2021年11月16日火曜日

日刊動労千葉 第9031号

11/5
JR・CTSの65歳以降の雇用拒否で
千葉県労委に申立て!


65歳以降の雇用延長を行え!

11月5日、われわれはJR・CTSの65歳以降の雇用延長拒否に対して、千葉県労働委員会に不当労働行為の申し立てを行った。

これのどこが「努力義務」か!

この間、JR・CTSは65歳以降の雇用延長を一切拒否してきている。これまで希望者は70歳を超えても雇用を延長してきたにもかかわらず、70歳までの雇用が努力義務として法制化される中で、雇用延長を拒否しだしたのだ。

JRは「高年齢者求人・求職情報提供サービス」を始めたが、わずか数件の求人情報のうち千葉県は1つ、東北地方や茨城県などまともに通うこともできない場所ばかりだ。しかも、JRは「65歳以降の雇用はグループ会社で行う」方針なのに、CTSはこの制度に登録さえしていない。これでどうして「努力義務を果たした」と言えるのか!

そもそもCTSはどの職場も要員不足に陥っている。65歳以降の雇用延長を拒否すれば問題はさらに深刻になる。それにも関わらず、あえて雇用延長を拒否し続けているのだ。

結局、会社の本音は国鉄採用者の大量退職に乗じて組合員を排除しようということだ。不当労働行為そのものであり、断じて許すことはできない!

民営化・外注化の破たん

11/7日比谷野音で職場から闘いのアピール

この労働委員会闘争は、外注化阻止闘争の重要な柱をなす闘いだ。

JRは融合化提案をはじめ激しい攻撃を矢継ぎ早にかけてきている。だが、その背後で進んでいることは民営化体制の崩壊であり、外注化の破たんだ。

日経新聞では、JR北海道は「限界企業」「新人を採るそばから辞めていく会社は存続そのものが危うい」とまで言われている。その現実が、急速にJR本州にも拡大している。徹底的に外注化を進めた結果、全系統で必要な要員を確保できなくなっているのだ。

この中で国鉄採用者の大量退職が始まっている。それは民営化と外注化攻撃の矛盾そのものだ。しかし、JRは動労千葉排除のために雇用延長を拒否し、激しい合理化で欠員の穴埋めを行い、矛盾を塗り隠そうとしている。そして、全面的な外注化、分社化・転籍に突き進もうとしている。

こんな攻撃に未来はない。もたらされるのは安全と技術継承の破たん・崩壊であり、「鉄道崩壊」だ。

JR・CTSはただちに雇用延長を行え! 70歳まで働き続けることのできる職場と労働条件をかちとろう。外注化粉砕へ全力で闘いにたちあがろう。

CTSが雇用延長希望の受け取りを拒否
不当な対応を許さないぞ!

11月12日、CTSは来年度65歳を迎える労働者が提出した雇用継続の意思を示す文書の受け取りを拒否する不当な対応を行ってきた。

「正式な文書ではないから受け取れない」というが、そもそも「正式な文書」など労働者に渡されてもいない。

CTSは労働者が雇用継続を希望している事実さえ見ようとしないのか? CTSの不当な対応を徹底弾劾する! ただちに65歳以降の雇用延長を行え!