2011年3月31日木曜日

3・31東電抗議行動において3学生の不当逮捕弾劾!

 

 本日、東京電力に対して、「原発即時停止・廃止せよ!」「事故隠しと被曝を許すな!」という緊急抗議・申し入れを行いました。これに対し、警察は、東電前にさしかかった際に突然「公安条例違反」であると警告するボードを持ち出して、3人の学生を逮捕していきました。完全に事前に用意されたでっち上げ逮捕です。こんなこと許せるはずがない!
 これが東電の回答か! これが菅政権の回答か! これが原発の本質であり、東電資本の本質だ! 原発即時停止!3人をただちに取り戻そう!
全学連のブログより

救援対策本部ニュース第6号できました!

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動労千葉国際連帯委員会声明

津波・原発は「人災」ではない!
国家と資本そして体制内労組指導部による犯罪だ!

 死者・行方不明者は3万人に足しようとしている。添付の仙台市役所の自治体労働者からの報告をを参照してほしい。被災者への水、食料さえ欠乏し医療の崩壊の中で、高齢者を中心に次々と命を落としている。ここに追い打ちをかけるように福島第1原発が炉心溶融か否かの綱渡りを行いながら、莫大な放射能をまきちらしている。
 そして外部被曝、内部被曝の「許容値」が次々と引き上げられた。土中からプルトニウムが「微量」に検出されたという現実の直面しても、国営放送に登場する原発推進学者たちは、「今すぐ人体に影響はない」と繰り返している。

 原発から200Km近くは離れる関東地方でも、スーパーから水のペットボトルは消えた。そしてホウレンソウ、キャベツなどの葉物野菜に、「出荷停止」という強権が振るわれた。福島県の64歳の野菜農家の男性が、3月29日、自ら命を絶った。この方は、地域の小学校の給食に使うキャベツをより安全な有機農法でつくることに、30年以上の命をささげてきた。死の直前、男性はむせかえるようなしぐさを繰り返し、「福島の野菜はもう駄目だ」とつぶやいたという。

 国家と資本は、地方のコミュニティーをとことんまで疲弊させ、津波の研究はしても防波堤はつくらず、利潤の追求と核の保有のみを目的とした原発を地震列島の上につくり続けてきた。津波で破壊された職場、放射能によって放棄された工場から、膨大な労働者が休業手当も剥奪された上で、街頭に放り出されている。国家と資本による犯罪と言わずして何と表現できようか。

 そして同時に、体制内労組指導部の責任も万死に値する。昨年「原発推進」を決定した連合は、この未曾有の事態に対して、「政府の迅速・的確な対応に敬意を表し」、「国難とも言える事態に今こそ、一致結束して救援・復旧活動に取り組む」とした。電力総連は「この難局を乗り切る」ため、東電と口調を合わせて「計画的な停電をお願いせざるを得ない」と放言している。国鉄1047名闘争を投げ出した国労本部とその共闘団体は、「雇用問題の政治への運動を当面中断する」として政治休戦を宣言した。
 何ということか!数万の労働者・民衆が命を落とし、数十万の人々が明日もわからない生を生き抜いているときに、これを引き起こした根本的原因と真正面から対峙せず、破綻の極みをさらけ出す新自由主義とその施策に竿を指す体制内労働運動指導部を、湧き立つ怒りの坩堝の中で打倒せねばならない。

 私たちは、東日本震災救援対策本部を立ち上げた。眼前の情勢に屈せず、そこから絶対に逃げないこと、被災現地の怒りと結び付き、「生きるための組織」としての労働組合を今こそ蘇らせること、ここに全てをかけて闘い抜く決意だ。
 全世界の労働者のみなさん、私たちの力はまだ小さいものだけど、日本労働運動の帰趨を決する決意で闘います。全世界の労働者の団結で、破綻の極みの新自由主義に断を下そう!全ての原発を即時に停止させよう!


2011年3月29日
動労千葉国際連帯委員会

2011年3月30日水曜日

3月19日、「国鉄闘争全国運動・栃木」の結成総会

 3月19日、「国鉄闘争全国運動・栃木」の結成総会をかちとりました。これまで6回にわたって「準備会」として討論を重ね、その準備会での討論に踏まえて、「集会」としては6月に別途おこなうということで、今回はいわば「内輪」の総会として開催したのですが、ご承知の通り、大震災の中でガソリンがなくなって車が使えなくなっている人たちなども自転車などで結集し、人数こそ少ないですが、この震災の中でこそ国鉄闘争を訴え、組織していこうということが確認されました。【続き…】

「無」計画停電が狙うもう一つの目的

 今朝(3月29日)のニュースで恐れられていたプルトニウムが検出されたと報じられています。福島第1原発事故が何とか収束して欲しいと願うとともに、この事故責任を徹底的に追求しなければならないと決意しています。

 ところで日々東京電力管内で「無」計画停電が実施され、ライフライン/社会インフラに混乱をもたらしています。無計画と批判すべき内容は、以下のアニメでも明らかにされています。
 つまり「原発ありき」という発電計画と原発の稼働率を見かけ上アップさせることによってもたらされた停電だ、ということです。

源八おじさんとタマ001


 その上で、原子力保安院の西山審議官は3月24日付ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「原発推進の動きに後退みられず=保安院の西山審議官」で、居直り的に恫喝しています。曰く、
  • 原子力の代わりは「停電」だ
  • 大幅な原子力抑制は大規模な停電を意味すると警告

記事: http://jp.wsj.com/Japan/node_208551

 同じく3月28日付ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「原子力監督機関と電力会社は一心同体」では、上記記事で述べていた「保安院と東京電力が癒着していたから今回の事態が起きてしまったということではまったくない」という発言を明確に否定しました。
日本の原子力監督当局は、監督対象の業界に近づきながら権力を増大してきた。この傾向が福島第1原子力発電所の事故を引き起こした過ちにつながった可能性がある
記事: http://jp.wsj.com/Japan/node_211377

 これらは福島第1原発事故が、日帝の核武装政策・資本の利潤追求・行政機構による利権確保・体制内労組の腐敗堕落、によってもたらされた人災だということを明らかに示しています。怒りに耐えません。
  • 被災地労働者・人民の生きるがためのたたかいを断固支えよう。
  • 腐朽した資本主義は終わりだ。
  • 私たちが社会を運営する。

救援対策本部ニュース第5号できました!

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源八おじさんとタマ

「源八おじさんとタマ」という原発問題のわかりやすいアニメーションを紹介されたので、ここに転載します。

源八おじさんとタマ001


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源八おじさんとタマ004


源八おじさんとタマ005

2011年3月29日火曜日

寒風の中、原発も裁判員も即廃止!と街宣

 毎月定例の「裁判員制度はいらない!大運動」の街宣が3月26日(土)にJR錦糸町駅前で行われました。大地震と大津波、続く恐るべき福島原発事故の進展の中で、大運動では被災地救援と裁判員裁判廃止を一体のものとして訴えよう、と「裁判よりも生きぬくこと、原発も裁判員も即廃止!」というスローガンを掲げて、道行く人々に訴えました。【続く…】

止めよう戦争への道!百万人署名運動のブログから転載

3・31東電抗議行動が呼びかけられました!

 3・20集会実行委員会(代表:織田陽介全学連委員長)の
よびかける3・31東電抗議行動に参加しよう!

3月31日(木)11時半 日比谷公園・霞門に集合
 ●正午、東京電力本社(内幸町1-1)に向かってデモ出発
 ●デモ後、東京電力と原子力安全・保安院(経済産業省)へ抗議・申し入れ行動

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ビラへのリンク

被災地仙台から寄せられた闘争報告

みやぎ連帯ユニオン 書記長  鈴木 光年 

 全国の皆さん。多くの支援物資と激励ありがとうございます。
おかげさまで今日も生き、たたかう事ができます。

 私は仙台駅前のホテルで、ビルメンテナンス会社から派遣されて、タワーパーキング+警備の仕事をしているのですが、地震当日は職場で被災しました。倒壊から逃れるために、ビル街のいたるところから人が飛び出し、あたりは騒然となりました。私のホテルも壁や天井からコンクリートの塊が剥がれ落ち、階段から転げながら人が逃げてきます、あっという間に戦場です。幸運なことに死者は出ませんでしたが、ホールには毛布一枚の客が溢れ、外には暗闇の中、帰宅難民の行列が絶えることなく続いていました。瓦礫の中で同僚と励ましあいながら、いつでも逃げられるように靴を履いて寝ました。それでも中心部はまだ幸せです。沿岸部、原発周辺の惨状には、想像を超える過酷さがあります。受け止められない現実があります。
 数日のうちに、ホテルは3月での閉鎖が決まりました。ビルのテナントの何件かは営業する意思を示しているため、5月までは警備と設備の労働者には仕事があります。しかし、ベットメークと清掃の労働者は自宅待機を命じられ、次の現場も定かではありません。そもそも仙台空港事業所をはじめ、稼動していない現場も多いというのに。残された人間も5月以降はどうなるかは分かりません。普段安い給料で働かされ、いざとなったら切り捨てるのでしょうか。資本と労働者とは非和解という現実を容赦なく突きつけられています。
 泣きっ面に蜂といったところで、アパートも倒壊するからと立ち退きを迫られています。職場の仲間は洪水で家がなくなりました。この怒りとストレスをどうしたらいいのか。
 絶対に許すことができないのは、新自由主義と原発です。新自由主義は、生活の基本たる農漁業を破壊し、公共の仕事を担う労働者を金にならないと軽んじて、民営化・外注化を進めてきました。その結果がここまで拡大した被災の現実じゃないですか。
 新自由主義が進めてきた利益優先の仕事、社会構造がいざという時にどれだけ役立たずかハッキリしました。逆にTPPだなんだと聞こえのいい言葉で軽んじられ、資本につけこまれ犠牲にされてきた農家の方、漁師、八百屋をはじめとする商店、現場の労働者の献身的な努力は、どれだけ被災地の私たちの命を救ってくれたでしょうか。被災の現場で人の温かさを知りました。
 政府・資本家連中はこの期に及んで、いかに自分の財産を守るか、いかに責任を逃れるかしか考えていません。震災解雇、休業、立ち退き、放射能。どこまでも私たちを犠牲にしてくるでしょう。しかし、私たちは負けません。この現実に肩を組んで立ち、生き抜いてみせます。現場から社会の構造を作り変えるたたかいに立ちます。国鉄解雇撤回闘争に学び、労働組合の旗のもと、一人の仲間も見捨てず、団結して共に生きる革命に立ちます。
 全国・世界の仲間の皆さん。共にたたかいましょう。

救援対策本部ニュース第4号できました!

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2011年3月28日月曜日

日刊動労千葉 第7127号

起きていることはすべて人災だ
原発・放射能汚染・津波・大失業 

▼未だこの現実!
n7127 死者数は1万人をこえ、どこまで増えるのか未だ予想もつかない。今も数千の遺体が体育館などに放置されている。2週間以上がたつというのに、避難所に届いている食料は未だ1日にお握り一個・パン一個のレベルだ。政府は完全に統治能力を失っている。

 

 

 

日刊動労千葉 第7127号へのリンク

日刊動労千葉 第7126号

4月外注化を 再び阻止したぞ!
ギリギリまで裏切り妥結を画策した東労組
 この現実は何なんだ!

 われわれは、検修構内業務全面外注化攻撃に全力をあげて立ち向かい、昨年に続き、今年4月1日実施を再び阻止した。だが、東労組はこの3月、ギリギリまで外注化裏切り妥結に向けて動いていたのだ。別掲の東労組の「業務部速報」を見てほしい。

日刊動労千葉 第7126号へのリンク

2011年3月27日日曜日

救援対策本部ニュース第3号できました!

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3・27三里塚全国集会

被災地支援! すべての原発の即時停止と速やかな情報開示を!

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3・27三里塚現地集会・デモ

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労働者・農民・市民の力による被災者救援運動を!

