2016年5月31日火曜日

日刊動労千葉 第8106号

6・5総決起で未来を切り拓こう
第5回支部代表者会議開催

 動労千葉は5月26日、第5回支部代表者会議を開催し、「1047名解雇撤回! 業務外注化―CTSの雇用破壊粉砕! 定年延長と65歳まで働ける労働条件確立! 反合・運転保安確立! 反動安倍政権打倒に向けた当面する取り組み」について決定した。

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2016年5月30日月曜日

2016年5月28日土曜日

日刊動労千葉 第8105号

5・14~16沖縄闘争報告
「基地と非正規の島」の現実に怒り


http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8105.htm

 5月14~16日、沖縄闘争に繁澤敬一副委員長と青年部のK君(京葉支部)が参加した。K君から現地闘争の報告を寄せてもらった。

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5月22日いわき駅前大街頭宣伝のビラ

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/932289a7.pdf


人が住めない場所に鉄道は通せない
常磐線全線開通に反対します

 私たちはJRで働く鉄道員の労組である国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)です。
 2011年東日本大震災と原発事故以降、私たちの職場である常磐線は放射能に汚染されました。私たちは労働組合として労働者・乗客の命と安全を守る立場から、被曝の危険性のある作業を会社が強制することに反対し、ストライキで闘ってきました。

福島第一原発事故は全く収束していない

 今年3月、安倍首相は福島県を訪れ「2020年の常磐線全線開通」を宣言しました。
 常磐線が全線開通されれば、高線量地帯のど真ん中を列車が走ることになります。乗務員はもちろんのこと、帰還困難区域に勤務する鉄道労働者には、これまでとは比較にならない被曝が強制されます。
 また、復旧作業に携わる社員や下請け企業の労働者は、福島第一原発や除染の現場で働く労働者と同じレベルの被曝にさらされています。

 常磐線を走る列車は、茨城県ひたちなか市にある勝田車両センターで検査修繕を行います。これまでも放射能で汚染された列車を扱う業務について、私たちは問題視してきました。これが全線開通となれば、これまでと比にならない線量が付着した列車が職場に持ち込まれることとなります。断じて容認できません。

「搬送まで最大4時間」常磐道・大熊町の事故

 鉄道に先行して全線が開通した常磐自動車道では、相次ぐ重大事故が危険性を浮き彫りにしています。5月7日にも母子2名が亡くなる痛ましい事故が起こりました。
 常磐自動車道いわき中央IC~名取IC(宮城県)は片側1車線の対面通行となっています。追い越し区間での追い越しや反対車線へのはみ出しによる事故が頻発することが以前から問題となってきました。震災後の開通区間では「ならはPA」から「南相馬鹿島SA」までは実に50㌔も離れています(標準的な間隔は15㌔程度)。緊急対応の拠点となりえません。
 5月7日の事故では、とりわけ救急搬送先が確保できていないことが問題となりました。原発事故前に双葉郡内に4か所あった救急病院は全て閉鎖となっています。今回の事故では高線量地帯の中で最大2時間の待機、その後の病院到着まで最大で4時間かかったケースもありました。亡くなった少女は70㌔離れた福島市まで移送されました。
 鉄道旅客は乗用車やバスをはるかに上回る数の乗客の命と安全を預かる仕事です。緊急時の安全確保が不可能な運行再開は断じて認められません。

住民帰還を強制する鉄道再開を止めよう!

 さらに、政府や自治体、そしてJRが進める「復旧・復興」や「住民帰還」の動きは、住民の思いや意向を全く無視しているのではないでしょうか。鉄道再開で「避難先での生活再建をあきらめろ。線量の高い地域に帰れ」という圧力がさらに高まることは目に見えています。家族や地域をバラバラにしつつ、原発事故はなかったことにしようとする国の政策、そのために鉄道が利用されることは、鉄道で働く者として私たちは絶対に認めることはできません。
 労働者・乗客の命と健康を守るため、妥協なく闘うことは私たち労働組合の社会的使命です。私たちの闘いへのご支持・ご支援を訴えます。

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2016年5月27日金曜日

闘いなくして安全なし No.075

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFOW85Zk92d3hwUzQ/view?usp=sharing


運転士の背面監視やめろ!
安全守るためには行路緩和こそ必要

 5月13日にJR東日本は、中央線回送電車の運転士が11日に「駅で停車中に運転室で居眠りしていた」と発表しました。この運転士は運転業務から外されています。
 この間、「運転士が居眠りしている」「運転席で本を読んでいた」といった報道が立て続けに行われました。その多くは、乗客からの通報によるものでした。
 5月10日の定例会見で冨田社長は、この事態について謝罪しました。

