、学生から発言があった。

権力が恐れる怒りの決起を
 
 最後に裁判員制度はいらない!大運動の高山俊吉弁護士は、学術会議の問題に触れ、「この狙いは確実に国民の思想の自由を根底から奪い、そして国民を戦争に協力させる足がかりとするもの。政府や大資本と対決する自治体、労働組合、弁護士会に対する攻撃は、学術会議に対する攻撃と同根・同質のものだ。コロナ危機は資本主義の現状を暴いた。この現状をどうするかが問われている。大きな連帯と怒りの決起がこれほど求められている時代はなかった。権力・大資本は国民が真実を知り、その本質をつかみ、怒りをもって立ち上がることを心底から恐れている。その恐れていることをやってやろうじゃないですか。深く深く考え抜き、そして声を高く上げる。そして最後の闘いに立ち上がろうではないですか!」と高らかに集会のまとめを行った。

 

民主労総ソウル本部とオンライン中継
10・31労働者国際連帯集会

11月労働者集会の前日、千葉市内で労働者国際連帯集会が開催された。

 
韓国・民主労総ソウル本部からヨンスノク副本部長(下左)がオンラインで参加。集会参加者と熱いエールを交わした。
また、台湾の桃園市産業総労働組合、ドイツの鉄道労働者、アメリカからUTLA(ロサンゼルス統一教組)のアーリーン・イノウエさん(下右)らが ビデオメッセージを寄せた。
 コロナ下で奮闘する各国労働者と来年の再会を誓った。


ニュースへのリンク

2020年11月21日土曜日

日刊動労千葉 第8871号

 JR東日本-年末手当回答(11/13)
新型コロナを利用した
超低額回答を弾劾する!

JR東日本 2020年度 年末手当に関する回答 2020/11/13

1.基準額
基準額は、基準内賃金の2・2ヶ月分とする。

2.支払日
2020年12月4日(金)以降、準備でき次第とする。


分割・民営化以降、
30年以上にわたり膨大な利益を得てきたはずだ!


JR東日本は、11月13日、2020年度の年末手当に関する回答を行ってきた。回答内容は、「基準内賃金の2・2ヶ月分」の支払い、支払日は、「12月4日以降準備でき次第」とし、昨年末手当より0・98ヶ月も少ない、これまでの最低額の回答を行ってきた。絶対に許すことはできない。
年末手当の支払いにあたって動労総連合は、組合要求として3・7ヶ月の支払を求めて申し入れを行い、団体交渉を行ってきた。
JR東日本は、新型コロナの影響で来年3月末の決算が赤字になることを理由にして大幅な引き下げを行ってきた。
しかも、株主への説明資料には「賞与の減額 ▲304億円」と記載されるなど、当初から年末手当の削減を行うことを狙っていたのだ。
一方で、JR東は分割・民営化以降、30年以上にわたり膨大な利益を上げ続けてきた。
JRは、年末手当回答にあたり、「『変革2027』の実現を加速し、水準を高める」としている。
新型コロナによる「危機」を利用した手当引き下げや新たな合理化攻撃を絶対に許さず、職場から反対の声を上げ続けよう。
年末手当の超低額回答弾劾!
新たな大合理化粉砕へ闘いぬこう!



第37回サークル ゴルフ大会開催

晩秋の11月5日、第37回サークル協ゴルフ大会が大多喜町の大多喜で開催された。台風の影響で開催が順延されていたが絶好の秋晴れに恵まれての開催となった。80才を超えても若々しい先輩OB、青年部も参加しての楽しい一日となった。
福島へ思いを込めたチャリティーも10回を数えました。参加者より頂いたチャリティーはふくしま共同診療所基金に届けさせて頂きました。
プレー終了後、表彰式を行い健闘をたたえあい再会を誓い終了しました。


ニュースへのリンク

2020年11月19日木曜日

外注化阻止ニュース 第505号



JR東  年末手当の減額弾劾
コロナ便乗の賃金・雇用破壊と闘おう!

 JR東日本は11月13日、年末手当について昨年比0・98か月減、3割以上の削減となる基準内賃金の2・2ヶ月分という回答を行いました。0・5ヶ月減だった夏期手当を大きく超える大幅減額です。

「コロナ赤字」を押し付けるな!

 会社はコロナ赤字を口実に「業績を踏まえると厳しい判断にならざるを得ない」と主張しています。しかし、これまで会社は巨額の利益を上げ続けてきたのです。しかも株主には巨額の配当を続けています。赤字になったときだけ現場労働者に矛盾を押し付けることは本当に許せません。
 鉄道は公共交通機関です。そして、コロナ禍でも現場労働者は鉄道の運行を担ってきました。管理者がテレワークと称して自宅待機する中でも、列車の運行を 維持し、過重労働の中で感染対策を担ってきました。その現場労働者より株主の金儲けを優先することは根本的に間違っています。

CTSは年末手当の増額を

 とりわけJR千葉鉄道サービス(CTS)では、新しいの業務も加わっており、年末手当の減額は絶対に 許されません。通常の業務に加えて感染の危険と緊張 の中で消毒作業を行い、列車の運行を支えているので す。年末手当は大幅増額して当然です。
 動労千葉は、CTSに対して年末手当3・8か月を求める要求書を出しました。契約社員やパートも同じ 基準で支給することも求めています。
 医療や小売り、交通運輸、清掃、自治体などのエッセンシャルワーカー(社会にとって必要不可欠な労働 者)に正当な労働条件を求める声が社会的、全世界的 に高まっています。

動労西日本 11・27にスト配置

 JR西日本では、コロナ減収・減益に対して、グループで700億円のコスト削減を打ち出し、冬のボーナスを労組との協定を破棄して1・5カ月に大幅カットすることを決定しました。
 動労西日本(本部・広島市)は、一方的な減額は認められないとして、団体交渉を申し入れ、11月27日に山陽本線・五日市駅(広島市)を拠点にストライキを配置しました。
 年末手当の大幅減額を許すな! コロナに便乗して雇用を破壊するな! 動労千葉とともに職場から声をあげよう。

ニュースへのリンク

2020年11月18日水曜日

日刊動労千葉 第8870号

貨物年末手当 1・6箇月を弾劾する!
11月25日第26回支部大会の成功かちとろう!

