2019年9月30日月曜日

11.3ポスター

https://doro-chiba.org/2019%e5%b9%b4%ef%bc%91%ef%bc%91%e3%83%bb%ef%bc%93%e5%85%a8%e5%9b%bd%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%80%85%e7%b7%8f%e6%b1%ba%e8%b5%b7%e9%9b%86%e4%bc%9a/

実行委員会ニュース(第3号)

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/09/a5129fc0e6fc380daced18f0b0db7f38.pdf


地域・職場の運動を盛り上げ
11・3日比谷野音へ大結集を

安田純平氏の講演会に300人
改憲阻止!大行進神奈川

10・4臨時国会
安倍政権の改憲発議阻止へ


 横浜で9月23日、改憲・戦争阻止!大行進神奈川の主催で「ジャーナリスト安田純平が語る戦争下のシリア拘束40カ月の真実」が開催されました。
 300人を超える参加者があり、集会後のデモにも120人が参加、「子どもた ちの未来を戦争で奪うな!」と訴えました。
 安田さんは2015年6月に拘束され、18年10月に解放されました。安田さんは、シリア内戦は03年に始まったイラク戦争の延長線上にあると解説。シリア国内のアサド政権による空爆や、国家の樹立を目指していたイスラム国(IS)、そして小規模な抵抗勢力と複雑な構図について説明し、現地を取材することの重要性を語りました。
 集会では、砂川事件国家賠償請求訴訟原告、さらに弁護団長の武内更一弁護士が特別報告。
 最後に呼びかけ人の野本三吉さんが集会のまとめを行い、ニーメラー牧師の言葉を読み上げ「声を上げよう。誰かが声を上げたらみんなで応援しよう」と訴えました。


 広島や神奈川など、改憲阻止!大行進の取り組みが進められています。10月4日に臨時国会が始まります。改憲発 議阻止へ、11・3日比谷野音へ大結集を!

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2019年9月29日日曜日

2019年9月28日土曜日

実行委員会ニュース(第2号)

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11・3労働者集会&改憲阻止!1万人行進の成功へ
5000の賛同を

常磐線全線開通反対! 高線量地帯に列車を走らせるな!
620人が水戸市内で集会とデモ


 9月22日、水戸市内で「高線量地帯に向かって列車を走らせるな! ―常磐線の全線開通は安全か? 9・22水戸集会」が開催され、全国から620人が参加。
 前半のパネルディスカッションでは、動労水戸の石井委員長やふくしま診療所の布施医師らがパネラーとなり、東京五輪のために常磐線を全線開通させようとするJR東日本を弾劾。
 「線路と鉄道用地は除染したから20ミリシーベルトを下回っている」「車両には放射性物質は付着しないから線量は測定しない」というJR東日本の団交での言動が紹介され、パネラーの二人の医師が「あまりに内部被曝を甘く見ている」と指摘しました。
 後半は、東海第二原発反対の発言、常磐線の運転士、検修の現場からの発言などが出て会場は盛り上がりました。
 集会後、水戸市内をデモ行進し、JR水戸支社や東京電力茨城支社前で怒りの声をあげました。
 11・3労働者集会&改憲阻止!大行進まで6週間です。集会の成功のために全国で5000の賛同を集めたいと考えています。全国で猛然と組織化を開始しよう。賛同用紙は動労千葉ウェブサイト内の特設ページからダウンロードできます。

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2019年9月27日金曜日

日刊動労千葉 第8683号

賃金の大幅な引き上げ等を求めてCTS団交

 10月1日に最低賃金の引き上げが行われる(千葉では+28円)。これに対して動労千葉は9月24日、賃金の大幅な引き上げ等を求めて団交を行った。交渉の概要は以下のとおり。

組合無視の賃金改定

組合 8月1日に時給を引き上げたが、組合に対して何の提案もなく、職場の点呼・掲示で知らされた。労働条件の大きな変更だ。なぜ組合を無視する形にしたのか。
会社 無視しているわけではない。今回は会社の判断でそのようにした。下げるのではなく時給を上げるので。
組合 賃金こそ、もっとも重要な労働条件。職場を代表して、これまで何度も申し入れ、交渉重ねてきた。賃金を上げるにせよ、組合に提示するのが筋ではないか。不誠実団交そのものだ。
会社 …。
組合 労働条件の変更については組合に提案するというスタンスを変えるということか。
会社 スタンスは変えません。
組合 労働条件の変更については、今後も組合に提案すること。
会社 はい。

最低でも全事業所一律で時給1000円に!


組合 例年と違い8月1日に引き上げた理由は。
会社 いつもは最賃に追いかけられる形だったので早めに実施した。
組合 早めに上げた理由は。
会社 雇用継続、定着。募集と要員確保の観点から。そもそも応募が少ない。
組合 10月1日に千葉では28円引き上げる。これに対して、どう対応するのか。もう最賃とのいたちごっこはやめ、最低でも全事業所一律で1000円とし、1500円まで引き上げる時期にきている。
会社 出したいのはやまやまなんだが…。
組合 清掃は、JRにとってなくてはならない仕事。しかし賃金は昔の位置づけのまま。みんなきつい、汚い、危険な仕事でも納得してやっている。その代り労働条件については、きちんとやってもらいたい。8月に上げたからOKということではなく、10月1日の引き上げに対応してさらなる引き上げを求める。
会社 10月に上げる分を8月に上げた形になっている。
組合 この数年、千葉では27~8円の幅で最賃が上がってきたがCTSでは毎年20円づつしか上がっていない。幕張など千葉以西でも最賃にどんどん追いつかれている。最賃を基準にするのではなく、きちんと生活できるだけの賃金を出すべきだ。
さらに各事業所の格差を解消して一律賃金にすべきだ。また66歳以上についても、責任ある仕事についているのだから、格差を設けるのではなく事業所賃金に統一すべき。この点については職場の要求は強い。以上、改めて強く申し入れる。
会社 組合の要求は理解した。あらためて検討したい。

パートの年休日賃金の支給基準がおかしい


 さらに今回の交渉では、職場から疑問の声が上がっているパート賃金の支給基準について追及した。交渉を通して現制度が、短時間勤務者だけを想定しており、1日あたり7・5時間(短日数)のパート労働者を想定していない矛盾が浮きぼりになった。制度の改善が絶対に必要だ。この問題については、今後も追及していく。
組合 パート労働者の年休日賃金の支払いの基準は。
会社 「平均賃金」の考え方で、①3か月分の総支給を総日数で割る、②3か月分の総支給額を出勤日数で割り0・6をかける、この①②の額の多いほうを支給している。
組合 その都度、高いほうを選択しているのか。
会社 その月ごとに計算し高いほうを選択する。
組合 契約社員は時給×7・5時間分が出ている。なぜパートは約6割なのか。支給基準が違うのはおかしい。
会社 パートの方は7・5時間働いていないので。
組合 幕張では週3日、一日の労働時間は7・5時間という者がいる。一日年休をとっても、7・5時間分でないのはおかしい。京葉でも7・5時間の人はいる。
会社 そうか…、その認識はなかった。
組合 仕事に来れば7・5時間分なのに、年休をとったら約6割しかでない。これでは「できるだけ年休を取らないようにしよう」となる。こういうやり方はおかしい。労基法に違反するのではないか。
会社 この点については、もう少し検討させてもらいたい。

今年度の無期転換について

会社 今年度の無期転換対象者は41人。面接は11月を予定。
組合 事業所別の内訳は。
会社 6人(幕張、千葉)、4人(錦糸町、南船橋)、3人(津田沼、鴨川、木更津、成田)、2人(京葉、館山、成田空港)、1人(本千葉、西船橋、銚子)。
組合 例年どおり、健康状態の確認と、65歳まで働く意思を表明するだけでよい、ということでいいのか。
会社 その通り。
(以上)



◇オスプレーいらない! 千葉県民集会
10月12日(土)13時30分~
 千葉中央公園

◇三里塚全国総決起集会
10月13日(日)正午~
 東峰・萩原さん宅畑

◇関西生コン支部への弾圧を許さない!10・14東京集会
10月14日(月祝日) 13時
 曳舟文化センター

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関西地区生コン支部への弾圧を許さない! 10・14東京集会

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関西地区生コン支部への弾圧を許さない!

10・14東京集会


 生コン産業で働く労働者の労働組合、関西地区生コン支部に未曽有の弾圧が襲い掛かっています。ビラまきなど当たり前の労働組合活動が犯罪とされた今回の弾圧は、労働組合の存在する余地を奪う重大な攻撃です。地域を越え、職種・産別を越えて「関西生コン支部を守れ」の声が広がり始めています。10・14集会に多くの皆さんの参加を呼びかけます
日時  10月14日 (月・祝) 13時開始 (12時開場)
場所  曳舟文化センター2階 レクリエーションホール
    東京都墨田区京島1丁目38-11
    京成電鉄押上線「京成曳舟駅」下車徒歩1分
主 催 10・14集会実行委員会
連絡先 東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会気付
    杉並区天沼2-3-7 さかいビル2A

【講演】 木下武男さん(労働社会学者/元昭和女子大学教授)
    「関西生コン支部の運動と弾圧の背景」
【訴え】 関西地区生コン支部      ※資料代500円
    武内更一弁護士(憲法と人権の日弁連をめざす会代表)


当たり前の組合活動が犯罪に

 生コン産業で働く労働者で組織される労働組合、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対して不当な弾圧が吹き荒れています。昨年7月18日から始まった弾圧は、大阪、滋賀、京都、和歌山へと拡大し、一年で逮捕者84名、起訴64名(2019年8月18日段階)という未曾有の大弾圧となって今なお執拗に続けられています。
 しかし、「罪」とされるものは何一つありません。ストライキが「威力業務妨害」とされ、団体交渉での要求や正社員化の要求、安全に作業を行うために違法行為を現場監督に指摘したことなどが「恐喝」や「強要」の罪とされ、当たり前の労働組合活動が「犯罪」としてねつ造されたのです。
 憲法28条は「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利はこれを保障する」と明記しています。さらにこれを実質的に保障するものとして正当な労働組合活動には刑事上、民事上の責任が問われないという原則があります。これらを否定する関西生コン支部への弾圧は、労働組合の存在する余地をすべて奪い尽くす重大な攻撃であり、戦後最大の労働組合弾圧と言って過言ではありません。

ストライキが犯罪か!?

