2021年3月31日水曜日

日刊動労千葉 第8932号

ワンマン列車での転倒・骨折事故を
隠ぺいするな!

事故詳細を明らかにしてワンマン運転を
ただちに中止しろ!

E131系ワンマン車両


3月16日、外房線・太東駅で男性がワンマン列車から降車しようとしていた際にドアが閉まり、ホーム上に転倒して大腿部骨折の重症を負うという重大事故が発生した。

だが、JR東日本はいまだにその事実を社会的に明らかにしていない。現場からの聞き取りなどの調査はすでに行われ、基本的な内容はすでに分かっているにも関わらずだ。

事故の原因はワンマン化だ!

事故の原因は間違いなくワンマン化だ。

乗客の乗降について千葉支社は、「車体側面のカメラと運転台モニターで確認できる」と回答してきた。だが、モニターには車内の状況まで映るわけではない。

さらに、運転士にはツーマン時とは比較にならない負担がかかっている。停止位置や発車時刻の確認は車掌とともに行っていた。ホーム上の安全確認やドアの開閉、発車前の放送などは車掌が行っていた業務だ。

ワンマン化でそれらすべてを運転士一人で行わなければならなくなった。小さなモニターを付けただけで「車掌がいなくても安全」とした会社のウソが暴かれたということだ。

地域の声ふみにじった責任を取れ!

こういったワンマン運転の危険性は地域住民から何度も声が上がり、千葉支社に対する申し入れや署名運動も行われてきた。館山市議会は昨年12月、「安全性が確保されるまでワンマン運転を導入しないことを求める」という意見書を全会一致で採択している。

だが、JR千葉支社は「ワンマン運転で問題は起きていないから説明の必要はない」というふざけた態度でワンマン化を強行した。

その直後に乗客が骨折する重大事故を引き起こしたのだ。ならば、ただちにワンマン運転を中止し、事故の詳細を明らかにして地域への十分な説明を行うのが当然だ。

JRはワンマン運転による事故を隠ぺいするな! 事故の詳細を明らかにしろ! ワンマン運転をただちに中止しろ!

 
内房線と地域を守る会 第2回ワンマン運転問題を考える勉強会(2020年11月22日)
事務局提起の8つの問題点・疑問点

①カメラだけで乗降の安全確認が確実に行えるのか。

②障害を持った方への配慮をどう考えているのか。

③運転士や乗客の急病、車内トラブルなどにどう対応するのか。

④内房線特有の問題として、
1)無人駅が増えている中で、列車遅延時、災害時等に迅速かつ適切に対応できるのか。
2)多発している動物との衝突時に安全確認が本当に適切にできるのか。

⑤運転士の負担が高まることは確実であり、その結果、列車の安全走行に支障をきたすことはないのか。

⑥乗換などに対する車内案内はどう行われるのか。

⑦乗り越しなどの運賃精算はどう行われるのか。

⑧国土交通省の通達には「ワンマン運転の実施に際しては、利用客に対して、相当な期間にわたって周知徹底を図ること」とある。館山市で説明会を開いてほしいという要望に対して、「プレス発表以外は決まっていないから説明しない」という態度ではなく、周知徹底を行うべきだ。

 

2021年3月30日火曜日

闘いなくして安全なし No.300


ワンマン列車で乗客が転倒・骨折
直ちにワンマン運転の中止を!

■3月16日、太東駅において、乗客が降車しようとしたら
ドアが閉まりホーム上に転倒・骨折!
■動労千葉や内房線の会、外房線の会が指摘していたとおりの
重大事態が発生した



 3月のダイ改によるワンマン運転の拡大により、乗客が転倒し、骨折する重大事態が発生しました。
 3月16日13時30分頃、外房線の太東駅において、上総一ノ宮行きの2両編成のワンマン列車において、70歳代の男性が降車しようとしたところドアが閉まり、そのままホーム上に転倒し、大腿部骨折の重傷を負いました。
 その後、駅からの要請で救急車を手配し、病院に搬送されました。
 ワンマン運転の拡大に際して、動労千葉や内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会などから、「運転士1人で安全が確保できるのか」「高齢者や障害者が乗り降りする際の安全を確保できるのか」などの問題点については何度も指摘し、ワンマン運転拡大の中止を求めてきました。
 千葉支社は、「車体側面のカメラと運転台のモニターで確認できる」と回答していました。しかし、運転士は車内を確認することはできないのです。今回の事態も、車掌が乗務していれば防ぐことができた事故なのです。
 動労千葉は下記のような緊急の申し入れを行いました。乗客が骨折する重大事態が発生した以上、JRは直ちにワンマン運転を中止しろ!


ワンマン運転の即時中止を求める緊急申し入れ

 下記のとおり緊急に申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。


 3月16日、太東駅において、上総一ノ宮駅行のワンマン列車から降車しようとした男性が、ドアに挟まれて転倒し、骨折するという重大事故が発生したことについて詳細を明らかにするとともに、乗客の安全を確保するために直ちにワンマン運転を中止すること。

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2021年3月26日金曜日

日刊動労千葉 第8931号

団体交渉が行われないうちに
本人に「雇止め」通告!
定年延長と70歳まで働ける
労働条件を確保を!

本人希望に基づき雇用延長を行え!

4月から改正高齢者雇用安定法が施行され、70歳までの雇用継続の努力義務が企業に課せられている。

動労千葉は、プロパー社員の早期退職などで要員が不足し業務が回らない現状であること、そして「雇用延長の努力義務」もあることから、これからは65歳を迎えるエルダー社員の中で、希望者全員を70歳まで雇用延長することをCTSに要求してきた。しかしCTSは団交が行われていないのに、「雇用延長は出来ない」と本人に対して「雇止め」の通告を行ってきた。組合を無視するCTSを絶対に許すことはできない。

このままでは、業務を回せなくなる

2012年10月の外注化に際し、会社は、「10年でプロパーを中心とした体制を完成させる」と回答していた。しかし、外注化施策は完成にはほど遠く、完全に破綻している。プロパー社員58名の内19名が、あまりの労働条件の低さと将来展望を見出すことが出来ずに次々に退職している。昨年秋以降でみても5名の退職者が出ているのが現状だ。その結果、昨年末以降、12月が36日、1月が55日、2月が54日、3月が29日もの休日勤務が発生し、ようやく業務が回っている現状だ。
しかも、今後、エルダー出向者が65歳を迎えて退職すると、構内業務の要員確保はさらに困難になる。CTSが新規採用を増やしてもプロパー社員の養成は間に合わないし、退職も止まらない。このままでは、業務を回すことができないところまで行き着く。技術の維持・継承もできなくなっていく。

雇用延長しかないのに「雇止め」、ふざけるな!

 

 つまり、エルダー出向社員の雇用延長をしなければ、業務は完全に破たんすることは誰が見ても明らかだ。

エルダー組合員がこの現状を鑑み、会社に対して65歳を超えて働く意志を伝えていた。しかし会社は、団交前に、本人に「雇止め」を通告したのだ。ふざけるな! 絶対に許せない。

定年延長と希望者の70歳までの継続雇用は当面する現実的な対応策だ。本人希望に基づき、70歳まで雇用延長を行え!

 

命を守れ!オリンピックやめろ!スガたおせ!
3・21大行進

3月21日、改憲・戦争阻止!大行進実行委員会が呼びかけで、「スガたおせ! いのち守れ!3・21大行進」が日比谷野音で開催された。あいにくの大雨の中、全国から500人が結集した。
集会後、激しい雨の中を銀座にむけて元気にデモ行進した。

 

2021年3月25日木曜日

労働組合つぶし狙った容疑も証拠もでっち上げの不当弾圧を許すな!

千葉県警はAさんを直ちに釈放しろ!


外注化阻止ニュース第522号


ワンマン列車で乗客が転倒・骨折
直ちにワンマン運転の中止を!

■3月16日、太東駅において、乗客が降車しようとしたら
ドアが閉まりホーム上に転倒・骨折!
■動労千葉や内房線の会、外房線の会が指摘していたとおりの
重大事態が発生した


 3月のダイ改によるワンマン運転の拡大により、乗客が転倒し、骨折する重大事態が発生しました。
 3月16日13時30分頃、外房線の太東駅において、上総一ノ宮行きの2両編成のワンマン列車において、70歳代の男性が降車しようとしたところドアが閉まり、そのままホーム上に転倒し、大腿部骨折の重傷を負いました。
 その後、駅からの要請で救急車を手配し、病院に搬送されました。
 ワンマン運転の拡大に際して、動労千葉や内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会などから、「運転士1人で安全が確保できるのか」「高齢者や障害者が乗り降りする際の安全を確保できるのか」などの問題点については何度も指摘し、ワンマン運転拡大の中止を求めてきました。
 千葉支社は、「車体側面のカメラと運転台のモニターで確認できる」と回答していました。しかし、運転士は車内を確認することはできないのです。今回の事態も、車掌が乗務していれば防ぐことができた事故なのです。
 動労千葉は下記のような緊急の申し入れを行いました。乗客が骨折する重大事態が発生した以上、JRは直ちにワンマン運転を中止しろ!


