10/13CTS
「業務外注化及び65歳以降の再雇用」
申入れ(申60号)団体交渉
65歳以降の雇用につい
てJR東日本本社に再度申入れ提出(10/22)
10/13CTS「業務外注化及び65歳以降の再雇用」申入れ(申60号)団体交渉
65歳以降の雇用義務を行わず新規採用?!
CTSは65歳以降の雇用延長を行え!
10月13日、申60号に基づき65歳以降の雇用、仕業検査の周期延伸にともなう業務内容についてCTSと団体交渉を行った。団交でのやり取り概要は、以下のとおり。
JR本社団交の内容が支社・CTSに伝わっていない実態が明らかに
組合 JR本社との団交で65歳以降の雇用については「求人求職情報サービスに絞るものではない。グループ会社での直接雇用もある」との回答があった。それに沿ってCTSも希望するエルダーを再雇用すべきだ。JR本社の回答について千葉支社に聞いたのか。
会社 動労千葉との団交で、そのような回答があったと聞いたので支社に確認したが、支社も「本社からは聞いていない」とのことだ。
組合 CTSとして情報サービスに載せる予定はあるのか。
会社 今のところない。
組合 プロパーで回ると考えているのか。
会社 60歳を迎えた方をエルダーとして受け入れるので、それも含めて足りると考えている。
組合 この数年間は退職者が多く新規採用しても足りない。要員のひっ迫をどうするんだと議論してきた。「エルダを受け入れるから足りる」という回答は違う。
組合 改正高齢法に対する会社の考え方は? 70歳まで雇用するCTSの努力義務はどうなるのか。
会社 CTSで直接雇用している社員については、どう努力してどう採用していくか検討しているところだ。
JESSでは65歳以降を直接雇用
組合 千葉支社管内で、駅ではJESS(JR東日本ステーションサービス)が情報サービスを通さずに直接雇用している。「情報サービスを通してしか雇わない」と支社もCTSも言っていることは間違い。おかしいではないか。
会社 そうなんですか。知りませんでした。
組合 同じ千葉支社の千葉みなと駅で65歳以降の再雇用をしている。言っていることとやっていることがまるっきり違う。他社でやっている実態がある。CTSでもやるべきだ。
会社 千葉支社に確認する。
組合 「CTS社員は雇用延長を検討するが、エルダーはJR社員だから」というのが、そもそもおかしい。俺たちがCTSを助けてきたんだよ。出向して、若手を育ててきた。関係ないわけがない。福利厚生でカレーセットを配っているのも「関係ある」からではないか。「エルダーはCTSと関係ない」「いらない」と言うなら、今すぐ出向を解除して現場回してみろ。
会社 JESSが直接雇用しているとしても、それはJESSの考えだ。CTSの経営状況が採用できる状態になれば情報サービスにも出す。
組合 「経営状況から判断」というが、それ以前のルール、制度、入り口の話をしている。本社は「ルールを作っている段階なので、情報サービスを通しても直接でもどっちでもいい」と言っている。
組合 先日の最賃の団交で、今年度の前半、清掃だが3~4名の新規採用をしたと回答した。新規の人を雇っておいて「エルダーはうちの社員じゃないから」という。そんなふざけた回答はない。
今までも70歳を過ぎても働いてる人がいっぱいいた。運転なんか経験がないとできない仕事だ。若手を育てる、転勤で穴を埋めていくといっても1か月、2か月でできるものではない。だから、人手がいる、技術をもってる人がいるから70歳過ぎるまで雇用してきたんではないか。
外から新規採用する枠があるならエルダーの希望者を再雇用できるはずだ。
会社 そこは考えていきます。
組合 JESSの話を聞いて、直接雇用もやっていることは改めて確認をとってくれ。そうしたら、こちらもJR本社とも改めて団交をやるし、CTSにも改めて申し入れを出す。
仕業検査の有効期間見直しにともなう業務量、要員体制について