どれだけ負担になっているか

 JR東日本では、日中に運転席背面の遮光幕を使うことは禁止されています。
 日中でもフロントガラスに乗客の顔が映ります。常に乗客の目にさらされるプレッシャーの中で運転させられているのです。
 それがどれほど運転士の負担になっていることか。安全を守るためにも、運転士への「背面監視」状態はただちに解消すべきです。

ダイ改合理化が最大の原因

 特に「居眠り」の問題で運転士を処分して
いることは絶対に許せません。最大の原因は JRが「ハンドル率向上」を掲げて進めてき たダイ改合理化にあるからです。
 「泊勤務の明けで8時間以上も勤務して、終業が昼の12時を過ぎる」「大型S字行路などによる長時間連続乗務」「乗務距離が400㎞を超える」。
 こんな行路で乗務を続ければ体に無理が来るのは当然です。いずれ大事故につながりかねない重大な問題です。
 会社が運転士に責任転嫁するなど、本当に許せません。社長が会見で謝罪するほどの問題なら行路緩和を行うべきです。
 鉄道の安全と乗務員・乗客の命を守るため、ダイ改合理化に反対し行路緩和を実現しよう。

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◆本部ニュース607号発行!

http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/14183168.html


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2016年5月26日木曜日

日刊動労千葉 第8104号

再び決戦の時が来た!
10月実施絶対阻止を

CTS就業規則改悪は白紙撤回しかない!

 すべての組合員のみなさん、千葉鉄道サービス(CTS)で働く仲間のみなさん。
 CTSの就業規則改悪は、現場からわき上がった激しい怒りの声で、「4月実施」を延期に追い込まれました。
 しかしCTSは、契約・パートの契約期間を半年間に切り縮め、「10月1日から実施したい」「夏までには決めたい」と公言しています。
 6月下旬のJR東日本=CTS株主総会を前後する過程で「職場説明会」を強行し、問答無用に実施のプロセスを進めようとしています。
 「契約期間は最長で5年」「限定社員試験に合格しなければ雇い止め」。こんな制度が導入されたら、会社の腹ひとつで、好き勝手に労働者を使い捨てにできるようになります。常に管理者の顔色をうかがうしかない、まともにモノも言えない職場になってしまいます。
また、正社員の仲間にとっても、60歳以降の夏冬の一時金や、日々の作業手当てが激減し、生活を根本から揺るがす大改悪です。こんな制度を絶対に導入させてはなりません。全面的に白紙撤回させるしかありません。

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外注化阻止ニュース 第263号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka263.pdf


再雇用で同業務 賃下げ違法
外注化撤回し、定年延長・大幅賃上げを

 東京地裁で5月13日、「業務の内容や責任が同じなのに賃金を下げるのは違法」という判決が出ました。労働契約法20条「不合理な差別を禁止する規定」に違反するというものです。

エルダー制度も外注化も違法

 「同じ業務での賃金格差」が違法ならば、検修・構内業務や駅業務において当然にように賃金が下げられるエルダー制度は、制度自体が違法となります。JRは直ちに定年延長を行い、65歳まで働き続けることのできる労働条件を確立しなければなりません。
 さらに、外注化でJR本体の労働者を低賃金のCTSプロパー社員で置き換えることも違法となります。プロパー社員は、JR本体で雇用して同じ賃金を支払うべきなのです。

CTS清掃部門でも違法行為


 またJR千葉鉄道サービス(CTS)の清掃部門においても、60歳以降は、正社員も契約社員も大幅に賃金が下がる取り扱いがされています。CTSが進める就業規則改悪も違法行為そのものです。


 JRとCTSは違法行為を撤回して大幅賃上げを!
 エルダー制度を廃止して65歳までの定年延長を!
 すべての関連業務を直営に戻し、すべての労働者を直接雇用に!

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2016年5月25日水曜日

日刊動労千葉 第8103号

二人の志を引き継ぎ闘う
中村栄一君を偲ぶ会

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8103.htm


 5月13日、「中村栄一君を偲ぶ会」が千葉市内において開催され、46名が参加する盛大な集まりとなった。

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CTS職場討議資料 NO.8

http://www.doro-chiba.org/pdf/cts8.pdf


北九州市整備環境協会分会
「無期転換逃れ」にストで闘う

 CTSの就業規則改悪で直面している問題は、全国のあらゆる業種で働く労働者の共通の課題になっています。

「半年失業」制度で無期転換逃れ

 北九州市環境整備協会は昨年12月、全従業員100名に対して6ヶ月の失業期間制度を導入すると提案しました。
 労働契約法改定で、「5年以上働いた有期社員を、労働者本人が希望すれば無期雇用にしなければならない」ことになりました。しかし「5年」の計算は、半年以上の空白期間があるとリセットされます。
 5年がたつ前に半年間の失業状態を作り、無期転換規定から逃れようとしています。
 しかも、その期間は失業手当で生活しろというのです。
 とんでもない違法・脱法行為です。

