2018年9月14日金曜日

動労千葉組織部報 第22号

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乗務員勤務制度改悪 絶対反対!④
ワンマン化・人員削減反対!
乗務員解体と外注化・転籍強制、
安全破壊への道

 会社は乗務員勤務制度改悪で殺人的な長時間勤務・ロングラン行路を強制し極限的な人員削減を狙っています。その攻撃は、ワンマン化や自動運転導入と一体で進められようとしています。すでに水戸支社では10月20日から常磐線特急車掌の1人乗務と水郡線のワンマン運転拡大で、車掌31名減という大要員削減攻撃が提案されています。千葉支社でも内房線・君津以南、外房線・上総一ノ宮以南、鹿島線のワンマン化が狙われています。

車掌激減で乗務員の体系が根本から解体される

 山手線で狙われているドライバレス運転でも、その前段にワンマン化攻撃が職場を襲うことは間違いありません。長編成列車のワンマン化も進めば、JRにおける車掌の要員が激減することは明らかです。そうなれば、車掌から運転士を養成する体系も壊されます。会社はそれを起点にして、これまでの乗務員のあり方すべてを破壊し、「輸送サービススタッフ」にして無権利化することを狙っているのです。例えば、もともと車掌の業務だったグリーン車の客室乗務は、すでに「グリーンアテンダント」という形で外注化されています。しかし、劣悪な労働条件の中で人員不足に陥っています。さらに中央線快速へのグリーン車導入には新たに100人規模の人員が必要だといわれています。その中で現場では、車掌に出向や転籍を強制して「グリーンアテンダント」として働かせるといった噂まで広がっています。

今こそ職場から反撃を!現場労働者の団結こそ会社施策を止める力


 会社施策を止める力は現場労働者の団結した力以外にありません。動労千葉はその力のみに依拠して検修・構内業務外注化を12年にわたり完全に阻止してきました。01年時点で「7〜8年で最終段階」とされていながら、今なお完全外注化には至っていません。
 一人ひとりの労働者が声をあげることの力は決して小さくありません。必要なのは闘う労働組合と職場からの反撃です。動労千葉とともに乗務員勤務制度改悪反対の声をあげよう。

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