ワンマン運転の即時中止を求める緊急申し入れ


 下記のとおり緊急に申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。


 3月16日、太東駅において、上総一ノ宮駅行のワンマン列車から降車しようとした男性が、ドアに挟まれて転倒し、骨折するという重大事故が発生したことについて詳細を明らかにするとともに、乗客の安全を確保するために直ちにワンマン運転を中止すること。

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2021年3月23日火曜日

千葉県警はAさんを直ちに釈放しろ


千葉県警はAさんを直ちに釈放しろ
労働組合つぶし狙った
容疑も証拠もでっち上げの不当弾圧

 千葉県警は3月24日未明(午前1時過ぎ)に、国鉄1047名解雇撤回闘争の支援や労働組合の書記として活動しているAさんを市民税・県民税の申告の際に虚偽申告したという理由で逮捕しました(公電磁的記録不正作出・同供用の疑い)。しかし、虚偽の申告はまったくありません。当然、千葉県警は何が虚偽なのかを明らかにすることもできず、その証拠もまともに示すことができない状況なのです。労働組合の活動を妨害することを狙ったでっち上げの逮捕なのです。
 真夜中に逮捕しただけではなく、その翌日には、あまりにひどいでっち上げのため証拠とされたものに不備があり、県警は釈放せざるをえなくなりました。ところが、釈放直後に緊急逮捕を強行したのです。でっち上げの証拠も揃えることもできずに釈放せざるを得なかったのに、新たな証拠も用意できずに緊急逮捕するのはあまりにデタラメです。
 〝緊急逮捕〟とは、急を要するため令状なしに被疑者を逮捕することです。容疑も証拠もないために「このままでは違法逮捕になれば世間の非難を浴びることになる」ことを恐れて釈放した直後に、どうしたら緊急逮捕ができるというのでしょうか。

裁判所は労組弾圧でっち上げに加担するな!

 千葉県警の暴挙は、憲法や最低限度の法律遵守も無視した不当な弾圧です。完全に権力犯罪です。しかも、千葉地裁の裁判官は、千葉県警に言われるがまま2度も逮捕令状をを出しています。少し確認するだけでもこんな権力犯罪を追認できるはずはありません。真実、そして正義や公正さを無視した不当な弾圧に加担する千葉地裁は恥を知るべきです。
 日本の警察はこの間、労働組合に対する弾圧を強めています。関西では、生コン業界で画期的な労働運動を展開してきた関西生コン労組に対して、組合加入やストライキ参加を呼びかけたことを「業務妨害」としたり、アルバイトの正社員化要求や、子どもの保育園のための就労証明書の発行を要求したことを「脅迫」とするなど、でたらめな労働組合弾圧が行われています。
 団結権や団体行動権などの労働三権(労働基本権)を否定する暴挙と言わざるをえません。新型コロナウィルスで明らかになった医療崩壊の中で、医療労働者のストライキが各地で注目を集めています、コロナ解雇に対して労働組合がクローズアップされています。労働組合の必要性が高まり、その活動が活発になっていることに対して日本の警察は不当な弾圧を加えようとしているのです。
 千葉県警は労働組合への弾圧をやめろ! 千葉県警はAさんを直ちに釈放しろ! 千葉地裁は労働組合への弾圧をやめろ! 千葉県警の弾圧に加担するな!

千葉労働組合交流センター

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2021年3月22日月曜日

日刊動労千葉 第8930号

JR東日本 定期昇給の減額
ベアゼロ弾劾!

組合要求に基づき、ベースアップを実施しろ!
年功制賃金・8時間労働制解体攻撃を許すな!

3月18日、JR東日本は、4月1日以降の新賃金に関する回答を行ってきた。回答にあたり会社は、コロナにより大幅な赤字になったことを口実にして、「定期昇給を実施し、その際の昇級係数は2とする」との文書回答を行うとともに、口頭で「ベースアップについては実施しない」旨の回答を行っていた。これは、定期昇給を半分に減額するという攻撃であり、絶対に許すことはできない。
「昇給係数2」を削減した理由について会社は、「業績に基づき、中長期的な観点から判断した」「コスト削減のため」と回答してきた。
「21年版経労委報告」において経団連は、「賃金水準を引き上げるベアは困難」「昇給制度も検討すべき」と主張していた。JR東日本の回答は、経団連の主張をそのまま実施したものだ。「年功制賃金」や「8時間労働制」の解体に向けた攻撃を、JR東日本がその先頭を走っているということだ。
一方、現場ではこの1年間、公共交通として鉄道を維持するためにコロナ感染症の拡大を防止しながら、感染の危険を冒して列車の運行を維持してきたのだ。
動労総連合は、今回の定昇削減、ベアゼロ回答に対して、3月19日、あらためて「昇級係数4」の実施と組合要求に基づくベアの実施を求めて再回答要求を提出した。
JR東日本は、現場の怒りの声を聞け!

 
JR東日本回答(3/18)

1.満55歳未満の社員
定期昇給を実施し、その際の昇給係数 は2とする。
2.精算については、2021年6月25 日(金)以降、準備でき次第とする。
-以   上-」

新賃金の再回答を求める緊急申し入れ3月19日

1.3月18日付「回答」を撤回し、定期昇給について「昇級係数4」で実施すること。
2.4月1日以降の新賃金について、2月25日付「動労総連合申第5号」に基づき賃金の引き上げを行うこと。
-以   上-

 

2021年3月21日日曜日

日刊動労千葉 第8929号

JR貨物、ベアゼロ回答弾劾!


高齢者対策の確立・シニア賃金差別打破!
たたかいはいまから、これから!

3月18日深夜、JR貨物は、2021年度の新賃金について、「昇給額表に記載している等級及び評価に応じた昇給のみ実施」という回答を行った。
2018年、18年連続のベアゼロから300円のベア実施。それからわずか3年。4年目でゼロに逆戻りだ。
「新型コロナウイルス感染症対策に万全を尽くすことにより物流を担う指定公共機関としての使命を着実に果たす」というならば、なにが必要なのか。現場労働者は「テレワーク」、「在宅勤務」はできない!
日貨労は、「コロナ禍を理由に定期昇給を割込む会社が出ている中で、4年連続の賃金改善とはなりませんでしたが昇給額表に応じた昇給の実施と諸要求の前進をかち取ることができました」と、裏切り妥結した。

貨物春闘団結集会を開催

回答指定日の18日、貨物春闘団結集会を開催。三本副支部長の司会あいさつで始まり、冒頭、梶ヶ谷支部長は「今日は、動労千葉の春闘第1波闘争のしめくくりの行動です。ストライキには入りませんでしたが、怒りを結集し、団結を共有する集会にしたいと思います。本線運転士の高齢者対策の抜本的確立は急務です。シニアの基本給の地域間格差が東京と2万円も違うのは絶対おかしいです。70歳雇用の努力義務が法制化され、定年延長で皆が安心して働ける労働条件をめざして闘っていきます」と、これからの闘いを提起した。

 

本部からは、川崎書記長が動労千葉における貨物の闘いの重要性について、大竹副委員長から春闘交渉報告がおこなわれました。佐藤貨物協議長からこれからの課題、目良乗務員会長から分科の取組についての報告を受け、ざっくばらんな質疑応答を行いました。
根本書記長からまとめと行動提起がされ、「闘いはいまから・これから!」、貨物支部は団結して頑張ることが確認されました。

継続こそ力!  葛飾で29回目の春闘集会
葛飾労組連

3月10日、青戸平和公園において、「21春闘勝利! コロナ禍、解雇と闘い生き抜こう!関生支部への不当弾圧を許すな! 葛飾地区春闘総決起集会」が開催されました。
国鉄闘争葛飾支援協から葛飾労組連へ、今年で29回目の開催です。まさに、「継続こそ力」! 大弾圧と闘う全日建運輸連帯労組、民間労組、水道、自治体、国鉄、教育、郵政の組合員がナショナルセンターの枠を越えて結集し、元気よく集会とデモを貫徹しました。

 

2021年3月20日土曜日

日刊動労千葉 第8928号

ワンマン列車で 乗客が転倒・骨折!
3月16日、太東駅において、
乗客が降車しようとしたらドアが閉まり
ホーム上に転倒・骨折!
動労千葉や内房線の会、外房線の会が
指摘していたとおりの重大事態が発生!


直ちにワンマン運転を中止しろ!

3月16日、太東駅において、乗客が降車しようとしたらドアが閉まりホーム上に転倒・骨折!
動労千葉や内房線の会、外房線の会が指摘していたとおりの重大事態が発生!

 

ワンマン運転の即時中止を求める緊急申し入れ

下記のとおり緊急に申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。

1.3月16日、太東駅において、上総一ノ宮駅行のワンマン列車から降車しようとした男性が、ドアに挟まれて転倒し、骨折するという重大事故が発生したことについて詳細を明らかにするとともに、乗客の安全を確保するために直ちにワンマン運転を中止すること。
-以   上-

ワンマン運転の拡大により、乗客が骨折するという重大事態が発生した。
3月16日、13時30分頃、外房線・太東駅において、上総一ノ宮行、2両編成のワンマン列車において、70歳代の男性が降車しようとしたところ、ドアが閉まり、そのままホーム上に転倒し、大腿部骨折の重傷を負った。その後、駅からの要請で救急車を手配し、病院に搬送された。
詳細は調査中であるが、ワンマン運転拡大に際して、動労千葉や内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会などから、運転士1人で安全が確保できるのか、高齢者や障害者が乗り降りする際の安全を確保できるのか等の問題点については何度も指摘し、ワンマン運転拡大の中止を求めてきた。
千葉支社は、「車体側面のカメラと運転台のモニターで確認できる」と回答していた。しかし、運転士は車内を確認することはできない。今回の事態も、車掌が乗務していれば防ぐことができた事故だ。
乗客が骨折するという重大事態が発生した以上、JRは直ちにワンマン運転を中止しろ!
 
 

2021年3月18日木曜日

日刊動労千葉 第8927号

CTSが就業規則の大改悪を提案!
ー「働き方改革」関連法ー
どこが「同一労働同一賃金」なのか!
非正規の格差を居直り、それを固定化


3月上旬、CTSは各職場代表と労働組合に就業規則改定案を提示した。CTSでは今年から適用となる「働き方改革」関連法に対応するためのものだが、正規・非正規の格差を是正するどころか、賃金その他の大きな格差を居直り、それを固定化するとんでもない内容だ。

 

契約・パート社員の班長・主任受験資格をはく奪!

