2018年3月1日木曜日

3・11実ニュース 第4号

https://drive.google.com/file/d/0B6y4rccbE8WTelY2LXdfNnZFcVlheDdtaHZqUjVxVkQ2elFJ/view?usp=sharing


労働運動の路線をめぐる討論に!

「本当に住民のことを考えてるんですか!?」

 浜通りの労組オルグの反応をいくつか紹介します。
 「山は線量が高いところがたくさんある。組合として若い職員に高線量地での作業を強制しないように当局に申し入れた」「(3・17楢葉集会に対して)楢葉でやるべきではないと、本部に意見を出した」「住民が帰還しないところで常磐線を再開しても誰も乗らない。そんな開通はおかしい」という声の一方で、「常磐線開通に反対したら復興をすすめる町政との非和解の労使対立になってしまうから署名は厳しい」「『帰還しない職員は昇進・昇給させない』と町長が発言して問題になったが、現在も進行形だ」「浪江町で再開する小学校に転校する児童の制服の採寸に、わざわざ校長が来た」などといった現場の厳しさも伝わってきました。「言ってることはわかるが、あなた方は本当に住民のことを考えてるんですか」と真剣に問い返される場面もありました。

「復興」は攻撃! 福島切り捨て許すな

 常磐線全線開通反対を真っ向から持ち込むことを通して、労働運動・労働組合の路線をめぐる討論になっています。政府と県が、常磐線全線開通を「復興の基軸」と位置づけているなかで、それに反対することは国策に絶対非和解で闘うことであり、生半可な決意ではできません。「国が決めたことだから」「業務だから」というあきらめの一方で、「復興」そのものに、おかしいとも感じています。「元に戻す」とは、資本の論理で共同性も「公共性」も解体していく地方切り捨てという現実に引き戻す攻撃です。新自由主義の極致ともいえる福島の現実そのものです。

国家・資本と非和解で労働組合が闘う時代

 「国家と非和解で闘っても勝てない」という国鉄分割・民営化以来の日本の労働運動の閉塞状況を打ち破り、階級的労働運動が主流派・多数派になっていくチャンスです。JRの大流動情勢は偶然ではありません。動労千葉、動労水戸のように国家・資本と非和解で闘いを貫いてきた力が、いよいよ労働者の希望と展望を開く時代をたぐりよせたのです。3・11郡山に、原発も核戦争も許さない労働組合の大結集を実現しよう!

次回実行委員会のお知らせ
☆3月5日(月)夜7時から
☆郡山市 橘公民館です



 全国学生が福島入り!
連日3・11街宣やってます

 全学連も、各地の大学で3・11反原発福島行動への結集を呼びかけています。その全学連の学生たちが1月から福島入りしました!
 定例の郡山駅前街宣(日曜正午から)・ふくしま金曜行動に加え、平日の街宣を始めました。休日とは通る人々の年齢層も職業も違うので、訴える内容を毎日考えながら臨んでいます。国立大の入試日には350人の福島大受験生にチラシを渡し、多くの高校生と討論できました(右写真)。
「被曝と帰還の強制反対署名」も集まっています。
 県庁などへの朝ビラ、チラシ・ポスター作成や事務作業も一緒にやっています。「自分の職場で朝ビラしたい」と声をかけてくだされば、全学連福島現地行動隊も駆けつけたいと思っています!
 連日忙しく動きまわっていますが、多くの学生や労働者と討論・交流でき、夜は同じ釜の飯を食べ、一緒に銭湯で疲れを癒し・・・と、日々団結しながら楽しく活動しています!
 3・11郡山への結集運動は一気に加速しています。ともにがんばりましょう!
(全学連・古郡)

動労福島が3月15日(木)ストライキを決定!!
学生も連帯します。