―反対同盟が声明を発す

 大規模な災害をもたらした大地震とその後の事態、とりわけ福島第1原子力発電所の事故に対して、反対同盟は以下の通り声明を発しました。
 そして、3月20日、渋谷でおこなわれた反戦集会で、萩原進事務局次長は「3・27三里塚に結集し、労働者、農民、市民の力で、被災地支援の新たな運動をつくろう」とアピールしました。
***************

【声明】
労働者・農民・市民の力による被災者救援運動を!
事故情報を包み隠さず開示せよ! すべての原発を即時停止せよ!

 3月11日に発生した巨大地震は東北・関東一帯に大規模災害をもたらしました。反対同盟は、家族を失い大津波にすべてを奪われてなお、力の限り生きようとする被災者の皆さんの悲しみと痛みをわが身に受けとめ行動する決意であり、すべての人々が被災者救援に立ち上がるよう呼びかけます。

 震災から1週間、菅内閣による救援の遅れが今この瞬間にも多くの命を奪っています。救援を待つ避難所からは食料、水、電気、ガソリン・灯油、医薬品など生きるに欠かせない物資が途絶しているという悲痛な声が上がっています。
 集積所に物資がありながら届けられず、直接の搬送が道路規制によって遮られる事態を放置することはできません。この政権の不作為は犯罪的です。
 しかも福島第1原発は、対策の決定的な立ち後れによって制御不能となり、高濃度の放射能を大気中にまき散らし、チェルノブイリの被害を刻々迫るものとなっています。米軍は80キロ圏内への立ち入りを禁止し、各国大使館は東京からも離れることを勧告。ルフトハンザとアリタリア航空は成田空港の使用を中止しました。ところが菅内閣と原子力安全・保安院、東京電力は、ここに至ってなお原子炉内で何が起きているのかの真相を隠しています。
 さらに地震は広範囲に連鎖し、東海・東南海沖地震がないとする保障はまったくありません。すべての原発を即時停止せよ! 菅内閣の情報隠しを絶対に許してはなりません。

 今回の大規模地震と大津波は確かに予想を超えるものでしたが、このことを含めて人災です。人類は自然をも制御できるという奢(おご)りが、「確率99%」の地に原子炉を造らせました。新自由主義の下で大企業のために利益を優先させ、労働者の首を切り、地方と農漁業を切り捨ててきた政治が災害に対する抵抗力を奪って大規模被害をもたらしたのです。これは「国策」を掲げて農地を奪った成田空港建設や、「国益」を叫んで農業壊滅につき進むTPP(環太平洋経済連携協定)と根は同じです。
 大恐慌下、国家財政の破たんが迫る中、震災で株価は暴落し投機マネーが円を急騰させています。菅内閣は被災者救援に動かず、原発事故も制御できず、統治能力を失いました。被災地の人々と私たち農民、労働者、市民が生きる道は、食料を生産し社会を動かす私たち自身の力にあります。
 被災者救援に全力を! 政府・資本は、食料、住宅、医療を無条件に保障せよ! 政府は生きるためのカネを無条件で差し出せ! 無用な第3誘導路工事を直ちにやめて財源を被災地にふりむけろ! 震災を口実にした労働者の首切りと戦争のための「挙国一致」を団結してうち破ろう! 3・27全国集会への結集を呼びかけます。

  2011年3月18日

三里塚芝山連合空港反対同盟


声明のダウンロード
三里塚芝山連合空港反対同盟サイト記事へのリンク

2011年3月26日土曜日

原発推進・首切りと戦争の菅政権打倒!

 何が「安全」だ! 菅政権はデタラメな報道管制・情報操作をやめて、すべての原発をただちに停止しろ!
 新自由主義が津波被害をを極大化させ、今も労働者の命と生活を奪っている

j201103141

2011年3月14日発行 全国労組交流センタービラへのリンク

2011年3月25日金曜日

救援対策本部ニュース第2号出来ました!

救援対策本部ニュース第2号

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2011年3月24日木曜日

震災救援対策本部ニュース第1号出来ました!

基本的に、毎日発行をめざします。どんどん使ってください。

救援対策本部ニュース第1号

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http://www.geocities.jp/shinsaikyuenhonbu/honbu1.pdf

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震災救援対策本部ブログ開設

 
震災救援対策本部のブログを開設しました。
  http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu

どんどん広めてください。
 

2011年3月23日水曜日

日刊動労千葉 第7125号

今こそ青年部を再建しよう!
3・30青年部再建委員会・組織拡大総決起集会へ

n7125 【3・20渋谷反戦大デモ】

日刊動労千葉 第7125号へのリンク

2011年3月22日火曜日

3・12動労千葉を支援する会・東海を結成!(四日市)

 東日本大震災が起きた翌日の3月12日、四日市市総合会館で、支援する会事務局長の山本弘行さんを講師に招いて、「国鉄闘争の火を消すな!解雇撤回・非正規職撤廃!戦争止めよう!11春闘勝利!3・12動労千葉を支援する会・東海結成集会」が三重、岐阜、愛知の仲間20名が結集して開催されました。 
  参加者からは「国鉄全国運動が今日の講演ですっきりと分かった」(民間)「動労千葉や国労共闘が1047名解雇撤回を闘っているのはすごい」(民間)「尼崎事故は国鉄の闘いが解体されたのが原因です。私の学校も国鉄民営化と同じになっており闘いたい」(教労)などの発言がありました。
 支援する会・東海の事務局長が、要綱を発表し自分が事務局長となって会員拡大をしていくと発言し全員の拍手で確認されました。

1550名で、渋谷反戦集会・デモやりぬく

 法政大学を中心とする学生らの呼びかけに多くの団体が協賛して準備された今年の3・20反戦集会は、久しぶりに汗ばむような暖かい日となり、震災に心を痛めながらも怒りをバネに全国から多くの人々が代々木公園に集まりました。会場の最寄駅では、街行く若者に「一緒にデモに参加しよう!」と学生が呼びかけていました。【…続きを見る】


【とめよう戦争への道!百万人署名運動のブログから転載】
http://million.at.webry.info/201103/article_10.html

2011年3月21日月曜日

会報・国鉄闘争全国運動第10号

会報・国鉄闘争全国運動第10号(2011年3月10日)が発行されました。

支援する会ニュース3月10日号

支援する会ニュース3月10日号(2011年3月10日)が発行されました。

3・12動労千葉を支援する会・東海を結成!(四日市)

 東日本大震災が起きた翌日の3月12日、四日市市総合会館で、支援する会事務局長の山本弘行さんを講師に招いて、「国鉄闘争の火を消すな!解雇撤回・非正規職撤廃!戦争止めよう!11春闘勝利!3・12動労千葉を支援する会・東海結成集会」が三重、岐阜、愛知の仲間20名が結集して開催されました。 
 参加者からは「国鉄全国運動が今日の講演ですっきりと分かった」(民間)「動労千葉や国労共闘が1047名解雇撤回を闘っているのはすごい」(民間)「尼崎事故は国鉄の闘いが解体されたのが原因です。私の学校も国鉄民営化と同じになっており闘いたい」(教労)などの発言がありました。
 支援する会・東海の事務局長が、要綱を発表し自分が事務局長となって会員拡大をしていくと発言し全員の拍手で確認されました。

3・6「全国運動・沖縄」結成


全国運動・沖縄の結成総会を 3月6日に那覇市の八汐荘で開催しました。沖縄で全国運動が本格的にスタートし、労働運動の拠点建設に向かっての闘いがいよいよ始まりました。全国運動の呼びかけ人でもある北中城村議の宮城盛光さんが司会を行い、「4・9政治和解に対する反撃が6・13から全国各地で始また。沖縄でも全国運動をつくりだそう」と訴えました。全国運動の呼びかけ人で日本近代史研究家の伊藤晃さんが、「労働運動の再生と国鉄全国運動」と題して講演を行いました。

2011年3月20日日曜日

日刊動労千葉 第7124号

「千年に一度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」

経団連会長発言弾劾!

すべてを引き受けて闘おう

 これが資本の本質だ!

 16日の記者会見で、日本経団連会長の米倉は、福島第一原発の事故について「千年に一度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」「事故は徐々に収束の方向に向っている」「原子力行政が曲がり角に来ているとは思っていない」と語った。なんということか!
 打つ手もほぼ手詰まりになった状況のなかで、6基の原発がメルトダウンしようとしているのだ。露出した核燃料から高濃度の放射能が大量に放出され続けているのだ。何十万人という住民が脱出することもできず、周辺の避難所にいるのだ。
 これが資本の本質だ! 何万人、何十万人を被曝と死の危険にさらそうが「素晴らしいことだ」と言うのだ!

消された報道

 津波に襲われた福島県南相馬市長は、「爆発しては海水を入れて冷却する。同じことを繰り返し、対応は後手後手。対応の遅れは東電が廃炉を躊躇(ちゅうちょ)したからだ」「海水を入れると廃炉になる。1号機の事故の後、ほかの炉にも海水を入れて冷却するべきだった。1号機以降の事故は人災だ。住民はメルトダウン寸前なのにと、恐怖におののいている。逃げ出したいが移動手段がないし、行く場所もない」と怒りをあらわにしている。
 しかし、今日に至っては、原発事故の報道はテレビニュースからもほとんど消されてしまった。完全に報道管制がしかれたのだ。

くやしさをバネに!

 われわれも、原発の危険性を指摘し、政府の原子力政策を批判しながら、それを止める力をもつことができず、この事態を招いてしまったことが本当にくやしい。
 電力資本と一体となって原発建設を推進してきた連合は、原発事故について完全に沈黙したままだ。労働組合が資本の手先になり、政府の手先になったときに何が起きるのか。われわれはその恐ろしさを今、体験しているのだ。
 われわれ自身が原点にかえり、
生き抜くために全力を尽くして闘わなければならない。

今日も続く無為・無策

 確認された死者の数は6500人をこえた。行方不明者も報告されているだけで1万人。だが、死亡・不明の確認すらできない市・町・村が多数ある。
 統治能力を失った政府の無為・無策ぶりは今日も続いている。被災者が収容されている主要な病院への医薬品の搬送すらできていないのだ。
 壊滅的な被害を受けた地域は、若者は都会に働きにでざるを得ず、高齢化が進んだ地域だ。避難している方々の多くが高齢者で持病を抱え、薬がないことが致命的になる。多くの人たちが薬が必要だと必死に訴えているが、未だ何の対策もとられていない。

全てをひき受けて闘おう

 今回の大震災をめぐって起きていることの全てが、われわれのもてる力を遥かにこえた事態だ。この時こそ原点に返らなければならない。第一に、全国のもてる力を結集して被災地を支援すること、第二に、全てを一変させようとしている事態、労働者への全面攻撃に備えて具体的に闘いを開始することだ。
 これからどんな事態が進行しようが、全てをひき受ける構えをもった闘う労働組合が絶対に求められる。われわれがそういう存在に飛躍しなければならない。その力は全国の労働者の怒りの声と結びつくことによって生まれる。その団結した力を信じることによって生まれる。核心は、破産した新自由主義政策の極致とも言える攻撃との闘いだ。立ち上がろう!