 関西地区生コン支部は、低賃金・長時間労働の生コン輸送労働者の労働条件を変えるべく闘いに立ち上がり、大手セメントメーカーやゼネコンが支配する産業構造に立ち向かい、労働者の労働条件の大幅な向上と安心できる良質の生コンの供給を勝ち取る運動を50年にわたって展開してきた労働組合です。2010年には近畿一円の建設工事をストップさせる139日間に及ぶストライキで竹中・大林組など大手スーパーゼネコンと対決し、労働者の賃上げを獲得する成果を勝ち取っています。また、沖縄の反基地運動にも精力的に取り組み、改憲や戦争に労働組合として反対を貫いて闘ってきた労働組合です。今回の弾圧は、ゼネコンやセメントメーカーが自らの利益を守るために、労働条件の向上や反戦平和を掲げてストライキで闘うまっとうな労働組合を潰す目的で警察や検察と一体となって仕掛けたものに他なりません。
 JR東日本では、昨年2月に社長が首相官邸に呼ばれ、「(2020年)五輪開催中のストライキはあってはならない」との命を受け、労働組合の解体・一掃に向けて動きはじめました。わずか1年のうちにJR東労組から3万6千人が脱退する事態が生み出されています。国鉄分割・民営化に率先協力した御用組合すらたたきつぶし、JRは「労働組合のない会社」のモデルケースをつくり、それを全社会に広げようとしているのです。

「労働組合なき社会」づくりに反撃を

 「働き方改革」を掲げて戦後労働法制の解体に踏みだし、「2020年新憲法施行」に向けて動き始めた安倍政権にとって、労働組合の存在はそれに立ちはだかる壁なのです。
 関西地区生コン支部にかけられた労働組合解体攻撃との闘いには、日本のすべての労働者と労働組合の未来がかかっています。関西生コン支部を守るためにあらゆる力を結集させなければならないと考えます。
 全国各地で関西生コン支部支援の会が立ち上げられ、多くの弁護士が抗議の声をあげ社会的な反撃が開始されました。闘いはこれからです。集会に多くの方の参加を呼びかけます。

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2019年9月26日木曜日

実行委員会ニュース(第1号)

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11・3まで残り6週間
全国で猛然と組織化へ

関生支援、広島100人声明、改憲阻止大行進…
地域・職場で闘いに踏みだし組織化を


 11・3全国労働者集会&改憲阻止!1万人行進まで7週間となりました。
 11月3日、日比谷野音を埋め尽くす大結集へ、猛然と組織化を開始しよう。
 宣伝紙を作成しました。ポスターも間もなくできます。呼びかけ文や賛同用紙は動労千葉ウェブサイト内の専用ページからダウンロードできます。職場や地域での賛同集めをお願いします。
 関生支部、国鉄、改憲、自治体、郵政、青年、学生…闘いのテーマ、訴えるべきことは沢山ありますが、今こそ「闘う労働組合のネットワークをつくろう」と3労組が呼びかけてきた11月労働者集会の真価が発揮されるときです。
 関生支部支援の闘い、広島100人声明など力強い運動が始まっています。東京では10月14日、関生弾圧粉砕の集会が開催されます。各地域・産別、諸戦線ごとの政策が必要です。現実の闘いの実践に踏み出して運動の中で組織することが必要です。
 関西生コン支部弾圧や日韓情勢など例年にない非常事態の中での11・3労働者集会の準備となります。
 集会財政は、カンパと賛同金によって維持されています。大結集を実現し集会を成功させるためにご協力をお願いします。国際連帯 闘争の成功のためにも賛同集めをお願いします。賛同用紙と賛同金を事務局に集中して下さい。郵便振替も可能です。
 11・3集会の成功に向けて街宣や集会、ミーティングなどをドンドン企画して下さい。
 職場や地域の報告や教訓など、どんどん事務局にお寄せ下さい。 ニュースにしていきます。

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2019年9月25日水曜日

日刊動労千葉 第8682号

「ジョブローテーション」
第3の分割・民営化攻撃粉砕に
全力で立ち向かう闘争体制を確立しよう!
第49回定期大会の成功を!

9月29日(日)13時開会~30日(月)12時閉会 DC会館

全支部から結集を!


 動労千葉は、第49回定期大会を9月29日(日)~30日(月)DC会館において開催する。
本定期大会は、「ジョブローテション―運転士・車掌廃止」攻撃粉砕、第3の分割・民営化攻撃―全面外注化・転籍強制阻止に向けた闘いの方針と闘争体制を確立するきわめて重要な大会となる。
同時に今秋は、安倍政権の改憲攻撃と全面的に対決する重大なときとなった。
今月11日、改憲シフトを鮮明にした第四次安倍再改造内閣が発足した。安倍は記者会見で、「一丸となって改憲を進める」と宣言した。
 許せないことに、台風15号による甚大な被害が出ているのに、安倍は内閣改造を強行し、今だ「政府災害対策本部」も設置してない。
 改憲攻撃と一体で「労働組合のない社会」に向けた攻撃が本格化している。関西生コン支部に対して戦後最大の刑事弾圧、もう一方でJR東日本での労組解体ー「社友会」の組織化が進められている。ここでの攻防に絶対に勝ち抜くことが、労働者と労働運動の未来を切り開く突破口になる。

「ジョブローテーション」


 8月30日、JR東労組本部はジョブローテーション提案を裏切り妥結した。 現場からは「なぜ車掌や運転士の職名を廃止しなければならないのか」「生活設計がたてられない」「任用の基準は信用できない」「来年4月以降、どこに配転されるのか」といった怒りと不安の声があがっている。
 乗務員勤務制度改悪ージョブローテーション問題は、これからが本当の意味で決戦になる。すさまじい労働強化がのしかかるのはこれからだ。反合・運転保安闘争が絶対に必要になる情勢だ。社友会を粉砕し反対を貫く限り、こんな無茶苦茶な提案は成立しない。必ず打ち破ることができる。

全面的な水平分業


 会社は「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創」なる文書を業務用タブレットに一方的に配信した。「現場に直結した業務」はグループ会社の仕事と全面的な水平分業を前提にした内容だ。AI化やロボット導入を掲げ、「作業から判断へ」「人手をかけないメンテナンス」などと打ち出している。しかし、現段階でロボット導入や完全自動化などなんの現実性もない。それをあえて持ち出したのは、「機械でもできる仕事だから、グループ会社がやればいい」と検修業務を軽んじ、全面的な外注化を進めるためなのだ。だからこそ外注化反対の声を職場からあげるときだ。全力でこの攻撃を打ち砕こう。

内房・外房線のワンマン運転を許すな


 会社は、来年3月以降、「線区・区間を限定せず3~6両(中編成)や7両以上(長編成)のワンマン運転拡大を提案した。水戸支社では来年3月から水戸線への5両7編成の投入を発表している。読売新聞は、「内房線、外房線はワンマン化の可能性がある」と報道している状況だ。これ以上の地方切り捨てを許してはならない。また、事故や故障、災害等が発生した場合、運転士1人で対応するしかないなど、安全の切り捨てにもつながる重大問題をはらんでいる。
 内房線・外房線を守る会など地域と一体となった取り組みを強化しよう。

エルダー、CTSでの闘い


 9月13日、エルダー協議会によるCTS本社団交を行った。休憩室や備品等の配備などで一定の前進が勝ち取られている。今後も要求を続ける。仕業・構内、検修上回りでの要員確保が今後の課題だ。
CTS本社は、動労千葉を無視して時給の引き上げを通知した。10月から最低賃金が28円引き上げられる。更なる引き上げ獲得に向けて全力を上げる。

1047名解雇撤回!


 千葉県労委の審理拒否・棄却決定に対して徹底弾劾し、中労委での再審査を申し立てた。怒りをもって新たな闘いに打って出よう。改憲と戦争への激しい攻撃の中で国鉄闘争の取り組みを強化しよう。

一丸となって組織拡大を!

 最大の課題は、動労千葉の未来をかけて支部―本部が一丸となって、「すべてを組織拡大の観点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」の立場にたちきり、組織拡大の実現に向けて全力をあげることだ。全組合員の力で第49回定期大会の大成功を勝ち取ろう。

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外注化阻止ニュース 第445号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka445.pdf


佐野SAスト勝利、社長退陣
39日目の逆転劇で全従業員が復帰

 8月14日から続いていた東北道・佐野サービスエリア(SA)のストライキが39日目の逆転劇で全従業員が復帰する見通しとなりました。

従業員9割50人がストライキ

 佐野SAは、ご当地ラーメンである「佐野ラーメン」が人気で全国区となり年間利用者数は約 170万人。しかし、運営会社の経営危機を発 端に8月上旬に売店の店頭から商品がなくなる事態が発生し、不当解雇などにより8月14日か
ら従業員の9割にあたる約50人が労働組合を結成して、ストライキを敢行していました。
 経営者が会社の経費で高級車や家電を購入したり、総支配人が「売り上げが落ちるのはオマエらがなってないからだ」などと怒鳴り散らすパワハラが常態化していたことなどもストライ キの背景にありました。
 しかし運営会社は、労働組合に「あなたたちの行為はストライキとして認めていない」「(ス トライキによる)損害賠償を請求する」と脅迫しました。さらには関連会社の従業員や日雇いスタッフを集めて、SAに配置して営業を再開。このためストライキが長期化していたのです。
 労働組合によるストライキは、憲法28条が認めた労働基本権です。労働条件を維持改善するために、労働者が団結して仕事をしない権利です。たとえストライキで仕事がストップして損害が生じても、会社は、その損害賠償を労働者に請求することはできません。

