2010年10月18日月曜日

沖縄米軍基地と9条改憲に反対する署名

沖縄米軍基地と9条改憲に反対する署名を訴えます

 戦争に反対するすべての皆さん! 今こそ全国で沖縄米軍基地に反対する声をあげて、みんなの力で改憲と戦争への道を止めましょう。
 私たち「とめよう戦争への道!百万人署名運動」は、1997年9月22日、日米新安保ガイドラインと有事立法に反対する署名運動として始まりました。それ以来、有事立法、自衛隊派兵、9条改憲に反対する署名運動を続けてきました。そして今日に至るまで憲法9条の改悪を許していません。労働者市民の力が、日本の改憲と戦争を阻んできたのです。
 しかし情勢は大きく変化しました。アメリカ発の金融恐慌が世界をおおって進行し、1930年代を思わせるような大失業と戦争の時代が訪れています。危機をのりきるための巨額の財政投入が国家財政の破たんをまねき、国家が危機をのりきるために労働者市民に犠牲を転嫁しようとしています。そうした中で、新たな戦争への衝動が噴き出そうとしています。

 朝鮮半島は今、最大の戦争危機に直面しています。戦争を必至と考え、米韓合同演習がくり返されています。日本の自衛隊幹部も米軍の空母に乗って参加しました。アメリカ、韓国、日本の政府は根拠がないにもかかわらず「韓国哨戒艦沈没事件は北朝鮮軍のしわざ」と決めつけ、経済制裁や軍事圧力を強めています。
 この戦争情勢と直結しているのが沖縄であり、日米安保体制です。米韓合同演習のために嘉手納基地にはたくさんの攻撃機が飛来し、普天間基地からは多くの海兵隊員が出ていきました。沖縄の米軍基地は、北朝鮮侵略戦争のための最前線出撃基地として常に臨戦態勢に置かれています。
 沖縄県民は今、このような戦場と直結している沖縄の現実、在日米軍基地の75%が沖縄に集中している「基地の島」の現実をなんとしても変えようと、普天間基地撤去・辺野古新基地建設反対、日米安保反対の声をあげ、島ぐるみの闘いに起ち上がっています。
 ところが民主党政権は、この沖縄県民の当然の要求を無視し、「海兵隊を含む在日米軍の抑止力は重要」「普天間の辺野古移設を明記した日米合意を踏まえ、しっかり取り組む」(菅首相)としています。平和の心、憲法の心、沖縄の心を踏みにじる、民主党政権を絶対に許せません。

 民主党は改憲を望む政党です。首相の諮問機関である「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」はこの8月27日、非核三原則・武器輸出三原則の見直しや、集団的自衛権の行使のための改憲を提言しました。また、「改憲国民投票法」がこの5月18日に施行され、いつでも改憲を発議できる体制に入りました。さらに、民主党政権は道州制を導入し、国の形を大きく変えようとしています。これらは「戦争をする国家」に変える攻撃そのものです。
 私たちは、労働運動が反戦運動を力強く担わなければ反戦平和を闘い取ることはできないと考えています。戦争中、労働組合が「大日本産業報国会」(1940年11月23日創立)に解消され、戦争協力を余儀なくされた歴史の事実を忘れることはできません。改憲と戦争を阻む力は労働者市民の団結にあります。職場や学園、地域から闘いの風をおこし、団結と連帯を拡大していきましょう。
 すでに全世界で労働者や学生の大きな闘いが起こっています。そして日本、韓国、アメリカの労働者の国際連帯が発展しています。こうした国際連帯の発展の中に戦争を止める展望があります。
 職場や学園や地域で「普天間基地即時撤去! 一切の移設に反対! 日米安保をなくせ! 憲法9条の1項も2項も変えるな!」の全国署名を広げ、戦争絶対反対の声と運動を大きくしていきましょう。

  2010年9月22日

とめよう戦争への道! 百万人署名運動
事務局長  西川 重則
東京都千代田区三崎町二の六の七の三〇一
TEL&FAX 〇三(五二一一)五四一五


署名趣意書と署名用紙へのリンクは以下のとおりです。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~hyakuman/kenpo-ver3.htm