日刊動労千葉 第7124号へのリンク
【全文引用】

今すぐ、すべての原発をとめろ!緊急集会デモやりぬく

 昨日(3/17)、東京で緊急集会デモに参加しました。日々刻々と伝えられる福島原発の恐るべき事態に対し怒りを抑えることができません。起きている事態は地震のせいではない!人体・生物とは相容れない放射能を、「クリーンエネルギー」「安全な原発」と宣伝し、金儲けと核武装の道をひた走ってきた東電資本、原発資本、歴代政府の責任だ。
「すべての原発を直ちに停止し、撤去せよ!」「菅政権による情報隠し・被曝を許すな!」「危機管理という名の国家統制反対!」
 怒りを菅政権に叩きつけました。【…続きを見る

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【とめよう戦争への道!百万人署名運動のブログから転載】
http://million.at.webry.info/201103/article_8.html

緊急声明-新自由主義を徹底弾劾! 被災労働者の救援・支援を

緊急声明

未曾有の大惨事をもたらした新自由主義を徹底弾劾する!
全国の仲間に、被災労働者の救援・支援を訴えます


 3月11日に発生した東日本巨大地震は、恐るべき大惨事となって労働者階級人民に襲いかかっています。津波によって町や村が丸ごと消失し、死者・行方不明者は、いまだその全貌をつかめませんが、数万人を超えるものと見られています。
 はっきりさせなければならないことは、これは単なる天災だけでなく、人災だということです。三陸沖をはじめ被災地域には、地震の際に想定される津波の高さよりもはるかに低い堤防しか設置されていませんでした。新自由主義の下で進んだ地方の徹底的な切り捨て、労働者、農民・漁民への矛盾の極限的なしわ寄せこそが、この大惨事を生んだのです。
 福島原発の空前の大事故こそ、為政者が引き起こした人災以外の何物でもありません。原子炉の冷却装置が機能せず、最悪の炉心溶融が引き起こされました。現場労働者が犠牲になり、大量の放射性物質が放出され、多数の住民が被爆しています。格納容器の爆発によるチェルノブイリを超える大惨事も予測される状況です。直後から報道管制を敷いて事態の隠蔽に走った菅政権、住民を犠牲にして原子炉の損壊回避を優先してきた東電の対応が、最悪の事態を引き寄せました。
菅政権は、新成長戦略の最大の柱に原発輸出を据え、財界・連合一体となって推進してきました。民主党=連合政権の原発推進政策が、未曾有の大惨事を引き起こしたのです。何が「最小不幸社会」か!ということです。
 崩壊寸前だった菅政権は、この大災害を天佑とし、「国難」を叫び、野党から「政治休戦」を取り付けることで、延命を図ろうとしています。自衛隊、米軍、警察を出動させ、震災をテコに、戦時体制を一気に構築しようと画策しています。しかし、自衛隊や警察は、労働者人民を救出するためではなく、被災労働者の資本・行政に対する闘いを弾圧するために投入されているのです。
 未曾有の大震災は、恐慌下の日帝経済に大打撃を与え、復旧費用による財政悪化が国債暴落の引き金となる可能性もあります。資本家政府の下では、そのすべてのツケが労働者人民に押しつけられ、被災者の無慈悲な捨てが強行されていくことは明らかです。新自由主義が続く限り、労働者人民は、戦争に駆り出されて殺されるか、戦争に匹敵する災害を、新たな「ヒロシマ・ナガサキ」を強制されるのです。
 交流センターは、大震災を口実とした階級休戦を、断固拒否します。犠牲者の無念を晴らし、労働者人民が生き抜くための唯一の道は、労働者の団結と資本・権力に対する非和解的闘いの中にこそあります。
 いまだライフラインも途絶した状況下にある被災地の仲間に、心からお見舞いを申しあげるとともに、被災労働者の決起をつくりだし、被災地から闘う労働組合を甦らせるために、全国の総力で闘っていくことを決意するものです。
 被災地では、食糧、飲料水、防寒用品、燃料、医薬品等すべてが欠乏した状況にありますが、宅急便等が利用できない状況にあります。交流センターは、本部に救援物資を集中し、現地の交流センターに直接届ける体制を取ります。
 全国の仲間に、救援物資と支援カンパを集中して頂くよう訴えます。

2011年3月13日 全国労働組合交流センター

◆救援物資の送り先
111-0041 
東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂伊藤ビル5F
全国労働組合交流センター 宛
◆支援カンパ振込先(郵便振替)  
口座番号00150-9-408647
加入者名 全国労働組合交流センター
※必ず、通信欄に、「被災地支援カンパ」と明記して下さい。

【全国労働組合交流センターのブログから転載】
http://www.k-center.org/blog/2011/03/-.html

2011年3月19日土曜日

全原発停止! 3・17渋谷デモ

日刊動労千葉 第7123号

今こそ、反合・運転保安闘争の真価を発揮して闘いぬこう!

大地震に伴う列車の安全確保に向けた取り組みについて

1 列車の運転にあたり、通常と違う列車の動揺・振 動、異音、線路の異変または少しでも危険を感じた場合には、躊躇することなく直ちに列車の速度を落とし、あるいは列車を停車すること。

勤務の取り扱いに関する問題点の集中について

1 出勤・退勤、勤務の取り扱い等について問題が生じた場合には、直ちに本部に連絡すること

日刊動労千葉 第7123号へのリンク

東北大受験で被災した県内生徒ら避難生活振り返る

愛媛新聞に愛媛から東北大の受験生が被災し、日就寮で共同生活をして「お世話になった」との記事が載っていました。新自由主義大学を打ち破る自治寮の闘いが伝わります。

【愛媛新聞記事へのリンク】
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20110318/news20110318540.html

【東北大学学生自治会ブログへのリンク】
http://blogs.yahoo.co.jp/tohoku_usc

2011年3月18日金曜日

4・23尼崎闘争の招請状

尼崎事故7周年弾劾!4・23全国総決起集会への参加と賛同を訴えます

すべての労働者・市民・学生のみなさん。
2011年で、あの05年4月25日の尼崎事故から7年目を迎えようとしています。7年目の尼崎闘争は、国鉄・分割民営化を徹底弾劾し、全社会に国鉄分割・民営化型の首切りを強行しようとする新自由主義攻撃と対決する闘いです。国鉄闘争全国運動で日本労働運動を甦らせていく闘いとして開催します。みなさんの参加と賛同を訴えます。
昨年の国鉄1047名闘争に対する「4・9和解」は、国鉄1047名闘争を解体して、労働運動全体を翼賛化させていく大攻撃でした。連合民主党政権は、国労と被解雇者に「国鉄分割・民営化に反対して解雇されても仕方なかった。組合差別という不当労働行為があっても解雇は当然だし、二度と闘いません」と言わせたのです。このように国鉄分割・民営化を承認させ、国鉄型の首切りを社保庁を始めJALから360万公務員へと全社会に貫徹するための労働運動解体攻撃だったのです。
私たちは、これに「国鉄闘争の火を消すな」を合い言葉に、昨年6月13日に国鉄闘争全国運動をスタートさせました。「4・9和解」に、逆に闘う労働運動を甦らせていく闘いとして、前進させてきたのです。
7年目の尼崎闘争は、1047名解雇撤回、JR外注化・民営化阻止、反合理化・運転保安闘争を発展させ、JR内にいる膨大な正規や非正規化にされた青年労働者を闘う労働組合に組織・獲得して、JR体制をその足元から揺さぶる闘いの戦闘宣言の場としたいと思います。

「闘いなくして安全なし」「JR外注化阻止」! 闘う労働組合を国鉄闘争全国運動で甦らせよう。
尼崎事故は、国鉄分割・民営化がもたらしたものであり、労働組合が解体された結果起こったものです。
JRでは営利優先・規制緩和がまかり通りました。「稼ぐ」ために安全を度外視して、前代未聞の半径300mの「魔の急カーブ」の線路をつくり、ATSを意図的に設置せず、107名を殺したのです。
労働組合こそが「闘いなくして安全なし」を掲げて、JRと対決することが問われていました。しかし、JR西日本のすべての労働組合が闘わずに屈服・協力しました。こうしたJRの労使結託体制を覆して、闘う労働運動を甦らせることこそが、尼崎事故の回答でなくてはなりません。
尼崎事故から7年、安全の崩壊は加速度的に進行しています。労働者の団結をバラバラにするための第2の分割・民営化というべき外注化が進められているからです。下請けに「安全」が丸投げされ、外注化によりJR労働者の9割が非正規職に突きおとされようとしています。JRでは外注会社の労働者が列車を動かす職場になっています。保線・電気・車両・運転という労働者が共同・連携した安全システムで、はじめて列車が走るのです。そのシステムが外注化で労働者がバラバラにされたら、安全が崩壊するのは明らかです。
昨年7月22日、山陽新幹線での保守車両同士の衝突事故が発生しました。同じトンネルで複数の外注化会社の作業が行われたことによって起きたのです。 
JR西日本は、実際にトンネル内でレール削正の粉塵を発生させた時の実験を行い、安全装置が作動しなかったことを確認しながら、外注会社の青年労働者に事故責任を押しつけています。06年伯備線触車事故、09年2月20日明石触車事故も全て青年労働者に事故責任を押しつけて、JRの会社幹部の事故責任は追及されていません。
それどころか、JRはさらに外注化を進め、既成の労働組合はこれに全面協力しています。「外注化絶対反対」「労働者に事故責任はない。事故責任はJRにあり」と、JRおよび関連会社に闘う労働運動の旗を立てることが求められています。

労働組合が団結して闘えば勝利することができる
世界大恐慌によって直撃された資本家は、大恐慌のツケを労働者におしつけるために「首切り自由」を要求し「工場法以前に戻せ」と叫んでいます。JR外注化はその最先端の攻撃です。
労働組合は団結して闘えば勝利することができます。動労千葉は、5波のストライキで昨年4月実施のJR東日本全体の車両検修外注化を阻止しました。今年4月実施を狙う外注化攻撃にも、JR本体と外注先の動労千葉組合員の団結した闘いで立ち向かい阻止しています。
全日建連帯労組関西地区生コン支部は、大手ゼネコンを向こうに回して、4ヶ月半の「産業ゼネスト」をやりぬき、大手ゼネコンの産業支配を打ち破る勝利を実現しました。
私たちは、こうした闘いを受け継いで、JR外注化への現場労働者の怒りと結びつき、JR体制を中から食い破る労働運動をつくりあげます。4・23尼崎闘争に結集して共に闘おう。

 尼崎事故7周年弾劾!4・23全国総決起集会
  4月23日(土)13時 JR尼崎駅北口広場

●尼崎事故弾劾!反合理化・運転保安確立
●車両検修全面外注化阻止!1047名解雇撤回!
●国鉄闘争全国運動で労働運動を甦らせよう!

◇主催 国鉄千葉動力車労働組合
国鉄闘争全国運動・関西準備会
◇連絡先  国鉄千葉動力車労働組合 千葉市中央区要町2ー8DC会館内
          TEL 043ー222ー7207 FAX 043ー224ー7197 
   全国金属機械労働組合・港合同  大阪市港区南市岡3ー6ー26
  TEL 06ー6583ー4858 FAX 06ー6583ー4600

イラク反戦8周年全世界一斉デモ

3・20渋谷反戦デモ

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  • すべての原発を直ちに停止し、撤去せよ!
    菅政権による情報隠し・被曝を許すな!
  • 震災救援物資と10億円カンパの大運動をたちあげよう!
  • 大震災を口実にした大首切り・増税反対! 戦争体制構築反対!
  • 大恐慌と新自由主義に団結して立ち向かおう!
  • 菅政権を倒し、今こそエジプトのように社会を変えよう!
  • 朝鮮侵略戦争を阻止しよう!
    沖縄新基地建設を阻止し、日米安保を粉砕しよう!
  • 法政大学の監獄体制をぶっとばせ!

3月20日(日)13時開始、15:30~渋谷デモ
※予定通りやります!

「もう食べるものもない」「どうしたらいいの…」

福島の労働者の報告

福島第一、第二原発の爆発によって退避勧告が出されている相馬や原町と連絡がつながりました。
●退避勧告が出ていても、ガソリンがなく動くに動けない。だから結局、家に閉じこもるしかないということです。
●年配の一人暮らしの方は、涙ぐみながら「もう食べるものもない」「どうしたらいいの…」と言っていました。
本当に許せません。地震、津波に原発による被害を引き起こした責任は菅政権にこそある!

 

今日の仙台

昨日から雪が舞い、かなり寒くなっています。そのなかでも、食料品を求めて行列ができています。

しかし、食糧がないわけでは決してありません。資本が独占していて、労働者に回ってこない。資本論の工場法のような状況です。

こんな社会は間違っている! 資本は独占している物資をいますぐ労働者に解放しろ!