白紙撤回求め組合結成・スト決行

 今年1月、北九州市環境整備協会の労働者たちは44名で労働組合を結成し、この不当な提案の白紙撤回を求めてきました。
 そして、3月22日からのストライキを決行して闘っています。
 北九州市環境整備協会の労働者は、3年間賃上げ無し、全員1年雇用という中で長年働かされてきました。残業手当を支払わないということも行われてきました。
 CTSで働く私たちと同じ境遇の労働者たちが、「絶対に白紙撤回させなければならない」と闘いにたちあがっています。

怒りの声をあげ続けよう

 「試験に受からなければ5年で雇止め」「試験に受かっても時給の限定社員」CTSの就業規則改悪は労働者の権利と生活、誇りも奪うような制度です。白紙撤回させるしかありません。
 就業規則改悪4月実施は、職場全体の怒りの声で会社を追い詰めて阻止しました。
 今度は白紙撤回です。最後まであきらめず、怒りの声をあげ続けましょう。

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2016年5月24日火曜日

国鉄闘争全国運動 6・5全国集会

http://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/65puroguramu.pdf


国鉄1047名解雇撤回!
改憲―雇用・労働破壊に反撃を!

全力で6・5集会に結集を!

国鉄闘争全国運動 6・5全国集会

6月5日(日)13時~  江戸川区総合文化センター大ホール
鉄道労組ソウル地方本部パク・チョンソン本部長が参加

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2016年5月22日日曜日

日刊動労千葉 第8102号

「再雇用で同じ業務なら、賃下げは違法」
外注化撤回し、定年延長・大幅賃上げ行え!

 5月13日、東京地裁で、「業務の内容や責任が同じなのに賃金を下げるのは違法」という判決がだされた。労働契約法の、不合理な差別を禁止する規定に違反するというものだ。

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2016年5月21日土曜日

日刊動労千葉 第8101号

大量退職を利用した組織破壊攻撃を粉砕し、
65歳まで働ける職場と労働条件の確立を!
申35号に基づく千葉支社団交報告㊦

定年延長しないのであれば、JRで就労できるようにしろ!

(8099号から続く)

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2016年5月20日金曜日

会報・国鉄闘争全国運動第72号

http://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/news_72.pdf


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闘いなくして安全なし No.074

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFUnByemdKU2JXUmc/view?usp=sharing


東京メトロ レール破損相次ぐ
鉄道の安全を守る労働組合の闘いが必要

 5月9日、東京メトロ銀座線でポイント部分のレールが完全に破断しているのが見つかりました。渋谷―溜池山王間で5時間近く運転を見合わせ、約10万人に影響が出ました。
 6日には東西線で亀裂が見つかり、2時間余り運転を見合わせたばかりでした。

4月の検査では異常なし

 4月18日に実施した超音波を使った定期点検(年1回)でも、5月6日実施の目視検査(月3回程度)でも異常は見つかりませんでした。
 銀座線、東西線の破損したレールは、09年に交換されたものでした。経年劣化には早く、原因はまだわかっていません。東京メトロでは全線のポイント部分720カ所の緊急点検が行われています。

JRでも相次いだレール破断

 JR東日本でも04年から数年間、レール破断が相次いで起こりました。それは規制緩和と外注化の結果でした。
 02年に国土交通省は抜本的な規制緩和を行いました。そして、JR東日本が検査周期をどんどん延長し、鉄道業務の全面外注化を開始しました。保線部門は真っ先にすべて外注化され、その後2年でレールが次々に折れるようになったのです。

安全運転闘争で闘う動労千葉

 レール破損を起こすもう一つの原因は、過密ダイヤとスピードアップにあります。
 動労千葉はレール破断に対して安全運転闘争を闘いました。運転士が危険な個所を見つけ、労働組合として全員が安全を守るために速度を落として運転する。そして計160㎞のレールを交換させ、メンテナンスコストの削減に歯止めをかけてきました。
 東京メトロでも保線部門は全面外注化されダイヤも過密化しています。労働組合の闘いが乗務員・乗客の命と安全を守る力です。

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2016年5月19日木曜日

動労千葉を支援する会ニュース297号

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFN1ktOVBLN2FIaXc/view?usp=sharing


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外注化阻止ニュース 第262号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka262.pdf