NEXCO本社デモを計画

 長期化するストライキで疲れもみえる状況でしたが、全国から激励の声が集まり、9月21日からの3連休には、東北道を管轄するNEXCO東日本本社(東京)前でのデモも計画されていました。経営側から「岸社長ら現経営陣が退陣し、新たな社長となる。9月22日に戻ってきてほしい』との連絡があり、すでに一部従業員の復帰が始まっています。
 「ストライキ中、今まで多忙のために、ろくに話も出来なかった従業員たちが、連日のように会合を開き、研修や準備を続け、スタッフ間の結束が固まった。迷惑をお掛けした分、今まで以上の接客でお客様をお迎えしたいです」――ストライキの成果をこう語っています。

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2019年9月24日火曜日

三里塚芝山連合空港反対同盟 招請状

https://www.sanrizuka-doumei.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/191013syoseijo.pdf



招 請 状

三里塚芝山連合空港反対同盟

 全国の闘う仲間の皆さん。私たちは来る10月13日(日)、「市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒!」を掲げて全国総決起集会を開催します。
 この集会は、何よりも9月24日から控訴審に入る請求異議裁判の勝利をめざし、市東さん農地取り上げを何が何でも阻止する総決起集会です。
 成田空港会社(NAA)が、市東さんの耕す権利、生きる権利を奪うなど絶対に認めることはできません。裁判所が農地法や憲法の精神をひっくり返し、NAAと一体で農地を奪うことなど許すわけに はいきません。市東さんの農地は私たちの命であり、守り続けてきた闘いの結晶です。東京高裁に攻 め上り、第4民事部・菅野雅之裁判長に「強制執行を許さない」怒りと決意を突きつけましょう。要望書・ 400万円カンパの取り組みをあらためてお願いいたします。
 成田空港会社は、A滑走路の運用時間延長を10月末から強行しようとしています。1時間延長して深夜0時まで飛ばし、午後10時台の便数制限も撤廃して発着回数を現在の3倍にする暴挙です。羽田空港でも、来年3月29日からの増便で都心上空を飛行する新たなルートの運用がもくろまれ、5本目の滑走路建設も取り沙汰されています。私たちは、新たな住民組織をつくって立ち上がる成田騒音下住 民と連帯し、羽田新ルート直下の住民の怒りとひとつになって闘います。住民との約束を反故にし、 騒音被害や事故・落下物の危険を何ら顧みない首都圏空港機能強化・滑走路建設は、軍事空港化に行 き着くものです。反戦・反基地の闘いと一体で空港機能強化策を阻止しましょう。
 安倍政権は、参議院選挙で改憲への理解が得られたと強弁し、秋の臨時国会での改憲発議・来春国民投票を策動しています。徴用工問題を開き直り、韓国への排外主義キャンペーンを強めながら軍備 増強を進めています。他方、全日建運輸連帯労組関西生コン支部への大弾圧は、全民衆に対する治安 維持法型弾圧の先がけです。絶対に打ち破らなければなりません。まさに改憲・戦争阻止の正念場です。
 韓国や香港など世界中で労働者民衆が決起を開始しています。消費税大増税、貧困、格差の拡大、労組破壊、住民無視、農業切り捨てなど日本でも社会の隅々で政治への怒りが充満しています。国策・ 国益に対して「絶対反対」「実力闘争」をもって労働者民衆の大義を貫いてきた三里塚から、安倍政権 打倒の陣形を広げましょう。
 私たちは、動労千葉・関西生コンをはじめとした闘う労働組合、「帰還」強制攻撃と闘う福島、辺野古新基地建設と闘う沖縄と連帯して闘います。すべての住民・市民運動、学生運動をたたかう皆さん の参加を心から呼びかけます。
 10・13三里塚全国総決起集会に、ぜひお集まり下さい。
                                     
2019年9月3日




 記
市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒!

  10・13全国総決起集会 
【日時】 10月13日(日)正午
【会場】 成田市東峰・萩原富夫さん宅畑
    (市東孝雄さん宅南側80㍍)
【主催】 三里塚芝山連合空港反対同盟

闘いなくして安全なし No.229

http://www.doro-chiba.org/ga/tn229.pdf


フランス地下鉄 無人運転で3駅暴走
安全守れるのは乗務員
ジョブローテーション撤回を

 9月17日、フランス・パリの地下鉄で無人運転の列車が停車するはずの3駅を通過して走り続ける重大事態が起こりました。乗客からは「人生で一番怖かった」「前の電車にぶつかるところだった」と声があがっています。

「自動運転は欠陥を起こす」が前提

 停車駅を3つも飛ばし列車が暴走し続ける。乗務員がいれば、こんなことは絶対にありえません。どんなシステムを導入しても、多くの乗客の命を預かる以上、「自動運転は欠陥を起こす」「安全装置が作動しない場合もある」という前提に立つ必要があるのです。
 その時、機械に安全は守れません。最後に安全を守るのは現場の運転士であり車掌です。
 JR東は「自動運転もできるから、もう運転士や車掌という特別な職名や待遇は必要ない」とジョブローテーション提案を行いました。
 無制限なワンマン拡大提案も行っています。その矛盾はこの間の事故で暴かれています。安全まで犠牲にして、現場労働者の団結を破壊して権利を奪おうなど許せません。

諦めず〝反対〟貫き声あげよう

 パリの地下鉄で自動化されているのは1号線と14号線のみです。この自動化路線は、前週の年金改悪に対する大規模ストライキの「スト破り」に使われました。
 どの職場でもAI化や機械化は、団結破壊と労働強化、労働条件の改悪に使われてきました。ジョブローテーションやワンマン化への現場からの真剣な闘いには、社会の怒りと結びついて社会問題化し、攻撃を阻止する力があります。
 何より重要なことは、諦めず反対を貫いて闘うことです。現場が反対の声をあげ続ける以上、会社の合理化施策は矛盾を吹き出し続けます。乗務員を次々に異動し続けることなどできません。運転士、車掌として職場を守る道も、この闘いの中にあります。
 だからこそ、社友会にだけは入ってはなりません。鉄道の安全が崩壊しようと、仲間の雇用が奪われようと、声一つあげられない職場にするための組織だからです。
 必要なのは労働組合と職場からの闘いです。ジョブローテーション・ワンマン拡大提案反対、乗務員勤務制度改悪撤回の声をあげよう。

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2019年9月22日日曜日

日刊動労千葉 第8681号

台風15号長引く復旧
外注化撤回し要員を確保しろ!

https://doro-chiba.org/nikkan/n8681/

変革2027―全面別会社化・転籍攻撃うち破ろう

 9月9日以降、台風15号によりJR千葉支社管内の多くの路線で運行見合わせが続いた。とくに南房総地域では内房線・外房線で5日も運行が停止され、久留里線は木更津~久留里間の運行再開に20日夜までかかった。久留里~上総亀山間はいまだに運行が再開されていない。
 土砂崩れも起こってはいるが、多くは倒木や停電によるものだ。それでなぜここまで復旧に時間がかかるのか?

外注化と要員削減が最大の原因

 最大の原因は、これまで会社が進めてきた外注化であり、要員削減だ。停電が長引いた影響で踏切の安全確認ができないといった問題も起こった。だが、ここまで時間がかかった最大の理由は、明らかにJRが保守体制を放棄してきたことにある。
 保線・電力・信号通信・建築業務等の設備部門では01年段階で実作業が基本的に外注化された。電力区、通信区などを系統ごとに各支社1ヶ所に統合し、保線区も大幅に削減された。3300人以上の要員削減・強制出向が行われたのだ。
 千葉支社だけでも、保線部門で「10保線区+18保線管理室」体制を「6保線技術センター」に統合するなど、300人もの要員削減が強行された。1職場の業務が増えて超勤も増加し、ベテラン保線労働者が担当の線路状態を熟知していた経験と蓄積まで破壊した。
 また、昨年から線路設備モニタリング装置が本格導入され、「線路状態を遠隔監視できる」として徒歩による線路巡回検査が削減された。こうして、鉄道の安全を守るための体制と仕組みが決定的に破壊されてきた。JRはコスト削減と利益のために安全を放棄し、その責任まで外注会社に押し付けているのだ。
 例えば線路巡回はレールの状態を見るだけではない。線路周辺の安全についても確認している。削減すれば安全を破壊することは明らかだ。

地域切り捨て・安全放棄許すな!

 とりわけ「閑散線区」は完全に切り捨てようとしてきた。徒歩巡回は丸投げ外注化され、災害警備まで外注化されたのだ。
 会社は、地方ローカル線を「復旧より代替輸送を優先する区間」として保線区の廃止などを進めた。だが「代替」となるはずのバス路線は次々に撤退していった。すでに深澤社長自身が「不採算路線はタクシーに転換を」などと公言するまでに至っている。
 この中で、南房総地域などで復旧も代替輸送もままならない状態に陥った。今回の運行停止中も、バス代替は14日になってようやく久留里線(木更津~久留里間)で行っただけだ。地方での生活は完全に切り捨てられ続けたのだ。
 会社が「儲からない地方路線は必要ない」と外注化や地方切り捨てを進めたことが、今回の復旧をここまで遅らせたということだ。

外注化・転籍強制粉砕へ闘おう

 鉄道の安全を守るためには、保守部門の充実が不可欠だ。それは停電が長引いている東電の例からも明らかだ。
 東電は送電や配電設備への投資を91年の約9千億円から15年には約2千億円に抑制してきた。70年代を中心に建設された鉄塔の更新も先送りにされてきた。このコスト削減が長期の大規模停電を引き起こしたのだ。そうでなければ、台風の勢力が予想を超えようと、多数の電柱に加えて鉄塔まで倒れるなどありえない。
 JR本体から鉄道業務を外注化する目的はコスト削減以外にない。外注会社にJR本体以上にコストをかけて保守点検する条件があるはずがない。鉄道の安全は崩壊する。外注化は絶対に認めてはならないのだ。
 現場の労働者は一日も早い復旧に向けて必死に努力している。だが、会社は「変革2027」を掲げ、鉄道業務をすべて外注化してJR本体から一掃しようとしている。あらゆる責任からも逃れようとしている。外注化との闘いはいよいよ本番を迎えようとしている。
 会社はすべての外注化を撤回しろ! 要員を確保し鉄道の安全を守れ! 全面外注化・転籍強制攻撃を阻止しよう。

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2019年9月21日土曜日

日刊動労千葉 第8680号

関生弾圧粉砕!改憲・戦争阻止!
11・3全国労働者集会へ

「改憲シフト内閣」

 
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8680/


 今月11日、改憲シフトを鮮明にした第四次安倍再改造内閣が発足した。安倍は官邸での記者会見で、改憲について「困難な課題だが、必ずや成し遂げる決意だ」と語り、「令和の時代にふさわしい憲法改正原案の策定に向け、衆参両院で第一党の自民党が憲法調査会で強いリーダーシップを発揮する」とも強調した。
 戦争の放棄、基本的人権、思想及び良心の自由、勤労者の団結権・団体交渉権、憲法を変えるということは、いままでの日本(国家)のあり方を根本から変えるということだ。
自民党は、第九条に「武力行使が可能な自衛隊」を明記した第三項を追加するとしている。憲法に自衛隊が明記されれば、「戦力の不保持」「交戦権の否認」という二項は死文化する(後法は前法を破る)。
 「自衛」と称したあらゆる戦争が可能となり、自衛隊の増強が憲法上の義務となる。自衛隊員の確保が自治体や学校に強制される。
 今秋臨時国会における改憲発議を阻止する闘いに全力で決起しよう! 

