11月集会報告 ②
呼びかけ団体の発言(要旨)
◇国鉄闘争全国運動
呼びかけ人 金元重さん
11月集会実行委員会で、集会の目的や意義について熱い議論がなされました。その中で、原点に立ち返るという議論と提起が大変印象に残りました。今の日本では労働組合の存在意義が忘れられ、知られていない。憲法28条に規定された労働基本権、すなわち団結権、団体交渉権、団体行動権を、もっと働く仲間に知らせて、訴えて、労働組合を結成し、結集し、その有効性、必要性を訴えるべきではないか。労働基本権を、労働者が人間らしく生き、働き、労働者の尊厳を守る武器にしていく。明日から職場、学校、地域における活動に生かしていこう。
◇港合同
木下浩平執行委員
今朝早くに中村委員長からLINEで、投票所の小学校の前で都構想反対の幟を立てた自転車を押して、学校の周りでアピールしている写真を送ってきました。ぜひを伝えてほしいと。
この間、都構想反対で、港合同も組織を挙げて取り組んできました。今の大阪市、維新の会による市職、市従、市教組など公務員労働組合に対する組合つぶしを絶対に許すことができないと闘ってきました。
私たちは官民連帯、地域共闘の看板をもって、さまざまな困難を乗り越えて闘いを前進させ、組織と運動を守り抜いてきました。さまざまな困難なこともあろうかと思います。しかし労働者は、団結を崩さず執念をもって闘えば、必ず活路は切り開かれる。労働者は必ず勝利する。この闘いを共に前進させていきましょう。
◇関西地区生コン支部
武谷新吾書記次長
この間の関西生コン支部への権力弾圧に対して、物心両面のご支援に心からお礼を申し上げます。
関生支部支援の輪が全国に広がる中、5月と6月には、640日を超える長期勾留を強いられていた武委員長と湯川副委員長を奪還することができました。また9月16日には、奈良地域の生コン会社から不当解雇されていた組合員の解雇撤回・原職復帰をかちとりました。続く9月末には、労働委員会で4件の組合勝利命令が出るなど、反撃の成果が表れています。
菅政権は自らの政策や法案に反対する者は徹底的に排除する意志を示していることから、動労千葉、港合同、関西生コンなど、闘う労働組合やまっとうな声を上げる民衆への弾圧を継続することでしょう。しかしこの攻撃は、新たな階級対立をつくり、新たな団結と闘いの条件を敵がつくってくれているのです。
私たちはこの情勢に確信をもち、全国の闘う労働組合、闘う仲間と団結することで、闘いに勝利する法則をつかむことが求められています。
本集会では、闘う労働組合の復権をめざし、闘う労働組合の全国ネットワークをつくることを全員で確認して、国鉄1047名の解雇撤回をかちとり、労働組合つぶしの弾圧を粉砕し、勝利するまでともに闘いましょう。
◇動労千葉
関 道利委員長
私たちはこの1年、コロナ禍とそれに便乗した激しい攻撃の渦中で闘い、今こそ力を合わせて労働運動をよみがえらせようと新たな決意を胸にこの場に結集しています。
今日、第一に訴えたいことは、コロナ危機は労働者が団結する条件、階級として歴史の前面に登場する条件を生み出しています。エッシェンシャルワーカーへの社会的注目と、その現実のあまりの落差を多くの労働者が自覚し、その怒りが行動と闘いとなり、団結して社会的力となって登場するまでもう一歩です。
第二に、「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」をこれから1年間で具体的な形にしよう。職場での具体的闘いの開始、新たな結びつきを求めて踏み出す、そのために自らが変わる、決断する、仲間と自由闊達な議論を始める、実践こそ創造の母です。
第三に、関生弾圧粉砕の支援組織と運動を全国各地に組織すること。第四に、改めて国鉄闘争へのご支援をお願いします。JRではコロナに便乗した国鉄分割・民営化型の大攻撃が始まっています。動労千葉はこれと立ち向かい、組織拡大を必ず実現する決意です。 第五に、改憲・戦争阻止!大行進運動の発展に向けて全力で取り組もう。
最後に本集会には、世界各地から賛同が寄せられています。これまでになかった国際連帯闘争の広がりです。コロナ禍が、世界中の労働者を団結させようとしています。私たちは、韓国民主労総の闘い、アメリカ全土で燃え上がるBLM運動をはじめ、全世界の労働者と固くスクラムを組んでいることを改めて確認したい。
力を合わせて労働運動をよみがえらせよう。そのために一歩前に踏み出しましょう。
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