すべての皆さん! とりわけJRで働く労働者の皆さん! 動労水戸はこの間の大子での被曝労働反対長期指名ストライキを継続しつつ、本日外注化反対の第一波ストに入ります。JR東日本は、鉄道の安全運行の要である検査・修繕部門を今年10月1日からJR本体の業務から切り離し、子会社に丸投げするという暴挙を行おうとしています。外注化・子会社化と、それにともなう非正規職の増大、安全の切り捨ては、2005年JR西日本尼崎事故や今年の関越道高速バス事故のような交通の安全の崩壊を引き起こし、労働者が使い捨てにされ生きていけなくなるという社会の崩壊をもたらしました。私たちは労働者の誇りにかけて、労働者と乗客、そして私たちの子や孫の世代までもの命と生活をないがしろにする外注化計画に反対の意思を示します。JRで働くすべての仲間は、労働者の誇りにかけて外注化に「NO!」を叩きつけよう!
利益最優先の結末は安全の崩壊
JR東日本は終わりのない利潤追求の結果として、ついに「安全部門の経費を削減し利益を出す」というところにまで行き着きました。国鉄が分割・民営化され、JRが発足して以来、民間企業として利益最優先の経営を続けてきた結果、事故によって実に350人以上もの委託会社の労働者が命を落としています。この上さらに検修外注化で安全を切り捨てた結果がどうなるかは明らかです。鉄道労働者は、事故がなく安全に列車を走らせることを何より誇りにしています。そのために、先輩から技術を学び、油やホコリまみれになりながら働いてきました。会社はそれを金儲けのために切り捨てようとしているのです。どこまで労働者に犠牲を強いる気なのでしょうか!
労働組合こそが闘う時だ!
JRで働く仲間に訴えたい。外注化で職場がバラバラにされる怒り、出向でモノのように扱われる悔しさ、安全が切り捨てられることへの不安を、あなたのいる労働組合は本当に理解してくれているのか? 東労組や国労本部は競って会社と一体となって外注化を推進し、職場の怒りが噴出すれば「組合案実現は交渉の成果」「反対ばかり言っても進まない」などと言っている。これが労働組合なのか!? あの幹部たちが本当に労働者の代表なのか!?検修業務が外注化されれば、次は駅の外注化が待っている。今こそ労働者の未来をかけて、自分が正しいと思った道を進む時だ。
労働組合は組合幹部の私物ではない。職場で働く労働者のものだ。私たちのストライキは労働者の外注化への怒りそのものだ。行動に立ち上がり、仲間と団結し、鉄道労働者としての誇りを取り戻そう! 労働者自身の労働組合をよみがえらせよう!