 

○寮生の団結の力で生き抜いています

その中で日就寮では委員会を中心軸に団結を固め、「隠匿物資解放」とか言って笑いながら、自分の持っていた食料を全て拠出し、積極的に買い出しや水・燃料の集中・備蓄を行なっています。被災地の中でもなんとかちゃんとした生活を送れているのではないかと思います。寮には寮生ではない学生や帰れなくなった受験生親子などが集まって来たりもしています。団結の力、偉大なり!
 他方で大学当局の対応は、全くの無力です。大学当局は大学施設を三ヶ所避難所として開放していますが、もともと避難場所に指定していなかったことから、食糧などの備蓄などは基本的にない。当局の利益のために全国から学生を集めておいて責任を取る能力が一切ないのです。遠方から来た受験生や、大学生協にアパートなどを捜しに来た新入生が路頭に放り出されています。寮に対しても、事務の寮担当者が深夜に状況確認に来たり、施設部が建物の破損状況を確認しに来る程度で物資などの支援はありません。
 いざという時に責任が取れるのは結局は私たちだということです。

東北大学学生自治会ブログ

島根原発をただちにとめろ!中国電力に抗議行動~in広島~

 3月14日(月)8・6ヒロシマ大行動実行委員会の仲間30名は、中国電力に抗議、座り込み行動を緊急に行いました。今現在も福島原発で、恐るべき事態が刻々と進んでいます。私たちは地震が起こってから4日経過しても、稼動中の島根原発、建設を強行している上関原発について、とめるどころか何らの見解も発表しない中国電力に対して、猛然と抗議の申し入れを行いました。
 事前に連絡した15時に、横断幕と幟を持ち正門から中へ入ろうとすると、建物を管理する部署の職員が最初から立ちはだかっています。「こんなものを持って入られたら困る」「いつも、どういう団体にもそうしてもらっている」と平然と言います。それだけでも私たちは怒りにたえません。「いつも」「通常」などとどうして言えるのでしょうか。今が非常時であることは原発を推し進めてきた中電の社員であれば、尚のことわかっているはずです。紙で作った横断幕や幟の一体全体どこが危険だというのでしょう!
 私たちの追及を受けてようやく出てきた責任者(広報・環境部門[環境・エネルギー広報担当]マネージャー)に対して、抗議文を突きつけました。8・6ヒロシマ大行動、全国被爆者青年同盟、広島連帯ユニオン、婦人民主クラブ全国協議会広島支部がそれぞれ抗議文を持参しました。
◆ただちに島根原発をとめよ!
◆上関原発の建設計画中止を今すぐ発表せよ!
◆すべての原発をとめろ!

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 その後、座り込みを行いながら、怒りのマイクアジテーションを次々に行います。途中、被爆者の下田礼子さんが座布団と、暖をとるためのお湯を入れたペットボトルを差し入れに持ってきてくれました。
 被爆者、広島の人々は本当に怒っています。そもそも住民や労働者の被曝をぬきにしては成立しない原発―日本の核武装政策を徹底弾劾します。
 広島から、被災者をはじめ、労働者民衆のために何をすればいいのか。「ヒロシマ」が問われています。たたかいを「自粛」するのではなく、菅政権そのもの、「救国内閣」「挙国一致体制」を絶対に許さない闘いと行動をさらにさらに強めていく必要があると思っています。

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 前述したように、私たち抗議団は建物の中に入ることさえ阻止されました。その上で、「あえて抗議の気持ちを押さえて率直に質問したいことがあるから話をきかせてくれ」と怒りを押さえて提起したところ、それには答えるというではありませんか。代表4名が中国電力の中に入り「商談のためのブース」のようなところで「広報担当」から話を聞き出すことができました。しかし、それがことごとく驚くべき電力会社の内実を、問わず語りに語るものとなりました。概略を報告します。
●3/11の地震以降、緊急対策本部がたちあがっている。やっていることは情報収集。政府や原子力保安院から何か正式に「お知らせ」があるわけではない。緊急対策本部が、政府や保安院の発表をテレビやインターネットをとおして収集している。中国電力―島根や上関うんぬんではなくて、とにかく福島原発がどうなのかの情報収集をしている。
●今回の大事故を受けて、これまでの政策や安全基準を検討していないのか?
 今は成り行きをみている。何が問題なのかが分らないと対応もできない。現時点で島根原発をどうするかなど、検討化すらできていない。
●実際問題、島根原発をとめるとどういう問題がおきるのか。
 それはコストだ。原発コストによって赤字になる。皆さんがいくら電気代が高くてもいいというのなら原発をとめることもできるが。
●上関原発の工事を続行するか否か検討はしたのか?
 上層部・経営陣はこの土日に検討している。だが実質工事は動いていないが、工事しないということではない。
●これまで「絶対安全」と言ってきたが、安全でないことははっきりしたと思うがどうか。「絶対安全」とは言っていない。せいぜい初期の昭和40年代の頃はそうだったが。
●これまでの「想定」を超える地震がおこった。島根原発について、地層学者など専門家に問い合わせてみたか?
 それはしていない。
●なぜ真水から海水を使う判断が遅れたのか?
 海水を入れたら原発が「おしゃか」になるからです。
●経営陣が協議してというが、技術者などの意見が反映されるということは?
 とにかく経営陣を信じている。
 私たちの抗議の翌日、中国電力は上関原発工事の「中断」の決定を発表しました。この期に及んでさえ、「中止」「もう作らない」ではなく「中断」!島根原発についてなどなんのコメントも発表していない!本当に許せません!
 広島からも、全力で3.20渋谷へ結集します!東北地方、被災者の皆さんの怒り、不安、悲しみを、私たちが怒りの声として菅政権、東京電力に叩き付けましょう!(広島県連絡会 谷口)

【とめよう戦争への道!百万人署名運動ブログから転載】

2011年3月17日木曜日

日刊動労千葉 第7122号

事態は日々悪化

労働者の力で支援の手を

日刊動労千葉 第7122号へのリンク

2011年3月16日水曜日

日刊動労千葉 第7121号

東日本大震災救援対策本部を設置
-全力で支援の力を集中しよう

「対策本部」設置を決定
   全力で現地への支援を

 動労千葉は、昨日執行委員会を開催し、全国労働組合交流センターと動労千葉で、「東日本大震災救援対策本部」を発足させることを決定した。本部は労組交流センターに置く。また、あわせて早急に現地対策本部を立ち上げることを確認した。
 現在、関東―東北をつなぐ幹線道路からの救援物資の送り込みは自衛隊に阻止されて全くできない。現地に入れる最短の道は新潟ルートである。従って、新潟にも支援物資の集積拠点となる対策本部を早急に立ち上げることも確認した。
 現地(仙台)からの報告では、海岸線の壊滅的な打撃を受けた地域だけでなく、宮城県全域で、水・ 食料・ガソリンが全くなくなって 深刻な状況だという。

 菅政権の無為・無策

 幾万、幾十万の被災者が菅政権の無為・無策で破滅的な「被災対策」のなかで殺されつつある。すでに5日間が経つというのに、すぐにでも可能な、水・食料・医薬品・燃料・毛布など最低限の救援物資の現地への集積すら行なわれていないのだ。それどころか、「混乱をもたらす」などと言ってそのいっさいが止められている。政府がやっているのは統制と秩序維持、挙国一致体制づくりだけだ。このままでは、死を逃れた被災者を寒さと飢餓が襲うことになる。労働者自身の力で自主的な救援闘争をつくりださなけれはならない。

 破局回避に全てを尽くせ

 加えて、損壊した原発から放出される高濃度の放射能が数百万の人びとを被曝の危機にさらしている。
 「安全神話」の果てに、今、6基の原発が制御を失って爆発を繰り返している。ことここに至っても、政府、原子力安全・保安院、東電は何が起きようとしているのかの真実を隠ぺいし続けている。メルトダウン・破局の回避に向け、あらゆる力を結集しなければならないというのに全ては後手に回っている。情報すら、隠しきれなくなったこと以外は何も明らかにされていない。政府は全ての情報を開示し、最悪の事態を回避するために原発反対派も含めた専門家のあらゆる知恵と力を結集しろ。住民の避難対策をとれ。

 「震災解雇」を許すな!

 今回の巨大地震が引き起こした恐るべき事態の多くは、新自由主義によってもたらされたものだ。地方自治体の解体と財政破綻、公共インフラの民営化による解体、公務員労働者の際限なき削減など、国鉄分割・民営化以来四半世紀にわたる新自由主義政策は、災害に対する抵抗力を奪っていた。とくに打ち棄てられた地方では大震災を決定的に破局化させた。
 しかも、これから起きることは、全てを一変させるような労働者への全面攻撃だ。膨大な解雇・賃下げと大失業である。

 こうした全てに対し、生き抜くために闘わなければならない。労働者の団結した力で被災地を全力で救援しよう。




救援物資・カンパを集中して下さい

▼各支部は、衣料品(下着・生理用品を含む)/米・食料品(保存のきくもの)/毛布/その他生活用品等の震災救援物資を集中して下さい。
▼各支部は、支援カンパの取り組みをお願いします。

●東日本大震災救援対策本部
  全国労組交流センター
東京都台東区元浅草2―4―10(五宝堂・伊藤ビル5F)
℡ 03―3845―7461
FAX  03―3845―7463





日刊動労千葉 第7121号へのリンク

日刊動労千葉 第7119号


逝去から1年
中野前委員長を偲ぶ会を開催

日刊動労千葉 第7119号へのリンク

「共に闘う国労の会」会報第9号

第9号(2011年3月10日)
2・16国鉄集会が大成功!各地方集会も成功!新賃金制度阻止へ

「共に闘う国労の会」会報第9号へのリンク

2011年3月15日火曜日

日刊動労千葉 第7120号

労働者の力で被災地を救援しよう!

全ての原発を撤廃せよ! 震災解雇許すな!

生きぬくために闘おう!


(1)

 3月11日に起きた巨大地震は、東北地方をはじめ東日本全域に大規模な災害をもたらしている。どれほどの生命が奪われ、今もどれほどの人々が救援を待っ ているのか、未だ被害の全貌すらつかめていない。今も刻々と生命が失われているのが現実だ。ほとんどの避難所で十分な水も、食物も、電気も、医療体制も確 保されていない。それどころか、冷却装置が機能しなくなって暴走する福島原発は、二度の爆発を経て、時々刻々危機的事態を深刻化させている。
 政府の被災対策は破産している。今こそ労働者の団結した力で、生きさせろと必死に叫ぶ被災地を支援しよう。

(2)

 今回の地震とその後に襲った津波は、確かに予想をこえるものであった。だが、「10年以内に99%の確立で起きる」と予測されていながら、充分な地震対 策はとられてこなかった。それどころか、この間進められたのは、「競争原理と自己責任の原則」を掲げ、地方を打ち棄てていく新自由主義政策であった。地方 自治体の財政はのきなみ破綻し、地震対策どころではなかった。被害の恐るべき拡大はその結果もたらされたものである。
 福島原発で起きている事態は、まさにそれを象徴するものだ。冬空の最中、半径20㎞以内に住む住民は、かろうじて倒壊をまぬがれた家からも追われてい る。無数の住民が被曝している。政府や電力資本は、「絶対安全だ、クリーンエネルギーだ」と言って「地震の巣」の上に原発をつくった。それは真っ赤なウソ であった。原発建設は資本にとって巨額の利益をもたらす打出の小槌であり、政府が進める核武装政策の要であった。しかしそれが何をもたらすのかが最悪の形 で暴かれたのだ。


(3)

 今、被災地に向う幹線道路は自衛隊に制圧されようとしている。心を痛める多くの人たちが支援物資を積んで現地に向かおうとしているが、「救援ルート確 保」の名のもとに阻まれている。最低限の物流も止められ、すでに3日、被災地どころか首都圏のスーパーの食料品の棚は空っぽの状態だ。自衛隊だけが闊歩 し、救援活動や被災地への救援物資の輸送・避難所への配布は一向に進んでいない。それどころか、被災地沖には米核空母「ロナルド・レーガン」が到着した。 今も何万という人たちが瓦礫の下に埋まり、各地で孤立して救援を待っているというのに、治安対策が全てに優先されている。こんな現実のもとで、「国難に全 国民の団結を」とあおられ、戦時体制がつくられようとしている。
      
