最高裁の反動決定(棄却)弾劾
全社会的な国鉄型の攻撃との闘いへ
国鉄闘争の真価を発揮する時だ!
全社会的な国鉄型の攻撃との闘いへ
国鉄闘争の真価を発揮する時だ!
(1)
国鉄1047名解雇(JR採用差別事件)をめぐり動労千葉が行っている裁判で、最高裁は6月30日、動労千葉と鉄道運輸機構の双方の上告を棄却する決定を出しました。
紙1枚7行の決定は、ただ国鉄闘争の終結だけを狙った超反動判決です。私たちは満腔の怒りを込めて弾劾し、解雇撤回・JR復帰を求めて闘いを継続することを明らかにします。
(2)
国鉄闘争の新たな全国運動は、2010年4月の政治解決を打ち破って「国鉄闘争の火を消すな」の旗を掲げてここまで闘ってきました。裁判をめぐっては、葛西・井手ら 旧国鉄幹部とJR設立委員会が共謀して不採用規準を作成した決定的事実(国鉄改革の真実)を明らかにし、裁判所をして明確に不当労働行為を認定させました。
さらには裁判闘争と一体で署名運動を展開し、計十数万筆の署名を集めました。署名運動や地域集会(全国35カ所)の成功は、全国の労働者が今なお国鉄闘争に対して熱い連帯感を持っていることを示しました。全国運動の5年間の闘いは、国鉄闘争を継続させただけでなく、国鉄闘争を基軸に新自由主義と闘う階級的労働運動を全国につくりだす歴史的階級的意義を持った運動としてリアリティを持つことを示しました。
(3)
国鉄分割・民営化で国家的不当労働行為による採用差別があったことを裁判所が最終的に認定したことは、日本階級闘争、日本労働運動の歴史 における〝重大事件〟です。
国鉄分割・民営化は違法かつ正当性を欠くものだったことを国家権力に認めさせたのです。その後の歴史が書き換わる大事件です。社会保険庁の民営化も同じ構図であり、大阪の橋本市長の野望もまた同様だということです。
(4)
国鉄1047名解雇撤回闘争は、国鉄改革法に対する拭いがたい敗北主義との闘いでもありました。闘争団の存在も裁判・労働委員会も一貫して政治解決の手段におとしめられてきました。2010年の政治和解のときも「闘争団はもうもたない。1047名闘争は賞味期限切れ」とまで言われました。
しかし、闘いを継続する中で動労千葉12人が採用名簿に記載されており葛西の指示で外したことを明らかにさせ(伊藤証言)、さらには葛西・井手ら旧国鉄幹部とJR設立委員会が共謀して不採用規準を作成したことを示す決定的証拠の突き付け、国鉄改革法は100%虚構であり、国家的不当労働行為であることを暴き尽くしました。
国鉄改革法は、国家意思を暴力的に表現したものにすぎず、法律的制度的になんの整合性もなく、最終的には国労(総評)指導部が屈服することにおいてのみ成立するものでしかありませんでした。だからこそ政府・自民党が国労に対して執拗に改革法承認を迫ったのです。
(5)
私たちは、国鉄分割・民営化の違法・不当を国家権力に認めさせ、国鉄改革法に対する敗北主義を打ち破って労働運動再生の新たな展望を切り 開きました。国鉄闘争全国運動の本格的発展へ新たな闘いをスタートさせます。
JRの職場では動労千葉の外注化反対や動労水戸の被曝労働との闘いなど、原則と団結を守り抜いて分割・民営化との闘いが継続され、動労総連合を全国に建設する展望を押し開きつつあります。
国鉄分割・民営化から始まった新自由主義は、社会全体を崩壊させながら破局に向かって全社会的な分割・民営化の道を突き進んでいます。国鉄・JRを先頭に自治体・教育・医療などあらゆる産別で国鉄型の攻撃と闘って階級的労働運動をつくりだすことが全国運動の課題です。
「行革でお座敷をきれいにして床の間に新憲法を安置」と言った中曽根と対決してきたのが国鉄闘争です。支配階級がマスコミと教育を握り、労働組合を翼賛化させたとき戦争になります。安倍政権の改憲と戦争と闘う国鉄闘争の本領発揮のときです。
(6)
最後に、全国の多くの方々の支援と連帯によって国鉄1047名解雇撤回闘争が闘われてきたことに本当に心より感謝申し上げます。闘いはこれからです。今後も暖かい ご支援とご指導をよろしくお願いいたします。
