赤松賢一副委員長の強制出向粉砕
JR西日本への復帰を
ストライキで闘いとった!!
動労西日本に結集し「外注化・非正規化」粉砕へ
JRで働く労働者のみなさん!
動労西日本は、赤松賢一副委員長に対する強制出向を取り消させ、JR西日本本体への現職復帰の大勝利を勝ちとりました。JR労働運動の歴史をぬりかえる空前のすばらしい勝利だ。
5月16日、JR西日本は、6月1日人事に向けて、動労西日本・赤松副委員長に「事前通知書」を公布してきた。「(レールテックへの)出向を免ずる」「近畿統括本部大阪土木技術センター施設管理係を命じる」という内容だ。これは、動労西日本と赤松副委員長の「強制出向をやめろ。JR西日本土木技術センターに戻せ」という要求を全面的に認めさせたのだ。
さらに動労西日本が要求していたレールテック労働者全体の未払い残業の精算をも約束させたのだ。
ストライキで闘いぬいて勝利
これはなによりも、動労西日本という小さな労働組合が、巨大な資本であるJR西日本と真っ向から闘いを挑み、2波のストライキを打ち抜き勝ちとった勝利だ。
労働組合が労働者を信頼して団結して本気で闘えば勝利することができることを示したのだ。
動労西日本以外のJR西日本のすべての労働組合は「資本と闘っても勝てない」と資本の奴隷に成り下がってきた。就業規則を丸呑みの総合労働協約を結び、尼崎事故では、事故責任を追及するどころか、JR西日本を支える「労使安全会議」に参加し、さらにはJR西日本の外注化・非正規化の片棒を担いできたのだ。
動労西日本は、奴隷協約を拒否し、「資本と労働組合は非和解だ」と闘う立場を貫いてきた。「国鉄・分割民営化絶対反対、外注化・非正規化絶対反対」を掲げ、反合理化・運転保安闘争路線で闘ってきた。こうした動労千葉を先頭とする動労総連合の立場と路線の勝利である。
外注化・非正規化は粉砕できる
さらにJR西日本の外注化の柱のひとつである、外注会社への強制出向攻撃を、粉砕したことは、決定的である。
「長時間労働と低賃金(レールテック労働者の賃金はJR本体の約半分!)」を強制し、事故責任を現場に押しつけるために、JR西日本は、外注化・非正規化を全面的にやろうとしてきた。
こんな外注化・非正規化を認める労働者など誰もいない。職場には、外注化・非正規化への労働者の怒りが渦巻いているのだ。動労西日本は、ここに確信を持って闘い、現場労働者の怒りと結びついて、2波のストライキを闘いぬいた。「こんな賃金では子供も持てない」という根底からの怒りを体現して闘ったのだ。
JR西日本は、動労西日本の赤松副委員長の闘いがレールテック労働者の反乱になりかねないと恐怖し、労働組合の「完全勝利」になるJR西日本本体に復帰させたのだ。
外注化・非正規化こそJR西日本の最大の弱点であり、労働者の反乱の水路なのだ。
闘う労働組合に結集しよう
赤松副委員長は、昨年8月24日に「外注化・非正規化」粉砕を決意して動労西日本に結集した。
JRに就職して以来7年以上の強制出向を強いられ、外注化・非正規化の許し難い現実、労働者がまともに生きていけないを現実を経験してきたからだ。
今年2月16日には、JR西日本に在籍している日数より出向日数が、多くなるという事態になった。
動労西日本は、赤松副委員長のこの怒りを共有して、何としてもこれを転覆すると決意して闘いぬいてきた。この労働組合の団結こそ、いかなる困難も打ち破って、労働者の未来を切り開くものだ。
JR西日本「中期計画2017」は労働者の現在と未来を奪うものだ。「全面外注化・10割非正規化」に進もうというのだ。
労働組合が本気で闘えば勝利することができる。動労西日本は、今回の勝利を突破口にして、「外注化・非正規化」粉砕、JR体制打倒まで闘うものである。
すべての仲間のみなさん!
動労西日本に結集して未来を開こう。