運転士・車掌「相互運用」 絶対反対!
6月17日、千葉運輸区で「車掌業務と運転士業務の相互運用」・「乗務できる管理者の拡大」を7月1日より順次実施という掲示が出されました。
7月から車掌経験のある運転士を対象に、車掌の訓練(線見、ホームドアの扱い等)を始めると説明しています。
鉄道業務を軽く見るな!
会社の施策は運転士の仕事も車掌の仕事もあまりにも軽く見ています。
運転士と車掌では役割も仕事も異なります。こんな形で「融合」してはなりません。鉄道業務と安全、現場労働者をないがしろにする攻撃には絶対反対です。
直接的には「管理者の乗務拡大」を含め、運転士・車掌の要員数を徹底的に減らしていくことが目的です。
標準数という要員配置の基準もなくして、労働者をモノのように使い回し、さらに労働強化しようなど許せません。
職場から反対の声を!
組合に示されたのは訓練開始の直前の上、いまだにどんな形で運用されるのかも示されていません。すべてがなし崩し的に「既成事実」にする形で進められています。こんな卑怯で卑劣なやり方は絶対に許せません。
必要なのは職場からの団結した闘いであり、闘う労働組合です。職場からの反撃こそ攻撃を打ち破る力です。
会社の狙いは運転士や車掌を「いつでも代えのきく存在」と扱うことで現場に諦めを強制することです。しかし、会社の攻撃は矛盾だらけです。
動労千葉は断固として反対を貫き闘います。すべての仲間は動労千葉とともに職場から反対の声をあげよう。
【6月17日付け 千葉運輸区 掲示より】
○2022年度運輸部実行計画と千葉運輸区重点実施事項にもある「融合と連携」をキーワードとし、快適な輸送サービスの提供(車いす乗降介助、車内清掃)や早期運転再開に向けた対応(倒竹伐採、飛来物除去)など新たな挑戦が数多くある。
○千葉運輸区の新たな挑戦の1つとして「車掌業務と運転士業務の相互運用」・「乗務できる管理者の拡大」を7月1日より順次実施する。
○乗務線区:総武快速線(東京~千葉)、内房線(~君津)、外房線(~上総一ノ宮)、成田線(~成田空港)
○実施航路:C57~C70行路及び時短行路(すべて快速)
○乗務車種:E217系 及び E235系
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