千葉県労委審理拒否行政訴訟
控訴審判決(11/12)
審理拒否容認 不当判決弾劾!
国鉄1047名解雇撤回へ!
「解雇撤回・JR復帰、団交開催」の東京地裁宛新署名運動を成功させよう
11月12日、千葉県労委審理拒否事件について東京高裁・白石史子裁判長は、組合側の控訴を棄却するという反動判決を行った。県労委の審理拒否について、「裁判で争うべきものではない」とした千葉地裁判決を容認したものだ。
われわれは30年以上におよぶ闘いによって国家的不当労働行為の真実をすべて暴き出した。
JR不採用基準そのものが不当労働行為であることを最高裁で確定させ、その策定をJR設立委員長が指示していたことも突き止めた。当初はJRへの採用候補者名簿に全員の名前がのっていたにも関わらず、不採用基準策定と名簿からの排除=JR不採用・解雇が行われたことも暴き出した。
われわれはこの新たな真実をもって千葉県労委に「解雇撤回・JR復帰、団交開催」を申し立てた。だが、千葉県労委ははじめから「最高裁判決に反する命令は書けない」といって審理を拒否したのだ。「労働者の団結権擁護」という労働委員会の使命を放棄する〝自殺行為〟だ。
今回の判決は、結局この審理拒否について「裁判ではなく中労委で争え」と中身に入らずに〝門前払い〟にしたものだ。だが、県労委が審理を拒否したことを〝中労委で争え〟というなら、われわれが県労委で審理を受ける権利はどこへ行くのか? 結局、裁判所も国家的不当労働行為の真実から逃げ出したのだ。
解雇撤回・JR復帰の裁判闘争へ
われわれは、解雇撤回・JR復帰、団交開催を求める行政訴訟で中労委・裁判所を主戦場に引きずり出した。解雇撤回・JR復帰に向け、この裁判闘争を全力で闘おう。東京地裁宛新署名運動の成功をかちとろう。
第1次集約日は12月25日
11・15チョンテイル烈士50周年記念
「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」
上映集会に180人の結集
11月15日、「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」上映集会が開催された。この集会は、チョンテイル烈士50周年に闘われる韓国・民主労総の労働者大会と連帯して180人の結集でかちとられた。
映画は旭非正規職支会の闘いを中心としたドキュメンタリーだ。旭非正規職支会は幾度も訪日闘争をともに闘い、韓国では動労千葉訪韓団を迎えてくれた仲間たちだ。今年、旭硝子(AGC)の不法派遣を認めさせる判決をかちとり、解雇撤回に向けて6度目の冬を闘っている。
映画には、様々な困難な中、怒りに燃えて熱く闘う非正規職労働者が多く登場する。韓国の仲間の闘いに応え、日本における闘う労働運動の復権をかちとろう。
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