2012年9月20日木曜日

9月13日 JR仙台支社に外注化中止を求める要請行動、および抗議のデモ

134794262321513217081_s20120917a-3

 東北の闘う労働者・学生は9月13日、仙台市内でJR検修・構内業務全面外注化の10月1日実施を阻止しようと一日行動に立ち上がりました。9月14日の出向の事前通知を許さないぞとの意気に燃えて、総勢12人で朝8時JR東日本・仙台支社最寄りの仙台駅・TSUTAYA前でチラシ撒きを行いました。仙台市職労、JP労組、みやぎ連帯ユニオンの仲間がマイクで訴えました。「JRの検修外注化は大量出向の偽装請負です」「出向させられたら戻る職場はありません。出向先での転籍=首切りとなります」「8月28日、JRの闘う労働組合・動労総連合は総勢60人で出向差し止めを求める提訴に立ち上がりました。労働組合が闘えば外注化を阻止できることを示していきましょう」。用意した500枚のチラシをわずか45分間で撒き切りました。
 9時から仙台支社への申し入れ行動を10人で行いました。対応したのは総務部・広報室長ほか1名です。室長は受付に現れると「人数は3~4名、申し入れ書を受け取るだけ」という対応をしてきました。私たちはそれに対し「みんな休みを取ってきているんだ」「JRの利用者として鉄道の安全を心配しているんだ」と抗議し、その場でみやぎ・福島両労組交流センター連記の申し入れ書を読み上げました。室長自身は10月1日に検修外注化を行うことは知っているが詳しい中身については承知していない、とのことなので、申し入れの趣旨を関係部署に伝えることを約束させました。
 帰り際に室長に「外注先会社は業務を請け負う能力を持っていないじゃないか」と追及すると「外注するということは大丈夫だということでしょ」と口をすべらせました。「社員を大量出向させなければいけないのは能力を持っていない証拠だ」と追及すると黙ってしまいました。
 全体として硬直的な、ガチガチの対応でした。これは裏返せば、JRが今回の検修全面外注化の社会問題化をいかに恐れているかを表していると思います。
 午後2時半から仙台支社もよりの五橋公園で総決起集会を行いました。集会には秋田の国労闘争団の小玉忠憲さんや動労千葉を支援する会・八戸の仲間も駆けつけ、東北の総決起として25人でかちとりました。小玉さんは「JRは尼崎事故の責任を一切取っていない。そのJRが今回の外注化で安全をさらにないがしろにしようとしていることを絶対に許さない」と怒りの弾劾を行いました。その後デモに打って出ました。JR仙台支社の前に通りかかると窓という窓から労働者がデモ隊を見ているのがわかりました。「声よ、届け!」と「外注化をやめろ」「強制出向を許さないぞ」と叫びました。
 今回の一日行動を通して、今自分たちは、社会を崩壊させた新自由主義攻撃の核心である外注化攻撃を労働組合の闘いで阻止するという歴史的闘いを始めたんだという胸の高まりを感じました。全国の皆さん!
 ともに闘いましょう。

みやぎ労組交流センター

房州鉄道研究会サイトから転載