〝労働組合=反社会的勢力〟

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8680/

 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧は、「2020年新憲法施行」―「戦争のできる国」を作るための労働運動解体攻撃であることをはっきりさせよう。

 ストライキが「威力業務妨害」、団体交渉や正規職化の要求、さらに争議解決金まで「強要」「恐喝」にデッチあげられている。組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「反社会的勢力・組織的犯罪集団」として、刑事上、民事上の免責を踏みにじって、正当な労働組合活動に対し大弾圧が加えられているのだ。
 昨年7月から始まったこの大弾圧は、それから1年の間に大阪、滋賀、京都、和歌山へと拡大され、逮捕者数は延べ87人、家宅捜索は百数十か所に及び、長期勾留が強制され、最高額1人1千万円、総額では一億円を超える法外な保釈金が要求されている。
 関西地区生コン支部は、「労働運動の復権」をめざし、毎年11月集会を共に闘ってきたかけがえのない仲間だ。この弾圧は、動労千葉にかけられた攻撃だ。

「労組なき社会」を許すな!

 JRの職場でも、昨年2月にJR東日本社長が首相官邸に呼ばれたことを契機に、「労働組合のない企業」「労働組合のない社会」をつくろうとする攻撃が吹き荒れている。
 JRで「労組なき社会」のモデルを作り(会社主導による「社友会」への組織化)、それを社会全体に拡げようとしているのだ。関生支部とJRをめぐる労働組合解体攻撃との闘いは、すべての労働者と労働組合の未来をかけた闘いだ。
 関生支部つぶしを許すな! 動労千葉は、全国から資金カンパと連帯行動を組織する闘いの先頭に立つ。第49回定期大会の大成功かちとり、関生弾圧粉砕! 改憲・戦争阻止! 11・3全国労働者総決起集会の大爆発へ進撃しよう!
◇ 第49回動労千葉定期大会
9月29(日)13時~30日    DC会館  
 
◇ 千葉県労委審理拒否裁判 判決
10月29日(火)13時10分~ 千葉地裁601号法廷

◇11・3全国労働者総決起集会
 11月3日 12時~ 場所 東京 日比谷野外音楽堂
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動労千葉を支援する会ニュース 337号

https://drive.google.com/file/d/1er8bjz6nz7MUJrkYALEHMiRUUBe_uYTY/view?usp=sharing


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2019年9月20日金曜日

外注化阻止ニュース 第444号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka444.pdf


今こそ外注化と闘おう
台風15号復旧遅れる
外注化・人員削減が復旧の最大の障害

 台風15号で大きな被害を受けた千葉県では、いまだに停電や断水が続いています。
 最大風速57㍍の過去最強レベルの強風により多数の電柱が倒れ、40㍍以上ある送電線の鉄塔も2基倒壊しました。想定外の強風は間違いないですが、なぜこれほど被害が拡大し、復旧に手間取っているのでしょうか。

メンテ費用の削減で長期停電に


 東京電力は、送電や配電設備に1991年には約9千億円を投じていましたが、2015年には約2千億円に減少。原発事故で経営が厳しくなって設備投資を抑えたのです。
 老朽化に加え保守費用の削減が長引く停電の原因なのです。
 また「役所の職員が来るのが遅い」「公務員が足りない」など住民から悲鳴が上がっていますが、地方公務員の職員数は25年で約2割も減少、特に市町村の土木部門の職員の減少割合は特に大きく、技術系職員のいない市町村も多くなっています。
 1970年代前後の高度成長期以降に整備された道路や橋、トンネル、河川、下水道管渠、港湾等のインフラが加速度的に老朽化を迎え、対応を迫られているのです。

安全を守るために職場に労働組合を

 JRの復旧が遅れたのは、外注化と要員削減が原因です。
 保線関係では、線路設備モニタリング装置を導入し、「線路状態を遠隔監視できる」ととして徒歩による線路巡回検査を削減し、保線部門の大幅人員削減を行いました。
 千葉支社の保線部門は01年に「10保線区+18保線管理室」体制から6保線技術センターへと統廃合され、411人の保線要員が181人に削減。同じように電力や信号通信、建設業務でも外注化が強行されてきました。
 どの職場でも業務が増えて超勤も増加し、しかもベテラン労働者の経験や技術の蓄積が破壊 されました。
 現場の労働者は1日も早い復旧に向けて努力しています。最大の障害は、業務外注化であり、人員削減です。会社の合理化施策、労働強化や外注化と闘い、安全を守る。そのために労働組合が必要です。

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2019年9月18日水曜日

日刊動労千葉 第8679号

CTSの清掃業務、運転・車両業務の
労働条件改善を求めて団交で追及!

 9月13日、動労千葉は、CTSにおける労働条件の改善に向けて、CTSとの団体交渉を行った。交渉には、エルダー協議会を中心に清掃(駅・車両)、仕業・構内、上回りの各業務を行っている組合員が参加し、劣悪な労働条件の改善や要員の確保についてCTSを追及した。交渉の概要は以下のとおり。

組合 CTSの直近の社員構成及び各事業所の構成を明らかにすること。
CTS 社員200名、嘱託30名、契約290名、パート110名、本社45名となっている。内エルダーは、140名。
各事業所の構成は以下の通り。

・幕 張 清掃110名  エルダー12名    運転108名   エルダー59名
・京 葉 清掃40名    エルダー8名    運転40名弱 エルダー10名
・津田沼 清掃40名弱   エルダー9名    運転24名  エルダー13名
・千 葉 清掃110名  エルダー15名
・南船橋 清掃45名    エルダー2名

五井駅トイレの汚物問題ーCTSと市原市で対応確認

組合 この間、五井駅のトイレにゴミが詰め込まれたり、便が壁に塗られるなどの事態が発生しているが、CTSとして管理者である市原市とどのような対策協議を行っているのか。
CTS 市からは、丁寧なトイレの利用を呼びかけている。また、会社としても見回ったが、綺麗だった。
組合 綺麗なのは清掃しているからだ。問題は、発見したら市原市とCTSに実態を見てもらいたいということだ。今後、発見したら、千葉事業所に連絡し、一旦トイレを封鎖し、市原市とCTSで確認する作業を行ってもらいたい。
CTS そのような手順で確認することはできると思うので、CTSとしても対応するようにしたい。

千葉駅A3業務ー15時前の収集でも問題ないことを確認

組合 千葉駅の「A3」業務について、ゴミの収集時間を15時以降でなければダメだと所長から言われている。ゴミの量も多く時間がかかり、帰りの列車に間に合わないとの声がある。以前は、14時40分頃から始まっていた。15時以降に収集する理由はないはずだ。
CTS 作業ダイヤ上に時間を指定しているが、ケースバイケースで対応しても問題ないと考えている。所長とも話すようにする。
組合 幕張事業所の女性用シャワー、京葉事業所の清掃担当の待機所の設置、鎌取駅のレンジと冷蔵庫設置などの要求が出ている。
CTS 幕張の女性用シャワーは設置済み。京葉の待機所の関係は、当面、庁舎を使ってもらいたい。鎌取のレンジと冷蔵庫は設置済みである。

本千葉駅詰所ー今年度中に対応することを確認

組合 千葉駅「A10」業務が本千葉で清掃業務を行うが、清掃道具と一緒の場所で休憩や昼食を摂るなど不衛生であり、キチンとした詰所を設置すること。
また、物井にも詰所を設置すること。
CTS 本千葉については、営業部と相談し今年度中に対応したいと考えている。
物井については、すでに対応済みである。
組合 これまで、詰所については事あるごとに改善を求めてきたが、まだ道具と一緒のところが多数ある。今後も改善を図ること。
CTS 会社としてもこうした状況が良いとは考えていない。できるだけ整理していきたい。

エルダー退職に伴う要員確保、年間休日増で追及!

