基地と戦争への怒りに燃える
沖縄 5・18~20 沖縄闘争報告
5月18~20日、沖縄闘争に大竹哲治副委員長と石川二郎君(千葉機関区支部)が参加した。現地闘争報告を寄せてもらった。
基地と戦争への怒りに燃える
沖縄 5・18~20 沖縄闘争報告
5月18~20日、沖縄闘争に大竹哲治副委員長と石川二郎君(千葉機関区支部)が参加した。現地闘争報告を寄せてもらった。
裁判員制度廃止へ!
改憲を阻止しよう!
-5・22裁判員制度廃止全国集会―
5月22日、「改憲阻止そして裁判員制度廃止全国集会」が憲法と人権の日弁連をめざす会と裁判員制度はいらない!大運動の共催で、東京・弁護士会館において開催され、430人が参加した。
幕張支部・山田護支部長の訴え(日刊・動労千葉7509号より)
外注化をとめ、職場と安全を守る
自分の職場でともに闘おう。
昨年10月1日に検修・構内業務の外注化が強行された。制服とか会社の名前が変わっただけで、今までJRでやってきた人がそのまま同じ仕事をやってるけど、仕事が上手く回っているとは思わない。JR側もCTS側も、どっちも責任を持とうとしていない。無責任な雰囲気が職場にまん延している。
今は現場がみんなベテランだから回っているけど、こんなことを続けたら必ず重大な事故になる。これまでの検修のルールもバラバラにされている。
会社の計画通り外注化が進んだらJRには何の仕事も残らなくなる。CTSだけになって安全を守って、定時運行できるのか。反対の声がなければどんどん進むけど、そうしちゃいけないし、ならないと思っている。自分としては絶対につぶせると思っている。
今年の幕張車両センターには、去年1人だったところを4人もJRで採用した。外注先のCTSに15人も入れているのだから、JRは1人かゼロでもよかったはず。奴らもうちの反対を恐れている。会社だって、下手すると外注化がだめになると思っているから、JRにも人を入れているんじゃないか。
動労千葉は、外注化提案から一貫して反対してきた。闘いの連続だったし、会社側の攻撃は次々きたから、あまり先のことまで考えてはなかった。でも、結果的にうちの組合が頑張ったから他職種も含めて外注化を止めてきたのは事実だと思う。千葉は動労千葉がいて、12年間止めてきた。これからだって、反対すれば止められると思う。
安全な職場を守る
外注化にはみんな心の中では反対していると思う。安全は崩壊するし、自分たちはJRに入ったのに将来的にどういう身分になるんだと、みんな不安に思っている。俺らは分割・民営化のとき、職場に残れるかどうか悩んだ。外注化になって、JR側に残りたいと思うのはあの頃と同じだと思う。
今の若い奴は違うんじゃないかと思ったこともあるが、実際付き合ってみると俺らと同じ。同期は大事にするし、仲良くやったり飲み会やったりする。人間だから、金もらいたいとか、偉くなりたい人もいるし、おかしいことはおかしいという人もいる。
違うといえば違うのは、まわりが競争世界になったこと。俺たちは高卒で就職、大学は頭のいい人がいくところだった。今は大学出るのが当たり前。本人たちは競争するつもりはなかったんだろうけど、親とか学校からいい所にいけというのがある。昇進試験も、最初はみんな一生懸命やっている。でも、ある程度までくると偉くなる人と分けられているってわかってくる。
会社の側は、競争したら上にいけるような所ももたせると思う。全部うちが言ってるみたいになったら、一気に立ち上がるからだ。
だけど、競争じゃなくて、本当にいい職場を作りたい。保線は脱線しないように、俺らは車両を直して故障のないようにやる。あとは終わったら飲みにいく。そういう会社になっていけば事故もないし、安全で怪我もない、いい職場になると思う。
(全文は動労千葉HPをご覧下さい)
青年に訴える ① 幕張支部長・山田 護
外注化を止め職場と安全を守る
自分の職場で共に闘おう
外注化はとめられる
昨年10月1日に検修・構内業務の外注化が強行された。制服とか会社の名前が変わっただけで、今までJRでやってきた人がそのまま同じ仕事をやってるけど、仕事が上手く回っているとは思わない。JR側もCTS側も、どっちも責任を持とうとしていない。無責任な雰囲気が職場にまん延している。今は現場がみんなベテランだから回っているけど、こんなことを続けたら必ず重大な事故になる。これまでの検修のルールもバラバラにされている。
6月1日(土)18時00分 武蔵野公会堂(吉祥寺駅南口徒歩3分)集合
18時30分デモ出発 吉祥寺の街を一周!
主催:NAZEN吉祥寺
5月17日、ついに日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長が辞任しました。高速増殖原型炉もんじゅの1万個にも及ぶ点検漏れで責任をとらされたと言う格好ですが、辞任すればいいってもんじゃありません。これまで2.4兆円もの巨費をつぎ込み、1995年のナトリウム漏れ事故以降も、全くストップしたまま維持費だけで毎年200億円以上もつぎ込んできた責任をどうとるんだ! 一生涯、福島原発事故の処理のために働けと言いたい!
しかもこの鈴木理事長は責任を追及されて、なんと「ミスは起こり得る。形式的ミスが出るのはやむを得ない」と釈明したという。こういうのを〈開き直り〉というんじゃないでしょうか?
安倍政権は、参院選後に原発再稼働を狙っています。原発輸出で資本家を設けさせようとしています。冗談じゃありません!
6月1日、吉祥寺でデモをやります。みんなあつまれ~!!!
6・9集会に大結集を!
改憲攻撃と国鉄分割・民営化
改憲に突き進む安倍政権を許すな
安倍首相は改憲を参院選の公約に掲げ、本気で憲法改悪に照準を合わせている。それが改憲手続きを定めた96条改悪だ。
昨年4月発表の自民党の改憲草案は、9条に「国防軍を保持する」を追加し、さらに「緊急事態条項」を新設した。これは国家が「緊急事態」とすれば、一気に戦時体制に突入し、労働者の強制動員、公共財の徴発、検問、令状によらない逮捕・家宅捜索などを許す事の他、集会の自由やストライキなどの行為の制限など、全ての基本的人権を停止することができる恐るべき内容だ。ふたたび戦争への道を突き進もうとしているのだ。
この改憲と戦争の道を許すのか否か、その最大の攻防が国鉄闘争であることを今一度確認し、国鉄闘争全国運動6・9全国集会の大成功を勝ち取ろう。
●6.2つながろうフクシマ!さようなら原発集会
場所:芝公園23号地
(地下鉄「御成門」「芝公園」「赤羽橋」2分、「大門」5分、JR「浜松町」12分)
12:00 開場
12:30 集会
ライブ演奏(李政美〔いぢょんみ〕)
発言 : 大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、澤地久枝さん
福島から(渡部ミヨ子さん/農業者)
浜岡原発のある静岡から(東井怜さん)
原発ゼロノミクス(ゼロノミクマさん)
国会行動アピール(Misao Redwolfさん/反原連)
署名についての報告、ほか
14:00 終了
14:15 パレード出発(送り出し音楽 日音協)
主催:「さようなら原発一千万署名」市民の会
パレード:芝公園~西新橋~新橋~日航ホテル前~東電本社前~日比谷公園・中幸門(流れ解散)
※約1時間半のコース(1コースのみです)
JR設立委員長の指示で名簿不記載基準を作成
「国鉄とJRは別会社」の虚構は暴かれた!
国鉄1047名解雇撤回の正念場
6・9全国集会の大結集を!
「国鉄方式」の虚構をついに暴く
国鉄分割・民営化に対し、解雇撤回・原職復帰を貫き26年をこえ闘い続けてきたことが、ついに分割・民営化の全ての真実を暴き出そうとしている。
出向無効確認訴訟
「協定拒否こそ仲間守り抜いた闘い」
「就業規則で強制出向」ならば何のための組合か!
