2012年10月4日木曜日

外注化阻止ニュース 第37号

外注化阻止ニュース第37号

 

36時間ストに再度突入
労働局行動で重要な成果

出向4要件 すべて該当せず

①人事交流
②経営状態
③技術移転
④能力開発

 動労千葉は10月3日から再度、36時間ストに入りました。午後に千葉労働局への要請行動を行いました(写真)。以下は交渉した川崎執行委員の報告です。

 管理者と現場で105人が出向しているわけですが、管理者もJR、作業をする人もJR。形だけみればJ R がやっているのと同じなんです。それを業務委託という形をとり、CTSに105名も出向させている。この実態は違法じゃないのか、と要請を行った。
 千葉労働局の担当者から「出向の4要件、これはどうなんですか」と言われた。
 4要件とは、労働局は言うには次の4つです。①人事交流にあたるのかどうか、②経営が傾いているのかどうか、③技術移転の問題、④能力開発の問題――です。
 一つひとつ労働局に確認しました。〈人事交流〉については「こんなに大量に出向に行って人事交流なんてありえないですね」と。人事交流はない。
 〈経営が傾いているか〉は、JR東日本は今年3月の決算で03年度以降最高の売り上げですから、これもありえない。〈経営の問題〉も当てはまらない。
 〈技術移転〉と〈能力開発〉は一体ですが、いまCTSに検修・構内業務を行える人間は一人もいない。採用計画もないから今後数年にわたっていない。「これも当てはまりません」と言われた。
 一番の問題である戻る場所についても「仕事がなくなるんで戻る場所ななくなりますね」「労働局としてもこの出向の問題については、重大な争点として今後、問題にしていきたい」と労働局は言わざるをえない状況です。係長クラスの人とも話したんですが、出向の問題が崩れたら業務委託の問題も崩れるでしょうと言ってました。

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