JR貨物は、11月12日年末手当について以下の通りの回答をおこないました。
動労総連合は、組合要求とあまりにもかけはなれた超低額回答を弾劾し、もちかえり検討することとしました。

1.基準額
  基準額は、基準内賃金の1.60箇月分とする。
2.支給日
  2020年12月7日(月)とする。
3.その他
(1)支給額は、ライフプラン支援金を含む。
(2)55歳に到達した社員の取扱いについては、従前どおりとする。


「コロナ」を理由に


 会社の回答書は、「今年度に入り、新型コロナウイルスの影響が拡大し、社会経済活動全体が大きく停滞・・・コロナ禍において、鉄道事業においては、指定公共機関としての役目を果たし」としています。

しかし、「当社の収支状況は、コロナ禍の影響を受け極めて厳しい状況となり、中間決算は大幅な赤字となる大変厳しい結果・・・社員の皆さんには、当社の置かれている厳しい現状を理解いただき」というものです。

昨年冬は、1.81箇月でした。職務手当が基準内賃金となる管理者とちがい、低賃金の現場労働者にとって、たとえ0.1箇月のちがいでも一喜一憂してしまうのが現実です。

期末手当は、賃金の後払いであり、生活給だ

日貨労は、「収入は思うように回復していない中で、会社の考え方で示されたリーマンショック後並みから積み上げがなされたこと。組合員から誰一人の感染者を出していないことへの感謝の意を回答書に表せたこと。労使の考え方に隔たりはあるものの、これ以上の前進はないと判断し」妥結しました。

国鉄の分割・民営化に率先協力した日貨労は、「健全な労使関係」のために、いつまで苦しい言い訳をつづけるのでしょうか。
資本主義の矛盾に左右されることなく、「期末手当は、賃金の後払いであり、生活給である」、この労働者としての原則からあきらめることなく闘いを継続していくことです。

コロナ禍であるからこそ、「エッセンシャルワーカー(社会を支える必要不可欠な仕事に従事する労働者)」としての誇りをもって、貨物労働者の生活と権利を守るために、ストライキで立ち上がる全世界の労働者につづく闘いをつくりだそう!

第26回支部大会の成功かちとろう!

一.定年再雇用後も安心して働ける労働条件の確立!
二.本線運転士の高齢者対策の抜本的確立!
三.新採配属をはじめとした千葉機関区の将来展望の明確化!

11月25日(水)13時~



オスプレイいらない! 船橋で集会とデモ

11月7日船橋市薬円台公園で、「オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク」の結成集会が580人で開催され、習志野演習場に向けたデモが行われた。
陸自は、オスプレイの本格的飛行訓練を習志野演習場はじめ5つの演習場で実施し、さらに低空飛行訓練を南房総で行うと公言している。

集会では「何度も墜落した欠陥機。騒音もひどい」「この空の下には約百万人が暮らし、もし墜落したら大変なことになる」と怒りの発言が続いた。



ニュースへのリンク

闘いなくして安全なし No.285


年末手当2.2ヶ月弾劾!
コロナ便乗し雇用破壊するな

 11月13日、JR東日本は年末手当について基準内賃金の2・2ヶ月分という回答を行いました。昨年比0・98ヶ月減と、3割以上の削減です。夏期手当(0・5ヶ月減)を超える大幅減額回答です。

「コロナ赤字」を押し付けるな!

 会社はコロナ赤字を口実に、「業績を踏まえると厳しい判断にならざるを得ない」としています。しかし、会社はこれまで巨額の利益を上げ続けてきたのです。しかも、株主には巨額の配当を今なお続けています。赤字になったときだけ現場労働者に矛盾を押し付けるなど、本当に許せません。
 鉄道は公共交通機関です。そして、コロナ禍でも現場労働者は鉄道の運行を日々担ってきました。その現場労働者より大株主の金儲けを優先するなど絶対に間違っています。

休業指定ー雇用破壊反対!

 コロナに便乗した攻撃は年末手当だけではありません。JR東は「コロナ対策なら仕方がない」という雰囲気に乗じて、抜本的な雇用と権利の破壊を狙っています。
 とりわけ休業指定の問題は重大です。
 すでに社会的には、シフト制や登録派遣で働く労働者に、「補償なき休業」が違法に強制されていることが問題になっています。
 これまで週5日、フルタイムに近い時間で働いていても、「シフトを入れない」「派遣の紹介をしない」という形で、「無給の休職」 が行われるのです。
 会社は「休業指定」を、「休職」と違って発令もせず、毎月の勤務指定時に1日単位で「休業」を指定するとしています。「休業」実施の基準、人選の基準、賃金額さえすべて「会社の判断」だというものです。
 あたかも、「コロナ対策」のように進められていますが、全くの別物です。
 会社のさじ加減一つで労働者を〝一時帰休〟に追い込めるという、究極の雇用柔軟化攻撃です。
 JRでこんなことを「当たり前」にさせるわけにはいきません。休業制定は発動させてはならないものです。そのために今から声をあげることが必要です。
 年末手当大幅減額弾劾! コロナに便乗して雇用破壊するな! 動労千葉とともに職場から声をあげよう。



JR東日本 2020年度年末手当回答(11/13)

基準額:基準内賃金の2・2ヶ月分
支払日:12月4日以降、準備でき次第

ニュースへのリンク

2020年11月17日火曜日

日刊動労千葉 第8869号

 CTS消毒作業 現場を痛めつけるな!
津田沼事業所夜間消毒やめろ!

これでは疲弊して誰かが倒れる!

<説明担当者の発言>


「0時までに終わらせるのはきつい」「終わらなかった場合、終わるまで超勤でやってもらう」
「1班、2班も窓を閉めながらの作業になる。作業がずれていくので超勤になり得るが、仕方ない」

⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

「超勤ありうる」?現場に無理をさせるということだ!