2016年10月の就業規則改定で契約・パート社員の無期転換制度ができた。その際、契約・パート社員にも班長・主任試験の受験資格が発生した。班長・主任に登用されれば、それぞれ時給20円・40円が加算、月5千円、1万円の役職手当も支給されることになっていた。今回の改悪案では、この受験資格をバッサリと削除。それに代わる(?)措置として無期転換から5年で、わずか時給10円の加算が提案されている。

正社員にも不利益!
65歳以降の再雇用時に班長・主任の役職・手当をはく奪

正社員が65歳到達で嘱託を終え、65歳以降の再雇用を希望する場合は契約社員としての契約になるが、これまでは班長・主任等の役職はそのまま、役職手当も支給されていた。改悪案ではこれも削除され、「一契約社員」に降格すると提案している。契約社員の超低賃金で主任・班長などの職責を担っているのは矛盾するため、役職も手当もカットしてきたのだ。
少しでも格差を是正するのではなく、労働条件を「下に下げて」合わせることで法的な矛盾を「解決」しようとしているのだ。これの、どこが「同一労働同一賃金」なのか!

「自己啓発、業務改善はしなくていい」→だから低賃金だと居直り

さらに腹立たしいのは、これまでの就業規則では契約・パート社員は「職務に対する知識習得、技能向上などの自己啓発、意見具申などの業務改善」の義務を負うとされていたが、これも改悪案ではバッサリ削除されたことだ。改悪案では「同僚と協力して職務を遂行する」としている。
要するに「社員と契約・パート社員の職務内容の明確化」の名のもと、〝自己啓発も意見具申もしなくていい、だから低賃金のまま一生働け〟とCTSは言っているのだ。

技能の習得や作業の工夫なしに仕事ができるか!

ふざけるのもいい加減にしろ。実際にはみんな、必要な知識や技能を習得し、作業上の工夫や業務改善などもしながら仕事をこなしているのだ。契約社員で「機器取扱者」として責任ある仕事をしている人も多く、駅でも車両センターでも、社員とまったく同じ担務をこなしている契約・パート社員は多々いる。仮に失敗をすれば厳しく責任も追及されてきた。
CTSの3分の2は契約・パート社員であり、現場を担っている者の多くが非正規雇用なのだから当然そうなる。いくら就業規則の字面の上で「職務内容が違う( だから契約・パートは低賃金で固定化)」と確認しようが、CTSの現場は矛盾だらけだ。同じ仕事をしている者には、同じ賃金を出すのが当然だ!
CTSはふざけた就業規則改悪案を撤回しろ!

扶養手当廃止で「生活給」のカットへ

さらに今回の就業規則改悪では扶養手当の廃止(いま支給されている者は10年間は経過措置で支給)、子ども手当の新設が提案されている。これの持つ意味も重大だ。昨年、日本郵便の最高裁判決で「扶養手当支給の差別は違法」との決定が出たため、子ども手当は契約・パート社員にも支給を拡大するとしている。
問題は、扶養手当ではなく子ども手当にした点にある。扶養配偶者に手当支給はなくなり、子ども手当は18歳まで。経過措置期間が終了すれば会社の支出は大幅減になる。
しかもCTSでは社員の平均年齢が高いため、子ども手当支給の該当者はかなり少数とみられる。

さらに、基準内賃金から基準外賃金に外している。これにより期末手当も削減されるなど大幅な賃金の減額になる。

財界は「次は通勤手当廃止」の声

財界ではこの間、「扶養手当廃止」の流れが強まり、大企業では扶養手当から子ども手当の切り替えが進んでいる。労働者が生きていく上で必要な「生活給」的部分は、次々と廃止の対象となっている。
次は「通勤手当も廃止」という声も財界では高まっている。「まさか」と思うかもしれないが、コロナ禍とテレワークの拡大で大手では通勤手当廃止の動きは一気に強まっている。
CTSから提案された就業規則改悪案は、「(正規・非正規の)職務内容の明確化」の名のもと、“職務内容が違うんだから賃金が違って当然”とばかりに契約・パート社員への賃金差別を居直り、格差を固定化するとんでもないものだ。職場から「絶対反対!」「白紙撤回!」の声をあげ葬り去ろう!

 

外注化阻止ニュース第521号


 

ワンマン運転拡大反対!
3・13ダイ改 動労千葉が48時間ストライキ

 動労千葉はワンマン運転中止とジョブローテーション撤廃などを求めて本線運転士を対象とする48時間のストライキにたちました。3月13日のストライキ決起集会には130人が集まりました。発言の一部を紹介します。


鴨川支部 ワンマン運転拡大に反対して闘いぬきたい。検査派出ではワンマン運転を口実に要員が1徹1日勤に減らされました。夕方以降は故障や事故があってもまともに修理もできません。安全の切り捨ては絶対に認められない。


佐倉支部 本来は駅で運転士が所定の停止位置に止めたとき、車掌も確認してドアを開ける。運転士もドアが開いたことを確認する。出発も車掌が時間を確認してドアを閉める。運転士も発車時間とパイロットランプを確認して出発する。それを全部運転士がやることになる。
 JRの労働組合ではワンマン運転に声を上げるのは動労千葉だけ。ワンマン手当がいくらと計算するのが労働組合でしょうか? 職場の闘いからワンマン運転を粉砕していきたい。


千葉転支部 強風や動物の衝突時は二人でも大変です。ワンマン運転がいいと思っている人は誰もいません。特に乗務員は負担が増えて、責任も出てきます。乗客にとっては、通し運転で内房線の風で外房線も遅れます。1時間おきの列車が1時間遅れたら2時間も列車が来ない。こんな状況でいいんでしょうか。
 全国でワンマンが拡大する中、唯一反対している組合、地域です。これを全国でやっていかなければいけない。そうでないと「当たり前」にされる。自動運転なども会社の責任放棄です。地域の皆さんともっと連携して闘います。

外注化撤回し、仕事と仲間をJRに戻せ


幕張支部 検修・構内業務の外注化強行から8年半が経ち、破綻が明らかになってきました。会社は「10年でプロパー社員を中心とした体制を」と豪語していましたが、採用したプロパー社員58人のうち19人が退職した。労働条件もあまりにも悪く、幹部や管理者はJRからの天下り。こんな会社では将来展望も見えない。
 今後、エルダー社員も大量に退職し、要員確保はさらに困難になる。外注化を強行した奴らは責任を取って外注化を撤回し、すべての仕事と仲間をJRに戻せ!

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2021年3月17日水曜日

日刊動労千葉 第8926号

現場から「ミライ構創」に立ち向かう!
全てのJR労働者の力を結びつけよう!
車両技術分科会第32回定期委員会

 

コロナ禍を逆手にとったコスト削減
第三の分割・民営化攻撃と対決しよう!


 

車両技術分科会第三二回定期委員会が、二月二七日、DC会館において開催された。

委員会は議長に、川村委員(幕張)を選出した後、冒頭、あいさつに起った半田会長は、「JR東日本は、コロナ禍を逆手にとって一五〇〇億円のコスト削減を打ち出している。一方では、地方ローカル線の廃止であり、この三月ダイ改での内房線、外房線、鹿島線でのワンマン運転につながり、もう一方でのジョブローテーションであり、ドライバーレスを策している。
ミライの車両サービス&エンジニアリング構創とは、グループ会社各社への水平分業であり、転籍を進めようとするものだ。何よりも職場闘争が必要だ。反合・運転保安闘争を地道に積み上げ、組織拡大に結びつけよう」と全体に訴えた。
続いて来賓として本部・関委員長より、闘いの現状と課題が全体に示され、一般経過報告、決算~予算案、方針案を一括提起して、質疑に入った。

質疑での主な意見・質問

◆ジョブローテーションで各運輸区において発令が行われている。どのような状況にあるのか?駅をはじめという中身だったと聞くが他系統にも出される場合もあるのか?

◆鴨川派出の2撤から1撤1日への提案について、その理由や根拠を団交ではどう回答をしているのか?

◆強行された場合、ダイ改後のことになるが、鴨川派出が1撤体制となると、早朝や夜間は臨時で発生する仕業検査にも対応できないこととなる。ダイ改交渉で追及してほしい。

◆内房線、外房線で頻発している小動物との衝撃事故対策について、どのようなものとなっているのか?

◆今後のワンマン運転車両の考え方について、会社側はどういっているのか?

◆CTS上回り作業の、土曜、日曜出勤について団交での解決を求めたい。

◆CTS幕張事業所構内では、CTSが採用したプロパー社員が定着しない事態が続いている。今後、エルダーが続々と六五歳を迎えることから、外注化の破綻は明確だ。

以上のような討議を経て、闘う方針が満場一致採択された。
ミライの車両サービス&エンジニアリング構創と対決するために、異次元外注化を止め続けるために、JRで働く全労働者の力を結びつけていくことを確認して、団結ガンバローが会場に轟いた。

 

◇3・20労働学校 3月20日(土)13時~
「階級的労働運動の前進のために」
講師 木下浩平(港合同・昌一金属支部書記長)
◇3・21スガたおせ! いのち守れ!
改憲・戦争阻止!大行進
3月21日(日)午後1時開会 日比谷野外大音楽堂
◇成田空港は廃港に、農地と農村を守ろう
3・28芝山現地闘争
3月28日(日)13時 天神峰・市東宅中庭集合
集会後、芝山町中心部に移動しデモ
 

闘いなくして安全なし No.299


ワンマン拡大反対!
ジョブローテーション やめろ!

