2018年3月23日金曜日

闘いなくして安全なし No.158

https://www.doro-chiba.org/ga/tn158.pdf


監視カメラを撤去しろ!
乗務手当廃止阻止へ職場に闘う労働組合を

 JR東日本は、東労組切り崩しの攻撃の中で、乗務員詰所に監視カメラを設置しています。上野駅の乗務員詰所に5台のカメラが設置されるなど常軌を逸した対応です。
 3月11日以降、千葉支社管内でもカメラ設置が強行されました。動労千葉は13日、監視カメラ即時撤去を求めて団交を行いました。

安全より乗務員の監視を優先


 千葉支社は、「千葉関係では7箇所、14台のカメラを設置」「盗難等が発生しており、職場規律の厳正のため」「設置根拠は防犯カメラ取扱規程」と回答しました。
 拘束時間中でもプライバシーや肖像権があることはJRも認めています。それにもかかわらず詰所を撮影するなど許されません。
 しかし、会社は「あくまで防犯であり問題ない」と繰り返すばかりでした。
 「防犯」なら、通常は外部に向けて設置されます。それなのにJRは詰所の内側を撮影する。つまり乗務員を監視するためということです。
 最大の問題は、乗務員が休息する時間と場所が全くなくなることです。乗務中は乗客からの視線や動画撮影にさらされ、休憩所である詰所には監視カメラ。安心して休めないまま緊張状態が続けば、事故を引き起こす原因になってしまいます。安全より乗務員の監視を優先するJRの姿勢は絶対に許せません。

動労千葉とともに声を上げよう

 ここにはJRが東労組を解体してどういう職場にするつもりかが表れています。徹底した労務支配、監視強化、もの言えぬ職場……
すでに攻撃は開始されています。昨秋には《入出区作業は全部委託》《特急車掌一人乗務化》という限界を超えた労働強化の提案がされました。「技術的には無人運転も可能なのに乗務員に特別に手当を払う理由がない」と《乗務手当廃止》まで準備されています。
 動労千葉は、監視カメラ設置に対して断固とした闘いの宣言を発しています。安心して働ける職場を取り戻すためにも、権利を守るためにも、必要なのは闘う労働組合です。監視カメラを撤去させよう。乗務手当廃止を阻止しよう。今こそ動労千葉に結集しよう。

【監視カメラ設置箇所】
○千葉駅統合詰所      2台
○津田沼駅5・6番詰所   3台
○東京駅総武快速詰所    2台
○西船橋武蔵野線詰所    1台
○蘇我駅京葉線詰所     1台
○新習志野駅1・2番詰所  2台
○東京駅京葉線3階詰所   3台

組合加入等のお問い合わせは、
国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで

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