もう限界だ! 人を増やせ!

CTSは11月9日から各事業所で夜間帯の作業でも吊革消毒を行わせている。

津田沼事業所では、平日7編成(70両)約1万5百個、休日6編成(60両)9000個の吊革消毒を追加した。わずか5人で作業している夜勤時間帯に、要員も増やさずにだ。

「こんなことを続けたら体が壊れてしまう」「今の要員で続けるなんて無理だ」「もう辞めてしまおうかとも思う」

すでに職場からは怒りの声があがっている。職場はもう限界だ。人を増やさずにまともな作業などできない!

夜間吊手消毒を中止しろ!

すでに10月1日から日中時間帯の吊手消毒作業が追加されている。担当した人はみんな腕などが筋肉痛になったり張った状態になったりと、疲弊しているのが現状だ。

そんな中で、夜間にも吊手消毒を人も増やさずに追加しているのだ。

深夜帯の列車は嘔吐物の処理が発生することも多い。仕事が終盤になるほど疲れもたまってくる。しかも、コロナ禍では感染の危険と隣り合わせで作業しなければならない。

だが、会社は人も手当も一切出さないという。現場がどれほど苦しみ、大変な思いをしているのかを一切考えようともしていない!

われわれは、真剣なコロナ感染症対策を行うことを求めている。だが、仕事を増やすならば人を増やすのは当然だ。

しかも、JRは「見せかけ」のためだけの消毒作業をCTSに行わせている。真剣に感染症対策をやろうともしていない。そんなことのために現場を痛めつけるなど絶対に許せない!

CTSは追加した消毒作業をただちに中止しろ! 要員を増やし、手当の改善を行え!

ニュースへのリンク

2020年11月11日水曜日

外注化阻止ニュース 第504号



仕事増やすなら夜勤者も増やせ
夜間帯にも吊り革消毒!?
なしくずし労働強化やめろ!

 JR千葉鉄道サービス(CTS)は11月9日から夜間帯の作業でも吊り革消毒をやるよう各事業所に指示しています。しかし津田沼事業所では現在、夜勤作業はわずか5人です。人も増やさず平日では7本(70両)、約1万500個の吊り革消毒を追加すると言っているのです。以下、CTS津田沼事業所(クリーン)で働く組合員からの報告です。

CTS津田沼事業所の現状

 津田沼事業所では2016年9月に「簡易清掃の車両は大きなゴミや床汚れの目立つ所だけ清掃し、出区等運転に支障をきたさなければいい」と言って要員削減が強行されました。
 当時、現場で働いていた社員が本社異動となり、津田沼事業所の現状や過去の清掃体系などを聞かれ、その社員の言葉をもとに消毒作業などの労働強化が行われたと話す社員もいます。

作業が増えたら要員増は当たり前

 業務量が増えたなら要員を増やす、コロナ感染症で危険な仕事には危険手当、嘔吐や排便の処理には嘔吐手当を出すことが必要です。
 以前から、JRからは嘔吐物処理代が一か所500円払われていると言われています。しかし、実際に現場で処理している労働者には手当はなし。手当がないなら作業日誌に詳しく記入する必要もないのではないか。

つり革消毒で筋肉痛に

 突然、本社の幹部が津田沼事業所に10両編成のつり革消毒作業を行いにきた。彼らは「1両5分で終了したから10両で約50分掛かる」と試算した模様である。
 しかし、たった1編成だけ作業して何が分かると言うのだ。実際、現場では10月から平日に午前中に入区する13本すべての車両のつり革消毒作業が強行されている。1人で毎日9000個のつり革消毒を行っているのが現状だ。
 会社からはつり革消毒作業のマニュアルもなく、消毒の効果などの科学的根拠も示されない。

どんなに検討しても無理!

 そんな中で、11月9日から夜間の作業の中に平日27本中7本、休日19本中6本のつり革消毒作業を要員も増やさずに強行しようとしている。限られた時間の中で多くの作業を行えば傷害事故や触車事故が起きてもおかしくない。

深夜早朝手当も削減!?

 来年のダイ改で最終電車の繰り上げ行われます。深夜時間帯が4時間未満になれば深夜早朝手当が下がることも想定されます。肉体的・精神的にも無理がある。こんな理不尽なことを現場の労働者に強制する会社幹部の神経を疑います。

ニュースへのリンク

2020年11月10日火曜日

日刊動労千葉 第8868号

11月集会報告 ②
呼びかけ団体の発言(要旨)

 


 ◇国鉄闘争全国運動
呼びかけ人 金元重さん


11月集会実行委員会で、集会の目的や意義について熱い議論がなされました。その中で、原点に立ち返るという議論と提起が大変印象に残りました。今の日本では労働組合の存在意義が忘れられ、知られていない。憲法28条に規定された労働基本権、すなわち団結権、団体交渉権、団体行動権を、もっと働く仲間に知らせて、訴えて、労働組合を結成し、結集し、その有効性、必要性を訴えるべきではないか。労働基本権を、労働者が人間らしく生き、働き、労働者の尊厳を守る武器にしていく。明日から職場、学校、地域における活動に生かしていこう。

◇港合同 
木下浩平執行委員



  今朝早くに中村委員長からLINEで、投票所の小学校の前で都構想反対の幟を立てた自転車を押して、学校の周りでアピールしている写真を送ってきました。ぜひを伝えてほしいと。

この間、都構想反対で、港合同も組織を挙げて取り組んできました。今の大阪市、維新の会による市職、市従、市教組など公務員労働組合に対する組合つぶしを絶対に許すことができないと闘ってきました。
私たちは官民連帯、地域共闘の看板をもって、さまざまな困難を乗り越えて闘いを前進させ、組織と運動を守り抜いてきました。さまざまな困難なこともあろうかと思います。しかし労働者は、団結を崩さず執念をもって闘えば、必ず活路は切り開かれる。労働者は必ず勝利する。この闘いを共に前進させていきましょう。

