2018年9月11日火曜日

日刊動労千葉 第8508号

第47回定期大会の成功を!
9月29日(土)13時開会 DC会館

第47回定期大会の成功を!
大合理化攻撃に全力で立ち向かう闘争体制を確立しよう!


 動労千葉は、第47回定期大会を9月29日(土)~30日(日)DC会館において開催する。
 本定期大会は、乗務員勤務制度改悪や駅の外注化等をはじめJRが次々とかけてきている大合理化攻撃、さらに貨物における人事・賃金制度の改悪攻撃等に対する闘いの方針と闘争態勢を確立するきわめて重要な大会となる。
 同時に今秋は、安倍政権の改憲攻撃と全面的に対決する重大なときとなった。安倍は秋の臨時国会へ自民党改憲草案を提出することを表明、自身も総裁選に出馬するなかで改憲発議に向けた具体的日程に着手した。改憲攻撃は、労働基本権なども含めこれまでの戦後的あり方をすべて解体していく攻撃だ。
全支部からの全力の結集を訴える。

「変革2027」許すな

 JRは、9月4日付けで「乗務員勤務制度の見直し」について18年度末ダイ改で実施すると一方的に発表した。動労総連合は同日新たな申し入れを提出している。それを無視して強引に強行しようというのだ。
 JRの大攻撃は、JR東日本のグループ経営ビジョン「変革2027」に基づいている。これまでの鉄道会社としてのあり方からの抜本的転換を打ち出し、「鉄道を起点としたサービス提供」から「ヒトを起点とした価値・サービスの創造」で「新たな成長戦略を推進していく」と称して、鉄道事業の全面的な外注化=別会社化を進める攻撃だ。
 乗務員勤務制度の改悪はその第一歩として「輸送サービスの質的変革」として「ドライバレス運転」―自動運転の導入が打ち出されている。儲からない鉄道事業には、乗務員を養成するのにかかる期間もカネもかけないという姿勢があらわだ。検修部門においても固定的な検査周期の廃止や「メンテナンス作業へのロボット導入」「CBMの導入」など、検査体制を縮小・無人化していこうとしている。
 「地域特性に応じた輸送モードへ転換」「郵便局やコミュニティ施設の併設」が掲げられ、不採算路線のバス代替や相乗りタクシーの検討、郵便局窓口や商業施設に駅業務を外注化することが始まっている。地方ローカル線の切り捨て―ワンマン化以上に激しい攻撃がかけられようとしている。公共交通機関としての責任も安全も投げ捨てられ、地方の生活など完全に無視されている。

「労働組合のない会社」化許すな


 JRは、この間労使間の重要な労働条件変更に関わる問題、職場の改変などについても労働組合に提案さえせず強行しようとする姿勢をみせてきている。あたかも労働組合など存在しないかのように。しかし、職場は労働者が働いて初めて成り立っているのだ。
 JR東労組への解体攻撃に表れているのは、どんなに御用組合であったとしても労働者の権利を主張することなど許さないということだ。東労組の会社にひれ伏すようなあり方は、労働者をどこまでも惨めな存在に突き落とすことだ。
 これほどの大合理化攻撃に黙っていることなど絶対にできない。今求められているのは、東労組のように会社に頭を垂れるのではなく、職場の労働者の団結の力で会社と対決することのできる労働組合の存在だ。

職場代表選の勝利を組織拡大に

 CTS各事業所での職場代表選挙で立候補した動労千葉への支持は、決して小さなものではなかった。とりわけ幕張事業所における勝利は、動労千葉が十数年にわたって外注化阻止の闘いを貫くことによって労働組合として職場の力関係を保ち続け、実際に外注化を10年の単位で遅らせてきた結果といえるものだ。職場で一致団結して抵抗しぬいたとき会社の攻撃を押し止め、打ち破ることができることを今までも何度も経験してきた。闘う労働組合でなければ労働者の未来を守ることはできない。動労千葉とともにたちあがる仲間を組織しよう。
 本定期大会に結集し、ストライキに立ち上がれる万全の闘争体制を確立し、組織拡大へ打って出よう!

■第47回動労千葉定期大会

9月29日(土)13時開会
30日(日)12時閉会
DC会館

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