5月8日、動労総連合の強制出向無効確認訴訟と動労千葉の鉄建公団訴訟が行われた。裁判に先立ち、動労千葉の「解雇撤回・JR復帰」署名1万6958筆を裁判所に提出した。
検修・構内外注化に伴う強制出向無効確認訴訟では、JR代理人弁護士が「出向は就業規則に基づいている。目的と必要性は明らかであり、出向者にも特段の不利益はない」と、手当廃止や年休削減、駐車場廃止などの労働条件の不利益変更、指揮命令系統の混乱と安全破壊、会社の組合無視を全面的に否定するとんでもない主張を行った。
これに対して石井委員長が意見陳述に立ち「本人の承諾もない、出向協定も結んでいないにも関わらずJRが出向を強行したことに怒りを覚える」と切り出した。そして、動労総連合が結成以来、なぜ出向協定締結を拒否してきたのかについて、組合側の主張を展開した。
さらに「運転士や検修の労働者を養成するには、外注会社からJRに逆出向させる必要がある。外注会社には体制も仕事も設備もないからだ」「昨年10月以来、一から十までJRの指示で作業が行われている。『発注書兼作業指示書』なる物が証拠だ。JRが作成して、それを外注会社に横流ししているだけだ。これが偽装でなくて何が偽装なのか」と厳しく指摘した。組合側弁護団からも、「どんな契約で業務を行わせているか明らかにしろ」と委託契約の開示を要求した。これに対してJR側は、委託契約に基づき指示していると自ら団交でも主張しているにも関わらず、「契約内容は出さない」と回答した。「やましいことがないなら明らかにしろ!」「そこで働く労働者を何だと思ってるんだ!」法廷は怒号に包まれた。
労働者の団結を破壊し、仲間を売り渡すことにつながるなら、労働組合は協約締結を断固として拒否すべきである。総合労働協約を結ばない動労水戸に対し、会社は組合掲示板の設置や団交の勤務解放を認めないなどの不利益を強制し続けている。さらに動労千葉に対しては、シニア制度による定年後再雇用を適用しないという攻撃をかけ続けてきた。しかし、組合員を守るために民営化・外注化と強制出向に対して絶対反対を貫くため、私たちは総合労働協約を結んでこなかった。その成果として、これまで動労総連合は本人同意のない出向を阻止してきたのだ。労働協約で出向を強制させられないことに焦った会社は、「協約がなくとも就業規則で出向させられる」と昨年10・1外注化を強行した。これは「労働協約は就業規則よりも上に立つ」という労働法の建前すらひっくり返すデタラメ極まる施策に他ならない。現場労働者の怒りと闘いで断固粉砕あるのみだ。次回公判は7月3日(水)14時。さらに結集を拡大し闘おう。
動労千葉鉄建公団訴訟
証人採用認めず結審強行の東京地裁弾劾!
同日の「国鉄分割・民営化による解雇の撤回」を求めた動労千葉鉄建公団訴訟は、一審判決で裁判所も認めざるを得なかった「改革労協(現JR総連・東労組)の要請による採用名簿からの排除は不当労働行為」という認定から、動労千葉組合員の解雇撤回を求める裁判である。組合側弁護団は、動労千葉組合員を採用名簿から外した張本人である葛西敬之(現JR東海会長)ら3名の証人採用を強く要求した。これに対し難波裁判長は証人採用を何の説明もなく却下し、「(裁判所の考えは)判決で明らかにする。判決は9月25日」と一方的に裁判終結を言い渡した。絶対に許せない!
動労千葉鉄建公団訴訟は、国鉄分割・民営化そのものの不当性を問う裁判として闘い抜かれてきた。一審の判決は「不当労働行為は認めるが解雇撤回は認めない」という矛盾に満ちた判決だった。動労千葉の闘いの正当性がJRと裁判所を追いつめた結果だ。国鉄分割・民営化による労働組合破壊と解雇の自由、外注化・非正規職化によって、労働者が生きていけない社会がもたらされた。労働者を守る当たり前の労働運動の復権こそ、民営化・外注化への回答なのだ。
動労千葉が呼びかける「解雇撤回・JR復帰」10万筆署名を拡大し、国鉄闘争全国運動6・9全国集会への大結集を実現しよう。外注化・強制出向と闘い、裁判闘争を職場闘争と一体で進めよう!
国鉄闘争全国運動6・9全国集会へ
JR設立委員会委員長の指示で、葛西が不当労働行為と認定された不採用基準を作成した国鉄分割・民営化の本質暴く
葉山岳夫(弁護士/呼びかけ人)
昨年の6・29判決、さらにそれ以前に4・9政治和解を徹底弾劾し、「国鉄1047名解雇撤回・原職復帰という労働運動の原則を守って闘い抜く」という一貫した闘争を動労千葉を先頭に私たちは展開してきた。
こういう中で、葛西は調べなかったけれども、伊藤嘉道の証言を引き出し、この証言の中で、具体的に1987年に改革労協から鉄道労連に移行する過程で特別決議まであげて、定員割れで全員が入ることには絶対反対だ「採用で差別しろ」とわめいて、それに葛西らが呼応して不採用基準をつくった。
いったん名簿に登載されたものを削除することの不当労働行為性について、白石裁判長自身としてはギリギリの決断として、あそこで不当労働行為を認定せざるをえなかった。
その後、野田政権から安倍政権への移行も含め、これが全面的に階級的に焦点化した。難波法廷そのものも、今までの難波の対応とは違ってきている。労働運動全体の中で国鉄闘争全国運動のもっている意味は非常に大きくなってきている。なんとしてもこの運動を圧殺しようという階級的な意思があらわれてきている。これに対して徹底的な闘争が期待されている状況だと思います。
葛西証人を調べろと言ったことについては、小田美智男さんが書いた「国鉄闘争見聞録」を証拠として提出した。その中で、従前の建前そのものが吹っ飛ぶようなことが暴露されている。
井出・国鉄総裁室長(元JR西日本社長)と葛西・職員局次長が、経団連会長でありJR設立委員会の委員長だった斎藤英四郎のところに出向いて、処分暦を繰り返すような職員が中に入られたら困るから基準をつくってくれと説得した。斎藤はこれに対して、そのことについては国鉄側で作ってくれ、葛西君つくりたまえという形で、葛西が不採用基準を作った。
つまりJRの設立委員が名簿作成にかかわり、しかも指示をして作らせている井出、葛西が突き上げて「私が作りますから」という格好で、斎藤が承知したんでしょうが、不当労働行為は設立委員会自身がやったことであり、それはストレートにJRの責任になってくる。JRがやった不当労働行為で名簿から削除されたのであれば、ストレートにJRの職員でなければいけない、という形になってきたわけです。
それを暴露された状況の中で、難波裁判長はとにかく証人調べを打ち切った。
そういう意味では、全体の今の攻撃の中で、国鉄闘争全国運動の意義は非常に大きくなってきている。9月25日の判決を前に、署名も1万7千名近く集まったことは大変な意義があるわけで、この運動にさらに集中する必要がある。
動労西日本 赤松副委員長の強制出向粉砕
JR西日本への復帰をかちとる
外注化は止められる!