◇関西地区生コン支部
武谷新吾書記次長


  この間の関西生コン支部への権力弾圧に対して、物心両面のご支援に心からお礼を申し上げます。
関生支部支援の輪が全国に広がる中、5月と6月には、640日を超える長期勾留を強いられていた武委員長と湯川副委員長を奪還することができました。また9月16日には、奈良地域の生コン会社から不当解雇されていた組合員の解雇撤回・原職復帰をかちとりました。続く9月末には、労働委員会で4件の組合勝利命令が出るなど、反撃の成果が表れています。
菅政権は自らの政策や法案に反対する者は徹底的に排除する意志を示していることから、動労千葉、港合同、関西生コンなど、闘う労働組合やまっとうな声を上げる民衆への弾圧を継続することでしょう。しかしこの攻撃は、新たな階級対立をつくり、新たな団結と闘いの条件を敵がつくってくれているのです。
私たちはこの情勢に確信をもち、全国の闘う労働組合、闘う仲間と団結することで、闘いに勝利する法則をつかむことが求められています。
本集会では、闘う労働組合の復権をめざし、闘う労働組合の全国ネットワークをつくることを全員で確認して、国鉄1047名の解雇撤回をかちとり、労働組合つぶしの弾圧を粉砕し、勝利するまでともに闘いましょう。

◇動労千葉
関 道利委員長 


 私たちはこの1年、コロナ禍とそれに便乗した激しい攻撃の渦中で闘い、今こそ力を合わせて労働運動をよみがえらせようと新たな決意を胸にこの場に結集しています。
今日、第一に訴えたいことは、コロナ危機は労働者が団結する条件、階級として歴史の前面に登場する条件を生み出しています。エッシェンシャルワーカーへの社会的注目と、その現実のあまりの落差を多くの労働者が自覚し、その怒りが行動と闘いとなり、団結して社会的力となって登場するまでもう一歩です。
第二に、「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」をこれから1年間で具体的な形にしよう。職場での具体的闘いの開始、新たな結びつきを求めて踏み出す、そのために自らが変わる、決断する、仲間と自由闊達な議論を始める、実践こそ創造の母です。
第三に、関生弾圧粉砕の支援組織と運動を全国各地に組織すること。第四に、改めて国鉄闘争へのご支援をお願いします。JRではコロナに便乗した国鉄分割・民営化型の大攻撃が始まっています。動労千葉はこれと立ち向かい、組織拡大を必ず実現する決意です。 第五に、改憲・戦争阻止!大行進運動の発展に向けて全力で取り組もう。
最後に本集会には、世界各地から賛同が寄せられています。これまでになかった国際連帯闘争の広がりです。コロナ禍が、世界中の労働者を団結させようとしています。私たちは、韓国民主労総の闘い、アメリカ全土で燃え上がるBLM運動をはじめ、全世界の労働者と固くスクラムを組んでいることを改めて確認したい。
力を合わせて労働運動をよみがえらせよう。そのために一歩前に踏み出しましょう。

ニュースへのリンク

闘いなくして安全なし No.284


動物との衝突多発が解決しない以上
ワンマン運転拡大の中止を!

「決定打は見つかっていない」

 会社はワンマン運転の訓練を11月中にも開始しようとしています。しかし、ワンマン運転拡大の対象区間を含めて、動物との衝突が多発しているのが現状です。とくに内房線では現場から、「あまりに異常だ」「負担が大きすぎる」と声があがっています。
 動物との衝突は、全国的な問題にもなっています。10月18日付朝日新聞ではこの問題が大きく取り上げられました。
 19年度の輸送障害全体は前年度より48件少ない5665件だった一方、動物原因のものは822件と118件増えています。年間4千~6千件の輸送障害のうち、動物関連は全体の1割以上を占めるとされています。
 「様々な対策を打ち出しても、決定打は見つかっていない」と報じられる状況です。

ただちにワンマン拡大の中止を!

 動物との衝突を注意しながらの乗務はただでさえ大きな負担です。「衝突が多発する区間は運転したくない」「こんな状況でワンマンにされたら、一人ではとても対応できない」と声があがるほどです。
 ワンマン運転になれば、そのすべての責任と負担が運転士にのしかかることになります。衝突した動物を車両に巻き込んでしまえば、数時間にわたって身動きが取れなくなることもあります。その間、運転士一人で乗客の対応はどうなるのでしょうか?
 ワンマン化の目的は車掌削減―コスト削減だけです。乗客のためでも安全のためでもありません。
 それを動物の衝突が多発している中でも強行するなど許されることではありません。JRはただちにワンマン運転拡大を中止すべきです。

ニュースへのリンク

2020年11月9日月曜日

日刊動労千葉 第8867号

 動物との衝突多発が解決しない以上
ワンマン拡大を中止しろ!

「決定打は見つかっていない」

会社はワンマン運転の訓練を今月中にも開始しようとしている。だが、ワンマンの対象区間を含めて動物との衝突が多発している。とくに内房線では現場から「あまりに異常だ」と悲鳴が上がる状況だ。

動物との衝突は、全国的な問題になっている。10月18日付朝日新聞ではこの問題が大きく取り上げられた。19年度の輸送障害全体は前年度より減ったのに動物原因のものは822件と118件増えており、「様々な対策を打ち出しても、決定打は見つかっていない」と報じられるのが現状だ。

ただちにワンマン拡大を中止しろ!

動物との衝突を注意しながらの乗務はただでさえ大きな負担だ。「その区間は運転したくない」と声があがるほどだ。

その上、ワンマン運転になれば、すべての責任と負担が運転士にのしかかる。衝突した動物を車両に巻き込んでしまえば、数時間にわたって身動きが取れなくなることもある。そんなことが多発している中でワンマン運転を強行するなど絶対に許せない! JRはただちにワンマン拡大を中止しろ!