許せぬ手待時間の無給化
水戸鉄道サービス
日勤終了後にバイトと称し超勤

 動労水戸は3〜4月、組合員(清掃スタッフ)が所属するJR水戸鉄道サービス(MTS)土浦事業所の劣悪な労働条件の改善を要求し団体交渉を開催しました。
 土浦の清掃では、社員と準社員が月数回、日勤(17時05分終了)後の21時~午前1時まで「バイト」と称する簡易清掃が強制されています。
 「バイト」は本人了解なく管理者が勝手に入れています。労働者は勤務発表まで知らされません。MTS本社は「バイトとはアルバイトの人がやっていた仕事で超勤」と回答しました。
 アルバイトが足らないからと社員・準社員に押しつけること自体、MTSがまともに求人を行う気がない証明です。

「バイト開始までは無給」

 またMTSは「日勤終了からバイト開始まで
は無給」と回答しま した。しかし、これ では「バイト」は超 勤ではなく日勤終了後の別の勤務になり ます。雇用契約書に ない業務です。
 「バイト」終了時間は終電を過ぎ、電 車通勤の労働者は職場に泊まり、翌日に勤務が入れば給料もつかず丸2日近く職場に拘束となります。
 MTSは「バイトは超勤」というなら17時05分以降すべての時間について割増賃金を36協定に基づき支払わなければなりません。

「休みの日」に業務教育

 MTSでは要員不足解消のために必要な新人教育も、本人が休みの日に無給でさせています。動労水戸組合員が「(休日手当がつかないならば)休日には行かない」と言うと「背信行為だ」と脅しています。
 業務教育の実態は、労働者の休日に無給出勤、できなければ「指導」=パワハラ。要員不足の原因を労働者に押し付けているのです。

会社こそ要員不足の元凶

 低賃金・過重労働・パワハラを解決しなければ労働環境は変わりません。会社こそが「劣悪な労働条件→人が集まらない→さらなる労働条件悪化」という悪循環を作り出しています。
 清掃がなければ、駅も車両もたちまちゴミだらけになり鉄道は止まってしまいます。鉄道労働者の仕事は、どれが欠けても安全に鉄道を動かせません。
 JRで働くすべての労働者の団結した力ですべて職場を変えよう。(動労水戸機関紙より)

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2016年5月18日水曜日

日刊動労千葉 第8100号

全力で6・5集会に結集を!

国鉄闘争全国運動 6・5全国集会
6月5日(日)13時~  江戸川区総合文化センター大ホール
鉄道労組ソウル地方本部パク・チョンソン本部長が参加

JRに法的責任あり

  今日の雇用破壊・労働破壊の出発点であった国鉄分割・民営化から29年、1047名解雇撤回闘争は新たな段階に突入している。
 昨年6月に最高裁は国鉄分割・民営化にあたっての職員の採用・不採用を振り分けた基準が「不当労働行為意思によって作成された」ことを認定した。これは国鉄分割・民営化が不当労働行為だったことを最高裁に認めさせた画期的決定だった。しかもその不採用基準の作成を指示したのがJR設立委員長だったことも明らかとなった。「国鉄とJRは別法人」という国鉄改革法の枠組みは打ち砕かれた。

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2016年5月17日火曜日

日刊動労千葉 第8099号

エルダー制度は破綻している!
定年延長と65歳まで働ける
労働条件確立に向け闘いぬこう!

申35号に基づく千葉支社団交報告 ㊤


 5月連休明け以降、17年度退職予定者にたいしてエルダー制度に関する面談が行われている。
 動労千葉は、17年度退職予定者全員集会で出された意見・要求に基づく申35号に関する団体交渉を5月11日、JR千葉支社との間で行った。

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2016年5月15日日曜日

2016年5月13日金曜日

日刊動労千葉 第8098号

強風の中、 第14回団結潮干狩り大会を開催

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8098.htm

 5月7日木更津市江川海岸において、動労千葉サークル協議会主催の第14回団結潮干狩り大会が組合員・家族・OB、動労水戸も含め130名の参加で開催されました。

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闘いなくして安全なし No.073

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFWWwzazUtekZPRTA/view?usp=sharing


気仙沼、大船渡線復旧断念
JR東日本―コスト理由に地方切り捨て

 昨年7月、JR東日本は東日本大震災で一部不通になったJR気仙沼線と大船渡線の鉄道復旧を断念する方針を発表していました。
 3月18日、この方針に最後まで反対していた気仙沼市がBRT(バス高速輸送システム)による代替輸送を受け入れると表明しました。これで鉄道復旧を完全に断念すること になります。

沿線住民は復旧を求めていた

 沿線住民の方たちは、被災区間の全線鉄路復旧を求める集会を開いたり、アピールを採択したりしてきました。しかし、JR東日本は住民の思いを切り捨て復旧断念を決めました。
 JR東日本は、その理由として復旧費用の高さをあげています。
 費用は両線を合わせて約1100億円と見込まれています。
 しかし、JR東日本は昨年3月時の決算で3619億円もの連結経常利益をあげています。1年でこれだけの利益をあげながら「儲からない」と地域住民の思いも生活も切り捨てているのです。