動労西日本は、赤松賢一副委員長に対する強制出向を取り消させ、JR西日本の原職復帰をかちとりました。
JR西日本は5月16日、赤松さんに対して「(レールテックへの)出向を免ずる」「近畿統轄本部大阪土木技術センター施設管理係を命じる」とする6月1日人事についての事前通知を出しました。
これは動労西日本と赤松さんの「強制出向をやめろ。もとの職場に戻せ」という要求を全面的に認めたものです。
動労西日本はさらに、レールテックで働く労働者全体の未払い残業代の精算についても約束させました。
JR西日本は、現場で働く労働者を長時間のサービス残業とJR本体の約半分の低賃金に突き落とし、事故の責任を現場に押しつけるために、外注化を全面的に推進してきました。
こうした中で赤松さんは昨年8月、動労西日本に加入して闘い、ついにもとの職場への復帰をかちとったのです。
赤松さんは、尼崎事故8周年の4月25日その日にレールテックにおいてストライキを闘い、次のように訴えました。
「レールテックは2005年に発足した。その年に尼崎事故が起こった。レールテックはそれからなんの成長もしていない。責任のとれない会社のままだ」
「レールテックの現状の責任はJR西日本にある。JR西日本の責任だ。JR本体にグループ会社に強制出向した労働者を戻すべきだ。労働者の超低賃金でこき使うために、いびつな会社にしてきた」
「今日のストライキは、今日だけで終わらない。鉄道の安全と労働者の生活を守るために闘いをやり抜く」
強制出向を打ち破り、もとの職場への復帰は本当に大きな勝利です。全国の職場から外注化と強制出向に反対する闘いをつくろう。
国鉄1047名解雇撤回!
外注化阻止・非正規職撤廃!
賃金・雇用破壊にストライキで反撃を!
6・9全国集会の成功をかちとろう!
1047名闘争勝利、
鉄建公団訴訟での結審強行弾劾!
国鉄闘争全国運動が呼びかける6・9全国集会の成功をかちとろう。
5月8日、東京高裁は動労千葉の鉄建公団訴訟において結審を強行した。たった三回の審理で9月25日には反動判決を下そうとしている。しかし、闘いはこれからだ。「解雇撤回JR復帰」の10万筆署名をかちとり、裁判所に叩きつけよう。
経産省、財務省など国は「経産省まえテントひろば」に対して、テント撤去と土地明け渡し請求の裁判を申し立てました。「テントひろば」は訴訟の取り下げを要求して、5月16日(木)午前10時~5月22日(水)正午まで抗議のハンストに入りました。【続く…】
赤松賢一副委員長の強制出向粉砕
JR西日本への復帰を
ストライキで闘いとった!!
動労西日本に結集し「外注化・非正規化」粉砕へ
JRで働く労働者のみなさん!
動労西日本は、赤松賢一副委員長に対する強制出向を取り消させ、JR西日本本体への現職復帰の大勝利を勝ちとりました。JR労働運動の歴史をぬりかえる空前のすばらしい勝利だ。
5月16日、JR西日本は、6月1日人事に向けて、動労西日本・赤松副委員長に「事前通知書」を公布してきた。「(レールテックへの)出向を免ずる」「近畿統括本部大阪土木技術センター施設管理係を命じる」という内容だ。これは、動労西日本と赤松副委員長の「強制出向をやめろ。JR西日本土木技術センターに戻せ」という要求を全面的に認めさせたのだ。
さらに動労西日本が要求していたレールテック労働者全体の未払い残業の精算をも約束させたのだ。
ストライキで闘いぬいて勝利
これはなによりも、動労西日本という小さな労働組合が、巨大な資本であるJR西日本と真っ向から闘いを挑み、2波のストライキを打ち抜き勝ちとった勝利だ。
労働組合が労働者を信頼して団結して本気で闘えば勝利することができることを示したのだ。
動労西日本以外のJR西日本のすべての労働組合は「資本と闘っても勝てない」と資本の奴隷に成り下がってきた。就業規則を丸呑みの総合労働協約を結び、尼崎事故では、事故責任を追及するどころか、JR西日本を支える「労使安全会議」に参加し、さらにはJR西日本の外注化・非正規化の片棒を担いできたのだ。
動労西日本は、奴隷協約を拒否し、「資本と労働組合は非和解だ」と闘う立場を貫いてきた。「国鉄・分割民営化絶対反対、外注化・非正規化絶対反対」を掲げ、反合理化・運転保安闘争路線で闘ってきた。こうした動労千葉を先頭とする動労総連合の立場と路線の勝利である。
外注化・非正規化は粉砕できる
さらにJR西日本の外注化の柱のひとつである、外注会社への強制出向攻撃を、粉砕したことは、決定的である。
「長時間労働と低賃金(レールテック労働者の賃金はJR本体の約半分!)」を強制し、事故責任を現場に押しつけるために、JR西日本は、外注化・非正規化を全面的にやろうとしてきた。
こんな外注化・非正規化を認める労働者など誰もいない。職場には、外注化・非正規化への労働者の怒りが渦巻いているのだ。動労西日本は、ここに確信を持って闘い、現場労働者の怒りと結びついて、2波のストライキを闘いぬいた。「こんな賃金では子供も持てない」という根底からの怒りを体現して闘ったのだ。
JR西日本は、動労西日本の赤松副委員長の闘いがレールテック労働者の反乱になりかねないと恐怖し、労働組合の「完全勝利」になるJR西日本本体に復帰させたのだ。
外注化・非正規化こそJR西日本の最大の弱点であり、労働者の反乱の水路なのだ。
闘う労働組合に結集しよう
赤松副委員長は、昨年8月24日に「外注化・非正規化」粉砕を決意して動労西日本に結集した。
JRに就職して以来7年以上の強制出向を強いられ、外注化・非正規化の許し難い現実、労働者がまともに生きていけないを現実を経験してきたからだ。
今年2月16日には、JR西日本に在籍している日数より出向日数が、多くなるという事態になった。
動労西日本は、赤松副委員長のこの怒りを共有して、何としてもこれを転覆すると決意して闘いぬいてきた。この労働組合の団結こそ、いかなる困難も打ち破って、労働者の未来を切り開くものだ。
JR西日本「中期計画2017」は労働者の現在と未来を奪うものだ。「全面外注化・10割非正規化」に進もうというのだ。
労働組合が本気で闘えば勝利することができる。動労西日本は、今回の勝利を突破口にして、「外注化・非正規化」粉砕、JR体制打倒まで闘うものである。
すべての仲間のみなさん!
動労西日本に結集して未来を開こう。
国鉄1047名解雇撤回! 民営化と外注化、非正規職化と闘おう!
賃金・雇用破壊にストライキで反撃を! 今こそ国鉄闘争の火をもっと大きく!