 
動物衝突・ワンマン拡大めぐり活発な討論
小柴新支部長体制を確立し新たな闘いへ


木更津支部第44回定期大会


10月22日、木更津支部第44回定期大会が木更津市内において開催された。

支部長挨拶にたった花崎支部長は、「新たな執行体制を早期に確立し、3月ダイ改闘争の基盤を作りたい」「ワンマン訓練が11月から開始されようとしている。これとどう対決するかが最大の課題だ。職場の労働者は不安に思っている。CTS職場では人も増やさず消毒作業だけが増やされている。労働組合の必要性が増している。来年への闘いの中で組織拡大実現に向けてがんばろう」と訴えた。

来賓として関委員長より「1500億コストカット」攻撃、ワンマン拡大阻止に向かっての闘いが訴えられた。乗務員分科会総会を開催し、議事は質疑応答(後述)へとうつった。

役員選出では小柴執行委員が新支部長に専任され、「前支部長のようにいかないかもしれませんが、がんばります」とあいさつにたった。新たな支部長体制を確立し、大会は成功狸に締めくくられた。

質疑での主な意見・質問

◆花崎支部長を取り戻すことが最大の課題だ。
◆ワンマン車両の131系の仕業検査は誰がやるのか。204系のスカートは弱い。131系も弱いなら導入中止を。
◆内房線では動物としょっちゅうぶつかる。高速でぶつかるより速度を落としたほうがまだいい。会社はどう考えているのか。
◆ぶつかる車両が多くて、スカートがまともな車両がないくらいだ。いつ、どこでぶつかるか分からない。負担が大きすぎる。
◆終電繰り上げなら睡眠時間拡大を行うべき。
◆エルダーで清掃職場に行ったが、どこもまともな詰所もなかった。この間、整備が進んでやっと人並みに近づいた。だが、消毒作業が増やされ、人は増えていない。
 
ニュースへのリンク



CTS職場ニュース5


 

 仕事増やすなら夜勤者も増やせ
  ~夜間帯にも吊り革消毒!?
なしくずし労働強化やめろ!~

 CTSは11月9日から、夜間帯の作業でも吊り革消毒をやるよう各事業所に指示しています。津田沼事業所では現在、夜勤作業はわずか5人です。人も増やさず平日では7本(70両)、約10500個の吊り革消毒を追加すると言っているのです。以下、CTS津田沼事業所 (クリーン)で働く組合員からの報告です。

<CTS津田沼事業所の現状>

 2016年9月1日から夜勤者の作業が、<平日>が26本中、日常清掃4本、簡易清掃11本、<土休日>が18本中、日常清掃3本、簡易清掃15本になりました。要員は、簡易清掃が増えた関係で6名から4名となり、3班から2班(2名1組)に削減されました。でも、清掃する車両数は同じです。
 明らかな労働強化になりました。
 当初会社は、 “ 簡易清掃の車両は「大きなゴミ」や「床汚れの目立つ所」だけ清掃し、出区等運転に支障をきたさなければいいから ” と、甘い言葉で要員削減を強行しました。
 当時現場で働いていた社員が本社に異動となり、上司から津田沼事業所の現状や過去の清掃体系等を聞かれ、その社員の言葉をもとに、現在行われている消毒作業等の労働強化を行ってきていると話す社員もいます。

<作業が増えたら要員を増やすのは当たり前>

 私たちは何でも反対と言っているのではありません。業務量が増えたら要員を一緒に増やすこと。また、コロナウイルス感染症等で危険と思われる仕事には危険手当・嘔吐・排便等の処理には嘔吐手当を出すことが必要です。
 以前から、JRからCTSに、嘔吐物処理代が一か所500円支払われていると言われています。しかし、実際に現場で処理している社員には手当は無し! 作業日誌には嘔吐の「車両ゼッケン」「号車」「個数」など、くわしく記入させているが、手当がないなら書く必要などないのではないか!

<つり革消毒で筋肉痛に>

 この間、突然本社の幹部たちが津田沼事業所に来て、実際の10両編成のつり革消毒作業を行いにきた。彼らが言うのは「1両5分で終了したから10両で約50分掛かる」と試算した模様である。
 しかし、たった 1 編成だけ作業を行って何が分かると言うのだ。実際、現場では10月1日から平日に午前中に入区する13本、全ての車両のつり革消毒作業が強行されている。つり革消毒作業班として2名が指定され、1人で6編成の消毒を行っている。
 1編成のつり革の数は約1500個あり毎日9000個のつり革消毒を行っているのが現状だ。
 会社からはつり革消毒作業のマニュアル等、何もなくて消毒作業後のつり革の消毒液の効果等科学的根拠など何も示されないで作業が行われている。つり革の作業を行なった社員等は、皆さん腕の筋肉等が張り筋肉痛になり疲弊しています。

<どんなに検討しても無理!>

 そんな中で11月9日から夜間の作業の中に平日27本中、23時までの中で7本、休日19本中23時までの6本の列車のつり革消毒作業が要員も増やさないで強行されようとしています。
 現場で働く社員たちで中身をいくら検証しても、まともに出来ないと思っています。限られた時間の中で多くの作業を行えば傷害事故や触車事故がいつ起きてもおかしくありません。

<深夜早朝手当も削減!?>

 また来年のダイ改で、最終電車の繰り上げ行われます。現在の深夜早朝手当は、夜間帯4時間以上の勤務で1500円支給ですが、4時間未満になれば500円に下がる事も想定されます。肉体的・精神的にも誰が考えても無理があります。
 動労千葉は現場の組合員の労働条件の確立や反合理化・運転保安確立の闘いをこの間、展開してきました。こんな理不尽なことを現場の労働者に強制する会社幹部の神経を疑います。
 現場で働くすべての労働者がいつでも笑顔で、笑いが絶えない職場をつくるために、困った時こそ団結して労働者の明るい未来を信じてともに頑張りましょう。

「夜勤者削減」に感謝状!?
ふ・ざ・け・る・な!


