韓国・民主労総が日本大使館前で
動労千葉ストライキに連帯行動
9月27日、韓国の労働組合のナショナルセンターである民主労総(約70万人)のソウル地域本部が動労千葉の外注化反対のストライキを支持する連帯行動と記者会見を行いました。
民主労総は、世界有数の戦闘的労働組合の全国組織として知られています。
日本大使館前で「動労千葉のストライキ闘争を民主労総ソウル本部が支持し、連帯します」「JR外注化阻止! 非正規職撤廃! 強制出向反対!」などと書いた横断幕を出してアピールを行ってくれました。
記者会見では、ソウル地域本部イジェウン本部長(左にメッセージの一部)や鉄道労組のパクテマン主席本部委員長などが発言しました。
民主労総ソウル地域本部 イジェウン本部長のメッセージ
韓国でもKTX(韓国の高速鉄道)、水道、ガス、仁川空港などの民営化・外注化を推進しています。
最近2~3年の間に、KTXの度重なる事故が発生して乗客の不安が高まっています。光クァンミョン明駅事故、京キョンチュン春線電動車遅延事故、プサンの金クムジョン井トンネル事故などは、維持保守要員のとんでもない不足と円滑でない部品供給、そして外部委託などが構造的欠陥の原因として示されています。
このような状況でも韓国政府と鉄道公社は安全対策を立てず、「KTXを民営化すればもっと安全で安い価格で利用ができる」などとすぐにウソと分かる宣伝をしています。
鉄道民営化に失敗した英国の事例で見られるように民営化は国民のための政策ではありません。利潤追求と営利を優先視する財閥と資本のための政策です。安全無視、労働者への責任転嫁、雇用不安、低賃金、長時間労働を強要するJR東日本は10月1日外注化施行を中断しなければなりません。