国鉄闘争全国運動6・9全国集会の呼びかけ
国鉄1047名解雇撤回の闘いは、分割・民営化以来26年間、「解雇撤回・原職復帰」を掲げて闘い抜いてきました。安倍政権が全面的な雇用破壊を進める中、「解雇撤回」はすべての労働者の課題です。今こそこの闘いが本当に力を発揮する時代です。国鉄闘争を先頭に、この時代に打ち勝つ労働運動をつくりあげましょう。文京シビックホールで6月9日に開催する全国集会へのみなさんの参加を呼びかけます。
国鉄1047名解雇撤回闘争は現在、重要な局面に入っています。昨年6月29日、東京地裁は動労千葉の組合員9人がJR不採用という解雇攻撃の直前まで採用候補者名簿に載っていたことを認定しました。名簿からはずしたのは当時の職員局次長である葛西敬之(現JR東海会長)であり、それが明確な不当労働行為意思に基づくものだったことも認定したのです。不当な解雇ならば撤回以外にあり得ません。しかし、高裁は葛西証人を採用せずに早期結審を狙っています。真実を明らかにさせ、解雇を撤回させる決戦に入ったのです。
国鉄分割・民営化によって20万人が職場を追われ、200人が自殺に追い込まれました。そして、労働組合が雪崩をうって後退し、民営化・外注化によって次々と労働者が非正規職に突き落とされてきました。「競争すれば社会すべてが豊かになる」と言ってきた結果は、すさまじい格差と貧困が蔓延する社会でした。すべては嘘だった。すでに非正規労働者の割合は4割近くとなり、若者は半分が非正規です。10数年連続で3万人もの人が自殺し、30代非正規職男性の7割が結婚できていません。これほどの現実がまかり通ったのは、労働組合が立ち向かえてこなかったからです。
動労千葉は外注化と対決し、職場で13年にわたって阻止してきました。昨年10月1日に強行された外注化は、本当に矛盾だらけでした。「偽装請負」というレベルを超えた違法行為をごまかすために、厳格な指揮命令も破壊されました。こんなことを認めて、労働者の雇用も安全も守ることはできません。動労千葉は、外注化・非正規職化反対を掲げて3月春闘ストを打ち抜きました。これは新たな反合・運転保安闘争をつくり上げる出発点でした。そして、強行された外注化を撤回させて組織拡大を実現する歴史的な挑戦を開始しています。
現在、安倍政権は歴史的な労働規制緩和に踏み込んでいます。公務員の7・8%賃下げを前提に、地方交付税を削減しました。多くの地方自治体では、6月議会などで賃下げが強行されようとしています。政府の号令ひとつで、憲法も踏み越えて一千万人規模の労働者の賃金を下げる。前代未聞の事態です。6月に策定する安倍政権の「成長戦略」では、「準正社員制度」の導入や「残業代ゼロ法」と呼ばれた「ホワイトカラーエグゼンプション」の復活も議論しています。賃金・雇用・労働時間という労働者の権利を根本から破壊するものです。そして、7月参院選から改憲・戦争へと突き進もうとしています。大阪では橋下市長が、東京では足立区が先頭に立ち、公的部門の全面的な外注化・民営化を強行しようとしています。
6月は労働者の生活と権利をかけた正念場になろうとしています。今こそ労働組合の本来の力を取り戻し、国境を越えた労働者の団結で青年労働者を先頭にTpp も原発再稼働も戦争も阻止しよう。7・8%賃下げに対して、自治労は29年ぶりの全国スト方針を決定しました。この闘いはすべての労働者の権利と未来をかけた歴史的な闘いです。労働者の生活と権利をかけて闘いぬいてきた国鉄闘争が本当に力を発揮するときです。
6月9日の国鉄闘争全国運動全国集会への参加をあらためて呼びかけます。
2013年4月25日
◎名称 国鉄1047名解雇撤回! 民営化と外注化、非正規職化と闘おう! 賃金・雇用破壊にストライキで反撃を! 今こそ国鉄闘争の火をもっと大きく! 国鉄闘争全国運動6・9全国集会
◎日時 6月9日(日)午後1時(正午開場)
◎場所 東京・文京シビックホール(東京都文京区春日1―16―21)
◎主催 国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(国鉄闘争全国運動)
千葉市中央区要町2―8DC会館内/電話043(222)7207/FAX043(224)7197
動労千葉・鉄建公団訴訟で新証拠
JR設立委員長が選別解雇を指示
6・9は1047名解雇撤回の総決起集会
動労千葉・鉄建公団訴訟 結審強行弾劾
難波裁判長は証人を調べ真実を明らかにせよ
第1次 1万6958筆を提出
5月8日、国鉄1047名不当解雇をめぐる鉄建公団(旧清算事業団)訴訟控訴審で難波裁判長による結審が強行されました。難波裁判長は解雇の張本人である葛西敬之(現JR東海会長)らの証人申請を却下し、国鉄分割・民営化の真実を明らかにすることなく、一方的に審理を打ち切ったのです。
国鉄分割・民営化による採用差別は「国鉄とJRは別会社」という詭弁で正当化されてきました。〈国鉄が採用候補者名簿を作成し、JRは名簿記載者全員を採用した。だから、不当働行為があってもJRには責任がない〉と。
しかし、それはまったくウソだったのです。今回の裁判で動労千葉が新たに証拠として提出した、JR西日本・井出正敬会長(当時)を囲む『国鉄改革前後の労務政策の内幕』(2000年9月)なる座談会記録では次のように語られています。
「選考基準は、斎藤さん(JR設立委員会委員長)が作れと言うので、不当労働行為と言われないギリギリの線で葛西が案を作り、それを斎藤さんに(JR設立)委員会の席上、委員長案として出してもらい、それは了承された」
選別解雇をJR側が指示し了承したのなら、その責任はJR自身にあります。国鉄・JRが一体の国家的不当労働行為だったのです。
国鉄分割・民営化から26年。動労千葉は「解雇撤回」の原則を貫き、闇に包まれた真実を一つひとつ暴いてきました。1審では採用候補者名簿からの排除は明確な不当労働行為意思によるものだと認定させました。あと一歩で国鉄分割・民営化を打ち破るところまできています。
闘いは新段階に入りました。東京地裁では6・29判決を出した白石裁判長が民事11部総括判事の席から左遷される異例の人事が行われました。裁判所がなりふりかまわず国鉄闘争を根絶させようとしています。
裁判に先立ち、「解雇撤回・J R復帰」の判決を求める署名1万6958筆を東京高裁に提出しました。署名を送って下さった全国のみなさんに感謝申し上げます。
判決は9月25日です。国鉄分割・民営化の真実を暴き出す決定的な局面です。6・9全国集会は、1047名解雇撤回闘争の歴史的な総決起集会です。文京シビックホールを埋めつくす組織化へ全力を尽くしたいと思います。10万筆署名で裁判所を包囲しよう。
貨物全職場の怒りに火をつけよう
4・25第22回貨物協議会総会
今までの攻撃とはちがう
4月25日、第22回貨物協議会総会を開催しました。総会は、5・1新宿メーデー総決起に向けた意思統一の場ともなりました。
総会議長に斉藤支部長を選出し、はじめに佐藤議長「いよいよ貨物の賃下げ攻撃と、今日から性根を据えた闘いの始まりです。団結の力で未来を切り拓こう」と、田中委員長は「何でこういうことが起きているのかを明らかにし、どう立ち向かっていくのかが大事。貨物協議会のさらなる団結を」、大竹副委員長は「今までの攻撃とはちがうぞと、団結して職場を守り、貨物の全職場の怒りに火をつけよう」と、それぞれ挨拶がありました。
山下事務長から議案が提起され討論・質疑応答をおこない、乗務員分科会から日々の様々な課題と、どう対応するかを話し合いました。
幕張支部・ライフサイクル配転差別事件
組合側証人調べで配転の不当性を明らかに!
幕張支部からの役員の相次ぐ配転
=業務外注化を前提にした支部破壊と出向攻撃が目的!
ライフサイクルの深度化による配転
=労働協約未締結組合員への適用はできない!
