2015年5月1日金曜日

闘いなくして安全なし No.018

https://drive.google.com/folderview?id=0B6_MNKzi3eCFQTVJVm9Rai04dXM&usp=sharing


7月CTSから駅業務を分割
駅業務委託から乗務員ふくめ全面外注化へ

 JRは7月に、現在CTSに委託している63駅の業務を切り離そうとしています。しかし、これは駅業務だけで終わるはずがありません。早ければ来年にも、仕業・構内業務と清掃業務もバラバラにしようとしているのです。
  切り離した駅業務はJR東日本ステーションサービス(JESS)に委託するといわれています。
  JESSの一般社員の昇給は、「5年ごと3回のみ。通常5千~8千円。最大でも1万円」です。
  「管理職には定期昇給がある」とされますが、そのポストはJRからの天下りで占められ、昇進の道などありません。
  この駅業務分割でCTSからJESSへ転籍させ、現在のわずかな定期昇給も奪おうとしているのです。

ターミナル駅含めた全面外注化へ

 水戸、高崎でも同じ動きがあります。JESSに東日本全体の駅業務を担わせ、際限ない外注化を進めようとしています。
  実際、その動きは進んでいます。JRは駅で行われていた「出発指示合図」を、今年1月に全廃しました。それに併せて、人身事故などの最終的な安全確認まで委託する提案がされています。東京や新宿といった巨大ターミナル駅までも完全委託しようとしているのです。

運転士まで外注化・下請け会社に

 駅業務の全面外注化は必然的に運転士や車掌を含めた全業務の外注化にいきつきます。運転士になるには、まず駅業務につきます。駅業務がなくなれば運転士への道もなくなるのです。
  まさにそれを行っているのが東武鉄道です。東武鉄道本体には運転士養成課程すらなく、本社機能と管理者以外すべて外注化しています。
  乗務員になるには、駅業務の下請け会社「東武ステーションサービス」に入社します。駅業務を経験した後、運転士登用の試験を受けることができるようになります。さらにその後、東武鉄道本体への入社試験が受けられるのです。
  駅業務委託は、乗務員の外注化にいきつきます。乗務員からも外注化反対の声を上げよう。


ニュースへのリンク