2012年8月22日水曜日

動労水戸 8・24外注化絶対反対第一波ストライキ突入! 8・28強制出向差し止め訴訟集団提訴へ!

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 職場のすべての仲間のみなさん。私たち動労水戸は、8月24日の水戸地裁第4回公判の当日、10・1検修部門外注化に反対し第一波のストライキを決行します。8月28日には、外注化のための強制出向の差し止めを求める訴訟を東京地裁に提訴します。外注化を阻止する闘いは、この8月下旬が最大の勝負です。今こそ私たちと共に外注化阻止の闘いに立ち上がることを訴えます。
 外注化は、会社が「人と安全」に対する費用と責任を丸投げするために実施されます。労働組合が外注化を認めることは、非正規雇用の拡大を認め、労働者と乗客の生活と命に対する責任を投げ捨てることになります。
 今や明日をも知れぬ非正規雇用が増大し、それを「管理」するわずかな「正社員」の過労死が社会問題になっています。JR東日本の検修・構内外注化は、それをさらに推し進めるのです。労働者にとっても、安全にとっても何一つ良いことはありません。矛盾と違法性に満ちたこのような施策が、東労組や国労幹部の全面協力で進められています。このような大問題が、6月に本社・本部間で合意、7月末支社提案、8月末妥結、9月教育・訓練の強行というように、10月1日実施に向けろくな議論もないまま進められています。職場の誰も賛成していないのに、どうしてこんなことになっているのか。まるで「原発再稼働」と同じです。すべては、労働組合幹部の協力によって進められています。東労組・国労本部の外注化提案8月末妥結を絶対に許さず、今こそ職場の労働者の本当の思いを行動で示すときです。

動労水戸は職場の労働者の労働組合です

 今から26年前、今回の検修部門外注化よりはるかに大規模な労働者への攻撃がありました。国鉄の分割・民営化(JRへの移行)です。その際、「三人に一人は職場を去れ」と、一緒に働いてきた仲間が分断されました。そして、会社の激しい攻撃と闘わない組合に失望した労働者が次々と自殺しました。水戸でも検修の青年が抗議自殺しました。そのとき、「自分だけが生き残るため」に真っ先に逃げたのが労働組合の幹部たちでした。動労水戸は、当時の動労水戸地本の水戸・勝田・大子の青年部組合員が、闘いから逃亡した幹部を弾劾し「仲間の死を無駄にせず、仲間を守る労働組合を自分たちで作ろう!」と分割・民営化絶対反対を掲げ結成しました。
 会社は動労水戸が組織拡大することを恐れ、動労水戸の組合員を鉄道本体の青年労働者から引き離し、直営売店やベンディングに隔離しました。そして、2008年末の最高裁判決の全面勝利と同時に全組合員が鉄道本体の仕事に復帰したのです。今から3年前のことです。実に23年間隔離されたことになります。その復帰に対して、最後まで反対したのは「分割・民営化」の手先になって生き延びてきた東労組の幹部でした。
 全組合員復帰後の3年間に、平成採の照沼靖功君をはじめ3名が新しく組合に加入してくれました。現在、動労水戸に新たに入った仲間たちが積極的に組合を引っ張っています。動労水戸は、ただ所属していればいいという労働組合でない点は、他の組合より大変かもしれません。しかし、「仲間の死を無駄にせず、仲間を守る労働組合を自分たちで作ろう!」という組合結成の原点があるからこそ、現在の会社の検修部門外注化に対しても絶対反対で闘うことができるのです。動労水戸は何か特別な労働組合ではありません。外注化が会社と東労組・国労幹部の手で勝手に進められていく現実を見て、現場の労働者が当たり前に感じる不安や怒りで動く組合です。だからこそ、外注化絶対反対を掲げて、労働組合として当然の権利であるストライキで闘うのです。

検修部門外注化を核心から打ち破ろう!

 会社・資本の攻撃は、職場の労働者を分断することで貫徹されます。なぜいま全面外注化でなく、部分外注化かと言えば、労働者がまとまって反対すれば、会社の外注化計画が進まなくなってしまうからです。会社は出向に出される者と残る者を作り、分断し、対立させることで最終的には数年かかってでもあらゆる鉄道業務を外注化することを狙っています。だから、私たちは分断を許さず、絶対反対で団結して闘います。動労水戸は、仲間を大事にできる組合です。大子でも団結して、被曝労働反対ストライキを貫徹しています。
 外注化を止める力は、労働者一人ひとりの中にあります。労働組合とは、労働者が団結することでその力を最大限に引き出すための組織です。みなさんの目で私たちの主張と闘いをしっかりと見て、私たちと一緒に新しい一歩を踏み出そう!

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