5月9日、13時から、中央労働委員会において、「幕張支部・ライフサイクル配転差別事件」の第1回審問が行われ、組合側から田中委員長、川崎執行委員、幕張支部・山田支部長の3名が証言し、幕張支部からの5名の支部役員配転とライフサイクルの深度化による配転の不当労働行為性をあますところなく明らかにした。
協定・同意なき出向は無効
出向無効確認訴訟
委託契約の内容を明らかにせよ
法廷でもJR側を追及
5月8日、検修・構内業務の外注化に伴う強制出向の無効を確認する訴訟が東京地裁で行われました。動労水戸の石井委員長が意見陳述を行いました。
石井委員長は、本人同意もなく組合も出向協定を結んでいない中での強制出向を怒りをもって弾劾しました。
「民営化や外注化は、労働者を一方的に解雇し、労働条件を切り下げるためのもので、労働組合破壊です。だから、外注化のための出向には絶対反対でした。それゆえに動労千葉・動労総連合は出向協定を結ばずに、組合員を守るために26年間、闘い抜いてきた」
本人の同意なき出向を認めないのは組合として当然のことです。出向協定がなく、会社が勝手に決められる就業規則だけで労働者に出向を強制することなどできるはずがないのです。
契約内容を明らかにできないJR
さらに、石井委員長は偽装請負の実態を追及しました。
「運転士や検修の仕事をする労働者を一人前にするには、JRに逆に出向させなければできない。しかし、鉄道サービスにはそういう体制も仕事も設備もない」
「昨年10月から今まで1から10までJRの指示によって仕事が行われている。JRが発注書兼作業指示書なるものを作成して、それを鉄道サービスに横流ししているだけ。これが偽装でなくて何が偽装なのか」
これに対するJR側の回答は、委託契約に基づき指示していると自ら主張しているにも関わらず、なんとこの期に及んで契約内容を隠そうとしたのです。
「やましいことがないなら明らかにせよ」
法廷は、当該の労働者から怒りに包まれました。JR側の弁護士は、激しい怒りの前に脱兎のごとく逃げ帰るしかありませんでした。
JRは、いまに至るも委託契約書を、団交の場においても、法廷の場においてすら明らかにできないのです。
これが外注化の実態なのです。
前回2月27日の同日裁判以降、JR東日本・千葉支社、水戸支社、高崎支社などが強行した検修・構内業務の全面外注化は、JRが仕事の指示をすべて行なうという偽装請負そのものがそのまま放置され、職場の労働者には怒りが充満し闘いが継続しています。こんなデタラメが許されていいはずがありません。こうした中、強制出向無効確認裁判で指揮を取ってきたあの白石裁判長が更迭されたらしく、裁判の行くえに何やらきな臭いものが漂い始めてきましたし、鉄建公団訴訟控訴審では、難波裁判長の結審宣言を阻止するために、我々が全力で取組んできた10万人署名運動で1万6千筆を越える署名が集まったのです。今回の同日裁判は、新しい裁判長の下で強制出向無効確認訴訟を再スタートさせ、鉄建公団控訴審では署名を提出して、何としても難波裁判長の結審策動を阻止するためのものとして闘われました。
鉄建公団訴訟解雇撤回署名提出行動
5月8日(水)11時30分、動労千葉の田中委員長、原告の高石さん、中村さん、葉山弁護士、動労千葉を支援する会の山本事務局長ほか4名の労働者が、東京高裁民事12部を訪問し、これまでに集められた鉄建公団訴訟での解雇撤回とJRへの原職復帰の判決を求める16958筆の署名を提出し、葛西氏の証人喚問がないまま結審することがないよう強く要請しました。当初は、山本さんが「デカイ声」で申し入れ書を読み上げる予定でしたが、書記官から「勘弁してくれ。」と言われ、静かな提出となりました。
地裁前抗議集会
12時から動労千葉・動労水戸の組合員と動労千葉を支援する会の労働者が東京地裁正門前に結集し、川崎執行委員の司会で直ちに前段集会が開催されました。「業務外注化粉砕!」「強制出向を許さないぞ!」「業務と労働者をJR職場に戻せ!」「1047名解雇撤回!」「難波裁判長は結審するな!」「結審策動を許さないぞ!」「国鉄闘争に勝利するぞ!」とシュプレヒコールを挙げた後、川崎執行委員が「JR側代理人は、外注先は別会社だからJRは関係ないなどとほざいているが、こんなことは絶対に許さない。」「我々は強制出向を止めさせJR職場にもどる。」「難波裁判長は今日結審しようとしている!」「しかし事実はまだ明らかにされていない。」「葛西を証人尋問することは絶対に必要だ」と今日の2つの裁判の意義を明らかにされました。次に長田書記長は、「動労千葉は出向協定を結んでいないし、今回の出向は出向4条件をどれも満たしていない。」「全く無茶苦茶な攻撃で、違法そのものだ。」「安倍政権は解雇の自由と非正規化を進めようとしている。」「我々は裁判闘争と共に現場での闘いで外注化・非正規化攻撃と闘う。」と、動労水戸の石井委員長は「今日、短時間ではあるが意見陳述を行う。」「今、国鉄分割民営化の矛盾が露呈しており、JR貨物は10%賃下げを目論んでいる。」「『分割民営化すれば黒字になる』と宣伝されたが、今なんとか黒字なのは首都圏だけだし、事故も多発している。」「我々はこんな分割民営化を絶対に許さない。」「今回の外注化では、全ての作業をJRが指示しており、偽装請負そのものだ。」「就業規則でやれるのであれば、何故出向協定を結んだのか。今回の裁判でそこを明らかにしたい。」、とそれぞれ決意を表明されました。続いて鉄建公団訴訟・控訴審原告の中村仁さんが「今16958筆の第1次署名を提出してきた。さらに頑張って10万筆を達成し、裁判に勝利してJRに復帰する!」と決意を表明、最後に支援する会の山本さんは、署名提出の様子を報告した後、「支援する会として第2次、第3次の署名活動に全力を尽くす」「難波裁判長の結審策動を許さず、全力を挙げて2つの裁判に勝利するまで共に闘う。」、と決意が表明され、再びシュプレヒコールをたたきつけて前段の抗議集会を終了しました。
業務委託契約書を出せ!労働者の怒りが爆発!
-白石裁判長更迭?!
強制出向無効確認訴訟第2回口頭弁論
13時05分からこの裁判の第2回口頭弁論が開始され、傍聴席は動労千葉・動労水戸の組合員と支援の労働者で埋め尽くされました。最初に、交代した団藤裁判長が「裁判所の構成が変わって私がこの裁判を担当することになった。何か発言はありますか。」と言ったのに対して、まず原告側の森川弁護士が立ち、「出向を就業規定でやるのは、出向協定とその優位性を無視するものであり、法律違反だ。」「今回の出向には合理性がないし必要性もない。」「企業の側の勝手な『合理性』のみで社会的な合理性はまったくない。」と原告側の主張を簡略に説明しました。これに対して被告側代理人の冨田弁護士が「出向は就業規定に基づいて行ったものであり、この規定が無効といわれる筋合いはない。」「出向には合理性があり、労働者への不利益はない。」と平然と発言したため、原告・傍聴席さら抗議の声が挙がったのは当然です。裁判長が「傍聴席は静粛に」などと言っても止まるものではありません。裁判長の「前任者からの引継ぎでは石井さんの陳述ですね」という発言に応えて動労水戸の石井委員長が陳述に立ち、「本人の承諾のない出向に怒りをおぼえる。」「動労総連合は出向協定を結んでいない。にもかかわらず出向協定を結んだ組合と同じように扱われるのは許せない。」「出向に出された労働者には戻る職場も仕事もない。強制的な転籍だ。」「今回の出向は全く意味がない。全ての業務はJRが指示しており、完全な偽装請負だし、36協定でも組合を全く無視した。」と静かながら怒りを込めて強制出向を弾劾しました。傍聴席からの盛大な拍手を「傍聴席は静粛に」と制した後、裁判長は4月30日付けの原告側準備書面1などの原本提出を次回と決定し、「次回はどうしますか。」と質したのに対して森川弁護士が「次回は出向先の現場の実態を明らかにし、その不当性を検証したい。」と述べました。「ではそういうことで、次回は7月3日午後2時からにします。」と裁判長が閉廷しようとした直前、原告側のいがぐり頭の○○弁護士が「ちょっと待って裁判長!」と叫んで立ち上がり、「現場の実態を明らかにする上で『業務委託契約書』が是非必要です。」「被告側は出そうとしませんが、次回の裁判以前に提出するよう裁判長から指揮してください。」と訴えたのです。「如何ですか。」との裁判長の問いかけに対して被告側は「提出するかどうかはこれから帰って検討する。」「提出するとしても次回になる。」とこれまた平然と答えたのです。「どうですか?」と裁判長の問いかけに花沢弁護士は「それじゃあ遅い。契約書があるならばすぐに出せるし、出しても不都合はないじゃあないですか。」と反論。裁判長が再度被告側に質しても同じ答え。裁判長は「じゃあそういうことで、次回に。」と言って閉廷して退席したのです。これじゃあ裁判長はまるで被告側の代理人と同じじゃあないですか。とうとう原告の怒りが爆発しました。原告席から「契約書を何故出せないんだ!」「あるならすぐに出せ!」と怒りの声が被告側代理人に浴びせられ、これと呼応して弁護団・傍聴席からも怒りの声が上がり、議場は騒然となりました。被告側代理人の冨田弁護士はそれまでの平然とした顔から一転、顔面蒼白となり、書類をまとめるのももどかしく、原告側の怒りの声を背面に受けながら、慌てて会場から逃げ出したのです。
怒りが冷めやらない中、全員で地裁の控え室に移動し、川崎執行委員の司会で直ちに中間総括が行なわれました。まず弁護団から、会社側とその代理人弁護士の無茶苦茶な対応に対する怒りが表明された後、会社側の不当性、特に何故就業規則で出向させられるのか、こんなことが許されれば労働組合は無意味になる、労働組合との協約が優先されるべきだ、ということを明らかにすると共に、『業務委託契約書』を出させ、偽装請負の内容と「表向きの合理性」の意図を明らかにさせ、この裁判に勝利するまで闘うという決意が表明されました。田中委員長は「団交でも会社は『いつも通りやってください』と言うだけで『業務委託契約書』を出さない。」「全力を挙げてこれを出させる。」「日本の社会では企業が万能となっており、犠牲はすべて労働者に転嫁されるが、こんなことは絶対にゆるせない。」「この裁判に絶対に勝利するまで闘う。」と怒りもあらわに決意を表明されました。この後当該の労働者3名からの怒りと決意が表明され、怒りも新たに全員で次の裁判に向かいました。
証人申請を却下し結審を強行した難波裁判長に怒り爆発!