組合 運転・車両関係について、エルダーが今後数年で大量に65歳退職を迎えるが、仕事を回す上で要員をどのように確保しようと考えているか。仕業・構内では、毎月交番変更しないと要員が回らない状況だ。
CTS 全体を見て要員を確保している。
組合 これまでCTSが採用した社員が10人以上退職している。責任が重い割りに賃金が安いからだ。抜本的な賃上げも含めて改善しないと要員など確保できるはずがない。JRの管理者で、自分の子供をCTSに就職させた者がいるのか聞いてみたい。
CTS 確かにJR採用はいるが・・・。
組合 構内運転士の養成はどうするのか。
CTS 幕張2名、京葉2名、津田沼1名を養成している。
組合 もう一つ、上回り業務の要員関係はどう考えるか。高齢者が退職した後のことを考えているか。
CTS そこも会社としては真剣に考えていかなければならない。
組合 あと数年でエルダーが大量に65歳になる。時間的余裕はないはずだ。
CTS 会社としても真剣に考えていきたい。
組合 最後に、年間休日数について、JRと同様の114日にすべきだ。年齢が上がるにつれ身体的にも厳しくなってくる。5日間休日数が少ないということは、年休が5日ないことと同じだ。
CTS ・・・・。
組合 また、JRでは日勤者に半休制が取れるが、CTSでは制度がない。年間休日数も少ない上に、半休もない。年休がいくらあっても足りない位だ。CTS本社は半休があるのだから、現場にも半休を認めるべきだ。
CTS 制度としては、現在、導入していないので・・・。
組合 今後も、清掃、運転・車両を含めて労働条件の改善を求めることとする。

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闘いなくして安全なし No.228

http://www.doro-chiba.org/ga/tn228.pdf


安全より乗務員締付け優先するな
社友会攻撃うち破り職場に闘う組合を

 9月10日、再び武蔵野線運転士に「居眠り」報道が行われました。1ヶ月以上前で運行上のトラブルもありませんでしたが、動画が投稿されたことで「処分を検討」と報道されています。
 会社はこういった報道を乗務員への締め付けに利用してきました。この間の報道も、会社が鉄道の安全と乗務員を守るのではなく、締め付け強化と団結破壊を優先してきた結果です。すべての責任は会社にあります。

社友会と同じ「もの言えぬ職場」狙い

 必要なのは監視や締め付けではなく本当の安全対策です。労働条件緩和、行路緩和です。
 動労千葉の団体交渉で会社も「お客様サービスより安全のほうが重要」「カーテンを下ろすのは運転士の判断で行える」と認めざるを得ませんでした。
 しかし、撮影禁止については要求を拒否しました。「写真も動画も撮影自由」「乗務中に肖像権はない」とまでいいました。千葉支社は乗務員を背面監視し、カーテンを開けているかの抜き打ちチェックまで行ったのです。
 実際には会社が安全破壊を行いながら、すべての責任を乗務員個人に転化する。そして会社に逆らうようなことは一言も言えない職場にしようとしてきたのです。今進行している東労組解体・社友会攻撃と狙いは同じです。

行路緩和・乗務員勤務制度改悪撤回を

 職場で強制されている労働強化は「居眠り」レベルではありません。過労死さえ生み出される労働強化が強制されています。
 8月29日に横浜市営地下鉄で起きた脱線衝突事故(写真)は「4時間仮眠で18時間勤務」による運転士の睡眠不足が原因として指摘されています。どこでも乗務員は慢性的に睡眠不足にさらされているのです。
 必要なことは乗務員の締め付けではありません。行路緩和であり、乗務員勤務制度改悪・ジョブローテーション提案の撤回です。そして、会社の攻撃を打ち破るために必要なのは社友会ではなく、闘う労働組合です。

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2019年9月16日月曜日

「社友会」に反対します! 2019年9月17日

http://dourousien28.kane-tsugu.com/renrakuban/190917.pdf


外注化・人員削減が復旧の最大の障害

台風15号異常時対応お疲れ様です

※職場での問題やご意見等あれば、是非お寄せください。

 8月9月に千葉に上陸した台風15号は、当初の予想を上回る被害をもたらしました。いまだに災害からの復旧は終わっていません。
 JRでの復旧が遅れた最大の原因は、JR東日本が進めてきた外注化と要員削減です。
 会社は昨年から線路設備モニタリング装置を本格導入し、「線路状態を遠隔監視できる」として徒歩による線路巡回検査を削減。
 保線部門の大幅な人員削減を行いました。
 01年には、保線・電力・信号通信・建築業務等で業務を丸投げするような外注化が強行されました。
 保線部門では当時「10保線区+18保線管理室」体制だったものを、6つの保線技術センターに統合してしまいました。1職場の業務が増えて超勤も増加し、ベテラン保線労働者が担当の線路状態を熟知していた経験と蓄積まで壊してしまいました。さらに、閑散線区の災害警備まで外注化したのです。

安全を守るため職場に労働組合を

 現場の労働者は一日も早い復旧に向けて必死に努力しています。しかし、会社は外注化で責任から逃げています。「不採算路線はタクシーに」などと深澤社長が公言する中、何日間もバス代行さえ行いませんでした。
 停電が長引いた影響で踏切の安全確認ができないなどの問題も起こりました。しかし、最大の〝障害〟はこれまでの業務外注化であり人員削減です。会社の合理化施策、労働強化や外注化と闘い、安全を守る。そのために必要なのは社友会ではなく労働組合です。

組合加入等お問い合わせは動労千葉まで

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2019年9月15日日曜日

日刊動労千葉 第8678号

「ワンマン運転の拡大」に関する申し入れ
(9月13日付)

地域と安全を切り捨てるワンマン運転の
拡大提案を直ちに撤回しろ!


 JR東日本は、来年3月から、「線区・区間を限定せずワンマン運転を実施する」との提案を行ってきた。
 ローカル列車のさらなる切り捨て、少子化による地方の過疎化に拍車をかけるものである。また、事故や故障、災害等が発生した場合、運転士1人で対応するしかないなど、安全の切り捨てにもつながる重大問題をはらんでいる。
 動労総連合は、9月13日、申11号により左記のとおり申し入れを行った。
 JR東日本は、ワンマン運転拡大提案を直ちに撤回しろ!


「ワンマン運転の拡大」に関する申し入れ(9月13日付)
 

1.ワンマン運転の拡大について、次の点を明らかにすること。
(1)ワンマン運転を拡大する理由・目的について。
(2)ワンマン運転の拡大が「安全の確保」につながる具体的根拠について。
(3)「業務の高度化」の具体的内容について。
(4)「お客様が求める輸送サービス」の具体的内容について。
(5)「技術の進展により確立した技術等」の具体的内容について。
(6)「線区・区間を限定せずにワンマン運転を実施する」とした理由について。
(7)短編成、中編成、長編成のワンマン運転拡大を行う線区を選定する場合の基準及び考え方について。
(8)「車両改造」を行う車両の型式及び両数について。

2.「中編成ワンマン運転」について、次の点を明らかにすること。
(1)「車側カメラ」及び「車載ホームモニター」の設置台数及び解像度について。
(2)夜間における「ホーム上の安全確認」を行う設備の考え方について。

3.「長編成ワンマン運転」について、次の点を明らかにすること。
(1)ホームドアを整備する予定の線区及び区間の詳細について。
(2)自動列車運転装置(ATO)、定位置停止装置(TASC)を整備予定の線区及び区 間の詳細について。
(3)「指令-客室間通話機能」を整備する理由・目的について。

4.ワンマン運転の拡大に伴う車掌等の要員数の変化について具体的に明らかにすること。

5.動物との衝突や車内トラブルが発生した場合の対処について明らかにすること。

6.地震等の災害が発生した場合の乗客の誘導を含めた安全確保をどのように行おうと考え ているのか、具体的に明らかにすること。

7.地方の切り捨てや要員の大幅削減につながるワンマン運転の拡大計画を直ちに撤回すること。

 -以   上-

2019年9月14日土曜日

日刊動労千葉 第8677号

国境を越えた労働者の団結で共に闘う!
韓国・旭非正規職支会日本遠征行動

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8677/

 9月2日から7日にかけて、韓国・旭硝子(現AGC)の非正規職労働者3名が来日、第5次日本遠征闘争を行った。動労千葉は、2015年の最初の遠征行動から受け入れ・支援労組として共に闘ってきた。
 彼らはAGCの韓国子会社・AGCファインテクノ(AFK)の下請け業者の下で働く中、あまりの劣悪な労働条件に怒り、2015年労組を結成。これに対し会社は、そのわずか1ヶ月後にメール1通で178人の大量解雇を行ってきた。以来4年以上にわたって闘いぬき、日本でも支援共闘会議が結成された。
 今年8月には韓国の裁判所が旭硝子の不法派遣を認め、解雇労働者を「直接雇用しろ」という判決が出された。AGC本社を攻める闘いが決定的となった。連日、東京駅前の新丸ビル内にあるAGCの本社への申し入れ交渉や街頭宣伝などを共に闘った。
 日韓の情勢が緊迫するなか、旭非正規職支会の仲間は、日本の支援共闘会議と動労千葉国際連帯委員会と共同で「日本と韓国の労働者同士は敵ではない。国境を越え労働者は一つ」という「日韓労働者共同声明」(別掲)を発し、互いの連帯をいっそう深めるものとなった。



<日韓労働者共同声明書>
国境を越え労働者は一つ!
日韓労働者すべての権利と平和のため共に闘おう!