その一方で常磐線は全線開通

 その一方、JR東日本は19年度末までに常磐線を全線で運行再開させるとしています。
 しかし、それは福島第一原発に向かって列車を走らせるということです。福島第一原発は今なお危険な状態で、収束作業も先行きが見えていません。
 狙いは運転再開を口実に住民に帰還を強制することです。そして、現場労働者には原ノ町への転勤が強制されようとしています。
 常磐線全線開通のためには、線路や周辺地域、車両の除染など膨大な費用が掛かります。しかし、原発事故を「なかったこと」にして再稼働を進めるためなら、いくらコスト が高くても全線開通させるということです。
 労働者にとっては除染の過程でも、運転再開後も、高線量地帯で被ばくを強いられることになります。こんなあり方は絶対に許すことはできません。

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2016年5月12日木曜日

日刊動労千葉 第8097号

第30回 動労総連合定期中央委員会
外注化粉砕!
正社員ゼロ・解雇自由化攻撃粉砕!
組織拡大を実現し動労総連合を全国に!

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8097.htm

 動労総連合は4月30日、九州、北陸の地で新たな単組が結成される中で第30回定期中央委員会を開催した。

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外注化阻止ニュース 第261号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka261.pdf


高崎鉄道サービス
裏で準備 実施後掲示
高齢者の雇用条件を一方的変更

 JR高崎鉄道サービス(TTS/群馬県高崎市)の職場にあるTTS労組の掲示板に4月8日、「今後の高齢者の雇用について」と題する文書が掲示されました。
 内容は次の通りです。

①65歳で契約1級の者を2級に下げる。
②68歳で契約3~6級の者は7級あるいはパートに下げる。
③4月1日から実施する。

 ――というものです。
 65歳以上の労働者の労働条件の一方的な不利益変更です。これが実施日である4月1日より後になって初めて明らかになったのです。

TTS労組は2月に知っていた

 TTS労組は実際には2月16日の段階で会社から聞いていました。
 ところがTTS労組役員は、これほどの重大事態にも関わらず、現場の労働者にまともに明らかにしていなかったのです。各事業所の労働者の多くは4月8日に初めて掲示板をみて知ったのです。
 TTSは、当事者には個別に話をしたと言っていますが、個別に話をして済む問題ではありません。労働条件の一方的な改悪を職場全体に説明もしないで進める会社のやり方は断じて認められません。
 それに同調して実施日以降に掲示する労働組合のあり方も許されるものではありません。

すべて知らせて みんなで声を

 現在、JR千葉鉄道サービス(CTS)やTTSだけでなくJR東日本グループ企業で、契約社員の5年雇い止め制度などの雇用破壊が大規模に強行されています。
 そのやり口は、TTSの例のように秘密裏に準備を進め、実施日以後に発表して現場で働く者に承認を迫るというものです。
 裏を返せば、正義も道理も何もないことを自覚しているからなのです。労働組合が事態をすべて現場に知らせて、みんなで声をあげれば、違法・不当な労働条件の改悪は止めることができます。
 JRと関連企業で働く労働者のみなさん、動労千葉―動労総連合と共に闘おう。

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2016年5月11日水曜日

日刊動労千葉 第8096号

第15回 強制出向無効確認訴訟
全面的反論でJR追い詰める
次回から証人尋問段階へ!
東京地裁は大法廷で証人尋問を行え!

 4月27日、第15回動労総連合・出向命令無効確認訴訟が行われた。千葉、水戸、高崎の当該出向者を先頭に、各支部組合員、支援の仲間が結集して裁判闘争を闘いぬいた。

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全国協ニュース 第103号

http://www.godoroso-zenkokukyou.org/grz/?p=4289

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2016年5月10日火曜日

日刊動労千葉 第8095号

尼崎事故11周年弾劾!
―4・24全国総決起集会―

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8095.htm

全国から230名が結集

 4月24日、13時から、兵庫県JR尼崎駅北口広場において、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西の呼びかけによる「4・24尼崎事故弾劾!全国総決起集会」が開催され、動労千葉から各支部代表5名が参加した。

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CTS職場討議資料 NO.7

http://www.doro-chiba.org/pdf/cts7.pdf


どこまで削れば気が済むのか!

 CTSは就業規則改悪で作業手当や嘱託社員の夏季・年末手当を大幅に削減しようとしています。

同じ仕事で手当てを削るな!

