真実を永遠に隠すことは不可能だ
疑問・質問どんどん出そう
動労千葉の団体交渉によって、これまで隠されてきた10・1外注化の全容が明らかになりつつあります。
偽装請負や片道切符の出向・転籍など、青年の将来にかかわる重大な問題が何一つ保障されていないまま、会社は前倒しして出向の事前通知を出すと言っています。
会社と東労組本部の間で隠してきたことが暴かれる前に、事前通知を出して本人の同意を取り付ければ後は「自己責任」だとでも言うのでしょうか。真実を隠し、だませば何とかなると思っている会社が、若者の将来を考えているとは思えません。
この間の団体交渉では、東労組本部が言ってきたことと明らかに違うことを会社は言っています。何が真実なのか、自分たちの将来はどうなるのか、もう一度会社に明らかにさせよう。それから判断しても遅くはないはずです。外注化提案の現場における主旨説明に対し、疑問、質問をぶつけよう!
◇「(転籍で)会社も変わることがある」(8月31日、JR千葉支社と動労千葉の団交)
組合 自分は構内運転士になりたくてJに入ったが、業務委託されたらJRに構内業務がなくなってしまう。採用時には、「頑張ればやりたい仕事に就ける」と言われて構内運転士になった。しかし、出向して戻る3年後には構内業務がない。われわれの今後はどうなるんだ。
組合 平成採に、出向から絶対戻れるとハッキリ言えるのか。
会社 そこまでは……。
組合 転籍しないと言えるのか。
会社 それは分からない。会社もかわることがある……。
◇「管理者も出向」なら外注化する必要がどこにあるのか?
業務委託にあたり千葉支社は、JRからCTSに管理者を16人も出向させると言ってます。
労働省告示第37号では、業務委託にあたって委託会社が「労働者に対する業務の遂行方法に関する指示、評価等に係る指示その他の管理を自ら行うこと」を定めています。
CTS側にはこの要件を満たすだけの管理体制がないことから、JR側から管理者を送り込もうとしているのです。
JRの体制をそっくりそのままCTSに移行させるのであればそもそも外注化の必要はありません。10・1検修・構内業務外注化は完全に偽装請負であり違法です。