鉄建公団訴訟・控訴審第3回口頭弁論
14時30分からこの裁判の第3回口頭弁論が開始され、ここでも傍聴席は動労千葉・動労水戸の組合員と支援の労働者で埋め尽くされました。前の裁判の騒ぎを警戒してか、裁判所は約10名の職員を動員して議場周辺の警備と傍聴から溢れた労働者の監視にあたっていました。最初に、前回の口頭弁論の流れを引き継いで原告側弁護団から準備書面3、すなわち被告側がよりどころとする『設楽判決』への反論、の内容が説明されました。まず葉山弁護士が全体にわたって設楽判決の矛盾を指摘し、続いて大口弁護士が、名簿不記載⇒清算事業団送り⇒解雇という流れの法的連鎖を明らかにするとして、「原告が『要再就職指定職員』に指定されたのは3月24日で、まだ国鉄職員の時だった。国鉄管理局がこれを行なった。」、「清算事業団は、3年先に再就職しなければ解雇、再就職する意思がないのであれば教育の必要はない、と認識していたし、そう指導した。」「原告の労働者は再就職する意思がないので放っておけばいい、として3年後に自動的に解雇した。」「だから国鉄が解雇したことになる。」と説明、さらに藤田弁護士、浅野弁護士が更に反論の内容を説明しましたが、ここでは省略します。次に不採用基準作成に設立委員会も関与していたことを示す新たな証拠が「甲A131号証」として提出され、『要再就職指定職員』の指定との関係で「本来ならば清算事業団の理事が指定することになっていたが、国鉄が行なった。これはどうしてもおかしい。被告側の釈明を求める」という「求釈明」が原告側から行なわれました。
これに対して被告側の代理人は、「これ以上言うことはない。」「すでに被告側の主張は文書で述べているので読んで欲しいし、それ以上のことはない。」と述べ、さらに原告側からの証人申請に対しては「これまでの一審で十分事実が明らかにされているので必要ない。」と平然と言放ったのです。これに対して傍聴席からの怒りの声を浴びたのは当然です。
この被告側の陳述に対して、大口弁護士が、「葛西氏は絶対的な責任者だ。この人を呼ぶことは重要だし、この裁判で是非呼んで欲しい。」「江見判事は、『改革法23条は大誤算だった』と言っている。江見判事の意見を是非聴きたいので呼んで欲しい。」「今村氏は当時千葉鉄道管理局の総務部長をやっていて名簿不記載から要再就職指定職員の指定-清算事業団送りのプロセスに関わった人である。これまで申請してこなかったが是非呼んで欲しい。」と3名の証人喚問を強く要請しました。さらに葉山弁護士も立ち、「伊藤証人は『葛西氏の指示に従って3人で行った。』と明言している。この3人の証人を呼ぶことは事実を明らかにする上で極めて重要だ。」と追加しました。しかし、難波裁判長は、「前にも言ったが証人申請は却下する。判決で明らかにする。」と述べたものですから、傍聴席からの怒りの声の中、大口弁護士が、「それじゃあ裁判長としてあまりにも不誠実ではないか。」と抗議しました。そして場内が怒りで騒然となる中、裁判長が「むにゃむにゃ。」と小声で言って、陪席の裁判官と一緒に「あっ」と言う間に消えてしまったのです。これには被告側を除く場内全員が唖然となったのは当然です。裁判長の一番近くにいた葉山弁護士も「むにゃむにゃ。」を聞き取れず、書記官に確認したところ、「小さい声で『終結します。判決は9月25日午後2時から言い渡します。』と言った」のだそうです。怒りの刃はここでも被告側代理人に向けられ、前の裁判で怒りの声を浴びた富田弁護士は、別の出口から逃げ出しましたが、出たところの通路で、またしても労働者から怒りの声を浴びせられました。[被告側代理人も勿論ですが、いやはや全くひどい裁判長です。葛西の証言も取らずに、証拠は出尽くしているとして平気な顔で結審を言い渡したのですから。前の裁判での白石裁判長の更迭劇も含めて、資本・権力がこの裁判に恐怖し、裁判所に圧力をかけたことは明白です。こんな奴らに好き勝手なことをさせる訳にはいきません。職場・地域から闘いに立ち上がりましょう!]
前半戦300名拡大へ、5月20日第二次集約闘争へ総決起を!
安倍政権打倒! をかかげ、6.9国鉄全国集会へ大結集を!
4・26自治労スト~5・1新宿メーデーの歴史的成功を勝ちとる!
4・26自治労スト~5・1新宿メーデー闘争は、大恐慌がもたらす〈大失業と戦争〉攻撃の激化のなかで、改憲・戦争へと進む安倍政権を打倒するものとして闘い抜かれました。
それは、階級的労働運動と労働者国際連帯をもっての決起であり、動労千葉の外注化阻止・3月ストライキと動労水戸の被ばく労働拒否のストライキを軸とした全産別と、非正規職撤廃・雇い止め阻止を闘う鈴コン分会・郵政非正規ユニオンを中心とする全国協が一体となり総決起する闘いとしてありました。
5月1日の闘いは、“たたかうメーデーここにあり!”との感動が会場に満ち、解放感溢れるデモが新宿を席巻しました。「公務員7.8%賃金カットは全労働者への攻撃」として弾劾し、「JR貨物の1割カットこそ、この最先端の攻撃だ!絶対に許すな」としてJR貨物本社への抗議闘争を叩きつけました。動労千葉と動労水戸を先頭とする400人の怒れる労働者がJR貨物本社前に押しかけ激しく弾劾し―500人のデモがJR東日本本社を直撃し―集約集会が600名結集で大成功しました。
安倍政権を打倒する勢力はここにある!ことを高らかに宣言し、6・9全国集会へ総決起するものとなりました。そして、圧巻は、青年労働者がこの闘い全体の先頭に立つと同時に、一切の責任をとりきって闘いぬいたということです。
6・9国鉄全国集会へ総決起し、全国協1000名建設の展望を切り開こう!