 作業がなくなるわけでもないのに、なぜ作業手当てを削るのか!
 また嘱託社員と「限定社員」の夏季・年末手当では最低で年間40万円も差があります。
 「本当にローンが払えなくなる」「嘱託がなくなるなら60歳を超えて働く意味がない」と声が上がっているのが現状です。

ベアゼロ、定昇は時給2・5円!

 今春闘の回答で会社 は、ベースアップを拒否し、定期昇給は正社員が平均千円、契約社員が4百円(時給2・5円分!)と回答しました。
 組合側が要求した住宅手当等も拒否です。こんな回答は認められません。団体交渉では、現場の切実な声を突き付けました。

「私も12万円で生活していた」!?

組合 入社して3年で手取りは月12~13万円。切り詰めても手元には何も残らない。借金生活に陥るかもしれない。生活できる手取り額を求めたい。
会社 12万円なら12万円で生活する。私も月12万円程度で生活したことはある。清掃業務に関して言えば、CTSは決して低い賃金水準だと思っていない。

 こんなひどい回答があるか! 回答したのはJRからの天下り幹部です。しかも初任給が7万円程だった40年前の話だそうです。
 そこまで言うなら、今からお前が月12万円で生活してみろ!

生活できる賃金をよこせ!

 CTSの基本給は最低賃金ぎりぎりです。それで「低くない」? まともな賃上げもせず、作業手当てまで削る?
 現場を担ってきたのは天下り幹部ではなく私たちです。就業規則改悪を白紙撤回させ大幅賃上げさせるまで声をあげ続けましょう。

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2016年5月7日土曜日

日刊動労千葉 第8094号

朝鮮侵略戦争絶対阻止!
第27回外登法・入管法と民族差別を撃つ
全国交流集会

http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8094.htm

 4月24日、川崎市産業振興会館で、「第27回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会が、450人の結集で開催された。

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2016年5月5日木曜日

外注化阻止ニュース 第260号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka260.pdf


籠原駅漏電・炎上 48年前のがいし
メンテナンス合理化で大事故に

明らかに危険な状態だった

 JR東日本は3月24日付『安全速報』で、3月15日に発生した籠原駅(埼玉県)の漏電・炎上事故について次のように説明しています。
 これまで会社は碍子(絶縁体)について「寿命は20~25年」と説明していました。ところが当該がいしは68年製(48年前)で、実際の設置日については「調査中」だというのです。
 台帳上にある「91年設置」としてもすでに25年がたっています。周辺のがいしをすべて交換しなければならなかったことからも、いかに危険な状態だったのかは明白です。

「高抵抗地短絡」で被害拡大

 今回の漏電は、電気抵抗の高いコンクリート電柱を伝ったものでした。そのため変電所ではモーターに電気が流れたときと区別がつきません。
 「高抵抗地短絡」と呼ばれる現象で、現場では激しいショートが起きているのに、電気を遮断できない状態が続くのです。
 これが大事故につながることは知られていました。対策は研究されていましたが、実用化はまだされていません。
 ならば、要員を十分に確保して現場での点検に力を入れるべきです。しかし、電力など設備関係の業務は次々に外注化され、要員は徹底的に減らされてきました。
 外注化とメンテナンス合理化が、「一歩間違えば大惨事」の大事故を招いたのです。




『安全速報』による説明(動労連帯高崎NEWSより)

【原  因】

・き電線のがいしが何らかの原因で損傷し、き電線を流れる電流が漏電して、各種設備を損傷したと思われる【詳細調査中】。
【列車影響】
・運休996本 遅延451本 総遅延時分37141分。
【付  記】
1) 直近目視検査は2015年5月19日に実施し異常なし。当該がいしは1968年製。台帳上は1991年設置となっていたが、実際に現場にいつ取り付けられたかは調査中
2) 復旧作業
・至近点検及びがいし20箇所点検(全20箇所取替)、また124箇所点検を行い19箇所取替
・籠原駅電源切替機4台取替
3) 上記以外の損傷個所
・列車の進路を制御する「連動装置」ほか「信号機器」が損傷(3箇所)、「踏切保安装置」損傷(3箇所)、信号機器室・信通機器室・踏切器具箱(3箇所)、その他多数

ニュースへのリンク

動労水戸情報604号

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/641d3150.pdf


3/23・4/13MTS団交報告(下)
MTSは「コンプライアンス」違反!