3・13動労千葉スト

 動労千葉はワンマン運転中止とジョブローテー ション撤廃を求めて、本線運転士を対象とする48時間のストライキにたちあがりました。3月13日の動労千葉総決起集会は130人の結集で行われました。スト対象支部からの発言を紹介します。

木更津支部 内房線、外房線、鹿島線でワンマン運転導入を強行してきました。本日、ストにたちあがりました。ともに闘いぬきましょう。

鴨川支部 ワンマン運転拡大に反対して闘いぬきたい。検査派出ではワンマン運転を口実に要員が1徹1日勤に減らされました。夕方以降は故障や事故があってもまともに修理もできません。安全の切り捨ては絶対に認められない。「闘いなくして安全なし」。今後もがんばります。

佐倉支部 本来は駅で運転士が所定の停止位置に止めたとき、車掌も確認してドアを開ける。運転士もドアが開いたことを確認する。出発も車掌が時間を確認してドアを閉める。運転士も発車時間とパイロットランプを確認して出発する。それを全部運転士がやることになります。
 JRの労働組合ではワンマン運転に声を上げるのは動労千葉だけです。ワンマン手当がいくらと計算するのが労働組合でしょうか。ダイ改でワンマン運転が開始されましたが、職場の闘いからワンマン運転を粉砕していきたい。

千葉転支部 強風や動物の衝突時は二人でも大変です。ワンマン運転がいいと思っている人は誰もいません。特に乗務員は負担が増えて、責任も出てきます。乗客にとっては、通し運転で内房線の風で外房線も遅れます。1時間おきの列車が1時間遅れたら2時間も列車が来ない。こんな状況でいいんでしょうか。
 全国でワンマンが拡大する中、唯一反対している組合、地域です。これを全国でやっていかなければいけない。そうでないと「当たり前」にされる。自動運転なども会社の責任放棄です。地域の皆さんともっと連携して闘います。

ワンマン運転導入反対署名
3/10 3871筆提出

3月10日、沿線住民から千葉支社に対してワンマン運転導入の中止を求める署名3871筆が提出されました。

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2021年3月16日火曜日

日刊動労千葉 第8925号

3.12~14スト貫徹!
3月ダイ改ーワンマン運転拡大反対!
ローカル線と地域・安全の切り捨てを許すな!
高齢者・障がい者の「交通権」を守れ!
 運転士を駅に配転するな!
21春闘勝利!
鉄道業務の外注化反対!


百名を超える結集

3月12日より、木更津運輸区、鴨川運輸区、佐倉運輸区、千葉運輸区に勤務する本線運転士がワンマン運転拡大の中止とジョブローテーションの撤廃を求めて、14日の明けまでストライキに突入し、3月13日、館山商工会議所ホールにおいて、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催した。
集会には、大雨暴風警報が発令されるなか、組合員、家族、OB、ローカル線切り捨てに反対する沿線住民、動労千葉を支援会の仲間など130名の結集で勝ち取られた。

地域の運動と団結しJRを追い詰める

主催者を代表して関委員長は冒頭に、「ワンマン化や無人駅化、地方切り捨てに反対して地域をあげた闘いに感謝する。こうした地域の運動と連携し、固く団結してJRを追いつめる闘いの出発としたい」と訴えた。さらに「少子化で要員不足は全くのウソ。乗務員を駅に強制配転している。高齢者や障がい者の交通権を奪う、これが公共交通を担う鉄道会社のやることか!絶対に許せない」と述べた。そして、「ジョブローテーションに反撃し怒りの声を組織し、組織拡大へのきっかけをつかむことが第1波闘争の課題。第2波は、完全に破綻した外注化に対して、直ちに外注化を中止しJRに戻せ。雇用延長と70歳まで働ける労働条件を勝ちとることだ。第3波は、CTSにおける大幅賃上げ獲得、格差是正、非正規職撤廃に向けた闘いだ」と21春闘の課題を述べ、最後に、「ワンマン化、外注化を粉砕する最大の力は組織拡大だ。あらゆる力を結集し本格的に組織拡大を実現したい」と全組合員の総決起を訴えた。

〃終わりではない。まだやることはいっぱいある〃

来賓あいさつでは、館山市議の石井俊宏さんが、市議会におけるワンマン運転導入反対の意見書採択について報告が行われた。館山市民の松苗禮子さんからは「ワンマンが来た!」の題目で腹話術をおこない会場を大きく沸かせた。松苗さんは「ワンマンが走って終わりではありません。まだやることはいっぱいあります。あきらめることはできません」と訴えた。
外房線と地域を守る会幹事の大河原修三さんは、「先日JR千葉支社への要請行動で、何かあったらどうするのかと聞いたら、『近くの駅員を派遣する』と。無人駅や駅員がほとんどいないのにどう派遣するのか。都会ではホームに転落防止柵があるがローカル線では駅員もいない、車掌も廃止する。乗客はどうしたらいいのかと聞いたら、『ボタンを押してくれ』と回答した。腹も立ったが今後も頑張る。皆さんも頑張ろう」と訴えた。
動労千葉を支援する会の山本事務局長のあいさつに続いて、3月ダイ改の千葉支社交渉報告を中村書記次長、貨物春闘報告を佐藤貨物協議長が行った。

スト突入支部(木更津、佐倉、鴨川、千葉転)からの報告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎書記長が闘いの課題を提起し、つづいてスト突入支部(木更津、佐倉、鴨川、千葉転)からの報告が行われた。外注化粉砕に向けた闘いとして幕張の山田支部長が報告と決意を語った。CTS春闘勝利に向けては、北村執行委員が決意を述べ、昨年10月に加入した飯倉組合員が元気に「職場の労働条件を良くするため闘う」と決意を語った。貨物職場から千葉機関区の梶ヶ谷支部長が3・18貨物春闘団結集会の結集を訴え、繁澤副委員長の閉会のあいさつ、最後に団結ガンバロウで終了した。

 

2021年3月13日土曜日

日刊動労千葉 第8924号

本日(3・12~14)スト突入!3月ダイ改
ワンマン運転拡大阻止!

本日、木更津運輸区、鴨川運輸区、佐倉運輸区、千葉運輸区に勤務する本線運転士がワンマン運転拡大の中止とジョブローテーションの撤廃を求めて、14日の明けまでストライキに突入する。

明日13日のダイ改から内房線、外房線、鹿島線にワンマン運転が拡大されようとしている。ワンマン運転になれば、輸送混乱や災害、乗客対応、獣害など、運転士一人で対応しなければならない。運転に神経を集中し安全運行を保たなければならない運転士にとって、大きな不安と疑問の声が上がっている。

2月1日にはジョブローテーションで多くの運転士・車掌が希望と関係なく駅に配転された。無理に人を減らして、管理者の乗務拡大、運転士・車掌の混み運用が狙われている。こんなことを許していたら、次は「出向・転籍」、安全は崩壊だ。

また、昨年の改悪乗務員勤務制度と今回のワンマン運転拡大による大幅な行路見直しにより、乗務員の拘束時間が拡大し、長距離乗務、泊行路の出退勤時間の悪化など、運転士への負担がいっそう増している。

さらに、内房・外房線ともに千葉への直通列車が現在の3分の1へと大幅に削減された。

また、ワンマン運転で木更津―上総一ノ宮間を通し運転にしてしまったため、いったん列車が乱れればその影響は計り知れない。地域住民のことなどまったく考えていない列車設定だ。

地元の沿線住民は、こうしたJRの地方切り捨てに等しいワンマン化に対し、自治体を含めて反対の運動が進められ、10日にはJRに対する申し入れ、署名提出行動が行われた。

今回のストライキは、乗務員と地域住民の怒りを体現した闘いだ。ストライキを貫徹し、ワンマン運転拡大阻止! 3月ダイ改合理化粉砕へ闘おう!

 

 闘いの要求
①内房線、外房線、鹿島線へのワンマン運転の拡大、車掌要員の削減を撤回すること。
②外注化を直ちに中止し、業務と出向者をJRに戻すこと。
③獣害に対する抜本的対策を実施すること。
④京葉車両センターにおける検修体制の見直し、要員削減を撤回すること。
⑤乗務係等における「担当業務間の相互運用」提案を撤回すること。
⑥ジョブローテーションを撤廃し、駅等に配転した乗務員を元に戻すこと。
⑦ 乗務員の高齢者対策を早急に実施すること。
⑧鴨川検査派出の要員体制の見直しを撤回すること。
⑨つり革消毒作業の要員を増やし、23時以降の作業は中止すること。
⑩正社員、契約・パート社員間の格差を解消すること。
⑪エルダーの希望箇所へ就労を行うこと。外周地域に職場を確保すること。
⑫改正高齢者雇用安定法に基づき、70歳までの雇用延長を行うこと。
 闘いの配置について
①ワンマン運転拡大阻止、ジョブローテーション粉砕、地域と安全の切り捨て阻止に向け、木更津運輸区、鴨川運輸区、佐倉運輸区、千葉運輸区を対象として、3月12日泊勤務から14日明けまで、ストライキを配置して、要求の実現をめざすこととする。
②3月13日、館山商工会議所ホールにおいて、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催する。
3月13日(土)13時30分 館山商工会議所
③3月18日 貨物春闘団結集会
3月18日(木)12時
④ストライキ期間中は、全組合員を対象にして休日勤務、超過勤務、所定以外の業務(休憩時間変更を含む)は一切行わない。
⑤なお、会社による不当な業務運営および組織破壊攻撃が行われた場合は、戦術を拡大する。
 
 

沿線住民の怒りを知れ!

3月10日、13日のダイ改を前に地域からJR千葉支社に対し、ワンマン運転導入反対の署名3871筆の提出と、申し入れが行われた。

 

3月ダイ改―ワンマン運転拡大反対!ローカル線、地域と安全を切り捨てるな!
障害者の「交通権」守れ!
運転士を駅に配転するな!
業務外注化反対!

 

3・13スト貫徹!動労千葉総決起集会
 3月13日(土)13時30分  館山商工会議所ホール

 

2021年3月12日金曜日

動労千葉は3・13ストにたつ!


運転士・車掌を駅に配転するな!

ジョブ ローテーションやめろ!
3月ダイ改・ワンマン化粉砕!
動労千葉は3・13ストにたつ!

