2015年5月18日月曜日

外注化阻止ニュース 第189号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka189.pdf


CTSの駅業務を完全分社化
検修・構内業務の100%外注化への道

 JR東日本は4月30日、JR千葉鉄道サービス(CTS)などが請け負う駅業務を、7月1日からJR東日本ステーションサービス(JESS)に移管すると発表しました。

交番検査や臨検の外注化も


 これはCTS駅業務の分社化であり、JESSはこれまでの東京・神奈川を超えて駅業務を専門に受託する巨大外注会社になります。188号では、運転士や車掌の外注化につながる動きであることを指摘しました。
 しかし、それ以前的にCTSの分社化は、検修・構内業務の100%外注化を意味します。
 JR東日本は、グループ会社を全面再編し、運転士・車両検修・保線・電力・信通・駅業務……部門ごとに整理して丸ごと外注化しようとしています。
 CTSの分社化はその始まりです。検修業務の丸ごと外注化も問題になるということです。すでに交番検査や臨検の委託も話題に上っています。

JESSでは定期昇給は廃止

 JESSは、グループ会社の中で雇用・賃金の破壊が進行しています。JESSでは定期昇給は廃止され、管理職になれなければ生涯わずか3回の昇給(5000~1万円)でストップします。
 CTSでは、3カ月の最初の契約後は基本的に1年契約となっていますが、2月に動労神奈川が結成された環境アクセス株式会社では、所長のさじ加減で1カ月や3カ月などの雇用期間が決められています。

闘わなければ止められない


 なぜここまで事態は進行したのか。労働組合が抵抗すれば簡単にここまで行きません。
 保線や施設・電力関係では国労が闘いを放棄し、検修部門ではJR東労組が協力し、外注化はとめどなく進行してきました。
 動労千葉は約15年、検修職場の外注化と闘ってきました。10年以上、外注化は遅れています。闘えば状況は変えられます。闘わなければ止められません。動労千葉―動労総連合と共に外注化と闘おう。

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