前号603号では、水戸鉄道サービス(MTS)本社との2回にわたる団体交渉の中から、

①労働条件変更を労働者・組合に提案しない問題
②清掃業務の要員不足問題
③現場管理者による「指導」=パワハラ問題
④土浦清掃U番の問題

の4点について掲載しました。
 今号では、土浦事業所の「バイト」の問題、業務教育を休日に強制している問題について報告します。

無給で4時間拘束強制   

 土浦の清掃では、社員と準社員が月に数回、日勤(17時05分終了)後の21時から午前1時まで「バイト」と称する簡易清掃を強制されています。 
 「バイト」は本人の了解なく管理者が勝手に入れることが日常化しています。労働者はいつ「バイト」に入れられるか勤務発表まで知らされません。MTS本社は、「バイトとはアルバイトの人がやっていた仕事であり、超勤である」と回答しました。
 アルバイトで回してきた勤務形態が、人が足らないからと言って当たり前のように社員・準社員に押しつけられていること自体が、MTSがまともに求人を行う気もないことの現れです。 

 またMTSは「日勤終了からバイト開始までは無給」と回答しましたが、これだと「バイト」は超勤ではなくて日勤終了後に別の勤務を入れているということになります。さらに準社員の雇用契約書にはこの「バイト」の勤務については書いてありません。雇用契約書にない業務を強制している以上、MTSは違法企業と言わざるをえません。「バイト」が終わる時間は終電を過ぎているので、電車通勤の労働者は職場に泊まることを強制されます。「バイト」の翌日も勤務が入れば体力は持ちません。「バイト」が始まるまでの4時間弱の間、給料もつかず職場に拘束され続けているのです。 

 MTSは「バイトは超勤」というのなら、17時05分以降の割増賃金を即刻支払うべきであり、超勤として36協定に基づいて扱わなければならないのです。 

「休みの日」に業務教育
 
 MTSでは要員不足解消のために必要不可欠な新人教育も、本人が休みの日に無給でやらせるということがまかり通っています。団交でこのことを追及すると、MTSは「教育はOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング=実際の業務をやらせて覚えさせる)」などと言っています。  
 しかし、神立駅での新たな業務について動労水戸組合員に「休日に行って覚えてくるように」指示がされ、組合員が「休日手当をくれるのか」と聞いたら、管理者は「付けない」と言ってきました。「休日では行かない」と言うと、「(神立駅業務のある)2D番には就けない。お前のやっていることは背信行為だ」と脅されています。

 業務教育の実態はこのように労働者の休みに無給の出勤を強制しておいて、できなければ労働者の責任にして「指導」=パワハラを振るうということです。要員不足の原因を会社自ら作っておいて、すべての犠牲を労働者に押し付けているのです。

動労総連合の仲間と共に闘って職場を変えよう!


 低賃金・過重労働・パワハラという「三重苦」を解決しなければMTSの労働環境は変わらないどころかさらにひどくなっていきます。要員不足を今いる労働者に押しつけて責任を逃れようとするMTS幹部が「劣悪な労働条件→人が集まらない→さらなる労働条件悪化」という悪循環を作り出しています。
 
 団交を通してはっきりしたことは、MTSの幹部にはこうした状況を本気で改善する気がないということです。JRからの天下り管理者は清掃業務を食い物にして高給を取るために、現場労働者を生きていけない労働条件に追いやっているのです。動労水戸はこんな横暴を絶対に許しません。さらに厳しくMTSを追及します。

 清掃業務をやる人がいなければ、駅も車両もたちまちゴミだらけになり鉄道は止まってしまいます。鉄道労働者の仕事は、例外なくどれが欠けても安全に鉄道を動かせません。清掃労働こそ鉄道の根幹を支える誇り高い仕事です。会社に対する期待やあきらめではなく、労働者自身の団結した力で職場を変えましょう。
 千葉支社管内では、CTS(千葉鉄道サービス)の清掃労働者が動労千葉に結集して闘いを始めています。TTS(高崎)・環境アクセス(横浜)でも動労総連合に結集した清掃労働者の闘いが起こっています。みんなの力で職場を変えるために動労水戸に結集し、団結して闘いましょう!

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2016年5月4日水曜日

日刊動労千葉 第8093号

運転保安確立へ
第25回貨物協議会定期総会の成功かちとろう

自分と仲間の命を守ろう

 もう一度、本気になって運転保安の確立へ取り組みを強化しなければなりません。3月24日の労働災害・鉄道人身障害事故(蘇我駅上5番線に留置してある機関車の駅留置解除の点検中に、隣の上4番線を機回りしている京葉臨海鉄道の機関車と接触)はそのことを、あらためて私たちに示しました。
 昨年のダイ改から、蘇我駅上5番線を機関車留置線として使用するようになりました。その主な目的は、千葉機関区の機関車留置能力不足により発生する単機列車を解消するためでした。

日刊動労千葉 第8093号へのリンク

闘いなくして安全なし No.072

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFOHJ2aElpaWxMUkk/view?usp=sharing