(4)

 とくに原発事故については、明らかに全ての情報が操作され、真実が隠されている。1号機、3号機の激しい爆発までが、大して深刻な問題ではないと発表さ れている。大量の放射能が漏れ、メルトダウンに向って進んでいるというのに必要な情報は何も開示されていない。
 全ての力を結集してメルトダウンをくい止めなければいけないというのに、政府と東電は事ここに至っても、原子力政策を維持することだけを考えているのだ。

(5)

 今回の大震災に対し、民主党・菅政権、自民党、公明党などが「政治休戦」と称して手を結び、「復興増税」「子供手当等の廃止を財源に補正予算を」「企業 融資」「復興融資」等の震災対策を打ち出そうとしている。断じて許せない。目を逸らしたくなるような被災地の壊滅状況をも利用して、さらなる全面的な収奪 でこの危機をのり切ろうとしているのだ。
 地震と津波で全てを失った労働者や農民・漁民・中小企業の事業者に融資を受ける余地など残ってはいない。必要なのは、住宅と生きていくことのできる収入、医療を無条件で保障することだ。廃止すべきは子供手当ではなく防衛費だ。

(6)

 東日本全域ですでに無数の労働者が職を失っている。震源地から500㎞も離れた千葉でさえ、ベイエリアは全面的に液状化し、道路や建物はひび割れ、コン ビナートでの大規模火災が発生している。国土の半分が深刻なダメージを受ける未曾有の事態の中、日本経済は壊滅的な打撃を受け、その全てが労働者への全面 的な攻撃となって襲いかかろうとしている。大震災をきっかけに膨大な労働者の解雇、大失業の嵐が吹き荒れようとしている。大震災は全てを一変させようとし ている。
 労働者が置かれた現実は、震災前の時点で臨界点をこえようとしていた。この1年余り起きていたのは、社保庁の民営化・解雇、日航の指名解雇、郵政での非 正規労働者数千人の解雇等、首切りの嵐であった。無数の労働者が非正規職、ワーキングプアに突き落とされ、社会保障制度が解体されて、その日その日をいか に生きるのかが精一杯の状況の中、今回の大震災が起きたのだ。そして大震災が、生きるための最後の一線さえ奪おうとしている。
 世界の支配者たちは、日本経済の崩壊が世界に波及し、進行していた大恐慌とそれへの怒りの声の噴出が世界を覆い尽くすことを恐怖している。
 ちょうどこの時、われわれは新自由主義攻撃に立ち向かう全国運動を開始していた。それは労働者の怒りの声と結びつき、組織して、労働運動の変革をめざす壮大な挑戦への出発であった。それが待ったなしに問われる情勢が到来したのだ。

(7)

 今こそ、生き抜くために闘おう。労働者の力で被災地を全力で救援しよう。全ての被災者に無条件で住宅と食物と医療を保障せよ。全ての原発を直ちに停止・ 撤廃せよ。吹き荒れる震災解雇を許すな。今こそ新自由主義攻撃に断を下そう。菅政権を打倒しよう。労働組合がその先頭に立とう。

  2011年3月14日


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3・20渋谷反戦デモ

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戦争反対・菅政権打倒の巨万のデモを!

エジプトで巨万の民衆が立ち上がり、30年近くも続いたムバラク軍事独裁政権をついに退陣に追い込みました!この革命は中東・アフリカ全域へ広がり、さら に欧州へ、そして全世界へと拡大しつつあります。私たちが立ち上がれば、世界は変えられるということが示されました。
エジプトに続く闘いを、今こそ日本でも巻き起こしましょう! 来たる3月20日、イラク戦争開戦から8年目となるこの日、全世界で一斉に反戦デモが行われます。日本において、私たちは「3・20イラク開戦8周年・渋 谷反戦デモ」を呼びかけます。「エジプトのように闘いたい!」その思いを実行するのが3・20渋谷デモです。

●米日による侵略戦争を止めよう!
今、全世界で戦争反対の声を上げ、行動を開始すべき時が来ています。これまでエジプトやイスラエルといった軍事国家を背後で支え、中東を暴力的に支配して きたアメリカは、拡大する革命運動を戦争によって叩きつぶそうとしています。「大規模な戦争が起こっても不思議ではない」(2月12日東京新聞夕刊)とも 言われています。
また昨年11月23日、韓国・延坪島で発生した砲撃事件をもって、朝鮮半島への戦争が現実に始まりました。「朝鮮半島が火の海になる」「100万人の犠牲 者が出る」(米太平洋軍作戦計画「5027」より)と想定されるとんでもない戦争です。日本の菅政権は「日米同盟の強化」を掲げ、こうした戦争への参戦を 宣言しました。
戦争の背景にあるのは、世界大恐慌の中でアメリカの世界支配が崩壊に瀕していることです。かつて1929年の大恐慌から第二次世界大戦の勃発へと行き着い た、あの歴史を再びくり返すのか。大恐慌下で立ち上がっている世界中の労働者民衆を互いに殺し合わせるような戦争を、私たちは絶対に許せません! 国境を超えた労働者民衆の団結で、戦争を必要とする世界そのものを変革しよう!

●戦争と大失業の菅政権を打倒しよう!
アメリカの戦争計画は、日本の参戦を前提とし、沖縄および日本列島を出撃拠点とすることを想定しています。だからこそ、日本の労働者民衆が立ち上がれば、必ず戦争は止められます。
沖縄では、「もう基地はいらない!」という怒りが燃え広がり、反戦・反基地の闘いが爆発しています。
「反戦の砦」と言われる三里塚闘争は、軍事空港=成田空港の完成を45年間阻止し続け、戦争反対・農地死守の闘いを不屈に貫いています。
何より、団結した労働者の闘いこそ戦争を止める力です。「戦争協力拒否」を掲げるJRの労働組合=動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)は、青年労働者を守 るためにストライキを設定し、誇り高く元気に闘っています。そして、法政大学をはじめ全国の大学で、学生がキャンパスから戦争反対の行動に立ち上がってい ます。
朝鮮侵略戦争への参戦を狙う菅政権は、こうした日本の労働者民衆の闘いを何が何でもつぶそうとしています。だからこそ、この全国の闘いをひとつに結集することこそ、戦争を止める力です。
菅政権が掲げるTPPへの参加、消費大増税、沖縄基地建設……誰もがおかしいと思い、怒りを持っています。その思いを今こそ行動にうつし、3・20大デモで菅政権を打倒しましょう!

●法大の監獄体制を打ち破り、3・20渋谷へ!
私たち全学連と法政大学文化連盟は、「監獄大学」と言われる法政大学の現実と5年にわたって闘い抜いてきました。学内でビラを撒いただけで逮捕、反戦を呼 びかける学生には退学・停学の処分という戦前のような弾圧にも屈することなく、私たちは学生の団結を拡大し、勝利してきました。
そして戦争が始まった今、かつてのように大学が軍国主義に支配され、学生が戦場へと送り出された歴史を絶対にくり返すまいと決意し、私たちは3・20反戦デモを呼びかけることを決意しました。
来たる3月20日、私たちは、戦争につながるような大学キャンパスの現実を打ち破って、たくさんの仲間とともに代々木公園へ駆けつけます。全国の職場、地域、学園から3・20渋谷デモに結集しましょう!

★ 呼びかけ斎藤郁真(法政大学文化連盟委員長・退学処分)/織田陽介(全学連執行委員長)/倉岡雅美(全学連副委員長・法政大学停学一年)/石田真弓(東北 大学学生自治会委員長)/仲井祐二(富山大学新樹寮・退学処分)/高田暁典(京都大学熊野寮)/上野浩幹(広島大学文化サークル連合代表、8・6ヒロシマ 大行動呼びかけ人)
★協賛団体とめよう戦争への道! 百万人署名運動/星野さんを取り戻そう! 全国再審連絡会議/全国労働組合交流センター/8・6広島-8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会/戦後50年を問う8・15労働者・市民のつどい全 国統一実行委員会/自衛隊の海外派兵に反対し、二度と侵略戦争を許さない共同行動委員会/ワーカーズアクション実行委員会/三里塚全学連現地行動隊


2011年3月14日月曜日

日刊動労千葉 第7118号

イラク開戦8年、今こそ菅を倒せ

3/20 渋谷反戦デモへ



 情勢が激しく動きだしている。チュニジア、エジプトで燃え上がった怒りの炎は、ベンアリを倒し、ムバラクを倒す革命となって、中東・北アフリカ全域に燃え広がり、世界の支配者たちを震えあがらせている。動きだした事態は、まさに100年単位の歴史的大変動の始まりを意味している。

日刊動労千葉 第7118号へのリンク

2011年3月13日日曜日

「動労西日本」(本部情報)号外・緊急声明

「動労西日本」(本部情報)号外 2011年03月13日発行

今こそ闘う労働組合を甦らせよう!
労働者の団結で、東北地方太平洋沖地震被災者を支援しよう!

エジプト革命連帯・菅民主党政権打倒!
1047名解雇撤回・外注化阻止!
契約社員制度廃止・山田「雇い止め」解雇撤回!
11春闘をストライキで闘おう!

緊急声明  国鉄西日本動力車労働組合

(1)3月11日発生した「2011年東北地方太平洋沖地震」は、M8・8という国内観測史上最大規模のものである。新自由主義と大恐慌下でその被害は増幅されている。被災地は瓦礫に埋まっている。身を寄せるところのない人々が膨大に生まれている。生活に深く関与する「ライフライン」が破壊されている。福島第一原発が「炉心溶解」寸前だ!今こそ、労働者の団結を基礎に、労働組合が本来の役割を果たさねばならない。
 崩壊寸前だった日帝菅政権はこの大地震で自衛隊、米軍なども総動員し、非常事態体制をしいて「挙国一致」と階級闘争(エジプト革命情勢の波及)の鎮圧を策動している。一種の「クーデター」的策動だ。何よりも3・20イラク反戦闘争爆発情勢を一気につぶそうとしている。しかし大恐慌と未曾有の大災害は日帝のすさまじい危機を促進せずにおかないし、労働者階級のさらなる根底的怒りの決起を必ず引き起こす。
 歴史をふりかえれば、1923年の「関東大震災」のときは、日本でも労働運動が大きく高陽し始めたころであった。労働者の闘いは、1917年のロシア革命以降から本格的に盛り上がっていった。例えば「三菱神戸造船所」のストライキをはじめとする闘いがあった。これに対して、当時官憲は、神戸市全体を戒厳体制においた。また、東京市電の闘いや八幡製鉄所のストライキ、鉱山の争議や各兵器廠での闘いなどがおこなわれた。これらは1918年の米騒動や朝鮮、中国での民族解放の闘いに相互に影響を受けながら、労働者階級が国家権力と資本に対して本格的な闘いを開始したものである。ところが、「関東大震災」を期して、支配階級は労働者の闘いを圧殺し、朝鮮人への大虐殺や労働運動家、社会主義者への弾圧と虐殺をおこなった。そして、2年後の1925年には、治安維持法(第一次治安維持法)が制定されている。それが、「山東出兵」から太平洋戦争にいたる中国ーアジア侵略戦争、「15年戦争」に突入していく大きなきっかけになった。これに抗する闘いの砦としての労働組合の登場が求められていた。
 1995年1月17日に起こった「阪神大震災」は、何万、何十万という労働者が一瞬にして家族を奪われ、住むところを失った。路頭に放り出された数え切れない労働者、職場を失った膨大な労働者、そして百万人におよぶ労働者とその家族が、生きるための必死の闘いを行った。「大震災」を契機とした大量首切りや合理化、賃下げなどと必死になって闘った。労働組合の真の役割とは何か、労働運動はどうあるべきか、このことが曖昧さなく問われた。
 今回の「東北地方太平洋沖地震」でも、闘う労働組合の登場が、待ったなしに求められている。問題は、誰が誰を支援するのか、何を支援・救援するかだ。そして、誰が労働者を痛めつけているのか、労働者に襲いかかっているのかをハッキリさせなければならない。労働運動として、労働者の闘いと運動として支援運動を行わなければならない。
 東北関東地方の労働者階級人民の苦闘、悲しみ、怒りをともにし、その生きるための闘いを全力で支援しつつ11春闘を闘っていこう。