ジョブローテーションは乗務員を無理矢理たらい回しにする「強制配転」です。こんな不当な制度はいりません。ただちに中止すべきです。
動労千葉は3月13日、ダイ改・ワンマン運転拡大、ジョブローテーション反対を掲げてストライキにたちあがります。
動労千葉と共に職場から闘いにたちあがりましょう。

「私たちと一緒に闘おう」
動労千葉 関執行委員の訴え


 JRはこれから何をしようとしているのか。どこに向かっていくのか。若い人たちの将来はどうなってしまうのか。みんな不安でいっぱいです。仕事もおちおちできないような状況です。運転士としてプライドを持って一生懸命、見習いを終えて、そして一息つく間もなく駅への配転。そんなことを何の権限があって、誰がそんなことができるのでしょうか。
 私たちは若い人たちの希望、そして仕事のやりがい、プライドをこれからも捨てないように支えていきたいと思います。会社の言うことを聞いていれば幸せになれるのか。現実に職場で今起こっていることを今一度考えて、私たちと一緒に闘おうじゃありませんか。

「こんな施策は絶対許さない」
  千葉運転区支部・高澤支部長


 ジョブローテーションは、車掌・運転士を10年やったら異動という、本人の気持ちを無視した怒りなしには語れない施策です。憧れて入ってきて運転士になった若い人たちが、今回のジョブローテーションによって無理矢理希望を失い、駅などへの配転が行われました。その配転も誰がどういう基準で行ったのかもわかりません。「来年は自分たちだ」「お前だ」というように、職場内は断絶と疑心暗鬼で本当に混乱しています。
 夢を見て運転士になったのに、いきなり駅へ行けと言われるなら、将来設計だったり、人生設計だったりも、ものすごく大きく変わります。組合に加入しているか否か、会社に楯突くか否かによってもジョブローテーションが使われると思います。私たちはこういった施策を絶対に許さない。今後も闘っていきます。継続的に闘い訴えてきたいと思います。
 もう一点、3月13日ダイ改で内房線、外房線、鹿島線にワンマン運転が拡大されます。私たちはこの施策に対しても絶対反対の立場で今後とも訴えていきます。ワンマン運転は乗務員にとって負担が重くなり、責任も重くなる。また、サービスも低下します。これは明らかです。今後ずっと皆さんに訴えかけて、反対の立場を鮮明にさせて闘っていきます。

「乗務員のプライドもって闘おう」
     津田沼支部・相馬支部長


 運転士や車掌が希望と関係なく次々に駅に出されるなんて、鉄道の歴史で初めてです。しかも会社は、管理者を一般行路にも乗せるといっています。本職の乗務員を駅に出しておいて、絶対に許せません。こんな乗務員をたらい回しにするだけの制度は今すぐやめるべきです。
 これに黙っていれば、会社はもっと攻撃をかけてきます。出向や転籍とか、「輸送サービススタッフ」にして雇用と権利を奪うことを狙っています。だから、反対の声が絶対に必要です。
 乗務員の皆さんには、「出世のための足かけ」みたいな意識じゃなくて、乗務員としてプライドをもってほしいと思います。自分だけ良ければいいっていう意識では蹴落としあいになるし、会社の思うつぼです。
 動労千葉は、「万人は一人のために、一人は万人のために」と闘ってきました。ライフサイクルとか、ジョブローテーションみたいなめちゃくちゃな施策は、現場が団結して声を上げて、労働組合が反対すれば絶対に通りません。動労千葉は、3月ダイ改・ワンマン運転拡大、ジョブローテーションに絶対反対で闘います。ともに闘いましょう。

「会社は団結を恐れている」
     佐倉支部・坂尾支部長


 動労千葉は 3月ダイ改・ワンマン運転、ジョブローテーションに断固反対します。ジョブローテーションの狙いは団結破壊です。労働者を差別分断することです。ライフサイクルから続く会社の行き当りばったりの施策で労働者を将棋のコマのようにたらい回しているだけです。絶対に許しません。
 ジョブローテーションによる強制配転で現場はどうですか? 他の運転職場で一人で乗り始めるまでどのくらいかかるでしょうか。ライフサイクルから現職に戻ってきても2ヶ月位かかります。他職場なら3ヶ月もかかります。その間、現場は年休も入らず、休勤の嵐です。会社の叫ぶ「効率化」とも矛盾しています。
 もう一点、会社の言うことを聞かない人は、希望でない職場に飛ばされることになります。また、各委員会活動やマイプロなどゴマすりをしても、これからはまったく関係ないのです。人間の扱いをしない。コマの扱いと同じです。私たちは絶対に許しません。
 会社は労働者の団結を恐れています。皆が闘う労働組合の旗のもとに結集し、団結して闘うなら、必ずジョブローテーションなど簡単に粉砕できます。動労千葉は一人はみんなのため、みんなは一人のために闘ってきました。運輸区の皆さん、もう一度組合を組織して反撃しましょう。動労千葉とともに闘いましょう。

ビラへのリンク

2021年3月11日木曜日

日刊動労千葉 第8923号

3月ダイ改―ワンマン運転拡大阻止!
3・12~14ストを闘いぬこう!

3月9日、第3回支部代表者会議を開催し、21春闘―3月ダイ改・ワンマン運転拡大阻止に向けた闘いの配置を次の通り伝達・確認した。

3月ダイ改―ワンマン運転拡大反対!ローカル線、地域と安全を切り捨てるな!障害者の「交通権」守れ!運転士を駅に配転するな!業務外注化反対!

3・13スト貫徹!動労千葉総決起集会

3月13日(土)13時30分  館山商工会議所ホール

 

3月ダイ改阻止闘争の課題と獲得目標

①内房線・外房線・鹿島線のワンマン化絶対反対、②地域と安全を切り捨てるな、③障害者・高齢者の交通権を守れ、④ジョブローテーションによる運転士の駅等への不当配転、運転士・車掌の込み運用絶対反対、⑤鉄道業務の外注化粉砕、⑥獣害に対する抜本的対策の実施、⑦21春闘勝利。

獲得目標として、①内房線・外房線では、ワンマン化や無人駅化、地方切り捨てに反対して地域をあげた闘いが進められている。こうした運動と連携し、固く団結してJRを追いつめるためのさらに大きな闘いとしていくことを戦略的な獲得目標とする。②2月1日付ジョブローテーションで17名中13名が駅に配転される事態に声をあげることを通して、怒りの声を組織し、組織拡大へのきっかけをつかむこととする。③反合・運転保安闘争の必要性を訴え、復権を目標とする。特に獣害、輸送混乱、災害、乗客対応等いずれを考えても運転士1人で対応することなど絶対に不可能であること、ワンマン化は運転士にすべての責任を転嫁し、労働強化を強い安全を破壊する攻撃であることを訴える。④コロナに便乗した賃金抑制攻撃粉砕、大幅賃上げ獲得。定期昇給にまで踏み込もうとしていることを許さず、「70歳雇用の努力義務」が法制化されたことにふまえ、エルダー・シニア制度廃止、定年延長を強く求めることとする。

以上の目標と要求の実現に向け、左記の通りストライキを配置して闘いぬくこととする。

外注化は完全に破たんした

21春闘第2波闘争として、破綻した検修・構内業務の外注化施策の中止・JR直営化と70歳まで働くことができる労働条件の確立に向けて闘いぬくこととする。

検修・構内外注化の実態は、外注化が完全に破綻していることを示している。CTSが採用したプロパー58名中19名があまりに労働条件が低く将来展望をもつことができず退職する事態、また、毎月数十日もの休勤で業務を回している現実。現在ピークのエルダー出向者の人数がこれから一斉に65歳を迎え、早晩、外注業務は完全に破綻する。外注化反対闘争を再構築し、いつでもストライキに立てる闘争体制を確立することとする。

闘いの要求・課題は、①業務を破綻させた責任は、JR東日本本社の外注化施策にあること、また、直接業務に責任をもつJR千葉支社、CTSにも重大な責任があることを徹底的に追及し、検修・構内業務の外注化の中止、再直営化の実施を求める。②JR東日本本社との団体交渉は、3月15日(月)10時30分。③4月以降65歳を迎えるエルダー組合員のうち希望する者について改正高齢者雇用安定法に基づき70歳まで雇用を延長することをJR、CTSに求める。④会社側が不当な対応を続けたり、何ら具体的な展望を示さない場合は、ストライキを含む闘いを配置することとする。

CTS春闘勝利を

21春闘第3波闘争は、CTSにおける大幅賃上げ獲得、格差是正、非正規職撤廃に向けて闘いぬくこととする。4月上旬頃に新賃金回答が予想されることから、団交時等に大幅賃上げ獲得、格差是正、非正規職撤廃に向け、大衆行動等を配置して闘うこととする。

闘いの要求

①内房線、外房線、鹿島線へのワンマン運転の拡大、車掌要員の削減を撤回すること。
②外注化を直ちに中止し、業務と出向者をJRに戻すこと。
③獣害に対する抜本的対策を実施すること。
④京葉車両センターにおける検修体制の見直し、要員削減を撤回すること。
⑤乗務係等における「担当業務間の相互運用」提案を撤回すること。
⑥ジョブローテーションを撤廃し、駅等に配転した乗務員を元に戻すこと。
⑦ 乗務員の高齢者対策を早急に実施すること。
⑧鴨川検査派出の要員体制の見直しを撤回すること。
⑨つり革消毒作業の要員を増やし、23時以降の作業は中止すること。
⑩正社員、契約・パート社員間の格差を解消すること。
⑪エルダーの希望箇所へ就労を行うこと。外周地域に職場を確保すること。
⑫改正高齢者雇用安定法に基づき、70歳までの雇用延長を行うこと。

