賃金削減 絶対反対!
5・1貨物本社に抗議行動
5月1日、動労千葉・動労総連合の呼びかけでJR貨物本社に対する抗議行動が行われました。500人を超える労働者が新宿駅新南口の近くにあるJR貨物本社前に集まりました。
JR貨物は、安倍政権による公務員賃金の7・8%一斉削減に乗じて、一方的な大幅賃下げを画策し、5月にも賃下げ実施に着手する構えでいました。
しかし、動労千葉が明確に「賃下げ絶対反対」を訴えて行動を開始したことも含めて、JR貨物全体に怒りの声が広がりました。裏切り妥結を狙っていたJR総連・日貨労も「反対」のポーズをとらざるを得なくなってしまいました。
JR貨物は5月実施を断念しましたが、あくまで大幅賃下げをたくらんでいることは変わりません。
貨物本社前では「10数年連続でベアゼロや超低額のボーナスで賃金を抑制し続けた挙げ句の果てに今度は賃金カットを強行しようとしている。国鉄分割・民営化のツケを労働者に転嫁するな!」との訴えが貨物本社を圧倒しました。
分割・民営化の破綻を責任転嫁
貨物会社は、発足時に職員数約1万2千人でスタートし、現在は約半数の6千人強に半減しています。にもかからず貨物会社は「13年度事業計画」において、昨年度の経常利益5億円を「思い切った人件費抑制で34億円の経常利益をめざす」としているのです。
今まで10数年連続ベアゼロや超低額のボーナスで賃金を抑制し続けた挙げ句の果てに今度は大幅賃金カットを強行しようとしているのです。
貨物会社は分割・民営化から25年も経つにもかかわらず、上場などほど遠い経営状況です。分割・民営化の失敗・破綻したのです。それを労働者に責任転嫁し、賃金の抑制を行うことなど絶対に許せません。