ニュースへのリンク
国鉄1047名解雇(JR採用差別事件)をめぐり動労千葉が行っている裁判で、最高裁は6月30日、動労千葉と鉄道運輸機構の双方の上告を棄却する決定を出しました。
紙1枚7行の決定は、ただ国鉄闘争の終結だけを狙った超反動判決です。私たちは満腔の怒りを込めて弾劾し、解雇撤回・JR復帰を求めて闘いを継続することを明らかにします。
(2)
国鉄闘争の新たな全国運動は、2010年4月の政治解決を打ち破って「国鉄闘争の火を消すな」の旗を掲げてここまで闘ってきました。裁判をめぐっては、葛西・井手ら 旧国鉄幹部とJR設立委員会が共謀して不採用規準を作成した決定的事実(国鉄改革の真実)を明らかにし、裁判所をして明確に不当労働行為を認定させました。
さらには裁判闘争と一体で署名運動を展開し、計十数万筆の署名を集めました。署名運動や地域集会(全国35カ所)の成功は、全国の労働者が今なお国鉄闘争に対して熱い連帯感を持っていることを示しました。全国運動の5年間の闘いは、国鉄闘争を継続させただけでなく、国鉄闘争を基軸に新自由主義と闘う階級的労働運動を全国につくりだす歴史的階級的意義を持った運動としてリアリティを持つことを示しました。
(3)
国鉄分割・民営化で国家的不当労働行為による採用差別があったことを裁判所が最終的に認定したことは、日本階級闘争、日本労働運動の歴史 における〝重大事件〟です。
国鉄分割・民営化は違法かつ正当性を欠くものだったことを国家権力に認めさせたのです。その後の歴史が書き換わる大事件です。社会保険庁の民営化も同じ構図であり、大阪の橋本市長の野望もまた同様だということです。
(4)
国鉄1047名解雇撤回闘争は、国鉄改革法に対する拭いがたい敗北主義との闘いでもありました。闘争団の存在も裁判・労働委員会も一貫して政治解決の手段におとしめられてきました。2010年の政治和解のときも「闘争団はもうもたない。1047名闘争は賞味期限切れ」とまで言われました。
しかし、闘いを継続する中で動労千葉12人が採用名簿に記載されており葛西の指示で外したことを明らかにさせ(伊藤証言)、さらには葛西・井手ら旧国鉄幹部とJR設立委員会が共謀して不採用規準を作成したことを示す決定的証拠の突き付け、国鉄改革法は100%虚構であり、国家的不当労働行為であることを暴き尽くしました。
国鉄改革法は、国家意思を暴力的に表現したものにすぎず、法律的制度的になんの整合性もなく、最終的には国労(総評)指導部が屈服することにおいてのみ成立するものでしかありませんでした。だからこそ政府・自民党が国労に対して執拗に改革法承認を迫ったのです。
(5)
私たちは、国鉄分割・民営化の違法・不当を国家権力に認めさせ、国鉄改革法に対する敗北主義を打ち破って労働運動再生の新たな展望を切り 開きました。国鉄闘争全国運動の本格的発展へ新たな闘いをスタートさせます。
JRの職場では動労千葉の外注化反対や動労水戸の被曝労働との闘いなど、原則と団結を守り抜いて分割・民営化との闘いが継続され、動労総連合を全国に建設する展望を押し開きつつあります。
国鉄分割・民営化から始まった新自由主義は、社会全体を崩壊させながら破局に向かって全社会的な分割・民営化の道を突き進んでいます。国鉄・JRを先頭に自治体・教育・医療などあらゆる産別で国鉄型の攻撃と闘って階級的労働運動をつくりだすことが全国運動の課題です。
「行革でお座敷をきれいにして床の間に新憲法を安置」と言った中曽根と対決してきたのが国鉄闘争です。支配階級がマスコミと教育を握り、労働組合を翼賛化させたとき戦争になります。安倍政権の改憲と戦争と闘う国鉄闘争の本領発揮のときです。
(6)
最後に、全国の多くの方々の支援と連帯によって国鉄1047名解雇撤回闘争が闘われてきたことに本当に心より感謝申し上げます。闘いはこれからです。今後も暖かい ご支援とご指導をよろしくお願いいたします。
以上
ニュースへのリンク