 津田沼事業所には、「簡易清掃に切り替え」「作業要員を削減して生産性向上を実現した」とJR東日本経営企画部からCTSへの感謝状 (平成28年9月1日付)がはりだされている。ふざけるな、の一言だ! しかも、他の賞状の額よりでかい


2016年、夜勤者を6人から4人に
 ※日常清掃の多くを簡易清掃に切り替え
 (平日)夜間26本中、日常清掃4本、簡易22本
 (土休)夜間18本中、日常清掃3本、簡易15本
 ※現在はダイ改で平日27本、度休19本

今年 コロナ対応で窓閉め作業が追加

  (窓は平日27本×10両×6=1620枚!)
 現場からの要求で窓閉め対応の
 夜勤者を1人追加、5人に

2020年11月9日~ 吊り手消毒!?
 (平日)7本、10500個、(土休)5本、7500個!

もう限界だ!
人を増やさなければまともに作業などできない!


ニュースへのリンク

2020年11月8日日曜日

11.23全国集会



11.23全国集会
星野文昭さんの獄死を許さない

日 時 11月23日(日) 12時開場 13時00分開会 
会 場 曳舟文化センター大ホール

星野さん殺した国家犯罪許すな
11・23全国集会に集まろう

集会案内文へのリンク

2020年11月6日金曜日

日刊動労千葉 第8866号

 休業指示就業規則改悪 絶対反対!
「究極の雇用柔軟化」に反撃を!

会社は休業指示を就業規則に書き込む改悪を強行し、9月以降施行したとしている。その中身は、「業務量の減少その他経営上の都合」で休業を指定できるというものだ。

「コロナだから休業は仕方ない」という雰囲気に便乗しているが、まったくの別物だ。「初の最終赤字」をむしろ〝千載一遇のチャンス〟として、「黒字化と会社存続のため」という口実で抜本的な雇用破壊を狙う重大な攻撃だ。

休業実施も賃金額も「会社判断」

団交でその実態がさらに明らかになった。

〝前月の勤務指定時に一日単位から無期限で労働者に「休業」を指定する〟〝いつ、誰を休業させるかも、賃金額も「会社の判断」で自由に行える〟〝休業が一時金の期間率に影響するかどうかも明確にしない〟

会社が合理化やローカル線削減で業務量を減少させれば、会社のさじ加減一つで労働者を〝一時帰休〟に追い込めるということだ。しかも、労働条件の根幹である賃金額についても曖昧にされ、すべて「会社判断」で勝手に決められるというのだ。「究極の雇用柔軟化」―分断攻撃だ。こんな攻撃を許すわけにはいかない!

東労組は現場組合員を裏切るな

会社は、「休業指定は整理解雇の前段で行う」「解雇の可能性はゼロではない」としている。〝整理解雇が嫌なら、休業も合理化も人員削減も認めろ〟という脅しだ。

東労組はこれに震え上がり、「雇用を守る休業指定を労使で創りあげよう」「全組合員と共に黒字経営をつくり出す」などと主張しはじめた。整理解雇さえしなければ、年末手当が何ヶ月カットされても、どれほど要員削減されても文句は言わせないということだ。

だが、ひれ伏すだけでは雇用も権利も守れない。それは、業務外注化の過程や、ライフサイクルからジョブローテーションへの過程などを見れば明らかだ。

「雇用を守る」なる言葉で現場組合員をごまかし、会社にすり寄って合理化に手を貸し、労働者の権利を売り渡す――こんな裏切りの歴史はもう終わりにしなければならない!

職場から団結した反撃を

東労組は職場討議資料で「休業指示は行われると予測します」といっている。だが、発動させてはならないのだ。そのために今から声をあげることが絶対に必要だ。

われわれは休業規定に断固反対を貫いて闘う。規定を作っても、それだけで物事が決まるわけではない。会社の攻撃は矛盾だらけだ。そして、団結を崩さなければ、労働組合のもつ力は決して小さくない。職場が怒りに燃え、声が上がれば、会社の攻撃は頓挫せざるをえない。われわれは、現実の闘いで何度もそれを経験してきた。職場に必要なのは闘う労働組合だ。すべての仲間はともに職場から怒りの声をあげ、ともに闘おう。

〈団体交渉での主な回答〉

○毎月25日の勤務指定時に1日単位で「休業」を指定する。当該月に入り急遽指定する場合もある。
○事前に休業理由や賃金額等について説明を行う。
○対象職種、人選の基準はその時々の判断による。
○賃金額は「100分の60以上」。具体的金額はその時の状況により総合的に判断する。
○年末手当の期間率に影響する場合としない場合がある。判断基準を具体的には回答できない。
○今回の休業は整理解雇の前段で行う。
○雇用調整助成金を考えたものではない。


10/28 休業指示規定の法的検討会を開催

 10月28日、休業指示規定について、弁護団6人に集まっていただき法的な検討会を開催した。賃金額など労働条件の根幹があいまいにされている問題、就業規則の不利益変更の問題、その他の「休職」とは異なり「就業制限等」に位置づけられていることなど、様々な点から違法性の検討を行った。休業指定の問題は重大だ。徹底抗戦で闘いぬこう。

ニュースへのリンク

12.6横田デモ



落下物事故を許さない
オスプレイいらない
基地を撤去しろ


横 田 デ モ

12月6日(日)14時 福生公園に集合
14時30分。デモ出発


呼びかけ: 改憲・戦争阻止!大行進 三多摩実行委員会

コロナ対策のため、マスク着用でご参加ください。



危険な落下物事故をくり返す米軍

 横田基地周辺で、深刻な落下物事故が相次いで起きています。
 6月16日、横田基地所属オスプレイの「サーチライトドーム」という小さな部品がなくなり、東京新聞が「落下事故か?」と報じました。
 7月2日にはキャンプ座間所属のUH60ヘリが横田基地でパラシュート降下訓練中にパラシュート落下事故。メインパラシュートが、基地東側約700メートル地点の住宅地内にある都有地や寺院に落下しました。同7日には再び、落下傘兵が、足に装備された足ひれ(フィン)をJR牛浜駅西側の住宅地内にある駐輪場横の道路に落下させました。
 他にもペットボトル落下、アンテナ脱落など、横田基地所属機による事故が起きています。
 人身にかかわる二次被害には至っていませんが、それがいつ起きてもおかしくない状況です。それなのに米軍は、事故を起こしても隠そうとしたり、原因がわかるまで訓練を中止するということもせず、平然と事故をくり返しています。
 沖縄では米軍ヘリの部品が保育園に落ち、お母さんたちが「保育園の上を飛ばすな」と闘っています。横田でも一緒に声をあげましょう。