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●3・20渋谷反戦デモ    
*3月20日 /13時  *東京・代々木公園野外ステージ

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2)今や情勢が激しく動きだしている。チュニジア、エジプトで燃え上がった怒りの炎は、ベンアリを倒し、ムバラクを倒す革命となって、中東・北アフリカ全域に燃え広がり、世界の支配者たちを震えあがらせている。動きだした事態は、まさに100年単位の歴史的大変動の始まりを意味している。
 100年前、19世紀から20世紀の境で世界を分割し尽くした帝国主義者たちは、自分たちの戦争に世界をひきずりこんだ。日本は日露戦争の勝利者として列強に伍してなりあがろうとし、アメリカも清国の門戸解放要求と米西戦争の勝利をもって世界に登場した。オスマン=トルコ帝国はすでに臨終の時を迎え、イギリスが手にしたボーア戦争の勝利は世界支配の陰りを示す事件でもあった。古いものと新しいものが拮抗し、衝突する状況の中、こうした歴史の大変動が生み出したのが二度の世界戦争であった。
 しかし、それは同時に、帝国主義による苛酷な植民地支配・民族抑圧に対し、それまでは世界史に登場することすら許されなかった諸民族が一斉に起ち上がり、歴史の前面におどりでた「解放の世紀」でもあった。
 ロシアの労働者たちは、沸騰する世界情勢を衝いて「帝国主義の最弱の環」を断ち切り、歴史上初めて労働者・農民の国家を樹立した。しかし革命の理念は裏切られ、スターリン主義のもとで圧政にくみしかれ、世界の労働者は永い苦難の道を歩まざるを得なかった。
 それから一世紀。再び巨大な歴史のうねりが動きだした。その背後にあるのは、資本主義体制がついに生命力を失ってあえぐ歴史的現実だ。
  30年余り世界を呑み込んで吹き荒れた新自由主義攻撃は、まさに労働者に対する戦争であった。資本主義体制は、ひたすら労働者の首を切り、非正規職に突き落とし、社会保障制度を解体し、貧困と飢餓を全世界の労働者に強制することで生き延びてきた。しかし、制御不能な深刻な危機は、社会そのものを破壊し、人間が人間として生きることすらできない現実を生み出した。それこそがチュニジア・エジブトから始まった事態を生み出したのだ。
 エジプトでは、石油・繊維・鉄鋼・セメント・運輸など、あらゆる産業の労働者が、賃上げ、解雇撤回、腐敗の根絶、官製労組解体・独立労組結成等を掲げてストライキに立ち上がっている。エジプトの労働者は、労働者の闘いこそが歴史を動かす力だということを鮮明に示してくれました。
 この数年、資本主義の危機は、中東・北アフリカの諸国をも新自由主義攻撃の渦中に呑み込んでいた。とくにEU諸国の膨大な資本や投機資金がなだれ込み、民営化・競争原理の中に叩き込んだのだ。社会構造の激変は、食うこともできない現実を労働者に強制した。
 しかもヨーロッパ中で、この数年、我慢のならない現実に対し、激しいゼネストの嵐が寄せては返している。こうしたことすべてが影響し合い、臨界点に達して噴出したのだ。全く同じ状況が世界中に存在している。とくに中国は、もはや抑えようのない矛盾の火薬庫だ。しかも、米日をはじめ世界経済全体が中国に寄りかかってかろうじて息をしているのが現実だ。ここに火が点いたとき、歴史はさらに大きく動きだす。

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 しかも東アジアでは、昨年11月23日、ヨンピョンドの砲撃戦で死者がでる事態にまで至っている。これも、アメリカが中国をにらんで、北朝鮮に激しく経済的・政治的・軍事的圧力をかけたことを発端としたものだ。アメリカでも、ウィスコンシン州の労働者が、公務員攻撃に反撃し、「エジプトに続け」と叫んでストライキ、デモに立ち上がり、州議会を長期にわたって占拠している。
 日本でも状況は同じだ。起きていることは、社保庁、日航、郵政とまさに首切りの嵐だ。しかも、菅政権はなす術なく崩れ落ちようとしている。もはや誰も支配できる者はいない。労働者への全面攻撃と戦争への衝動だけが高まっている。
 この現実を打破しなければならない。全ては国鉄分割・民営化が始まりだった。われわれが、全労働者を襲った新自由主義攻撃と、それに全く立ち向かうことができなかった労働運動の現状を打ち破る力をもっているんだということを示せたとき、全てがいっぺんに動きだす。いっさいは、職場から労働運動を変革する努力にかかっている。今、全ての労働者を襲っている国鉄型の攻撃を打ち破ることだ。だから「国鉄闘争全国運動」が決定的だ。
 すべてはこれからだ。われわれ動労西日本は、国鉄闘争全国運動と外注化阻止闘争、契約社員制度廃止・山田君の「雇い止め」解雇撤回、そして何よりも組織拡大闘争への全組合員の総決起を軸に、この情勢に立ち向かう決意である。

【国鉄西日本動力車労働組合のブログから転載】
http://doronishi.exblog.jp/13112788/

PDF版はこちらからダウンロードできます。
http://dl.dropbox.com/u/20014389/honbujohogougai20110313.pdf

日刊動労千葉 第7117号

検修・構内全面外注化を許すな

外注化攻撃の本質

 外注化は究極の合理化、労組破壊攻撃だ。民営化と外注化によって多くの労働者が非正規職に突き落とされてきた。現在の労働者政策の核心的攻撃だ。これに立ち向かえなかったら、労働運動の復権など空語だ。

日刊動労千葉 第7117号へのリンク

2011年3月12日土曜日

ウイスコンシン州に続いてミシガン州でも議事堂占拠

14日の都庁前チラシまき中止

根津です。

未曾有の自t時ですので、14日の都庁前チラシまきも中止します。お知り合いの方で、参加されそうな方をご存じでしたら、お伝えください。

立川駅頭情宣活動本日中止

根津公子です。

大変なことになってしまいました。まだまだ新たな地震、余震が広がっていて、恐ろしいことです。

さて、今日午後から立川駅頭で予定していた情宣活動ですが、中止をします。

JRは動いていないので、参加してくださる予定だった方も取りやめのご判断をされているでしょうが、お知り合いの方で参加予定の方をご存じでしたら、中止の旨、お伝えくださいますよう、併せてお願いします。


国労組合員雇用 「政府要請ない」 JR北海道社長が強調

 1987年の国鉄分割・民営化に伴う国労組合員らのJR不採用問題で、JR北海道の中島尚俊社長は9日の定例記者会見で、組合員の雇用について「(現時点で)政府から具体的な要請はない」と述べ、国労などが求めている4月採用も困難との認識を示した。

 以下詳細は、2011年3月10日版北海道新聞の記事をご覧ください。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/276779.html

日刊動労千葉 第7116号

今こそ職場から怒りの声を!
新人事・賃金制度を粉砕しよう! 

 11春闘勝利、JR東日本の新人事賃金制度粉砕に向けて全力で闘いに立ち上がろう。JR貨物の賃下げ攻撃を許すな。今こそ大幅賃上げをかちとろう。外注化非正規職化攻撃を許すな。新小岩派出廃止を阻止しよう!  

新人事賃金制度を許すな。こんなものを許したら、職場ではゴマスリとチクリ、蹴落とし合いが横行することになる。息もできないような職場は絶対いやだ!

日刊動労千葉 第7116号へのリンク

2011年3月11日金曜日

エジプト革命の映像

中東クウェートで若者が抗議デモ、首相の退任を要求

AFP通信記事へのリンク


2月18日のデモ映像

「日の君」訴訟逆転勝訴

<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 
・「千葉高教組」・「新芽ML」
の渡部です。

ビッグニュースです。(本日の報告はこれだけにします。) 

本日(3月10日)、
①アイム「君が代」裁判控訴審(原告2名)と
②「君が代」裁判第一次控訴審(原告169名)に対し、
東京高裁(いずれも大橋裁判長)は、双方に「懲戒処分取り消し」の判決を出しました。二つの判決はほとんど同じ内容で、10分間隔で立て続けに出されました。

裁判所前には傍聴に入れなかった多くの支援者が集まっていました。そこに裁判所から出てきた弁護士は、みんなが見守る中、おもむろに「一部勝訴」、「逆転勝訴」の垂れ幕を広げました。垂れ幕を持っている若い女性弁護士は涙ぐんでいました。

勝訴を予想していなかった多くの人々は、最初、何が起きたのか理解することができませんでした。澤藤弁護士が「勝訴です!」と言うと、大きな歓声と拍手が起こり、あちこちで「よかった」「よかった」の声、涙を流す人。みんなの中に次第に勝利の実感が涌いてきました。

判決の主文は
(1)控訴人らに対する懲戒処分を取り消す。
(2)控訴人らの損害賠償請求は棄却する。
というものでした。

理由は以下の文の<  >のところです。「控訴人らには校長の職務命令に違反したという懲戒事由があるが、控訴人らに懲戒処分を科すことは、懲戒権者の<裁量権の範囲を逸脱>するものであって、違法であるから、懲戒処分を取り消すべきである。」

しかし、「一部勝訴」というのは、「職務命令及び懲戒処分は、憲法19条の思想・良心の自由の保障に違反しない。」としたことです。

つまり、処分は違憲ではないが<裁量権逸脱>で違法だという、なんとも苦しい判決なのです。

報告会では澤藤弁護士が、「この判決は裁量権だけで勝訴となったことにがっかりしたが、しかしその理由が素晴らしい」と述べました。また、ある弁護士は「悩みに悩んだ判決」と表現しました。

それは、原告団・弁護団による<声明>に反映されましたが、以下にその一部を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
判決は、控訴人らの不起立行為等は、自己の個人的利益や快楽の実現を目的としたものでもなく、生徒に対し正しい教育を行いたいなどという歴史観ないし世界観又は信条及びこれに由来する社会生活上の信念等に基づく真摯な動機によるものであり、少なくとも控訴人らにとっては、やむにやまれぬ行動であったということができる、と判示した。

さらに、「歴史的な理由から、現在でも『日の丸』・『君が代』について、控訴人らと同様の歴史観ないし世界観又は信条を有する者は、国民の中に少なからず存在しているとみられ、控訴人らの歴史観等が、独善的なものであるとはいえない。また、それらとのかかわりにおいて、国歌斉唱に際して起立する行動を抵抗を覚える者もいると考えられ、控訴人らも、1個人としてならば、起立を義務付けられることはないというべきであるから、控訴人らが起立する義務はないと考えたことにも、無理からぬところがある」 と判示すした。

そして、控訴人らの行為によって卒業式等が混乱したという事実はなかったこと等も踏まえ、結論として、不起立行為などを理由として懲戒処分を科すことは、社会通念上著しく妥当を欠き、重きに失するとして、懲戒権の範囲を逸脱・濫用するものであるとして違法であるとし、控訴人らに対してなされた各懲戒処分を取り消した。

一方で、10・23通達及び職務命令は、憲法19条及び20条に違反せず、改定前教育基本法10条の「不当な支配」にもあたらないと判断した。また、損害賠償請求については認めなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

被処分者の会の近藤さんは、「処分を取り消した判決は全国でも初めてだ。そうした意味で画期的・歴史的判決だ」と述べました。

この判決は、石原にも都教委にも、さらには全国の同じ穴の○○○たちにも、大きな打撃となることは確かです。

ビラまきは本日も行われました。明日以降報告しますが、明日以降のビラまきがまた楽しみになりました。

この春の卒業式でもすでに不起立者は出ています。日本の民衆も捨てたものではありません。

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都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス、
http://kenken.cscblog.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi

