〝生活できる賃金を!〟
ベアゼロ弾劾しCTS本社抗議行動
2年連続でベアゼロ回答
CTS(JR千葉鉄道サービス)は4月9日、今年度の新賃金について、社員はベースアップゼロ、定期昇給(4号俸)のみ実施、契約・パート社員はまったくのゼロ回答を強行しました。
CTSの20年度決算は営業利益が2700万円、前年比160%で大幅な増益の見込みにもかかわらず、昨年に続くベアゼロ回答です。コロナ禍の中で緊張と相次ぐ業務量の増加を強いられてきたことを振り返れば、こんな回答は絶対に認められません。
動労千葉は回答前日の4月8日、CTS本社に抗議行動を行いました(写真)。
まず川崎書記長が
①「10年で外注化を完成させる」との計画が破たんした以上、すべての外注化を撤回し仕事も仲間もJRに戻すべき。
②改正高年齢者雇用安定法の施行にもかかわらず65歳以降の就労を希望した労働者の再雇用拒否は許されない。
③CTSの就業規則改悪は「同一労働同一賃金」を悪用して格差を固定化するもので撤回を求める。
――の3点を提起しました。
社員と同じ賃金を出せ
新賃金と就業規則改定をめぐる団体交渉の報告をCTSで働く執行委員が行い、「3回の団体交渉を行った。『契約・パートは責任ある仕事をしていない』という会社の主張は大ウソだ。社員と同じだけの基本給、ボーナス、退職金を出せ」と訴えました。
同じくCTSで働く組合員は「自分は社員で10年以上働いているが生活は大変。契約・パートの人はもっと大変だ。『せめて手取り20万円は欲しい』がみんなの声だ」と発言しました。
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最後に、関委員長は「就業規則改悪には正当性がない。明らかな不利益変更だ。時給10円加算でごまかそうとしているが通用しない。幕張事業所での65歳を迎えた組合員2人の雇い止めは、組合差別であり不当労働行為だ。各事業所での職場代表選に勝利し、動労千葉と共に闘うことを訴えよう」と呼びかけました。
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