「現場はクビ」「管理者だけ雇用延長」
こんな卑怯なやり方があるのか!
動労千葉、65歳雇用延長問題でCTSと団体交渉
動労千葉は3月28日、65歳以降の雇用延長についてCTS(JR千葉鉄道サービス)と団体交渉を行いました。
65歳を超えて雇用延長したことが発覚したCTS南船橋事業所の高梨所長について、CTSは「1月から管理嘱託社員として採用」「4月以降も雇用継続」「高年齢者求人求職情報提供サービスには出していない」と回答しました。
「管理者を含めてエルダー社員の65歳以降の雇用は求人情報サービス以外では行わない」と回答していたことがまったくのウソだったことについては「交渉担当の認識不足」とごまかしました。
しかし、これは認識不足の問題ではありません。CTSは一貫してJRの制度を理由に雇用延長を拒否してきました。ところが管理者だけは特権的に雇用延長させていたのです。〝やっぱり違ってました〟が許されるはずありません。
「管理者は別」はふざけている
これに対してCTSは「一般の社員と違って資格がある」と回答しました。どこまで現場を見下せば気が済むのでしょうか。そもそも管理者は余っている。人が足らないのは現場なのです。それなのに現場労働者の雇用延長は一切拒否して、管理者だけは裏口からこっそり雇用延長を行うことは許されません。
会社の回答書には、「団体交渉では真摯に回答してきた」とあります。冗談ではありません。この日の団体交渉は、会社の再回答を確認して再度中断となりました。
CTSは労働委員会でもウソ書面
動労千葉は現在、この問題について千葉県庁内にある労働委員会において不当労働行為の救済を求めています。
そこにCTS側が提出した準備書面にも「(CTSは)21年度に65歳を迎えたエルダー社員との間で新たな雇用契約を一切締結していない」と書かれています。千葉県労働委員会でもウソを書いているのです。
CTSはただちに希望者全員の雇用延長を!
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