2018年9月8日土曜日

日刊動労千葉 第8506号

改憲発議を止める! 9.16千葉集会へ

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8506/


臨時国会での改憲発議を止めよう!

 安倍首相は、8月12日、極右国家主義者の主催する「『正論』懇話会」で講演し、秋の臨時国会に自民党改憲案を提出すると明言した。 また、8月27日、自民党麻生派が「改憲国民投票を来年の参院選までに実施すべき」という提言に対し、安倍は「基本的な考え方はまったく同じだ」と応じた。
事態は一変した。安倍は去年の5月3日に「2020年までに新憲法を施行する」と発言したが、今回の講演は単なる宣言ではない。この秋から具体的な政治日程を始めるというのだ。
 しかしグラグラなのは安倍の側だ。通常国会でも国民投票法の改定をやるはずだったのにできなかった。憲法に手をつけた瞬間にどうなるかわからないからだ。
 安倍は、「いつまでも議論を続けるわけにいかない」「改憲を発議しないというのは、国会議員の怠慢だ」と焦りを露わにしている。安倍はもうやる以外にないと腹を決めている。この機を逃したら安倍に後はないからだ。

改憲阻止の大運動を


 改憲発言の前日の8月11日に、沖縄では「辺野古阻止」県民大会に7万人が結集し、安倍政権へ巨大な怒りをたたきつけた。8月23・24日の自治労(組合員80万人)の全国大会では、「これ以上政治の暴挙を許してはならない」「安倍首相がもくろむ憲法改悪を断固阻止する」宣言を決議した。その一方で、安倍政権と財界の手によって連合最大の労組に育成されたUAゼンセン(172万人)は、9月の全国大会で「憲法9条2項を削除し、自衛隊を明記する」という改憲方針を決定しようとしている。
 「戦争だけは二度としてはならない」「改憲は絶対許してはならない」は、戦後労働運動の原点だ。怒りの声は社会の隅々に積みあがっている。今こそ、労働組合が軸になって広範な民衆が結集する改憲阻止の大運動をつくりだそう。

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