会社 仕業の有効期間見直しについては、具体的な運用表が来ていないので業務量、要員体制については何も検討しようがない状態だ。
組合 本社は、仕業の体制は3分の2にできるとの回答だ。減らされることは分かっている。
要員のひっ迫について以前に議論したとき、会社は「ダイ改、または契約更新の効率化でまかなう」と言っていた。それで仕業延伸の話が出てきた。それが会社が言っていた効率化ではないのか。
会社 具体的な中身が来てないということだ。
組合 検査周期が6日から9日になったら仕事量は減る。派出の今後について支社に聞いたら、もちろん「廃止」とまでは言わなかったが「考えていることは必然的に同じになる」とまで言い切った。廃止を見据えているということだ。
組合 例えば銚子派出では5人全員が来年度中に65歳を迎える。どうするつもりなのか。仮の話ではなく、現実に退職者が出始める。
会社 把握して、検討はしている。
組合 若い人を銚子に行かせられるのか。他社の例だが、水戸支社では、MTSで常陸大子に行けと言われたらプロパーが辞めるといっている。同じことがCTSでも起こる。東京や横浜から来ているのに「銚子に行け」と言えば辞めてしまう。住宅手当も1万5千円しか出してないし、銚子方面に住んでる人もいない。
会社 受託業務をこなすだけの要員は確保していく、としか今は答えられない。
組合 派出が存続するほうがいいに決まっている。だが、存続するなら今からつくらないと間に合うわけがない。もしくは今のエルダーを65歳以降も再雇用すれば足りる。
派出がなくなる場合、残る場合を、それぞれ検討しているのか。
会社 もちろん色々な場合を想定してシミュレートはしている。
組合 銚子派出は全員が近々退職する。それをどうするのか、今の時点で具体的に話さないのはさすがにおかしい。「若い人が行くから大丈夫」なのか、「65才以上を再雇用するから大丈夫」なのか。
会社 示せる段階がきたら示します。
組合 再雇用の申込みは3カ月前と言われているから、4月生まれの人は1月末までだ。銚子にも4月生まれの人がいる。ダイ改のときに示されても間に合わない。その人は雇わないということになる。1月までしかないんだ。「示せる時がきたら」じゃなく今日、この場で言ってもらわないと。
会社 ・・・。
組合 74~75歳まで働いた前例がある中で、これから65歳になる人に「働く意思があるかどうか」を聞かないのか。
会社 今はしていない。
組合 そこはCTSとして動いてもらいたい。いま働いている人に、継続して働きたいかどうかの希望調査をCTSとしてやってもらいたい。
会社 検討させてください。
組合 家庭の事情で働きたい人もいる。働きたいと言ったらCTSはどうするのか。
会社 経営状況による。かたくなに断る理由はない。
(以上)
65歳以降の雇用についてJR東日本本社に再度申入れ提出(10/22)
1.7月16日に行われた動労総連合申第8号、13号の団体交渉において「引き続き趣旨が伝わるように説明し、求人情報の提供を依頼していく」「求人情報サービスでなく、直接働いている会社と就労の確認要請を行ってかまわない。まだ完璧な情報サービスでないので直接会社とやってもらって結構です」との回答が行われたが、この間の千葉支社及び千葉鉄道サービスとの団体交渉において団交での確認が伝わっていないことが明らかになったことから、その経過と理由を明らかにすると共に、今後、労使確認を誠実に履行すること。
2.来年度65歳を迎える社員に対する求人情報サービスに関する以下の項目について見解を明らかにすると共に問題点を改善すること。
(1)ホームページでエントリーが完了しているにもかかわらず、その返信が2週間以上ないことについて。
(2)就労先が、茨城や東北など数えるほどしかないことについて。
(3)一律、誕生月3ヶ月前エントリー締切では、4月生まれは、期間があまりにも短いことについて。