いよいよ、6・9集会まで1カ月とせまりました。全国協は、この過程を1000名建設の正念場として、全組合員の1人残らずの決起をよびかけます。
全国協は、昨年10月の第四回大会で「1000名建設」を掲げ、今年に入って「6・9集会まで=前半戦300名組織拡大」を決定し、10月大会での1000名建設へ総決起することにしました。今年3月末の第一次集約では、100名に迫る拡大が実現され、この総括【全国協通信第5号(3/30)と第6号(4/13)】を通して、1000名建設の展望を明らかにしました。
そして、1000名建設の展望を持ったときに、改めて一番の原則的問題にぶつかりました。それは、1000名を組織できる全国協のあり方=階級的労働運動としての飛躍であり、これをもって1000名建設は2~3000名建設への展望をつかみ、ひいては6000万労働者を対象にした闘いを展開できるものとなる、ということです。
具体的には、全国協の労働組合としての確立=原則的労働組合運動の展開ということです。労働組合として職場で資本と闘い、これを軸として政治闘争と街頭での宣伝活動に決起することが基本です。それから、労働組合の会議をきちんと開催し、全体の一致をかちとっていく。月一回の全体会議、週1~2回の執行委員会、さらには三役会議・・です。組合費の徴収等々をあいまいにしないということです。
全国協は1000名建設に肉薄することをもって、ついに、その核心的課題に直面しました。階級的労働運動として全国協を建設することこそが1000名建設の道であり、それが真に労働者階級の決起にこたえる道だということです。
6・9国鉄運動大集会へむけて総決起し、このなかで全国協1000名建設の展望を切り開こう。
賃金削減絶対反対!
千葉機関区支部先頭に
5.1行動貫徹
5月1日、動労千葉・動労総連合の呼びかけでJR貨物本社抗議行動と新宿メーデーが闘いぬかれた。正午、動労千葉や動労水戸の組合員、支援の労働者410人が、新宿駅新南口にあるJR貨物本社前に結集し、抗議行動を行った。そして14時新宿中央公園でメーデー集会を行い、JR東日本本社と貨物本社に500名を超えるデモを行った。
卑劣な証拠隠しを許さない
組合差別・被曝労働阻止の闘い進む
MTSの被曝労働容認を許さない
動労水戸裁判「証拠隠し」するJRを追及
4月19日、動労水戸は当該・三役がストに入り、水戸地裁での不当労働行為粉砕裁判に家族・支援者と共に参加した。
裁判の現局面での攻防点は、夜勤・超勤手当について、会社側が「車両職や誘導・日勤職に相当する分を支払った」としていることに対し、組合側が「運転士であったなら得られた手当を支払え」と主張している点だ。組合代理人の松田生朗弁護士が、水戸支社における全運転士の超勤・夜勤手当の平均データ開示を求め、「会社の持つデータを開示すれば、会社側が最高裁判決をきちんと履行したのかどうかが即座にはっきりする」と主張した。会社はあくまでデータ開示を拒否し、脇裁判長も「出さないとおっしゃってるので…」と会社側に露骨に肩入れした。さらに、組合側の「超勤のない運転士はいるのか」との質問に対し、会社側弁護士は「わかりません」と回答し、傍聴席から「ふざけるな」と怒りの声があがった。
東労組への露骨な昇進優遇策について、会社は問題の本質には触れず「人数が違う」などの揚げ足取りに終始している。会社が歴史的に「一企業一組合」を目指し組合差別を続けてきたこと、その具体的な証拠としてのJR経営陣発言について、「全く触れていないのは、認めるという事か」という質問に対しても、会社側は「国鉄とJRは別法人であり無関係」と発言し、法廷は怒号に包まれた。
裁判後の総括集会では、会社側の不誠実な態度への怒りが口々に語られた。石井委員長は「組合差別は国鉄・JRを通して一貫して続いている」と述べ、職場闘争と一体で会社の責任を徹底追及する闘いを進めようと訴えた。
MTS団交被曝労働に対する無責任を追及
4月23日、動労水戸は水戸鉄道サービス(MTS)と8回目の団交を行い、被曝労働問題について会社を追及した。
交渉の中でMTSは「放射能の問題については国の基準(年間20ミリシーベルト)を踏まえて対応していく」と回答した。しかし、その基準の根拠については答えることができない。自らは何もせず、国の基準を丸呑みして対応すればいいという考え方だ。MTSには、強制出向に出された労働者だけでなく、多くの清掃労働者がいる。その労働者の健康と安全を、会社として守る義務と責任がある。鉄道の安全だけでなく、内部被曝から労働者を守るという当然の責任感さえないのである。被曝のおそれがある業務を請け負うかどうかについても、「問題がないと考えている」との回答だ。MTSは「どういう発注が来るかはまだわからない」とは言いつつも、自ら安全について点検しないという方針なのは、これまでのJRとMTSの態度を見れば明らかである。
MTSは「放射線の数値はJRのものを信じるしかない。JRの計測で線量が低くなったのを見て安心した。MTS独自で線量を測ることはできない」とまで発言した。「親会社の言うことには逆らえない」という構造で、JR・MTS双方が責任逃れをする、外注化の根本問題がここにもあるのである。
動労水戸は、労働組合として労働者と乗客の生命と健康を守る責任を果たすという立場から、外注化と被曝労働に対して絶対反対を貫いて闘ってきた。外注化とは、資本による労働者と安全の切り捨てであり、その先にあるのは労働者の「10割非正規職化」だ。大恐慌が世界を巻き込む中で、非正規雇用の問題は世界の労働者の共通課題になっている。外注化・非正規雇用も被曝労働も、国家や会社の「社会的責任の投げ捨て」としてあるのだ。
誰かが助けてくれるのを待っていても、自分だけが上手く渡ろうとしても結局世の中は良くならない。国鉄分割・民営化から26年、労働組合幹部が裏切ったり、逃げたり、言い訳をしたりしてこれと闘わなかった結果、低賃金・非正規雇用がまん延してきたのである。それでも、「まだ日本の労働者の賃金は高い」「世界統一賃金で、年収100万円に」等と、労働者の生命と生活を限界なく切り詰めようとするのが資本だ。さらに、憲法を変え、再び天皇を「国家元首」に置き、憲法第9条を変えて戦争のできる国にして、貧困青年は兵隊に送り出せばいいというのが、今の安倍政権が進めている政策だ。それは、アメリカ社会の現実に他ならない。こんなとんでもない経営者たちや政治家どもに社会を動かす責任を任せておくことなどできない。
労働組合を甦らせ、労働者自身の力で未来を切り開こう!動労水戸は、一人一人の労働者の存在と団結した力を活かす組合だ。27年間の闘いを通して、大組合の幹部の力ではなく、わずか40人足らずの組合が団結の力で仲間を守り、勝利を切り開けるということを、私たちは身をもって証明してきた。今こそ共に闘いに立とう!
ベストライフ闘争集会に35名結集! 合同労組八王子・T
4月5日、都内で「ベストライフ闘争報告集会」を開催し地域の労働者、医療・福祉の仲間35名が集まり大成功しました。ベストライフは、有料老人ホームを経営する会社で、労働者を低賃金でこき使い近年急速に施設を拡大しています。「残業するならタイムカードを押してからにしろ」と言うとんでもない会社です。これに怒った労働者が残業代の未払分を請求したところ、会社はなんと「就業規則違反」をあげつらい、残業代を請求するような労働者を「処分」しようとしてきました。
労働組合つぶしを許すな
本集会は、この攻撃を労働組合潰しとしてとらえ、反撃を開始するためのものです。集会には合同労組八王子のホームページを見て他職場から新しい労働者も参加しました。「未払い残業代請求などの闘いを見て、労働組合は必要なのだと現場労働者に思ってもらえるようになった」などの報告がありました。ほんとに元気づけられました。
医療福祉労働者の団結を
今回、何よりも医療福祉労働者の新たな団結ができたことです。とりわけ、福祉職場では職員は減らされている、有休がとりにくい、隣の労働者が次々辞めていく等、状況はどこも変わらないと思います。このような福祉職場のなかで新しい労働者と団結が始まったことはとても大きいことです。その上で現場での更なる団結を広げることが課題です。多くの仲間と団結できるよう、今の社会を根底から変えていけるよう頑張ります。
強制出向無効確認訴訟
どんな契約で出向させているか明らかにしろ!