 去る9月2日から旭硝子非正規職労働者は、日本遠征闘争を行った。旭硝子(現AGC)本社に対する抗議面談闘争、旭系列社宣伝戦、東京市内宣伝戦、動労千葉労組をはじめ日本の労働者たちとの懇談会などを行った。日本の労働者たちと労働団体が集まり作った旭非正規職支会支援共闘会議は、旭労働者たちのすべての闘争を共に担っている。

 旭硝子はメール1通で下請け労働者178名を解雇した。解雇された労働者たちは4年3カ月闘っている。去る8月23日韓国の裁判所は旭硝子に対し、解雇労働者を「直接雇用しろ」という判決を出した。旭硝子は裁判所の判決を履行せずにいる。旭非正規職労働者は屈っすることなく、日本の労働者たちと国際連帯を繰り広げ、力強く闘っている。

 日韓の葛藤が拡大している。安倍政権とムンジェイン政府はこの機会を利用し、労働者の権利を弾圧しようとしている。安倍政権は、「働き方改革」の名において労働法制の全面的な解体に走り出し、関西生コン支部のように、戦闘的に団結し闘おうとしている労働者たちを標的にし、途方もない弾圧を振り下ろし、「労働組合が存在しない社会」への突破口を開こうとしている。昨年から延べ80名を超える労働者が逮捕され、被起訴者64名、委員長などは今も拘束されている。ムンジェイン政府も特別延長労働許容、化学物質規制緩和措置、裁量労働制活用拡大など、労働弾圧を強行しようとしている。われわれは日韓政府と資本家たちの労働弾圧と労働改悪に反対する。

 われわれは共に安倍政権の軍国主義復活に反対する。安倍政権の帝国主義的政策に立ち向かい、共に闘う。戦争の危険を取り払い、平和が実現することを望む。日本と韓国の労働者同士は敵ではない。われわれは国境を越えた労働者の団結と一つになった闘いを実践している。日韓労働者が互いにより多く交流し、連帯することを望む。

2019年9月6日



台風15号による被害に関する共済申請について
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8677/

 9月8日~9日にかけて上陸した台風15号において被害にあわれた組合員のみなさまにはお見舞い申し上げます。
 共済の住宅災害給付の適用となる方は、以下のものを準備して申請して下さい。なお、対象となるのは現在居住している住居(自家、借家を問わない)の建物、及び家具などです。ただし、門、塀、別棟の物置、納屋などは対象となりません。不明な点は、本部まで問い合わせて下さい。

【申請必要書類】
①罹災(りさい)証明(写しでよい)
②支部共済申請書
③被害状況写真(あれば。スマホでも可)

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2019年9月12日木曜日

外注化阻止ニュース 第443号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka443.pdf


過労死うむ乗務員勤務制度 改悪撤回を
「運転士居眠り」報道
原因はダイ改合理化・労働強化

 8月14日から15日にかけて、「JR外房線で運転士が居眠り運転」という形で、テレビなどで報道がありました。
 しかし、7月25日に起こったことであり、列車運行上の支障もありませんでした。にもかかわらず、乗客が背面から撮影した動画がネット上に投稿されたことで、20日も経った後に大々的に報道されたのです。

「居眠り」レベルの問題ではない

 これをきっかけに職場と乗務員がたたかれています。しかし、職場で起きていることは「居眠り」レベルの問題ではありません。過労死さえ生み出される労働強化が強制されているのです。
 この間、会社はダイ改で乗務員への労働強化を繰り返してきました。
 人間が一番眠い時間に起きて乗務しているにもかかわらず、睡眠時間もまともに与えない。泊勤務である乙行路は日勤並に長大化し、退勤時間が昼の12時を超える行路も増えています。日勤の拘束時間も軒並み伸びています。

乗務員勤務制度改悪撤回・行路緩和を

 今年の3月ダイ改で乗務員勤務制度改悪が強行され、朝・夕ラッシュ時間帯に短時間行路が作成されました。乗務するのは支社課員など本来の乗務員ではない人たちです。
 全体の行路数を変えずに短時間行路を増やしたあおりを受けて、交番内の行路はさらにきつくなっています。しかも現状では短時間行路に乗務する人が足らず、本線乗務員を乗務させなければ仕事が回らない状態なのです。
 乗務員勤務制度改悪で、限界を超えた労働強化が進行しています。3月ダイ改以降だけでも、オーバーランや停車駅通過が起こっています。


 8月29日に横浜市営地下鉄ブルーラインで起きた脱線衝突事故(写真)は、「4時間仮眠で18時間勤務」による運転士の睡眠不足が原因として指摘されています。
 今後、改悪乗務員勤務制度の本格的な適用となれば、JR東日本もさらなる労働強化となります。その先は過労死と鉄道の安全の崩壊です。必要なことは行路緩和であり、乗務員勤務制度改悪・ジョブローテーション提案の撤回です。

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2019年9月11日水曜日

11.3労働者総決起集会タブロイド版

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/09/59bf1e4e9243e3c0ac1d310299408da2.pdf


タブロイド版へのリンク

日刊動労千葉 第8676号

8・30千葉県労委審理拒否事件
第4回裁判 千葉地裁結審強行弾劾!

村上公益委忌避却下撤回の判決を!

 8月30日、動労総連合1047名解雇撤回・千葉県労委審理拒否事件の第4回裁判が千葉地裁で行われた。
 裁判闘争には動労千葉争議団、動労総連合1047協議会を先頭に、各支部組合員、支援の仲間が結集した。裁判前には千葉県労委前での抗議行動を闘った。

却下決定強行の理由を言え!

 前回裁判では、裁判長は千葉県労委に、仮の義務付け訴訟の審理中に決定を出した理由を明らかにするよう求めていた。
 だが、裁判前に提出した文書で千葉県労委は「決定を出すのに特段の理由は必要ない」「審理拒否も含めて中労委で争えばいい」と開き直り、あえて決定を出した理由について、「迅速な審理が必要」とだけ繰り返した。
 だが、労働委員会で迅速な審理が求められるのは、不利益を受けている労働者を救済するためだ。労働者の申し立てを〝迅速に却下〟し、国やJRを守るためではない!
 裁判では決定を出した理由を改めて追及した。「質問に答えろ!」「理由を明確にしろ!」「迅速に却下しろという要請があったのか」。
 だが、千葉県労委は徹底した追及を前にしても、「特別な理由はない」「機が熟したので決定をだした」「迅速に行えという要請があったわけではない」とふざけた態度で開き直り続けた。

労働委は真実を闇へ葬るな!

 ところが、千葉地裁は突然結審を強行した。
JR東は「JRに法的責任なし」という判決をたてにしているが、その判決でさえ「設立委員会が関与した場合は別」とされている。そして、われわれの闘いの中で不採用基準そのものが不当労働行為であることを最高裁で確定させた。その基準をJR設立委員会自身が正式に決定していたことも暴き出した。
 そうである以上、事実調べが必要なことは明らかだ。だが、千労委は審理することさえ拒否した。当然にも公益委員を忌避したが、その忌避申し立ても却下してきたのだ。
 そして、却下決定強行は仮の義務付け訴訟(民事訴訟でいう仮処分)の審理中にあえて強行された。
 その目的は、裁判が成立する条件を失わせ、「訴えの利益はなくなった」と裁判を終わらせることだけだ。こんな不当な決定は撤回以外にありえない。
 われわれは、すべての不当労働行為を明らかにして労働委員会に持ち込み、JRに対して団交を開催しろと要求した。それを事実調べさえせずに切り捨てたのだ。それならば労働委員会の役割は、不当労働行為を闇から闇へ葬ることしかなくなる。
 村上公益委員の忌避申立ては認められて当然だ。裁判所をも愚弄する決定は撤回以外にない。裁判所の出すべきは、「却下決定の撤回」「忌避を認めよ」の判決以外にない。

1047名解雇撤回まで闘おう

 「千労委は労働委員会とは何かということを踏みにじっている」「これでは不当労働行為をなきものにする労働委員会だ」「どれだけ国鉄分割・民営化で労働者が苦労したかを思うと本当に許しがたい」――総括集会では怒りの発言が続いた。
 この闘いは労働者の団結権をめぐる闘いだ。労組解体攻撃を許さない闘いだ。千葉地裁は千葉県労委の却下決定撤回、村上公益委員の忌避を認める判決を出せ! 審理再開・事実調べをかちとり、国鉄1047名解雇撤回・団交開催まで闘いぬこう。

判決日:10月29日(火)13時10分~ 千葉地裁601号法廷にて

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「社友会」に反対します! 2019年9月9日

http://dourousien28.kane-tsugu.com/renrakuban/syayukaidame3.pdf


不正営業・非正規・事故多発
かんぽ生命不正営業
郵政民営化の行き着いた先

ついに暴露された郵政の悪事

 郵政かんぽ生命における違法営業が大きな社会問題となっています。報道では、ノルマ達成のために郵便局の信用を利用して言葉巧みに高齢者をだましてお金をまきあげる手法が暴露されています。不正営業件数は実に18万件を超え、さらに増加の一途です。日本郵政グループの組織ぐるみの詐欺行為です。
 現場社員には〝目標〟という名の達成不可能なノルマを押しつけ、達成できない社員にはパワハラや自爆営業を強要。うつ病などで退職に追いやられています。

すべては民営化から始まった

 出発点は07年の郵政民営化です。小泉や竹中が推進した民営化によって利益だけが追求された結果が不正営業や現場の疲弊です。
 郵政グループは40万人を超える従業員のうち非正規社員が48%超。労働者を大量に雇い、大量に辞めさせる典型的なブラック企業です。いまでは「非正規の待遇改善」と称して正社員の手当削減も行っています。
 年賀ハガキの自爆営業を強要して利益をあげる。要員不足による超勤の常態化。それが誤配や交通事故を招いています。「民営化でサービス向上」は真っ赤なウソでした。他方で取締役の役員報酬は2億円を超えています。

JRにおける安全と雇用の破壊

 JR東日本では、鉄道部門はJR本体に一切残さず、すべて外注化する構想が打ち出されました。すでに来年度募集には「駅で働きたいなら子会社に応募を」とまで打ち出しています。
 鉄道会社であることを放棄し、安全と雇用を破壊し、金儲けに走る。かんぽ不正営業の事態が鉄道会社で起きたらどうなるのか?
 現場から反撃の闘いが必要です。社友会は雇用や権利が奪わても声もあげられない職場にするための組織です。社友会に入ってはなりません。職場に必要なのは闘う労働組合です。

※職場での問題やご意見等あれば、是非お寄せください。

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2019年9月10日火曜日

日刊動労千葉 第8675号

またも「運転士居眠り」報道
会社は背面監視を容認するな!
ダイ改合理化・労働強化こそ原因だ!

過労死生み出す乗務員勤務制度改悪を撤回し行路緩和を行え!