コロナ感染や水質汚染も深刻

 米軍基地を通じたコロナ感染の拡大も、基地周辺の住民にとって脅威です。
 当初、基地内の感染状況を公表しなかった米軍は、地元住民や自治体が抗議した結果、ようやく基地ごとの感染者数を公表し始め、入国時のPCR検査も行うようになりました。しかし、感染者の属性や感染経路など感染予防に必要な情報は今も知らされていません。
 また、有機フッ素化合物(PFOS)を含む泡消火剤が米軍基地周辺の水質汚染を引き起こしている問題が、横田基地でも起きています。
 10月29日、府中市と国分寺市の住民を対象にNPOが実施した血液検査で、PFOSの血中濃度の平均値が府中市で全国平均の2倍超、国分寺市で1・5倍だったと報じられました。
 住民の健康と命をおびやかす基地は撤去以外にありません。

基地強化を許さず、基地撤去へ闘おう

 相次ぐ事故の背景にあるのは米中対立の激化にともなう訓練の激化、横田基地の強化です。
 横田基地の軍用機離発着回数は今年前半だけで8000回をこえました(2000年代最多)。他の基地から軍用機が来て訓練することも増えており、訓練全体が激化しています。
 横田基地所属オスプレイは10月26日、四国沖で始まった日米共同訓練で海上自衛隊の護衛艦「かが」と着艦訓練を行いました。また、無人偵察機=グローバルホークが横田基地に何カ月も居座り、半常駐化が進んでいます。横田基地はアメリカの対中戦略や日米軍事一体化、自衛隊の侵略軍隊化のもとで出撃拠点、軍事拠点に変わろうとしています。
 陸上自衛隊もオスプレイを導入し、木更津駐屯地への暫定配備を強行しました。地元では住民がオスプレイ配備反対で闘っています。
 オスプレイはいらない。戦争のための基地強化は許さない。沖縄や木更津の闘いと連帯し、今こそ基地撤去へ闘おう。

ビラへのリンク

2020年11月5日木曜日

外注化阻止ニュース 第503号


動物との衝突多発 異常事態!

◆抜本的な動物対策、特に上総湊~保田間の早急な対策が必要
◆上総湊~保田間はじめ危険箇所での徐行が必要
◆少なくとも問題解決までワンマン拡大の中止を


①抜本的な動物対策の実施を

 動物との衝突が多発しています。職場は異常事態です。運転士にとって動物との衝突を注意しながらの乗務は大きな負担です。衝突すれば運転士とともに対応にあたる車掌にとっても大きな問題です。柵の設置や除草など抜本的な対策は急務です。

②危険区間の徐行が必要

 すでに危険区間で徐行して運転する乗務員が増えています。それだけ事態は深刻です。高速で動物と衝突すれば大きな遅れは避けられません。抜本的な対策が取られるまでは、危険区間での徐行などの対策が必要です。

③ワンマン運転拡大の中止を

 会社は来年3月ダイ改でワンマン運転拡大を強行しようとしています。動物と衝突すれば数十分の遅れや、数時間も身動きが取れない場合もあります。そのすべての責任と負担を運転士一人に押し付けるというのです。JRは抜本的な動物対策とワンマン運転拡大の中止を行うべきです。

<現場から次々とあがる切実な声>

◉シカなどが20頭近くが線路脇で群れをなしていることがある。
◉衝突が多い区間では、すでに多くの乗務員が速度を落として運転している。
◉車掌から「徐行してくれ」という人も出てきている。
◉以前は動物が出るのは基本的に夜間だった。それが朝や昼間にも出るようになっている。いつ気をつければいいかわからない。
◉出る場所も広がっている。どこでぶつかるか分からない。
◉あまりに多い。異常すぎる。
◉指令から動物に注意して運転するようにという無線が1時間に何度も入る。
◉衝突の多いところや夜間の内房線は運転したくない。そういった行路を休む乗務員も出てきている。
◉こんな状況でワンマンにされたら、一人ではとても対応できない。

ニュースへのリンク

2020年11月4日水曜日

日刊動労千葉 第8865号

 いざ!闘う労働組合の再生へ
コロナ禍をのりこえて成功

(11月集会写真速報)



11・1全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進が11月1日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、全国から2050人が結集した。

新自由主義の攻撃に屈することなく団結と闘いを守りぬいてきた関西生コン支部、港合同、動労千葉の3組合が呼びかける11月集会は、今年で23回目を迎えた。

コロナに便乗した解雇と賃下げの攻撃が労働者を襲い、社会には「もう我慢ならない」という怒りの声は満ちている。そして関生支部への弾圧をはじめ労組解体攻撃も激化しつつある。11月集会が掲げる「闘う労働組合の全国ネットワークを」のスローガンが、今ほど説得力を持つ時はない。

コロナ禍をのりこえて成功した11月集会は、労働運動よみがえらせる希望を示し、新たな出発を切り開いた。

「菅やめろ!」「コロナ解雇許すな!!」のメッセージボードを交互に掲げ、 集会参加者全員で気勢をあげた。

3労組を先頭に「労働組合をよみがえらせよう」の横断幕を掲げ、日比谷公園を出発し銀座、東京駅前をデモ行進

ニュースへのリンク

闘いなくして安全なし No.283

動物との衝突多発  異常事態!