熊本大震災  九州新幹線全車両脱線
脱線防止ガードの設置計画もなし

乗客が乗っていれば大惨事

 4月14日、熊本地震で回送中の九州新幹線が脱線しました。時速約80㎞で走行中に地震が起こり、運転士が非常ブレーキをかけましたが6両全てが脱線しました。
 新幹線の脱線は4例目で、全車両が脱線したのは初めてです。幸い回送列車だったこともあり、死傷者は出ませんでした。
 しかし、乗客を乗せて高速で走っていたなら、大惨事になっていた可能性があります。

脱線・逸脱の対策 設置されず

 九州新幹線では脱線対策として、「脱線防止ガード」「逸脱防止ストッパー」「早期地震検知システム」が用いられています。
 「脱線防止ガード」は上下線計514㎞のうち設置計画があるのは55㎞、設置済みなのは48㎞だけです。今回、脱線したのも設置計画のない区間でした。
 脱線時にレールから大きく逸脱するのを防ぐために台車に設置される「逸脱防止ストッパー」もつけられていませんでした。
 JR九州は新幹線を20編成保有していますが、設置されているのは13編成だけです。
 各地の地震計で地震の初期微動を検知して非常ブレーキをかける「早期地震検知システム」は導入されています。しかし、自動停止は間に合いませんでした。「震源地が近いと効果が出ない」といわれています。

民営化・利益優先の結果


 脱線対策が十分でなかった理由として、高い費用がかかることが挙げられています。しかし、鉄道において安全は何よりも優先しなくてはならないはずです。
 JR九州は今秋に株式上場を予定しています。利益のためにコスト削減が徹底され、九州の駅は半数以上が無人にされています。
 国鉄分割・民営化以降、JR各社は徹底して利益を優先し、コスト削減を進めました。そして、鉄道の安全が犠牲にされたのです。

2016年5月3日火曜日

日刊動労千葉 第8092号

アメリカの鉄道労働者と国際連帯
訪米報告 中村本部執行委員


http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2016_01_06/n8092.htm

RWU(鉄道労働者連帯)大会

 アメリカのRWU(鉄道労働者連帯)の2年に1度の大会に招待され、3月30日から4月5日の1週間、飛行機で日本より約12時間、時差14時間のシカゴに行ってきました
 アメリカの労働組合は職能別組合で組織されているが、RWUは、全ての鉄道労働者がひとつになって労働者の立場に立ちきって闘おうと立ち上がった労働者の運動体です。 安全、労働条件を共有し討論し、その場で議決していました。
 そこに、韓国、フランス、中国、日本の鉄道労働者がゲストとして招待され、中村が、「国鉄分割民営化攻撃に対して唯一ストライキで闘い、そして30年間今も闘い続けて、国家的不当労働行為を暴き出した。そしてこの闘いは動労千葉だけの問題ではなく非正規労働者が40%を越す今、労働者全体の問題であり、これに反撃し勝利することが労働者が生きることの出来る世の中をつくり出す道だと思います」と、発言しました。

日刊動労千葉 第8092号へのリンク

CTS職場討議資料 NO.6

http://www.doro-chiba.org/pdf/cts6.pdf


「忌引き無給」の会社があるか!

 CTSは就業規則改悪で社員以外の忌引きを無給にしようとしています。

すぐに帰って来いというのか!

 「忌引き」はいずれ全員が経験することになります。その忌引きを無給にする?!
 無給で休むことになれば生活に直結します。親が亡くなっても、仕事のためにすぐ帰って来いというのか! 本当に血も涙もない話です。

極端な例を出して改悪

 忌引きまで無給の会社など一体どれほどあるのでしょうか。
 このことについて、CTSは動労千葉との団体交渉の中で次のように回答しました。

組合 「限定社員」・「スタッフ社員」は、現在は有給扱いの忌引きなどについても無給休暇にするのか。
会社 例えば1日1~2時間のパート社員の方に有給で忌引き休暇を与えるのは不合理と考えた。社会一般の基準で。今後は勤務を時間管理することから、そういう考え方で限定社員もスタッフ社員も扱いを統一した。

 極端な例を使ってフルタイムの人も含めて労働条件全体を一番悪い方に合わせるという、あくどいやり方です。
 忌引きだけの問題ではなく、短時間勤務導入と一体だということもはっきりしました。

無給にする理由は何もない


 会社の回答は何の説明にもなっていません。そもそも今は、パート社員の人も忌引きは有給扱いなのです。
 また週1日1時間だけ働く人でも、半年以上働けば有給休暇をとる権利があります。1日あたりの金額は労働時間分です。
 限定社員やスタッフ社員の忌引きを有給のままにすることに何の問題もないはずです。「社会一般の基準」という言葉でごまかそうとするなんて卑怯です。忌引きまで無給にする就業規則改悪は絶対に認められません。

資料へのリンク