無人駅5割に増加―「障害者
の移動の自由制限」と裁判も
ワンマンで車掌も駅員もなくすのか
無人駅拡大が人権問題に
駅員不在で障害者の方の乗り降りに支障がでることが問題になっています。
「無人駅が5割に増加」(11月16日付朝日新聞)と報じられています。20年3月時点で9465駅のうち無人駅は4564駅で48・2%まで増加しています。また、都市部を含めて日中だけ駅員がいる「時間帯無人駅」も広がっています。
この中で、大分市では車椅子生活を送る人たちが、JR九州に対して「駅の無人化によって移動の自由を制限されたのは違法だ」という裁判をおこしてもいます。「自分が駅を利用しない方がもうかると思っているのか」「自分の人権や生活が無視されるのは悔しい」と訴えています。
ワンマン運転拡大の中止を
JR千葉支社は3月ダイ改で内房・外房・鹿島線にワンマン運転を導入するとしています。しかし、ワンマン化対象の区間も無人駅(内房線6駅、外房線5駅、鹿島線3駅)や簡易委託駅(内房線2駅、外房線1駅、鹿島線1駅)が増えています。また他の多くの駅もすでに外注化されています。
駅員不在が問題になっているのに、利益のためだけに車掌まで削減するなど根本的に間違っています。鉄道は公共交通機関であり、地域で生活するための社会的なインフラです。
利益を優先して安全や乗客の生活を切り捨てることがあってはなりません。
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