日刊動労千葉 第7115号

今こそ解雇撤回、外注化阻止、新人事・賃金制度粉砕へ

JRをめぐる情勢の激変

 1047問題の「政治解決」をきっかけに、JRの職場が激変しようとしている。労資関係・労務政策の重大な変化が始まっているのだ。それは、一方では、国労の雪崩うつような変質・連合路線への転落となって表れ、他方では、分・民以来職場を支配してきたJR東日本と東労組の結託体制の崩壊・衝突となって表れている。

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2011年3月10日木曜日

エジプトからのメール

日本アラブ未来協会の田中です。
エジプトからのメールです。
革命の息吹が感じられますね。
==============
こんにちは。
カイロからお便りします。
エジプトは初めてです。
ムバラク時代にはマークされるのが怖くて来れなかったのです。

カイロでは毎日、デモがあります。
タハリール広場ではテントに寝泊りしている人達がまだたくさんいます。
昼間は静かですが、夜になると仕事が終わって皆広場に集合してきます。
『アフマッド・シャフィーク、家帰れ。』と怒鳴っている集団もいます。
タハリール広場のみでデモをしているのではなく、道を歩くたびにデモを見ます。

銀行の前でのデモを見ました。『銀行の頭首を降ろせ。銀行員の給料を上げろ』などのスローガンでした。
今朝は職業安定所前で、デモがありました。失業手当がきちんと払われていないことに対するデモです。
この職業安定所の座り込みデモは夜になった今でもまだ続いています。
皆家族一家連れで毛布を持って来ていて、路上で食事をし、寝泊りしています。
根性が入っています。彼らは要求が受け入れられるまで帰らないつもりです。
素晴らしいです。

夜、彼らの警備に当たっている軍隊の1人が近くのお茶屋に来ました。
コーヒーをすすって暖をとっている私に、『どこから来たの?』と、笑顔で話しかけてきました。
『僕は嬉しいんだ、こうやって民衆が不満を口に出して言えることが』と、自分の職業を忘れてしんみりと言いました。
『私も嬉しいよ』というと『ありがとう』と返って来ました。
お茶屋のおじさんは、『まだだめだ。でもあと3年、5年したらもっと良くなるよ。』と、希望を持って言っていました。

ministry of archaeology 考古学の省の前でもデモがありました。座り込みをしている人も数人います。
参加している人から聞いて分かった限り、考古学関係の仕事をしている人の給料を上げろ、仕事が無い場合は、失業補償をしろという要求です。
プラカードを持っている人、大声で怒鳴っている人、数百人のデモです。座り込んでいる人にインタビューすると快く返答してくれました。
考古学省の建物の前に止まっている豪華な車に大変な人だかりがあり、車の中にいる2人に向かって、皆大声で怒鳴ったり、大声で話しかけたりしていました。
中にいるのは考古学省(他に言い方あると思いますが。)のトップの人たちでした。
トップがどのような対応を取っているのか見たくて、軽く100人はいる群れの中、人ごみをよじ分け、開いていた前席の窓に群がっている集団の最前まで行きました。
外国人の私をみたデモ隊たちは私を喜んで前に通してくれました。エジプトが好きになりました。
『すみません、1つだけ質問があります。あなた方はこれらの人々の要求に対して考慮するつもりですか?』と聞きました。
返答は笑顔で、『はい』でした。

他にも、Ministry  Of Education の前でデモをしている学生達を見ました。
『教育システムを変えろ。すべての国民に教育を!』
もっとあります。国立病院の職員達の座り込みのストライキ。
看護婦さんたちが看護服を着たままで、Ministry Of Health の門の前で座り込みのストライキ。門の中側には上層部の困惑した 顔。
門を開けようと皆が門の鎖をがちゃがちゃいわせて潰そうとしたので、軍隊たちが走ってやってきました。
彼らは発砲しなかったし、暴力は一切ふるいませんでした。
写真を撮ろうとしていると、怒った看護婦の長のようなおばさんが私に殴りかかるような勢いで『写真なんか撮るんじゃないよ』、ときたので諦めました。

ムバラク時代には許されなかった言動の自由。
30年の間、人々の胸の中に溜められていた政治の主権者、政府機関のリーダー、会社の頭首に対する不満が、
今皆の心の中から噴出しています。
頑張れ、エジプト。


とめよう戦争への道!百万人署名運動から転載

日刊動労千葉 第7114号

動労千葉鉄建公団訴訟第26回公判開かれる(2/23)
中村仁君、中村俊六郎君が1047名解雇の不当性を証言!

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2011年3月9日水曜日

12日1時に立川で

根津公子です。

転送、大歓迎です。

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今年も毎週金曜日の夕方、立川駅前で情宣活動をしています。昨日は9人でチラシをまき、リレートークで訴えをしました。高校生や若い方で自ら手を出 してくれたり、しばらく佇み、様子を伺って、話しかけてくる人がしばしばいます。署名にも応じてくれます。また、私の場合は立川二中(2004年度、 2005年度)、八王子・石川中(1990年度~1999年度)、そして、今の勤務校・あきる野学園の卒業生や保護者から声をかけられることがよくありま す。それが立川駅での情宣の楽しみでもあります。

昨日は、私がマイクを持って話し始めるやいなや、胸に3つのバッジ(旭日旗のバッジ、北朝鮮拉致被害者救援の水色リボンのバッチ、もう一つは何の バッジかわからず)をつけた40代の、女性を連れたごっつい男が私につっかかてきて、私の体に触れないだけの至近距離で「君が代」をどでかい声で歌い出し ました。私が場所を動くと、ピタッとついてきながら歌い続け、また、「日本人止めろ。中国に行け」などと怒鳴るのです。私が持つマイクを、そのでかい声が 拾ってしまうのですから、妨害もいいところです。私は気づかなかったのですが、相当酒臭かったと、他の人たちが言っていました。同伴の女性は「暴力は止め てぇー こわい」などと、か弱い女性を演じ、男に協力しました。私と男との距離をあけるために、間に何人かが入り、私はとちりながらも訴えを続けました。

10数分経った頃、5,60代ほどの男がやってきて、その男が歌う「君が代」に拍手を始めたのです。そして、3人は連れ立って、帰っていきました。 5分ほどして警察官が一人来ました。通報があったとのことで、警官が来たのでした。警察官の話で、通報してくれた方がいたのだと知りました。通報をしてく ださった方は、3人が階段下のバス乗り場に行ったことを確認して、通報してくれたのでした。警察官は、そのことを伝え、「特に何もなかったようだから」と 引き上げていきました。

この一部始終を公安は観察していました。

この3人がグルだったことははっきりしました。たまたま通りかかったのではなく、数か月間毎週(しかも3年にわたって)私たちが立川駅で情宣してい ることに我慢がならず、計画し、酒をあおって勢いをつけてやってきたのでしょう。もしかすると、組織としての動きだったのかもしれません。喧嘩っ早そうな 男でしたが、手を出したら危ないことがわかっていて、私たちが手を出したら暴力事件に仕立てようと目論んでいたようでした。私たちは、挑発には乗りません けれど。

1時間の情宣の初めの部分で、こんな災難に見舞われましたが、皆さん気を取り直して、その後を続けました。

さて、次回は11日の金曜日の夕方ではなく、親子連れが多いだろう12日(土)の1時から行います。参加人数が少なければ北口で、たくさんの方が参加してくだされば、北口と南口とで行いたいと考えています。

どうぞ、ご参加・ご協力くださいますよう、お願いします。


河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会・事務局ブログから転載


日刊動労千葉 第7113号

闘争態勢堅持し、'11春闘後半戦へ!
-第64回定期委員会-

 動労千葉は、2月27日DC会館において第64回定期委員会を開催し、ライフサイクル配転阻止の闘い、勝浦市長選挙闘争をはじめとする11春闘前半戦の闘いを総括するとともに外注化阻止、新小岩基地廃止反対、人事・賃金制度改悪阻止の闘いへの方針を決定した。

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日刊動労千葉 第7113号へのリンク

2011年3月8日火曜日

9日の都庁前アクション・アンサンブルにご参加ください

根津公子です。

転送歓迎です。

私の勤務するあきる野学園の卒業式が24日に行われます。私にとっては、最後の卒業式です。

「日の丸・君が代」の意味も歴史も教えず隠し、国家の価値観を刷り込むことに加担することはできないと思うので、今回も「君が代」斉唱時に起立はしません。これまで停職6か月処分を3回受けてきた私に、都教委は今回どのような処分をするのか、分限免職(=教員としての資質に問題があるからクビ)も考えていると思います。

絶対に分限免職にさせない!そのために、都教委に「10・23通達を撤回せよ。分限免職にするな」と要求する行動を行います。

また、この行動の中で、都教委に要請行動もします。

どうぞ、ご参加くださいますよう、お願いします。

        記

■「君が代」処分にNo!石原都政にもの言おう 3・9都庁前アクション・アンサンブル

16:30~17:20 都庁第2庁舎前でアピール行動

 高嶋伸欣さん(琉球大名誉教授)も発言してくださいます。 

17:30~18:00 要請行動

都庁第2庁舎 10階 207会議室
*要請書は各団体・個人で3部ご用意ください(要請書がなくても、要請できますが、できればご持参ください)。

18:00~18:15都庁第2庁舎前に戻って、まとめの集会

◎主催・賛同団体:河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会、東京都障害児学校労働組合、町田市公立学校教職員組合、多摩島嶼地区教職員組合、新宿区教職員組合、西多摩公立学校教職員組合、特別区教職員組合、アイム'89東京教育労働者組合、東京都学校事務職員労働組合、墨田区教職員組合、品川区教職員組合、江東区公立学校教職員組合、港区教職員組合、渋谷区教職員組合、練馬区教職員組合、葛飾区教職員組合、江戸川区教職員組合、八王子市教職員組合、日野市教職員組合、コンサート自由な風の歌6実行委員会、「君が代」不当処分撤回を求める会、『米山さんの「君が代解雇」を許さない会、沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック、藤田さんを応援する会

 *賛同団体を募っています。趣旨に賛成いただけるなら、賛同団体になってください。

■第二弾を22日(火)に行います。9日と同様に、16:30から、同じ場所で行います。

 この日は、北村小夜さん(障害児を普通学級に・全国連絡会)が来てくださいます。

以上


河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会・事務局ブログから転載

日刊動労千葉 第7112号

さらなる地域共闘の拡大へ闘い抜きます!
 2・20新小岩集会報告

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日刊動労千葉 第7112号へのリンク

3・20渋谷反戦デモ

イラク反戦8周年全世界一斉デモ
3・20渋谷反戦デモ

朝鮮侵略戦争を阻止しよう!
沖縄新基地建設を阻止し、日米安保を粉砕しよう!
戦争と大失業の菅政権をたおそう!
法政大学の監獄体制をぶっとばせ!

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3月20日(日)13時開始、15:30~渋谷デモ
代々木公園B地区野外ステージ

2011年3月7日月曜日

ゆうメイト雇い止め無効の完全勝利判決

広島高裁岡山支部

雇い止め解雇は無効


継続雇用の地位確認 損失賃金の全額支払い命令

「自由裁量」で雇い止めはできない

「解雇権濫用」であり違法と確認

岡山のゆうメイトの仲間が自分に対する首切り攻撃と徹底的に闘い、ついに2月17日広島高裁岡山支部で、雇い止め解雇は違法であり無効であるとする、完全勝利の判決をかちとりました。今、郵政が進めている非常勤労働者の雇い止め解雇をはじめとする大リストラは、完全に違法不当であることが、裁判でも確認されたのです。正規・非正規とわず多くの郵政労働者が傍聴席を埋めて裁判闘争を闘うなど、現場からの総反乱の力がかちとった勝利です。この画期的な、しかし、あまりにも当然な判決を武器に、郵政大リストラをはね返すときがやってきました。
判決では、期間雇用職員が正社員と同じように働き、職場で同等の役割を果たしていることを認定しています。そのゆうメイトたちの労働契約の更新を、一方的に打ち切ることはできないとしています。会社は「自由裁量」で雇い止めはできない、それは「解雇権の濫用」であり違法・無効であると、はっきりと認定しています。
当然です。あたりまえじゃないか! 今、郵便会社が「赤字」を理由に、大量の非常勤を雇い止めしようとしています。それは完全に違法不当であることが裁判でも、はっきりしたのです。「雇い止めするぞ」と脅して、自分から退職することを強要したり、労働時間短縮や配転=賃下げを強要したりすることも完全に違法行為です。
そんな卑劣な攻撃には、この広島高裁判決を叩きつけてやりましょう。「お前らのやっていることは違法であり無効である」と突きつけてやろう。

反撃のネットワークつくろう
私たちに連絡してください!

