仕事増やすなら夜勤者も増やせ
~夜間帯にも吊り革消毒!?
なしくずし労働強化やめろ!~
CTSは11月9日から、夜間帯の作業でも吊り革消毒をやるよう各事業所に指示しています。津田沼事業所では現在、夜勤作業はわずか5人です。人も増やさず平日では7本(70両)、約10500個の吊り革消毒を追加すると言っているのです。以下、CTS津田沼事業所 (クリーン)で働く組合員からの報告です。
<CTS津田沼事業所の現状>
2016年9月1日から夜勤者の作業が、<平日>が26本中、日常清掃4本、簡易清掃11本、<土休日>が18本中、日常清掃3本、簡易清掃15本になりました。要員は、簡易清掃が増えた関係で6名から4名となり、3班から2班(2名1組)に削減されました。でも、清掃する車両数は同じです。
明らかな労働強化になりました。
当初会社は、 “ 簡易清掃の車両は「大きなゴミ」や「床汚れの目立つ所」だけ清掃し、出区等運転に支障をきたさなければいいから ” と、甘い言葉で要員削減を強行しました。
当時現場で働いていた社員が本社に異動となり、上司から津田沼事業所の現状や過去の清掃体系等を聞かれ、その社員の言葉をもとに、現在行われている消毒作業等の労働強化を行ってきていると話す社員もいます。
<作業が増えたら要員を増やすのは当たり前>
私たちは何でも反対と言っているのではありません。業務量が増えたら要員を一緒に増やすこと。また、コロナウイルス感染症等で危険と思われる仕事には危険手当・嘔吐・排便等の処理には嘔吐手当を出すことが必要です。
以前から、JRからCTSに、嘔吐物処理代が一か所500円支払われていると言われています。しかし、実際に現場で処理している社員には手当は無し! 作業日誌には嘔吐の「車両ゼッケン」「号車」「個数」など、くわしく記入させているが、手当がないなら書く必要などないのではないか!
<つり革消毒で筋肉痛に>
この間、突然本社の幹部たちが津田沼事業所に来て、実際の10両編成のつり革消毒作業を行いにきた。彼らが言うのは「1両5分で終了したから10両で約50分掛かる」と試算した模様である。
しかし、たった 1 編成だけ作業を行って何が分かると言うのだ。実際、現場では10月1日から平日に午前中に入区する13本、全ての車両のつり革消毒作業が強行されている。つり革消毒作業班として2名が指定され、1人で6編成の消毒を行っている。
1編成のつり革の数は約1500個あり毎日9000個のつり革消毒を行っているのが現状だ。
会社からはつり革消毒作業のマニュアル等、何もなくて消毒作業後のつり革の消毒液の効果等科学的根拠など何も示されないで作業が行われている。つり革の作業を行なった社員等は、皆さん腕の筋肉等が張り筋肉痛になり疲弊しています。
<どんなに検討しても無理!>
そんな中で11月9日から夜間の作業の中に平日27本中、23時までの中で7本、休日19本中23時までの6本の列車のつり革消毒作業が要員も増やさないで強行されようとしています。
現場で働く社員たちで中身をいくら検証しても、まともに出来ないと思っています。限られた時間の中で多くの作業を行えば傷害事故や触車事故がいつ起きてもおかしくありません。
<深夜早朝手当も削減!?>
また来年のダイ改で、最終電車の繰り上げ行われます。現在の深夜早朝手当は、夜間帯4時間以上の勤務で1500円支給ですが、4時間未満になれば500円に下がる事も想定されます。肉体的・精神的にも誰が考えても無理があります。
動労千葉は現場の組合員の労働条件の確立や反合理化・運転保安確立の闘いをこの間、展開してきました。こんな理不尽なことを現場の労働者に強制する会社幹部の神経を疑います。
現場で働くすべての労働者がいつでも笑顔で、笑いが絶えない職場をつくるために、困った時こそ団結して労働者の明るい未来を信じてともに頑張りましょう。
「夜勤者削減」に感謝状!?
ふ・ざ・け・る・な!
津田沼事業所には、「簡易清掃に切り替え」「作業要員を削減して生産性向上を実現した」とJR東日本経営企画部からCTSへの感謝状 (平成28年9月1日付)がはりだされている。ふざけるな、の一言だ! しかも、他の賞状の額よりでかい
2016年、夜勤者を6人から4人に
※日常清掃の多くを簡易清掃に切り替え
(平日)夜間26本中、日常清掃4本、簡易22本
(土休)夜間18本中、日常清掃3本、簡易15本
※現在はダイ改で平日27本、度休19本
今年 コロナ対応で窓閉め作業が追加
(窓は平日27本×10両×6=1620枚!)
現場からの要求で窓閉め対応の
夜勤者を1人追加、5人に
2020年11月9日~ 吊り手消毒!?
(平日)7本、10500個、(土休)5本、7500個!
もう限界だ!
人を増やさなければまともに作業などできない!