闘いの配置について

①ワンマン運転拡大阻止、ジョブローテーション粉砕、地域と安全の切り捨て阻止に向け、木更津運輸区、鴨川運輸区、佐倉運輸区、千葉運輸区を対象として、3月12日泊勤務から14日明けまで、ストライキを配置して、要求の実現をめざすこととする。
②3月13日、館山商工会議所ホールにおいて、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催する。 3月13日(土)13時30分~ 館山商工会議所
③3月18日 貨物春闘団結集会 3月18日(木)12時~
④ストライキ期間中は、全組合員を対象にして休日勤務、超過勤務、所定以外の業務(休憩時間変更を含む)は一切行わない。
⑤なお、会社による不当な業務運営および組織破壊攻撃が行われた場合は、戦術を拡大する。

 

外注化阻止ニュース 第520号


外注化はただちに撤回を
2月25日動労千葉
JR本社・千葉支社・CTSに緊急申し入れ

 検修・構内業務の外注化は2012年10月の強行から8年余りが経過しました。会社は「10年でプロパー社員を中心とした体制を完成させる」と言っていました。
 しかし、検修・構内業務のために採用したCTSプロパー社員58人中19人が退職。昨年秋からでも5人の退職が出ているのが現状です。
 動労千葉は2月25日、JR東日本本社・千葉支社・CTS本社に対して検修・構内業務の外注化に関する緊急申し入れを提出しました。

多発する休日勤務


 プロパー社員の退職が相次ぐ中、幕張車両センターでは仕業・構内業務において毎月の勤務指定時に何十日もの休日勤務を指定しなければ勤務が回らない状態に陥っています。
 「正社員」であっても一向に上がらない賃金の低さの一方で、コロナ禍でも高給取り天下り幹部だけが増やされてきました。腐った会社のあり方に対する怒りが、将来も見えない中で〝続出する退職者〟という形で現れたのです。

技術継承も破壊


 また外注化は技術継承の危機をもたらしています。現在、幕張の転削業務の担当は、ほとんどが採用から1~2年の労働者です。
 会社は、上回り作業について、4月から土日休日の1日勤を「全日」から「必要に応じて指定」に変更すると提案しています。
 上回り作業はどの作業が必要になるか分からず経験がないと対応できません。1日勤を廃止して「呼び出し」とする理由も、外注化が破たんしているからです。

エルダー退職で要員確保は困難に


 今後、エルダー出向者が65歳を迎えて退職が始まります。検修・構内業務の要員確保はさらに困難になります。CTSプロパー社員の養成が間に合わないことは明らかです。退職も止まらない。このままでは業務を回すことができず、技術の維持・継承もできなくなります。


 無責任体制や技術継承の破たんは、動労千葉が指摘してきたことです。それを無視して外注化を強行した連中は今すぐ責任を取れ! 外注化を撤回しすべての仕事と仲間をJRに戻せ!



検修構内業務の外注化に関する緊急申し入れ

①検修・構内業務の外注化が完全に破たんしていることから、業務をJRに戻すこと。その際、千葉鉄道サービスのプロパー社員はJR社員に転換すること。
②改正高年齢雇用安定法が4月1日から施行されることに伴い、定年延長と70歳まで働くことができる労働条件を確立すること。

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2021年3月10日水曜日

日刊動労千葉 第8922号

3・8千葉運輸区前宣伝行動を実施


乗務員を駅に配転するな!ワンマン拡大反対!
3月ダイ改粉砕ストを闘おう!

3・13館山集会(3月13日(土)13時30分館山商工会議所 ホールにて)に結集しよう

動労千葉と支援する会は3月8日、ジョブローテーション反対の千葉運輸区前宣伝行動を行った。支部組合員の訴えを紹介します。

千葉転支部・高澤支部長
「今後も反対貫き闘う」

ジョブローテーション、強制配転に抗議するために街宣行動を行っています。ジョブローテーションは、車掌・運転士を10年やったら異動という、本人の気持ちを無視した怒りなしには語れない施策です。憧れて入ってきて運転士になった若い人たちが、今回のジョブローテーションによって無理矢理希望を失い、駅などへの配転が行われました。その配転も誰がどういう基準で行ったのかもわかりません。「来年は自分たちだ」「お前だ」というように、職場内は断絶と疑心暗鬼で本当に混乱しています。

夢を見て運転士になったのに、いきなり駅へ行けと言われるなら、将来設計だったり、人生設計だったりも、ものすごく大きく変わります。組合に加入しているか否か、会社に楯突くか否かによってもジョブローテーションが使われると思います。私たちはこういった施策を絶対に許さない。今後も闘っていきます。継続的に闘い訴えてきたいと思います。

もう一点、3月13日ダイ改で内房線、外房線、鹿島線にワンマン運転が拡大されます。私たちはこの施策に対しても絶対反対の立場で今後とも訴えていきます。ワンマン運転は乗務員にとって負担が重くなり、責任も重くなる。また、サービスも低下します。これは明らかです。

この2点を、今後ずっと皆さんに訴えかけて、反対の立場を鮮明にさせて闘っていきます。

千葉転支部・関本部執行委員
「私たちと一緒に闘おう」



JRはこれから何をしようとしているのか。どこに向かっていくのか。若い人たちの将来はどうなってしまうのか。みんな不安でいっぱいです。仕事もおちおちできないような状況です。運転士としてプライドを持って一生懸命、見習いを終えて、そして一息つく間もなく駅への配転。そんなことを何の権限があって、誰がそんなことができるのでしょうか。

私たちは若い人たちの希望、そして仕事のやりがい、プライドをこれからも捨てないように支えていきたいと思います。会社の言うことを聞いていれば幸せになれるのか。現実に職場で今起こっていることを今一度考えて、私たちと一緒に闘おうじゃありませんか。ありがとうございました。

 

2021年3月6日土曜日

日刊動労千葉 第8921号

ジョブローテーション反対宣伝行動を実施
3月ダイ改・ワンマン拡大反対!


ジョブローテーションやめろ!
3月ダイ改粉砕ストにたちあがろう!


館山集会(3月13日(土)13:30館山商工会議所 ホール)総結集を!

2/26付で厚労省にスト事前通知―3月10日発効

動労千葉と支援する会は3月3日、4日にジョブローテーション反対の運輸区前宣伝行動を行った。3月ダイ改・ワンマン運転拡大反対の3-4月の第1波闘争を断固闘いぬこう。

3/3佐倉運輸区前宣伝行動
佐倉支部・坂尾支部長の訴え

動労千葉は3月ダイ改・ワンマン運転、ジョブローテーションに断固反対します。ジョブローテーションの狙いは団結破壊です。労働者を差別分断することにあります。ライフサイクル強行時から続く会社の行き当りばったりの施策で、労働者を将棋のコマのようにたらい回しているだけです。絶対に許しません。

ジョブローテーションによる強制配転で現場はどうですか? 他の運転職場で一人で乗り始めるまでどのくらいかかるでしょうか。ライフサイクルから現職に戻ってきても2ヶ月位かかります。他職場なら3ヶ月もかかります。その間、現場は年休も入らず、休勤の嵐です。会社の叫ぶ「効率化」とも矛盾しています。

もう一点、会社の言うことを聞かない人は、希望でない職場に飛ばされることになります。また、各委員会活動やマイプロなどゴマすりをしても、これからはまったく関係ないのです。人間の扱いをしない。コマの扱いと同じです。私たちは絶対に許しません。

会社は労働者の団結を恐れています。皆が闘う労働組合の旗のもとに結集し、団結して闘うなら、必ずジョブローテーションなど簡単に粉砕できます。動労千葉は一人はみんなのため、みんなは一人のために闘ってきました。運輸区の皆さん、もう一度組合を組織して反撃しましょう。動労千葉とともに闘いましょう。

3/4習志野運輸区前宣伝行動
津田沼支部・相馬支部長の訴え

運転士や車掌が希望と関係なく次々に駅に出されるなんて、鉄道の歴史で初めてです。しかも会社は、管理者を一般行路にも乗せるといっています。本職の乗務員を駅に出しておいて、絶対に許せません。こんな乗務員をたらい回しにするだけの制度は今すぐやめるべきです。

これに黙っていれば、会社はもっと攻撃をかけてきます。出向や転籍とか、「輸送サービススタッフ」にして雇用と権利を奪うことを狙っています。だから、反対の声が絶対に必要です。

乗務員の皆さんには、「出世のための足かけ」みたいな意識じゃなくて、乗務員としてプライドをもってほしいと思います。自分だけ良ければいいっていう意識では蹴落としあいになるし、会社の思うつぼです。

動労千葉は、「万人は一人のために、一人は万人のために」と闘ってきました。ライフサイクルとか、ジョブローテーションみたいなめちゃくちゃな施策は、現場が団結して声を上げて、労働組合が反対すれば絶対に通りません。動労千葉は、3月ダイ改・ワンマン運転拡大、ジョブローテーションに絶対反対で闘います。ともに闘いましょう。

 

2021年3月5日金曜日

日刊動労千葉 第8920号

検修・構内外注化は破綻した!
2/25緊急申し入れ

外注化をただちに撤回し仕事と仲間をJRに戻せ!

2/25JR本社・千葉支社・CTSに緊急申し入れ提出

プロパー社員58名中19名が退職―外注化の破たんだ!

検修・構内業務の外注化は2012年10月1日強行から8年5ヶ月が経とうとしている。外注化強行の過程で会社は「10年でプロパー社員を中心とした体制を完成させる」と回答していた。

だが、この外注化は完全に破たんした。検修・構内業務のために採用したCTSプロパー社員58名中19名が次々に退職しているのだ。昨年秋以降でみても5名の退職者が出ているのが現状だ。

外注化の破たんが明らかになっった以上、すべてを白紙に戻し、JR直営に戻す以外にない。

動労千葉は2月25日、JR東日本本社、千葉支社、CTS本社に対して検修構内業務の外注化に関する緊急申し入れを提出した。JRは破たんした外注化をただちに撤回し、仕事と仲間をJRに戻せ!