今こそ郵政大リストラに総反撃する絶好機がやってきました。正規・非正規とわず労働者が団結し、反撃のネットワークをつくり出すときです。闘わない労働組合を現場労働者の怒りで、一からつくり直すときです。
あなたの職場の情報を知らせてください。会社からどんな攻撃を受けているか、それに対し組合はどうしているのか、知らせてください。
私たち労組交流センターに連絡してください。あなたの職場にいる全逓労働者部会の会員に声をかけてください。職場に会員がいなくても私たちの事務所に連絡をください。労組交流センターや共闘する地域の合同労組などに、電話・FAX・メールしてください。
職場の同僚と情報交換や話し合いを持ちましょう。そして自分たちの要求を職場の組合に申し入れ、「組合員の雇用と労働条件を守るのが労働組合の第一の仕事」「組合員じゃない人もふくめて労働者の雇用と賃金を守るのが労働組合だ」と迫りましょう。組合に入って組合費を払っている非常勤にとって当然の権利です。組合に入っていない人は組合に入ろう。
ある分会では、組合員になっているゆうメイトの名簿を支店にしめし「この人たちはうちの組合員だから雇い止めするな」と申し入れしています。
こうした反撃を全国一斉に開始するネットワークを広げ、あなたも一緒に立ち上がろう!

鍋倉社長らに通告する

鍋倉社長、すべての支社長、支店長、そしてすべての管理職に通告する。違法な雇い止め攻撃を、ただちにやめろ。お前たちがやっていることは違法であることが法的に確認されたのである。辞めるべきは、お前たちの方だ。
これは高裁判決だから、仮に最高裁に上告しても「憲法違反」などの上告理由となるものはないから、ただちに棄却され判決が確定することは、十分わかっていはずだ。郵便事業会社の違法性は、すでに確定しているのだ。責任を取って郵政から消えていなくなれ。
とりわけ現場の管理職に通告する。会社の手先となって違法行為に手を染めるのは、すぐにやめろ。いつでも責任を押し付けられ、上のかわりに責任を取らされるのが自分たちであることは、自分が一番よくわかっているはずだ。
これ以上違法行為をやったら、首になるのは、お前たちである。

  1. 退職強要をただちにやめよ。
  2. 雇い止めの脅しで、労働条件の変更=賃下げや配転を強制するな。
  3. 3月末をもってする大量雇い止めを中止せよ。

広島高裁岡山支部判決は、「主文」で「雇用契約上の権利を有する地位にあることを確認する」「平成20年4月1日から本判決確定の日まで、1か月につき26万3832円を、当該月の翌月24日限り支払え」とし、継続雇用を命じ、雇い止めによって失った賃金すべて支払うことを命じています。さらに「訴訟費用は、被控訴人(郵便会社)の負担とする」「この判決は、仮に執行することができる」として、すべての責任は会社にあり、すぐに支払うことを命じ、悪あがきの上告したらその分も支払い続けることを命じています。
さらに「事実及び理由」「争点」では、「期間雇用社員の業務は、配達する郵便物の量や配達区域において、正社員の業務の補完的なものではなく…正社員とほぼ同一内容であり、外務業務では期間雇用社員が半数以上を占める。期間雇用社員の契約更新は…更新を望めばほぼ確実に更新されている」と認定しています。
また「本件雇止めが有効であるというためには、これに相応の合理性、社会的相当性が求められ、これらは厳重に検討されるべきである」と指摘し、「控訴人は配達業務に熱心に従事していた」と認めています。
会社側が雇い止めの理由とした仕事中の交通事故については、「正社員及び期間雇用社員を通じ、業務上交通事故を起こしても、物損事故程度であれば、繰り返し起こした者も含め、処分を受けることはない」「岡山支店において、交通事故を起こし、運転適性がないという理由で雇止めをされたり、解雇された例はない」と指摘。さらに「平成20年ころの被控訴人(郵便会社)全体の交通事故発生件数は年間1万件を超えており、台比当たりの事故件数は大手運送事業者の3倍以上である」と指摘しています。岡山支店支店長の岡山労働局長あて「安全衛生改善報告書」をあげ、「同支店職員による交通事故の分析結果として、配達行為を伴わず一般的な運転動作と何ら変わらないのに、最初の配達・集配先への移動中や帰店途中の事故発生も多く、管理者が運転者毎の配達区までの経路が、最も安全で最短であることの把握や、経路中の危険箇所等に対する運行指示を行っていない」「事故の背後要因として、出発時の支店内作業の遅れや配達の遅れからくるあせりが確認されている」「これらの要因を排除する対策を行っていない」と自ら認めていることを指摘。しかも彼は「1日8時間を午前4時間と夜間4時間に分けて勤務…超過勤務で帰宅が深夜となった場合でも翌朝8時までに出勤することを求められる」と実に過酷な労働実態を指摘しています。交通事故は労働者の責任ではない、会社の側に問題があるとしています。
そして「期間雇用社員の雇用契約が反復更新されて期間の定めのない雇用契約と実質的に異ならない状態となった場合、又は、期間の定めのない雇用契約と実質的に同視できない場合でも、雇用継続に対する期待に合理性がある場合には、解雇権濫用法理が類推適用される」としたうえで、「公社時代から非常勤職員の職務内容や業務上の役割ないし重要度は変わっておらず、一方では正社員は公社時代の職員としての地位をそのまま継続しており、期間雇用社員についても、新たな雇い入れの形式を採る一方、賃金、臨時手当や休暇、勤続年数等の待遇は制度的に引き継いでいるのであるから、上記公社からの雇用関係引き継ぎの形式により、契約更新の期待が起こり得ずあるいは弱いものとみることはできない」「したがって雇用契約の更新について、合理的な期待を有するものというべきであるから、本件雇止めについては、解雇権濫用」としています。
「更新の可否について被控訴人が自由裁量を有するなどと解するべきではなく…雇止めをしても無効」「本件雇止めは、合理的理由を欠き、社会通念上相当とはいえないものであって、解雇権濫用法理の類推適用によりこれを無効とし、雇用関係の継続を認める」と結論しています。
まさに完全勝訴です! 当然の判決です。ましてや経営陣が作った「赤字」を理由にした雇い止めなんか絶対に認められないぞ!

全国労働組合交流センターブログより転載

2011年3月5日土曜日

1047名「雇用確保」をめぐって

裁判上の和解が成立した昨年6月28日以来、国労本部など4者4団体は「解決報告集会」と称して、全国100カ所を超える集会を開催しています。
 国鉄闘争共闘会議議長である二瓶久勝氏(オリジン電気出身)は、機関紙『がんばれ闘争団ともにGO!』NEWSで2号に渡って「『雇用確保』は政治解決の最後の課題」「政治解決で早期に『雇用確保」を実現し第二の人生のスタートを切ろう」と述べています。ここでは、「4月9日の解決案には、当時の四党の幹事長と、国土交通大臣、財務大臣、内閣官房長官の自筆入りの署名がしてあるのです。この約束を反故にすることはできません」と、3月31日を期限とした雇用確保が確実だとし、4月1日に社会文化会館で報告集会を開くとしています。
 しかし、果たして「4・9政治和解」文書にそのような約束は盛り込まれているのでしょうか。正式に調印された和解文書には、「JRによる採用を強制することはできないことから、人数等が希望どおり採用されることは保証できないこと」「一審原告ら及び利害関係人らは、国鉄改革に伴う新企業体への不採用に関する不当労働行為及び雇用の存在について、一審被告に対して今後争わない」という条項があります。そうである以上、雇用は100%政府への白紙委任であり、完全に放棄されたと言わなければなりません。
 二瓶氏は、「政府がJRの肩代わりをして、金銭的には解決したのです。従って、今度はJRが『雇用確保』に協力すべき番なのです」「人道的見地」「社会的・道義的責任がある」と言います。しかし、「人道的見地」「社会的・道義的責任」とは、国家的不当労働行為によって1047名を解雇した責任を不問にし、その加害者であるJRにお願いするというものであり、とことん解雇された国鉄労働者をおとしめるものでしかありません。そして、そもそもJR北海道・九州などの株式は分割・民営化から24人が経過した今なお100%政府が持っているのであり、「政府がJRに要請する」というのは、自分で自分に要請するという茶番でしかありません。
 このように4者4団体が4・9和解に応じた結果、すべての裁判は取り降ろされ、闘争団員は生活援助金も失い、物販もできなくなりました。しかも、今日に至るも闘争団員への和解金分配すら完了していない状態です。
 他方で、国労本部は「4月1日にJR(関連)社員でない者は組合員ではなくなる」として、闘争団員の切り捨てが強行されようとしています。絶対に許されません!
 こんな状態のまま4月1日を迎えるわけにはいきません。和解に応じた国労闘争団員の中からも「本当に帰れるのかよ、という気持ちがある」「闘争を継続していた方がよかった」という声が出始めていると聞きます。今こそJRの中に新たな国鉄全国運動を広げましょう。そして「国鉄方式」での解雇が、社会保険庁、日本航空と相次いでいるからこそ、国鉄闘争は絶対に負けられない闘いです。
力を合わせて、1047名解雇撤回をかちとりましょう!

「房州鉄道研究会」より転載

2011年3月4日金曜日

北海道で、国鉄闘争全国運動の組織立ち上げ


 2月27日、「国鉄運動全国闘争で労働者の未来を創造しよう!」と北海道で組織を立ち上げました。結成集会に、全国運動の呼びかけ人であり動労千葉を支援する会の山本事務局長を講師に開催されました。よびかけ人の仲間から、「全世界で戦争と民営化、労働組合―団結破壊攻撃、大失業と生きていけない低賃金―貧困と飢餓に対する怒りが爆発している」「非正規雇用のまん延、連合― 既成労組の闘う労働者への敵対という現在の状況の出発点に国鉄分割・民営化がある」「国鉄闘争全国運動は、日本の労働運動を再生する指針」であると、北海道での組織の立ち上げが宣言されました。


【国鉄闘争全国運動HPから転載】
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm
http://www.doro-chiba.org/z-undou/tatakaihoukoku/tatakainohoukoku.htm

2011年3月3日木曜日

国鉄全国運動・九州が久留米で集会


 2月27日、「国鉄全国運動・九州」主催の「貧困と失業は国鉄から始まった。解雇者の声を聞こう2・27久留米集会」が 55人の結集で開催されました。久留米の労働者をはじめ、争議中の労働者や反戦闘争を闘う人士など、これまでにない多彩な顔触れで大成功です。集会の第1部では、国労鳥栖闘争団・石崎義徳さん、国労小倉地区闘争団・羽広憲さん、国労解雇撤回弁護団・山崎吉男弁護士、さらに国鉄闘争全国運動呼びかけ人で元国労九州本部書記長の手嶋浩一さんによるパネルディスカッションが行われました。石崎さんは「この闘いは私のためだけの闘いではありません。失業と非正規、首切りと貧困に苦しむ皆さんの未来のかかった闘いです」と訴えました。

【国鉄闘争全国運動HPから転載】
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm
http://www.doro-chiba.org/z-undou/tatakaihoukoku/tatakainohoukoku.htm