◆抜本的な動物対策、特に上総湊~保田間の早急な対策が必要
◆ 上総湊~保田間はじめ危険箇所での徐行が必要
◆ 少なくとも問題解決までワンマン拡大の中止を


①抜本的な動物対策の実施を


 動物との衝突が多発しています。職場は異常事態です。運転士にとって、動物との衝突を注意しながらの乗務は大きな負担です。衝突すれば運転士とともに対応にあたる車掌にとっても、大きな問題です。柵の設置や除草など、抜本的な対策は急務です。

②危険区間の徐行が必要

 すでに危険区間で徐行して運転する乗務員が増えています。それだけ事態は深刻です。高速で動物と衝突すれば大きな遅れは避けられません。抜本的な対策が取られるまでは、危険区間での徐行などの対策が必要です。

③ワンマン運転拡大の中止を!


 会社は来年3月ダイ改でワンマン運転拡大を強行しようとしています。動物と衝突すれば数十分の遅れや、数時間も身動きが取れない場合もあります。そのすべての責任と負担を運転士一人に押し付けるというのです。JRは抜本的な動物対策とワンマン運転拡大の中止を行うべきです。

<現場から次々とあがる切実な声>


○シカなどが20頭近くが線路脇で群れをなしていることがある。
○衝突が多い区間では、すでに多くの乗務員が速度を落として運転している。
○車掌から「徐行してくれ」という人も出てきている。
○以前は動物が出るのは基本的に夜間だった。それが朝や昼間にも出るようになっている。いつ気をつければいいかわからない。
○出る場所も広がっている。どこでぶつかるか分からない。
○あまりに多い。異常すぎる。
○指令から動物に注意して運転するようにという無線が1時間に何度も入る。
○衝突の多いところや夜間の内房線は運転したくない。そういった行路を休む乗務員も出てきている。
○こんな状況でワンマンにされたら、一人ではとても対応できない。

ニュースへのリンク

2020年11月2日月曜日

日刊動労千葉 第8864号

1047名解雇撤回・JR復帰・団交開催を!
20年冬季物販を成功させよう!


 

 国鉄1047名解雇撤回・JR復帰を勝ち取るための20年冬の物販が始まった。
物販オルグは、コロナ禍で各支部にお願いしている東京・神奈川は、残念ながら控えることとしました。
全国オルグは、要望に応える形で行っています。
1047名解雇撤回闘争で国鉄からJRへの採用に際して策定された、国鉄分割民営化に反対する組合員を排除する基準が、不当労働行為であったと最高裁で確定させた。
しかし、JRは解雇を撤回せず、団体交渉にも応じようとしない。労働委員会に申し立てたところ、中労委は事実調べ以前の調査さえ拒否し却下・棄却の命令を強行した。労働者の団結権擁護という労働委員会の使命を放棄した暴挙だ。
不当労働行為に対しては、解雇撤回・JR復帰が当然の結論だ。中労委命令を取消し、解雇撤回・JR復帰、団体交渉開催の判決を求める裁判を提訴した。第1回裁判は11月11日(水)10時より東京地裁で行われる。組合員・闘う仲間の結集と傍聴を要請します。断固として解雇撤回・JR復帰まで闘い抜こう。
提訴にあわせ、新たに東京地裁へむけて「最高裁決定に基づき解雇撤回・JR復帰、団体交渉開催の判決を求める署名」の取り組みを開始した。
署名は大きな力だ。不当労働行為を認めさせたのも10万筆を超える全国からの最高裁への「解雇撤回・JR復帰を求める署名」だった。物販と合わせ成功を勝ち取ろう。
物販はすべての闘う仲間とつながる原動力であり、解雇者を守り共に闘うものです。組合員の協力をお願いします。


署名は大きな力!
「最高裁決定に基づき解雇撤回・JR復帰、
団体交渉開催の判決を求める署名」


ニュースへのリンク
 

2020年11月1日日曜日

日刊動労千葉 第8863号

動物との衝突多発 異常事態だ!

 ◆抜本的な動物対策、特に上総湊~保田間の早急な対策が必要だ!
◆上総湊~保田間をはじめ危険箇所での徐行が必要だ!
◆少なくとも問題解決までワンマン拡大を中止しろ!

<現場から次々とあがる切実な声>

○シカなどが20頭近くが線路脇で群れをなしていることがある。
○衝突が多い区間では、すでに多くの乗務員が速度を落として運転している。
○車掌から「徐行してくれ」という人も出てきている。
○以前は動物が出るのは基本的に夜間だった。それが朝や昼間にも出るようになっている。いつ気をつければいいかわからない。
○出る場所も広がっている。どこでぶつかるか分からない。
○あまりに多い。異常すぎる。
○指令から動物に注意して運転するようにという無線が1時間に何度も入る。
○衝突の多いところや夜間の内房線は運転したくない。そういった行路を休む乗務員も出てきている。
○こんな状況でワンマンにされたら、一人ではとても対応できない。

①抜本的対策を早急に行え!


動物との衝突が多発している。会社も「9月時点で昨年の件数と同程度」と回答している。職場は異常事態だ。会社は対策を行っていると回答しているが、動物との衝突が増えているのが現実だ。

運転士にとって、動物との衝突を注意しながらの乗務は大きな負担だ。衝突すれば運転士とともに対応にあたる車掌にとっても、大きな問題だ。柵の設置や除草など、抜本的な対策は急務だ。

②危険区間の徐行が必要だ


すでに危険区間で徐行して運転する乗務員が増えている。それだけ事態は深刻ということだ。

高速で動物と衝突すれば大きな遅れは避けられない。抜本的な対策が取られるまでは、たとえ列車が遅れても、危険区間での徐行は必要な対策だ。

③ワンマン拡大を中止しろ!


こんな状況の中、会社は来年3月ダイ改でのワンマン運転拡大を強行しようとしている。

動物と衝突すれば数十分の遅れはすぐに発生する。車両に巻き込んでしまえば数時間にわたって身動きが取れなくなることもある。そんなことが頻発しているのに、すべての責任と負担を運転士一人に押し付けるというのだ。絶対に許すことはできない!

JRは抜本的な動物対策を行え! ワンマン運転拡大を中止しろ!

ニュースへのリンク