多発する休日勤務

プロパー社員の退職が相次ぐ中、幕張車両センターでは仕業・構内業務において毎月の勤務指定時に何十日もの休日勤務を指定しなければ勤務が回らない状態に陥っている。

退職した仲間たちは、「やりがいがない」「違和感がある」と語っている。「正社員」であっても一向に上がらない賃金の低さは当然大きな原因だ。

同時に、コロナ禍で現場が苦しむ中でも、のうのうと高給を取るJRからの天下り幹部だけが増やされてきた。こういった腐った会社のあり方に対する怒りが、将来展望も見えない中で「続出する退職者」という形で現れているのだ。

技術継承も破壊

外注化破たんの矛盾は、休日勤務の多発だけではない。技術継承の破たんも、もたらそうとしている。

幕張の転削業務の担当は、ほとんどが採用から1~2年の労働者だ。

上回りの作業は、4月から土日休日の1日勤を「全日」から「必要に応じて指定」に変更すると提案してきている。上回り作業は、作業があらかじめ指定されていない。どの作業が必要になるかわからないから、経験がないと対応できない。1日勤を廃止して「呼び出し」とする理由も、外注化が破たんしているからだ。

エルダー退職で要員確保はますます困難に

今後、エルダー出向者が65歳を迎えて退職が始まる。検修・構内業務の要員確保はさらに困難になるということだ。CTSプロパー社員の養成が間に合わないことは、すでにはっきりしている。プロパー社員の退職も止まらない。このままでは、業務を回すことができないところまで行き着く。技術の維持・継承もできなくなっていく。外注化はそこまで鉄道業務を破壊してしまっているのだ。

すべての仲間は今こそ外注化粉砕へ闘おう

徹底した無責任体制や技術継承の破たん―すべてわれわれが「外注化が引き起こす」と言ってきたことだ。それを無視して外注化を強行した連中は今すぐ責任を取れ! 外注化を撤回しすべての仕事と仲間をJRに戻せ!

定年延長と希望者の70歳までの継続雇用は当面する現実的な対応策だ。本人希望に基づき、70歳まで雇用延長を行え!

すべての仲間に訴える。今こそ外注化を粉砕するときだ。動労千葉とともに闘いにたちあがろう。

 

検修構内業務の外注化に関する緊急申し入れ(2/25)

1.検修・構内業務の外注化が完全に破たんしていることから、業務をJRに戻すこと。その際、千葉鉄道サービスのプロパー社員はJR社員に転換すること。
2.改正高年齢雇用安定法が4月1日から施行されることに伴い、定年延長と70歳まで働くことができる労働条件を確立すること。

 

2021年3月4日木曜日

外注化阻止ニュース 第519号


鴨川派出の要員体制変更を撤回しろ
「将来の業務量減少」を理由に要員削減するな

鴨川派出の要員体制変更(2撤→1撤1日勤)に関して、2月17日、CTSとの団体交渉が行われました。


組合 鴨川派出の要員体制を2徹から1徹1日勤に変更する理由は何か。
会社 131系導入によるワンマン化と、鴨川駅での131系の入換業務を派出担当1人で行うこと、さらに内房線~外房線の直通運転により鴨川での折り返しが大幅に減ることが理由。
組合 業務量はどの程度減少するのか。
会社 鴨川駅での折り返しが、内房、外房の合計で36本あり、ダイ改後は16本になる。直通運転は、内房~外房が10本、外房~内房が9本になる。
組合 折り返しが減ったとしても派出業務の業務量の減少にはつながらない。ごまかしすな。
会社 入換が1本減少する。仕業検査は現行と同じく1本のままだ。
組合 入換が1本減るだけで、なぜ、2徹が1徹1日勤になるのか。
会社 131系の入換で派出担当1人で作業を行う。
組合 現行は、運転士と派出担当が双方の運転台に乗り入換作業を行っている。派出担当1人になるということは、運転台の交換、運転士が行っていた分の作業も増える。今までよりも作業量が増える。おかしい。
会社 作業量の減少は少ないと考えている。

派出検査の将来展望を明確にしろ!

組合 鴨川駅の下りには踏切があるが、131系2両の入換で運転台を交換するとしているが、時間はどの程度減るのか。
会社 入換にかかる時間は変わらない。
組合 作業の減少も少ない、入換の時間も変わらないのに、なぜ体制を変更する必要があるのか。理由をはっきり回答しろ。
会社 鴨川駅で折り返していた列車の臨検対応が減ると考えている。
組合 列車が折り返そうが直通になろうが臨検対応はかわらないはずだ。
会社 新車の131系導入により、臨時検査の作業量が減ると考えている。
組合 まだ減ってもいない作業量を前提にして作業体 制を変更するというのか。
会社 業務量を勘案して判断した。
組合 JR東日本のコスト削減のために無理やり要員体制を変更して要員を削減するのか。
会社 あくまでも業務量を勘案して判断した。
組合 夕方以降は1人体制になり、2人体制と違い、車両故障等への対応ができなくな。
会社 確認程度はできると考えている。それ以上は幕張等からの出動体制になる。
組合 派出の将来展望と要員確保の考え方は?
会社 派出は必要であり、維持していきたい。要員については今後、養成する考え。
組合 業務量も減らないなど理由のない要員体制変更 を直ちに撤回すること。
会社 会社の責任で行いたい。

ニュースへのリンク

2021年3月3日水曜日

URL 変更のお願い

 技術的なお話で恐縮ですが、本ブログの住所( URL )として暗号化通信を用いる HTTPS を使用することをお薦めします。インターネット・ブラウザが暗号化通信に対応していることが前提となりますが、最近のものであれば問題はありません。

具体的には以下のとおり、もしも下記【旧】として「お気に入り」等に記録しているならば、そのURL を【新】に書き換えていただくだけです。

【旧】http://siensurukai.blogspot.com/
 ↓
【新】https://siensurukai.blogspot.com/

この理由の最大のものは、インターネット・ブラウザ設計会社等が HTTPS を使用することを強く推薦しているためです。
なお他サイトの場合、HTTPS に未対応サイトであることも散見されますので、予めご確認ください。

以下にノートン社の解説サイトを示します。ご参照ください。

 https://japan.norton.com/what-is-https-8564

2021年3月2日火曜日

日刊動労千葉 第8919号

鴨川派出の要員体制変更を撤回しろ!
2月17日CTS団交

鴨川派出の要員体制変更を撤回しろ!まだ減ってもいない「将来の業務量減少」を理由に要員を削減するな!

鴨川派出の要員体制変更(2撤→1撤1日勤)に関して、2月17日、CTSとの団体交渉が行われ、この中でCTSが回答した現場を無視した体制変更や矛盾を徹底的に追及した。
団交の概要は以下のとおり。

鴨川駅での折り返し本数が減るから派出体制を変更?

組合 鴨川派出の要員体制を2徹から1徹1日勤に変更する理由は何か。
会社 131系導入によるワンマン化と、鴨川駅での131系の入換業務を派出担当1人で行うこと、さらに内房線~外房線の直通運転により鴨川での折り返しが大幅に減ることが理由になっている。
組合 業務量はどの程度減少するのか。
会社 鴨川駅での折り返しが、内房、外房の合計で36本あり、ダイ改後は16本になる。直通運転は、内房~外房が10本、外房~内房が9本になる。
組合 折り返しが減ったとしても派出業務の業務量の減少にはつながらない。誤魔化しの回答を行うな。
会社 入換が減少する。現行、入換作業は、特急6本、209系3本ある。ダイ改後、209系が1本減り、もう一本の209系が131系になる。仕業検査は現行と同じく1本のままだ。
組合 冒頭に回答があった131系の入換業務を派出担当1人で行うという中身のことか。
会社 そうだ。
組合 209系の入換が1本減る理由は何か。
会社 JRから聞いていない。
組合 入換が1本減るだけで、なぜ、2徹が1徹1日勤になるのか。
会社 131系の入換で派出担当1人で作業を行うことになる。
組合 現行は、運転士と派出担当が双方の運転台に乗り入換作業を行っている。派出担当1人になるということは、運転台を交換すること、運転士が行っていた分の作業も増えることになり、今までよりも作業量が増えるということだ。おかしいではないか。
会社 作業量の減少は少ないと考えている。

派出検査の将来展望と要員確保の考え方を明確にしろ!

組合 鴨川駅の下りには踏切があるが、131系2両の入換で運転台を交換するとしているが、支障する時間は4両と比べてどの程度減るのか。
会社 入換にかかる時間は変わらない。
組合 作業の減少も少ない、入換の時間も変わらないというのに、なぜ体制を変更する必要があるのか。理由をはっきり回答しろ。
会社 鴨川駅で折り返していた列車の臨検対応が減ると考えている。
組合 列車が折り返そうが直通になろうが臨検対応はかわらないはずだ。理由になっていない。
会社 新車の131系導入により、臨時検査の作業量が減ると考えている。
組合 まだ減ってもいない作業量を前提にして作業体制を変更するというのか。これまでは、乗客数や作業量が減ったことを理由にして列車や要員削減を行ってきた。今回は、将来の予測で人を減らすということだ。そんな理屈が通用すると思っているのか。
会社 業務量を勘案して判断した。
組合 今回の鴨川派出の要員体制変更により、会社にとって何らかのメリットがあるのか。
会社 とくにメリットはない。
組合 JR東日本のコスト削減のために無理矢理要員体制を変更して要員を削減するということではないか。
会社 あくまでも業務量を勘案して判断した。
組合 1徹1日勤の場合、夕方以降は1人体制になり、これまでの2人体制と違い、車両故障等への対応ができなくなるがそれでいいのか。
会社 確認程度はできると考えている。それ以上は幕張等からの出動体制になると考えている。
組合 派出の将来展望と要員確保の考え方はどうなっているのか。
会社 派出は必要であり、維持していきたいと考えている。要員については今後、養成する考えである。
組合 業務量も減らないなど理由のない要員体制変更を直ちに撤回すること。
会社 会社の責任で行いたい。

(了)

 

3月ダイ改-ワンマン運転拡大阻止!
3・13動労千葉総決起集会に全力で結集しよう!
 
