2019年9月4日水曜日

闘いなくして安全なし No.226

http://www.doro-chiba.org/ga/tn226.pdf


JR東労組本部
ジョブローテーション 妥結弾劾!
職場に闘う労働組合と団結を

 8月30日、東労組本部はジョブローテーション提案について妥結しました。それは何より、職場や労働組合について真剣に考え、現場で会社の露骨な脱退強要や不安に耐えて東労組に残っている組合員への裏切りです。
 現場からは「安全レベルが低下しない根拠がわからない」「生活設計がたてられない」「任用の基準は信用できない」といった声があがっています。そして、その問題は何一つ解決していないのです。

現場組合員を裏切るな!

 会社はこの間、東労組への露骨な不当労働行為、切り崩しに本格的に乗り出し、社友会の組織化をはじめました。それはジョブローテーションを認めさせ、ワンマン拡大・車掌の大幅削減を進めるためです。
 現場労働者か団結を守り反対を貫く限り、「最大10年」で次々に乗務員を配転するなどできないからです。
 ライフサイクル提案時には、東労組の青年運転士たちの激しい怒りを前に、会社もいったん実施を延期せざるを得ませんでした。
 01年時点で「7~8年で最終段階」と言われた検修部門の外注化は、動労千葉をはじめとする闘いで10年以上完全にストップし、今も完成していません。会社は何よりも現場の闘う団結を恐れています。だからこそ社友会を組織して、どんな施策にも一言も声をあげさせないようにしたいのです。

ジョブロー テーション反対を貫き声をあげよう

 ジョブローテーションは運転士・車掌の職名も試験も廃止し、乗務員の誇りを踏みにじり、権利を奪い、安全を犠牲にするものです。無制限なワンマン拡大は安全を放棄し、団結を破壊する攻撃です。どちらも絶対に認めるわけにはいきません。
 会社の狙いは現場労働者を諦めさせることです。社友会を使って労働組合と団結を破壊することです。管理職へのゴマすり競争や足の引っ張り合いが横行するような職場にさせてはなりません。
 会社はその先に間違いなく乗務手当廃止を狙っています。会社の攻撃を打ち砕く力は、職場の団結と闘う労働組合にあります。