組合員の追及に何一つ答えられない会社
事前通知に各職場で反撃 勝負はこれから
強制出向の事前通知に対して、動労千葉や動労水戸の組合員の職場では激しい職場闘争が展開されています。9月14日の動労千葉総決起集会(写真)での組合員の発言の一部を紹介します。
■幕張支部・山田支部長
就業規則には「会社の業務上に必要な場合は社員に出向を命じる。社員は相当の理由がない場合は社員は拒むことはできない」と書いてありますが、「業務上に必要な場合とは何か」と会社に聞いても何も答えられない。答えられない出向に私たちは行くつもりはありません。
会社は「エルダー社員の雇用の場の確保のため」と言っていますが、この5年間は退職する人はほとんどいません。
また「出向して社員の技術指導してもらう」といっていますが、出向先の千葉鉄道サービス(STS)は社員の募集もしてない。いったい誰に指導するのか。
「(出向先の)就労条件など」という文書があるのですが、業務内容が駅の掃除、車両の掃除、検査修繕、リネンサプライ、駅管理とあります。ところが出向命令には「運転並びに構内業務」と書いてある。CTSにはこの業務ができない。これは偽装請負そのものです。
組合員が「新しい職場はどこにあるのか」との追及すると「幕張運転車両所」と。どこにそんな職場あるのか。工具もロッカーも職場も全部、10月1日に持って行くというのです。明らかな偽装請負です。
こんなことを認めるわけにいかないし、法律から言っても絶対止められる。うちの組合員も止められると思っているし、そんなに焦っていません。絶対に止めますのでよろしくお願いします。
■車両技術分科会
検修職は、暑い日も寒い日も雨でも雪でも365日、手を抜くことなく業務にあたり、車両の安全を担っているという熱い思いで日々の業務を支えています。
それを強制出向に駆りたて同じ業務をやれと言われて「はい、わかりました」と共感する人が何人いるんでしょうか。
プロパーを養成するといっても、安い賃金で雇って、まともな教育もしない。われわれの仕事は車両に触れて、さまざまな事象にあたって、経験を積んでなんぼなんです。技術・経験のない会社がやるのは無理なんです。
安全と技術の継承、何よりも職場を守るために私たちは外注化粉砕に向け全力で取り組みます。
■鴨川支部
鴨川支部でも、説明で追及しても、会社は何一つ答えない、答えられない。不当性、違法性が明らかになっている。闘えば必ず勝てるんです。みんなそう思っています。コスト削減のために外注化するんだと言ってますが、われわれは製造業じゃなく、安全が売り物なんですね。勝つ時が来ると思います。