 8月14日から15日にかけて、「JR外房線で運転士が居眠り運転」という形で、テレビをはじめ次々に報道が行われた。
 しかし、7月25日に起こったことであり、列車運行上の支障もなかった。それを乗客が背面から撮影した動画がネット上に投稿されたことで、20日も経った後に大々的に報道されたのだ。

「居眠り」レベルの問題ではない

 これをきっかけに、職場と乗務員がたたかれている。だが、現実に起こっている問題は「居眠り」どころのレベルではない。過労死さえ生み出される労働強化が強制されているのだ。
 会社はダイ改ごとに乗務員への労働強化を繰り返してきた。人間が一番眠い時間に起きて乗務しているにもかかわらず、睡眠時間もまともに与えない。乙行路は日勤並に長大化し、退勤時間が12時を超える行路も次々に増やされている。日勤の拘束時間も軒並み伸びている。
とくに、今年の3月ダイ改では乗務員勤務制度改悪が強行され、朝・夕のラッシュ時間帯に短時間行路が作成された。乗務するのは支社課員など本来の乗務員ではないものたちだ。
 全体の行路数を変えずに短時間行路を増やしたあおりを受け、交番内の行路はさらにきつくなっている。しかも、現状では短時間行路に乗務する人数が足らず、本線乗務員を乗務させなければ仕事が回らないのが実態だ。
 乗務員勤務制度改悪で、限界を超えた労働強化が進行しているのだ。3月ダイ改以降だけ見ても、オーバーランや停車駅通過も起こっている。16年段階でさえ「オーバーラン続発」「眠気」「勘違い」などと報じられたことがある。
しかも、改悪乗務員勤務制度は始まったばかりだ。本格的な適用の条件が整えば、乗務員にはさらなる労働強化がのしかかる。来年度からは運転士・車掌の職名までなくそうとしている。その先に待っているのは、過労死と鉄道の安全の崩壊だ。過労死を生む乗務員勤務制度改悪をただちに撤回しろ!

安全より乗務員締め付けを優先

 この間、「居眠り」報道が始まると、ある程度の期間そういった報道が繰り返されるということが起こってきた。会社はそれを、「社員教育を徹底していく」などといって乗務員への締め付けに利用してきた。今回の報道も、会社が鉄道の安全と乗務員を守るのではなく、締め付け強化と団結破壊を優先してきた結果だ。
 必要なのは監視や締め付けではなく、労働条件緩和、行路緩和だ。本当の安全対策だ。われわれの追及で、会社も「お客様サービスより安全のほうが重要」と認めざるを得なかった。「カーテンを下ろすのは運転士の判断で行える」ということも確認させた。
 だが、会社は撮影禁止については要求を拒否した。「旅客サービスのため」という理由で「写真も動画も撮影自由」「乗務中に肖像権はない」とまでいった。千葉支社は、乗務員を背面監視し、カーテンを開けているかの抜き打ちチェックまで行ったのだ。
 実際には会社が安全破壊を行いながら、すべての責任を乗務員個人に転化する。世間に向けては、あたかも会社が安全対策を進めているかのように宣伝する。そうして、会社に逆らうようなことは一言も言えないような職場にしようとしてきた。今進行している東労組解体・社友会攻撃と狙いは同じだ。
 それがマスコミを騒ぎ立てさせ、乗客の不信と監視に拍車をかける事態を生み出してきた。すべての責任は会社にあるのだ。

ただちに行路緩和を行え!

 必要なことは行路緩和であって、乗務員の締め付けではない。乗務員の締め付けは安全を守ることにつながらないどころか、精神的に追い詰めることにしかならない。「第二の尼崎事故(福知山線事故)」を引き起こすことになる。
 会社は乗務員勤務制度改悪・ジョブローテーション提案を撤回しろ!
 行路緩和をただちに実施しろ! 鉄道の安全より乗務員締め付けを優先するな! 
「撮影禁止」を表明し、ステッカー等の対策を行え!
 社友会―労組解体攻撃粉砕! 職場に闘う労働組合を甦らせよう。

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闘いなくして安全なし No.227

http://www.doro-chiba.org/ga/tn227.pdf


過労死うむ乗務員 勤務制度改悪撤回しろ
「運転士居眠り」報道―原因はダイ改合理化・労働強化

 8月14日から15日にかけて、「JR外房線で運転士が居眠り運転」という形で、テレビをはじめ次々に報道が行われました。
 しかし、7月25日に起こったことであり、列車運行上の支障もありませんでした。それにもかかわらず、乗客が背面から撮影した動画がネット上に投稿されたことで、20日も経った後に大々的に報道されたのです。

「居眠り」レベルの問題ではない

 これをきっかけに、職場と乗務員がたたかれています。しかし、職場で起こっていることは「居眠り」レベルの問題ではありません。過労死さえ生み出される労働強化が強制されているのです。
 会社はダイ改で乗務員への労働強化を繰り返してきました。
 人間が一番眠い時間に起きて乗務しているにもかかわらず、睡眠時間もまともに与えない。乙行路は日勤並に長大化し、退勤時間が12時を超える行路も次々に増やされる。日勤の拘束時間も軒並み伸びています。

乗務員勤務制度改悪撤回・行路緩和を

 今年の3月ダイ改で乗務員勤務制度改悪が強行され、朝・夕ラッシュ時間帯に短時間行路が作成されました。乗務するのは支社課員など本来の乗務員ではない人たちです。
 全体の行路数を変えずに短時間行路を増やしたあおりを受け、交番内の行路はさらにきつくなっています。しかも、現状では短時間行路に乗務する人が足らず、本線乗務員を乗務させなければ仕事が回らない状態です。
 乗務員勤務制度改悪で、限界を超えた労働強化が進行しています。3月ダイ改以降だけでも、オーバーランや停車駅通過が起こっています。16年段階でさえ、「オーバーラン続発」「眠気」「勘違い」などと報じらました。
 しかも改悪乗務員勤務制度は始まったばかりです。本格的な適用となれば、乗務員にはさらなる労働強化がのしかかります。さらにジョブローテーション提案で、来年度から運転士・車掌の職名までなくそうとしています。
 その先に待っているのは、過労死と鉄道の安全の崩壊です。必要なことは行路緩和であり、乗務員勤務制度改悪・ジョブローテーショ ン提案の撤回です。

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2019年9月6日金曜日

日刊動労千葉 第8674号

東労組本部ジョブローテーション提案
裏切り妥結徹底弾劾!

われわれは断固闘う!ともに反対貫き闘おう!

 8月30日、JR東労組本部はジョブローテーション提案を裏切り妥結した。JRで働くすべての労働者、そして何より、現場で会社の露骨な脱退強要に耐えている組合員への重大な裏切りだ。われわれは腹の底からの怒りを持って弾劾する!

現場組合員を裏切るな!

 職場ではあからさまな不当労働行為が横行している。それでも職場や労働組合について真剣に考えている組合員や社友会を拒否している仲間がいるのだ。
 ジョブローテーション提案についても、現場からは「なぜ車掌や運転士の職名を廃止しなければならないのか」「安全レベルが低下しない根拠がわからない」「生活設計がたてられない」「任用の基準は信用できない」「来年4月以降、どこに配転されるのか」といった怒りと不安の声があがっている。
 この現場の苦闘と怒りや不安を尻目に、東労組本部は会社の作ったスケジュール通りに一目散に妥結へと走った。しかも、会社は組合要求に対しては完全な〝ゼロ回答〟だった。現場の怒りや不安は何一つ解決していない。
 東労組幹部は、自分たちの保身のためだけに妥結に走り、会社の前にひれ伏して許しを請うているのだ。現場組合員の怒りを裏切り、労働者の権利と鉄道の安全を売り渡しているのだ。こんな裏切りをもう許してはならない!

幹部の保身で権利売り渡すな!

 会社は昨年2月以降、東労組解体に本格的に乗り出した。それは乗務員勤務制度改悪―ジョブローテーション提案を現場に認めさせ、無制限なワンマン拡大・車掌の大幅削減・消滅化のためだといって過言ではない。現場の団結を破壊しなければ、こんな攻撃は成立しないからだ。
 乗務員には会社施策への怒りや不安が渦巻いている。だが、東労組本部は交渉過程から「施策を担い、つくりだしていく」と〝あくまで施策を受け入れよ〟と現場に強制していった。「会社は異常なまでの危機感を持っている」「反対だけでは展望は開けない」「時代に取り残される」と、会社とともに現場の怒りを押さえつける道を選んだのだ。絶対に許せない!
 そもそも、かつて東労組が推進したライフサイクルこそジョブローテーション提案への道を開くものだった。
 運転士をたらい回しにするライフサイクルという矛盾だらけの制度が成立したのは、東労組が会社に〝逆提案〟してまで率先協力したからだ。会社が「こんなものまで呑んでくれる組合は他にない」というほどの裏切りだ。この裏切りで、運転士をたらい回しにすることが既成事実になり、ジョブローテーション提案の前提を作ったのだ。
 東労組幹部は同じ裏切りに手を染めるのか? ジョブローテーションにも手を貸すのか? 会社はその先に間違いなく乗務手当廃止を準備している。こんなことを繰り返してはならない!

闘う労働組合こそ攻撃打ち破る力

 ジョブローテーションは矛盾だらけだ。「自動運転できる技術があるから運転士などいらない」はペテンだ。シーサイドライン事故やこの間の踏切事故でも明らかになったように、最後に安全を守るのは現場の運転士であり車掌だ。
 「もう車掌や運転士という職名も試験も必要ない」「同一担務は最大10年で異動」「これからは生涯乗務員ではなく多様な経験」
 現場労働者が団結を守り反対を貫く限り、こんな無茶苦茶な提案は成立しない。必ず打ち破ることができる。だからこそ、職場に必要なのは闘う団結と労働組合だ。
そこにこそ会社施策を止める力がある。実際、ライフサイクル提案時も東労組の青年運転士たちの激しい怒りで、会社もいったん実施を延期せざるを得なかった。検修部門の外注化は01年時点で「7~8年で最終段階」と言われたが、われわれの闘いで未だに完成していない。
すべての仲間に訴える。ジョブローテーション反対を貫き闘い抜こう。団結して反撃にたちあがろう。職場に闘う労働組合を甦らせよう。
 何より大事なことは決して諦めず、団結を守って闘うことだ。われわれは断固として反対を貫き闘い抜く。すべての仲間はともに声をあげ、闘いにたちあがろう!

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<日韓労働者共同声明書>

国境を越え労働者は一つ!
日韓労働者
すべての権利と平和のため共に闘おう!

