2012年9月3日月曜日

外注化阻止ニュース 第24号

外注化阻止ニュース第24号

 

青年運転士が動労水戸に加入

 8月28日、水郡線営業所運輸科の青年運転士(29歳)がJR東労組を脱退し、動労水戸に加入しました。東労組で大子支部青年部長を務め、現場労働者、とりわけ同世代の仲間のために組合活動に取り組んできた人です。労働者として当たり前に声を上げることを東労組はもう抑え込むことはできないのです。組合加入にあたってのアピールを紹介します。

「労働者を守るのが労働組合」 組合加入にあたってのアピール

◎ライフサイクルがきっかけ

 労働組合とは何なのかと真剣に考えたきっかけはライフサイクルだった。なぜ乗務員になったのに駅に勤務しなければならないのか。どう考えてもおかしい。まわりの仲間もみんな反対していた。東労組も「反対ばかり言っていても仕方がない」と言って妥結した。組合の中で決めたことだからと思っていたが、それでも不満だと思い続けていた。

◎青年を裏切った東労組

 今度は検修・構内外注化の話が出てきた。東労組は当初「若年出向反対」「安全と技術継承を守れない外注化には反対」と言っていたので、自分も「今回は東労組も反対で闘うのか」と期待していた。しかし、東労組の反対の立場はいつの間にか立ち消えになっていた。若年出向反対も安全問題も、技術継承の問題もいつの間にか「できない」ということになっていた。組合の中では「青年部長なんだから(外注化を進めることについて)みんなに説明しろ」と言われたが納得できなかった。そうこうしているうちに本社・本部間で妥結してしまった。

◎迷った時は基本に帰る

 東労組に入り、大子支部の青年部長をやっているとき、組合の方針をめぐって迷った時にはいつも基本に帰っていた。「労働者を守るのが労働組合」という信念は絶対にゆずれなかった。それが自分にとって組合活動の原点だから。基本に帰って、そこから物事を見て、そして思ったことをストレートに言ってきた。
 外注化については、東労組はすでに妥結している。本部や組合幹部は今までいろいろと言ってきたが、最後は「実施ありき」だ。今まで言ってきたことと矛盾している。自分自身の本音を大事にしたい。「仕方ない」とか「今さら反対しても」ではなく、とにかく嫌なら嫌とはっきり言うことが大切だ。動労水戸は「嫌なことには嫌」とはっきり言える組合。これからも自分の原点を大切にして頑張っていきたい。

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