協定も結ばず自由に出向させられてたまるか!
5月8日、鉄建公団訴訟と共に外注化反対の強制出向無効確認訴訟が行われた。弁論に先立ち、動労水戸・石井委員長から意見陳述が行われた。
同意も協定もない出向は無効だ!
石井委員長はまず、本人の同意も無く、組合も出向協定を結んでいない中での強制出向を怒りをもって弾劾した。
次回裁判
◎鉄建公団訴訟 判決
9月25日 14時~ 824号法廷
◎強制出向無効確認訴訟
7月3日 14時~ 527号法廷
安倍政権が「主権回復の日」記念式典を開催した4月28日、百万人署名運動の主催で「福島・沖縄の怒りとつながり、国際連帯で改憲と戦争を阻もう4・28全国集会」を都内で開催しました。
420人が参加し、安倍政権への怒りがあふれる集会となりました。
琉球新報にも記事になりました【続く…】
鉄建公団訴訟 控訴審
結審弾劾!
闘いはこれからだ!
解雇撤回! 分割・民営化粉砕!
6・9集会の大結集で反撃を
5月8日に行われた鉄建公団訴訟第3回控訴審で、難波裁判長は、結審を強行した。それも、首切りの張本人である葛西敬之(現JR東海会長)の証人申請をなんらまともに検討することなく却下した上でだ。絶対に許せない!
裁判では、弁護団から意見陳述が行われた。採用候補者名簿からの排除から解雇へと続く、一連の攻撃の不当性が徹底的に明らかにされた。名簿不記載は不当労働行為であり、解雇は撤回以外にありえないのだ。鉄建公団側は、何らまともな反論も出来ない。
すると難波裁判長が証人申請を却下してきた。「葛西を呼べ!」「真実を全て明らかにしろ!」傍聴席から組合員を先頭に怒りの声が上がる。弁護団の追及にも、裁判長は「(証人の却下は)検討した結果」「(裁判長の考えは)判決で明らかにする」とまともに回答しない。そして、つぶやくように結審をを言い渡してきた。ふざけるな!
弾劾の声が次々とたたきつけられる中、打ちのめされた裁判長は勝手に閉廷し逃げだしたのだ。
傍聴席と一体となった裁判闘争で、裁判所、鉄建公団を完全に圧倒した。そして、闘いはこれからだ。
今こそ解雇撤回を貫いて26年闘ってきたことが生きる時代だ。分割・民営化から進められてきたことの矛盾への怒りが、本当に限界を越えようとしている。分割・民営化体制を粉砕し、絶対に解雇撤回・JR復帰を勝ち取ろう!
裁判に先立ち、「解雇撤回・JR復帰」署名の第一次提出を行った。判決は9月25日だ。10万筆署名を本当に拡大し、裁判所に次々と叩きつけよう!
第11回団結潮干狩り
151名で大盛況に開催
4月29日、木更津・江川海岸において、動労千葉サークル協議会主催、家族会共催・木更津支部の協力の下、第11回団結潮干狩りが組合員・家族・OBの仲間たち総勢151名の大結集で開催されました。
次代を担う青年に訴える
職場と生活、未来をかけ動労千葉に結集しよう!
《雇用と安全》を破壊する外注化は絶対に認められない!
昨年10月1日、JR東日本は検修・構内業務の外注化を強行しました。外注化は職場の安全と労働者の雇用を破壊し、青年の未来を奪うものです。だからこそ、「外注化反対」は絶対に譲れないのです。
外注化の結果、職場は矛盾だらけです。業務委託とも呼べない、「偽装請負」というレベルを超えた違法な業務委託。それをごまかすために、厳格に守られなくてはならない運転法規さえ解体される。どういう内容に則って業務を行うことになっているかも明らかにされない。業務がバラバラにされた結果、誰も鉄道業務全体に責任を取らなくなっている。
賃金削減 絶対反対!
5・1貨物本社に抗議行動
5月1日、動労千葉・動労総連合の呼びかけでJR貨物本社に対する抗議行動が行われました。500人を超える労働者が新宿駅新南口の近くにあるJR貨物本社前に集まりました。
JR貨物は、安倍政権による公務員賃金の7・8%一斉削減に乗じて、一方的な大幅賃下げを画策し、5月にも賃下げ実施に着手する構えでいました。
しかし、動労千葉が明確に「賃下げ絶対反対」を訴えて行動を開始したことも含めて、JR貨物全体に怒りの声が広がりました。裏切り妥結を狙っていたJR総連・日貨労も「反対」のポーズをとらざるを得なくなってしまいました。
JR貨物は5月実施を断念しましたが、あくまで大幅賃下げをたくらんでいることは変わりません。
貨物本社前では「10数年連続でベアゼロや超低額のボーナスで賃金を抑制し続けた挙げ句の果てに今度は賃金カットを強行しようとしている。国鉄分割・民営化のツケを労働者に転嫁するな!」との訴えが貨物本社を圧倒しました。
分割・民営化の破綻を責任転嫁
貨物会社は、発足時に職員数約1万2千人でスタートし、現在は約半数の6千人強に半減しています。にもかからず貨物会社は「13年度事業計画」において、昨年度の経常利益5億円を「思い切った人件費抑制で34億円の経常利益をめざす」としているのです。
今まで10数年連続ベアゼロや超低額のボーナスで賃金を抑制し続けた挙げ句の果てに今度は大幅賃金カットを強行しようとしているのです。
貨物会社は分割・民営化から25年も経つにもかかわらず、上場などほど遠い経営状況です。分割・民営化の失敗・破綻したのです。それを労働者に責任転嫁し、賃金の抑制を行うことなど絶対に許せません。
親愛なるスタンリー・ホー・ワイホン様
サンフランシスコ港、オークランド港に働く1300余のILWUローカル10組合員を代表して、香港でストライキを闘う港湾労働者の皆さんに連帯を表明します。皆さんの勇気ある闘いのことを、我々の兄弟組合であるITF(国際運輸労連)とIDC(国際港湾労働者協議会)を通じて知りました。
我々が働いている、COSCO=中國遠洋運輸(集團)總公司、エバーグリーン、陽明(ヤンミン)海運などの海運会社、その同じ会社の搾取とまさに今闘っている皆さんに連帯します。来年の労働協約交渉において我々も彼らと対決します。ILWUローカル10執行部は、2013年4月15日サンフランシスコで開かれるILWU幹部会において、皆さんの闘いへの支援を訴えることを決定しました。ILWUはアメリカやカナダの西海岸の港湾労働者を代表しています。ILWUはこれまでに幾度も国際連帯の先陣を切ってきたことを誇りにしています。そしてILWU全体が、皆さんの闘いに固く連帯できるものと確信しています。「一人への攻撃は全員への攻撃、みんなは一人のために」という我が組合のスローガンの精神に基づき、当面1000ドルのカンパをお送りします。
執行委員会満場一致で可決した香港港湾労働者組合への連帯決議を如何に掲げます。皆さんの勝利まで、共通の敵に対し団結して闘います。
連帯をこめて、
エドウィン R.フェリス
ILWUローカル10書記長
賃金削減絶対反対
5/1JR貨物本社へ怒り爆発
5月1日 正午より新宿駅新南口に結集した動労千葉の部隊は支援する会の仲間と結集し、500名を超える大部隊がJR貨物本社前に向かい抗議行動を展開した。「10数年連続でベアゼロや超低額のボーナスで賃金を抑制し続けた挙げ句の果てに今度は賃金カットを強行しようとしている。国鉄分割・民営化のツケを労働者に転嫁するな!」と激しい怒りを叩きつけ、貨物本社を怒りのるつぼにたたき込んだ!
賃金破壊/首切り自由を許すな!
闘う労働運動の復活を!
5.1新宿メーデー・デモを貫徹