去る9月2日から旭硝子非正規職労働者は、日本遠征闘争を行った。旭硝子(現AGC)本社に対する抗議面談闘争、旭系列社宣伝戦、東京市内宣伝戦、動労千葉労組をはじめ日本の労働者たちとの懇談会などを行った。日本の労働者たちと労働団体が集まり作った旭非正規職支会支援共闘会議は、旭労働者たちのすべての闘争を共に担っている。

旭硝子はメール1通で下請け労働者178名を解雇した。解雇された労働者たちは4年3カ月闘っている。去る8月23日韓国の裁判所は旭硝子に対し、解雇労働者を「直接雇用しろ」という判決を出した。旭硝子は裁判所の判決を履行せずにいる。旭非正規職労働者は屈っすることなく、日本の労働者たちと国際連帯を繰り広げ、力強く闘っている。

日韓の葛藤が拡大している。安倍政権とムンジェイン政府はこの機会を利用し、労働者の権利を弾圧しようとしている。安倍政権は、「働き方改革」の名において労働法制の全面的な解体に走り出し、関西生コン支部のように、戦闘的に団結し闘おうとしている労働者たちを標的にし、途方もない弾圧を振り下ろし、「労働組合が存在しない社会」への突破口を開こうとしている。昨年から延べ80名を超える労働者が逮捕され、被起訴者64名、委員長などは今も拘束されている。ムンジェイン政府も特別延長労働許容、化学物質規制緩和措置、裁量労働制活用拡大など、労働弾圧を強行しようとしている。われわれは日韓政府と資本家たちの労働弾圧と労働改悪に反対する。

 われわれは共に安倍政権の軍国主義復活に反対する。安倍政権の帝国主義的政策に立ち向かい、共に闘う。戦争の危険を取り払い、平和が実現することを望む。日本と韓国の労働者同志は敵ではない。われわれは国境を越えた労働者の団結と一つになった闘いを実践している。日韓労働者が互いにより多く交流し、連帯することを望む。

 2019年9月6日

旭非正規職支会支援共闘会議、
旭非正規職支会
動労千葉国際連帯委員会


2019年9月5日木曜日

日刊動労千葉 第8673号

安心して働ける職場と労働条件の確立へ
第49回定期大会に向けた貨物の課題

「総合物流グループ」へ

 JR貨物は、6月21日「JR貨物グループ中期経営計画2023」の重点戦略を「確実に実行」していくために、組織改編・役員異動・人事異動を実施しました。
 鉄道ロジスティクス本部の「戦略推進室」を「戦略推進部」に格上げし、部内に「総合物流推進室」「グループ戦略室」を置き、「鉄道事業を基軸とする総合物流グループ」への進化を、グループ会社・本社関係部・支社と強固に連携し、推進していく、としています。

新人事制度との闘い


 新人事制度を中心となって推進していくのが「人事総務部」内の「人事戦略室」です。昇給・昇進における全面的な評価制度の導入。なにより、退職金制度が今までの「基本給連動型退職金制度」から、勤続年数・資格等級・会社業績・役職・個人評価結果などに基づく「ポイント制退職金」に移行したことです。
 評価制度とは、総額人件費の削減はもちろんですが、労働組合の団結と闘いを通して賃上げをかちとるという「集団的労使関係」から、評価者(管理職・会社)と個々の労働者との「個別的労使関係」に変えるということです。現場労働者に分断と競争を持ち込み、「団結させない」「労働組合の無い会社づくり」そのものです。
 今秋から、差別を許さない、具体的には年末手当の評価に向けた新人事制度との闘いが本格化します。

基地の将来展望の明確化

 千葉貨物から、長野県・南松本、栃木県・宇都宮、福島県・郡山、群馬県・倉賀野へ石油列車が運行されています。千葉機関区は、「ライフライン」を守るという重要な使命を持っています。
 しかし、千葉機関区では、30年以上も新規採用の運転士を配置しなかったため、この2年ほどの間にほとんどの運転士が定年退職を迎える深刻な事態に直面しています。会社は千葉県における鉄道貨物輸送をどのようにしようと考えているのか、基地の将来展望を明確にしていかなければなりません。

本線運転士の高齢者対策


 定年再雇用=シニア社員となっても、降りるところがなく、本線運転士を継続しなければならないのが現状です。
W泊をはじめきつい乗務行路の解消、仕業緩和。ちゃんと休める、眠れる環境づくり。熱中症・腰痛対策をはじめ、本線運転士の高齢者対策の抜本的確立はまったなしです。
 シニア社員の基本給の地域間格差も、いつまでも許せるものではありません。
 定年延長と65歳まで安心して働き続けることのできる職場・労働条件の確立、シニア(エルダー)の雇用の場の確保は、動労千葉にとって最大の課題です。
 第49回定期大会に向かう過程で、職場から闘いを巻き起こそう! 貨物協議会は全力で闘います!

9・29~30 第49回動労千葉定期大会
日時:9月29日(日)13時~30日 
場所:DC会館 2階会議室  
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8673/

9月22日(日)午後1時(午後0時30分開場)
駿優教育会館8階ホール 水戸駅北口徒歩3分
主催/9・22水戸集会実行委員会

 本当に帰還困難区域に列車を走らせていいのか?常磐線の全線開通は安全なのか?放射性物質を仙台から東京品川まで撒き散らし、乗客と乗務員を被ばくさせることになる。
 さらに、勝田車両センターで、その電車はメンテナンスを受けるため、その作業にあたる労働者も被ばくするし、車両を清掃する労働者も被ばくする。9.22水戸へ!

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外注化阻止ニュース 第442号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka442.pdf


不正営業・非正規・事故多発
かんぽ生命不正営業
郵政民営化の行き着いた先

ついに暴露された郵政の悪事

 郵政かんぽ生命における違法営業が大きな社会問題となっています。報道では、ノルマ達成のために郵便局の信用を利用して言葉巧みに高齢者をだましてお金をまきあげる手法が暴露されています。不正営業件数は実に18万件を超え、さらに増加の一途です。日本郵政グループの組織ぐるみの詐欺行為です。
 現場社員には〝目標〟という名の達成不可能なノルマが押しつけられ、達成できない社員にはパワハラや自爆営業の強要。うつ病などで退職に追いやられています。

すべては民営化から始まった

 出発点は07年の郵政民営化です。小泉や竹中が推進した民営化によって利益だけが追求された結果が不正営業や現場の疲弊です。
 郵政グループは40万人を超える従業員のうち非正規社員が48%超。労働者を大量に雇い、大量に辞めさせる典型的なブラック企業です。いまでは「非正規の待遇改善」と称して正社員の手当削減も行っています。
 年賀ハガキの自爆営業を強要して利益をあげる。要員不足による超勤の常態化。それが誤配や交通事故を招いています。
 「民営化でサービス向上」は真っ赤なウソでした。他方で取締役の役員報酬は2億円超。

JRにおける安全と雇用の破壊

 JR東日本では、鉄道部門はJR本体に一切残さず、すべて外注化する構想が打ち出されました。すでに来年度募集には「乗務員は事務職」「駅で働きたいなら子会社に応募」「生涯乗務員にはさせない」と打ち出しています。
 運転士や車掌の職名を廃止し、「人手をかけないメンテナンス」と言って検修業務もすべて外注化しようとしています。
 鉄道会社であることを放棄し、安全と雇用を破壊し、金儲けに走る。かんぽ不正営業の事態が鉄道会社で起きたらどうなるのか? 現場からの反撃の闘いが必要です。

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2019年9月4日水曜日

闘いなくして安全なし No.226

http://www.doro-chiba.org/ga/tn226.pdf


JR東労組本部
ジョブローテーション 妥結弾劾!
職場に闘う労働組合と団結を

 8月30日、東労組本部はジョブローテーション提案について妥結しました。それは何より、職場や労働組合について真剣に考え、現場で会社の露骨な脱退強要や不安に耐えて東労組に残っている組合員への裏切りです。
 現場からは「安全レベルが低下しない根拠がわからない」「生活設計がたてられない」「任用の基準は信用できない」といった声があがっています。そして、その問題は何一つ解決していないのです。

現場組合員を裏切るな!

 会社はこの間、東労組への露骨な不当労働行為、切り崩しに本格的に乗り出し、社友会の組織化をはじめました。それはジョブローテーションを認めさせ、ワンマン拡大・車掌の大幅削減を進めるためです。
 現場労働者か団結を守り反対を貫く限り、「最大10年」で次々に乗務員を配転するなどできないからです。
 ライフサイクル提案時には、東労組の青年運転士たちの激しい怒りを前に、会社もいったん実施を延期せざるを得ませんでした。
 01年時点で「7~8年で最終段階」と言われた検修部門の外注化は、動労千葉をはじめとする闘いで10年以上完全にストップし、今も完成していません。会社は何よりも現場の闘う団結を恐れています。だからこそ社友会を組織して、どんな施策にも一言も声をあげさせないようにしたいのです。

ジョブロー テーション反対を貫き声をあげよう

 ジョブローテーションは運転士・車掌の職名も試験も廃止し、乗務員の誇りを踏みにじり、権利を奪い、安全を犠牲にするものです。無制限なワンマン拡大は安全を放棄し、団結を破壊する攻撃です。どちらも絶対に認めるわけにはいきません。
 会社の狙いは現場労働者を諦めさせることです。社友会を使って労働組合と団結を破壊することです。管理職へのゴマすり競争や足の引っ張り合いが横行するような職場にさせてはなりません。
 会社はその先に間違いなく乗務手当廃止を狙っています。会社の攻撃を打ち砕く力は、職場の団結と闘う労働組合にあります。
 

2019年9月3日火曜日

9.22水戸集会



高線量地帯に向かって列車を走らせるな!

9.22水戸集会

常磐線の全線開通は安全か?

東海第二原発の再稼働とめよう!


9月22日(日) 午後1時開会(開場12:30)
駿優教育会館8階ホール
 (水戸市三の丸1−1−42 水戸駅北口より徒歩3分)
【主催】9.22水戸集会実行委員会