JR東日本夏季手当「2.3ヶ月」回答
株主配当は377億円
6月7日、JR東日本は22年度の夏季手当について「2・3ヶ月」の回答を行いました。昨年の夏季手当より「0・3ヶ月増」ですがコロナ前の19年からは大幅な減額です。20年の「2・4ヶ月+5千円」より低額の回答です。
その一方、株主には20年度、21年度と年間377億円の配当を続けています。
現場に矛盾を押し付けるな
JR東日本は回答に際して、「コロナの影響で2期連続の赤字」「来年3月には黒字化を目指す」「柔軟な働き方や統括センター設置等を急ピッチで進める必要がある」などとしてきました。
しかし、そもそも会社はすでに多くの矛盾を現場労働者に押し付けています。会社は一時金を史上最低額まで大幅削減しただけでなく、初めて定期昇給のカットまで行いました。ウクライナ戦争の影響もあり、石油、小麦などあらゆる物が値上がりする状況です。本来なら削減された賃金を回復するだけでなく、大幅な増額が必要です。
職場にはコロナ便乗の攻撃
しかも「全職名廃止」「柔軟な働き方」「統括センター」「業務融合」、要員や準備時間の削減など、さまざまな攻撃を進めています。その上さらに一時金まで削減しようというやり方は許せません。
日々鉄道を運行し、安全を守っているのは乗務員はじめとした現場労働者です。現場労働者をないがしろにして、鉄道の安全はありません。
職場からの団結した声と闘いが会社の攻撃に対する最大の反撃です。動労千葉とともに、職場から声をあげよう。
JR東日本 2022年度夏季手当回答(6/7)
基準額:基準内賃金2・3ヶ月分
支払日:6月28日 (火)予定