2021年10月8日金曜日

外注化阻止ニュース 第550号


CTSは時給の引き上げを行え
最低賃金も28円上がるのにゼロ回答

 動労千葉は9月27日、最低賃金が引き上げられる(千葉は+28円)ことから、時給の大幅な引き上げを求めてCTSと団体交渉を行った。
 しかしCTS本社は、「10月1日での時給引き上げは考えていない」とゼロ回答を行った。
 この1年半、仕事は次々増えているのに要員は補充されず、満足に年休も入れられない事業所も出てきている。契約・パート社員への賃金抑制は、正社員の賃金にも大きく影響する(社員も2年連続でベアゼロ)。
 現場から「時給上げろ!」「生活できるだけの賃金をよこせ!」の怒りの声をあげ、時給を引き上げさせよう。

「2年近く1円も上がってない」


組合:昨年1月の改定から2年近く、契約・パート社員の時給は1円も上がっていない。大幅な引き上げを。
会社:10月1日での引き上げは考えていない。車両清掃の契約更改(10月)、駅舎清掃の更改(11月)の結果次第で判断、と考えている。
組合:10月から千葉の最低賃金は28円上がって953円になる。各事業所の時給で下回る事業所は?
会社:今のところはない。
組合:CTSは支出の8割が人件費。契約額から時給を決めるのではなく、「人を雇用するには、これだけの賃金が必要だ」と積み上げてJRと交渉していかなければ、いつまでたっても賃金は上がらない。

「仕事は増え人は減る一方だ」

組合:この間、コストカット(3年で10%)で様々な仕事、要員が減らされている。採用は今も止めているのか。
会社:基本的に新規採用は止めている。千葉以東で、どうしても穴が空いた事業所だけ。
組合:この半年で何人採用したのか。会社:CTS全体で3〜4名程度。組合:コロナが収束したら労働力確保が大変になる。仕事ばかり増えて人は減る一方。辞める人が出ても補充しない。と安定して働いていける賃金水準に上げるべきだ。
組合:木更津で、自分はダブルワークで、やっと生活できている。ダブルワークなしで食べていけるようにしてほしい。

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