3月13日(土)13時30分~ 館山商工会議所 ホール
 

闘いなくして安全なし No.298


地域や障害者を切り捨てるな
動労千葉 ワンマン化中止を求め団交開催

 動労千葉は、身体、視覚、聴覚等の障害者の方たちから出された、ワンマン運転拡大に対する深刻な意見に基づいて申し入れ・団体交渉を行いました。団体交渉の概要を紹介します。

「車いす利用は事前申請」

組合 車両とホームの段差でつまづく危険がある。ワンマン対象線区の段差解消の対応は?
会社 段差解消は困難だ。
組合 無人駅にはエレベーターもない。橋を渡ることが困難で利用を諦める人もいる。
会社 車イス等で利用する場合は事前に申告してもらい駅で対応する。
組合 身体障害者が木更津駅等で乗り換えるのは相当に困難との指摘がある。
会社 ワンマン車両から快速等に接続する場合、快速列車の車掌がいるので対応できる。

視覚障害者への半自動ドア周知は?


組合 視覚障害者の転落事故の防止対策は?
会社 点字ブロックや誘導ブロック設置を行っている。全ての人に十分な対応はできない。
組合 131系車両は半自動ドアの扱いだ。視覚障害者等にどのように周知するのか。
会社 車両の内外に自動放送が流れる。
組合 駅に到着し、ドアが開かないことを知らなかった場合、そのまま発車することも考えられる。その場合の責任はどうなるのか。
会社 当該運転士に状況を聞かせてもらうが、通常の取り扱いを行っていれば問題ない。

車内画面で対応も「乗換案内はない」

組合 聴覚障害者の場合、車内放送が聞こえない。遅れや乗り換えの情報が聞こえず取り残されてしまうことがある。どう対応するのか。
会社 客室内の画面で対応できる。接続に関する内容はない。
組合 以前、車掌に「紙に書いて下さい」といってきた人がいる。しかし、ワンマンになったら運転士は対応できない。どうするのか。
会社 全てをカバーすることはできない。

途中駅での乗り換えは大きな負担

組合 途中駅での乗換えは非常に負担になっている。千葉までの直通運転を増やすべきだ。
会社 君津、木更津、上総一ノ宮、安房鴨川を中心に乗り換えを行っている。利用状況に合わせて列車を設定しており、問題ない。

 障害者の方に「事前申請」を必要とさせるあり方は、「移動の自由を奪う差別」と裁判で問題になっています。団体交渉では、問題が何一つ解決していないことが明らかになりました。ワンマン運転拡大はただちに中止すべきです。

ニュースへのリンク

2021年3月1日月曜日

日刊動労千葉 第8918号

JR東日本は、ワンマン運転に対する
障害者からの訴えに耳を傾けろ!

3・13館山集会に全力で結集を!
3月13日(土)13時30分~
館山商工会議所 ホール

3月ダイ改において、JR東日本が、内房線・外房線・鹿島線にワンマン運転を拡大することに対して、内房線と地域を守る会が行った学習会の中で障害者からの深刻な意見や問題点が出された。これに基づき動労千葉は、JR千葉支社に対して「動労千葉申第16号」により申し入れを行い、2月10日に団体交渉を行い、徹底的な追及を行った。
団交の概要は以下のとおり。

コロナ禍での訓練を中止し、ワンマン拡大を撤回しろ!

組合 まず、コロナ感染症が拡大し、緊急事態宣言が出されている状況の中で、ワンマン運転拡大に向けた訓練を直ちに中止すべきだ。健康が阻害されることに対してどう考えているのか。
会社 出勤時に体調の確認を行っている。また、訓練についても人数を制限するなどしている。
組合 体調管理というが、検温すら行っていない。どうやって管理するのか。
会社 本人の申告により確認している。
組合 JRは公共交通機関であり、不特定多数の乗客と接しており、感染の危険性が非常に高い。会社にこうした認識があるのか。
会社 確かに公共性があり、不特定多数の人と接することは間違いない。そのためにも事前に検温してもらいたい。
組合 体温測定や臭覚、味覚等の問診などをなぜ行わないのか。
会社 やらない明確な理由はない。日々の体調管理で変化があれば申告してもらいたい。
組合 検温等は会社責任で行うべきだ。
会社 組合の意見は受け止めた。

「段差解消は困難」「車イスの利用は事前に申告を」

組合 この間、内房線沿線の住民などを中心にしてワンマン運転の問題点について学習会が行われた。その中で四肢や視覚、聴覚等に障害を持つ人たちからワンマン運転拡大に対する様々な問題について深刻な意見が相次いで出された。今回の申し入れは、こうした問題点を含めて申し入れている。真剣に回答してもらいたい。
組合 障害を持っている人たちは、車両とホームの段差でつまづく危険がある。段差解消に向けた対応はどうなっているのか。
会社 巌根、横芝、求名等で段差解消を用意している。
組合 今、回答があった駅は今回のワンマン運転の対象線区と違う駅だ。ワンマン対象線区はどうなっているのか。
会社 段差解消は困難だと考えている。
組合 無人駅にはエレベーターもなく、橋を渡ることが困難な駅もある。そのため列車の利用を諦める人もいる。
会社 車イス等で利用する場合は事前に申告してもらい駅で対応する。エレベーターは、乗降3千人以上の駅に優先的に設置している。
組合 身体障害者が木更津等で乗り換える場合、相当に困難だとの指摘があり、介助が必要な場合もある。
会社 ワンマン車両から快速等に接続する場合、快速列車の車掌がいるので対応できると判断している。
組合 視覚障害者の転落事故を防止するための対策はどう考えているのか。
会社 転落防止対策として、点字ブロックや誘導ブロックの設置を行っている。しかし、全ての人に十分な対応ができるわけではない。
組合 聴覚障害者の場合、車内放送が聞こえないため遅れや乗り換えに関する情報が聞こえず、取り残されてしまうことがあるとの指摘があるが、どう対応するのか。
会社 自動放送と連動して、客室内の画面で対応できるようにしている。
組合 接続等に関する詳しい中身も含めて対応できるのか。
会社 接続に関する内容はない。
組合 以前、車掌に、「紙に書いて下さい」といってきた人がいる。しかし、ワンマンになったら運転士は対応できない。どうするのか。
会社 聴覚障害者を含め全てをカバーすることはできないと考えている。
組合 131系車両は、半自動ドアの扱いになるが、視覚障害者等に対してどのように周知するのか。
会社 車両の内外に自動放送が流れるようになっているので、それで対応できると考えている。
組合 駅に到着し、ドアが開かないことを知らなかった場合、そのまま発車することも考えられるが、その場合の責任はどうなるのか。
会社 当該の運転士に状況を聞かせてもらうことになるが、通常の取り扱いを行っていれば問題ないと考えている。
組合 乗客から区間運賃を聞かれることがあると思うが、どう対応するのか。
会社 運転中は対応しなくても問題ないと考えている。
組合 トラブルや事件が発生した場合はどうするのか。
会社 安全を確保することが最優先だ。その上で、指令や警察に連絡してもらいたい。

高齢者・障害者にとって乗換は負担、千葉直通列車を!

組合 沿線自治体等への周知はどのように行っているか。
会社 必要な説明は行っている。
組合 会社に対して利用者からワンマン運転に関して説明を求められることがあると思うが、その場合はどのように対応するのか。
会社 状況により判断することになる。場合によっては駅長等で対応することも考えられる。
組合 障害者にとって途中駅での乗り換えは非常に負担になっている。千葉までの直通運転を増やすべきだ。
会社 現在、君津、木更津、上総一ノ宮、安房鴨川を中心に乗り換えを行っている。利用状況に合わせ、列車を設定しており、問題ないと考えている。
組合 現在、上総一ノ宮より下りから800人程度の学生が通っている。急遽の早退等が発生した場合、2両では対応できないと考えるが。
会社 事前に連絡をもらいたい。できない場合は2両での対応もあり得る。
また、普段から連携を取っているので、何かあったら最寄りの駅に相談してもらいたい。
組合 今回、ワンマン運転拡大に関して障害者からの意見に踏まえて議論したが、何ら問題の解決になっていない。ワンマン運転の拡大は直ちに中止すべきだ。
会社 指摘された点は認識した。ワンマン運転を中止する考えはない。

(了)

 

運転士・車掌を駅に配転するな!


乗務員の強制配転に
私たちは反対します!

3月ダイ改・ワンマン運転拡大反対!

3・13動労千葉総決起集会

ローカル線、地域と安全切り捨てるな!
障害者の「交通権」守れ!
乗務員を駅に配転するな!
鉄道業務の外注化やめろ!

3月13日(土)13時30分 館山商工会議所ホール


ジョブローテーションの実態は乗務員を無理矢理たらい回しにする「強制配転」です。
こんな不当な制度はいりません。ただちに中止すべきです。

○地域にワンマン拡大の理由を「少子化で乗務員の確保が難しくなっているため」と説明
 ⇨ なぜ乗務員を駅に配転するのか!

○管理者等の一般行路への乗務を提案。マスコミには「乗務員感染時の予備要員を確保するため」と発表。
 ⇨ 本職の乗務員を駅に配転しながら?
  ふざけるな!


○コロナ禍でも「人材育成上必要」と強行
 ⇨ 他の異動、訓練等を中止しながら? 
  乗務員の命と健康より異動優先するな!


ウソだ!


運転士・車掌「相互運用」?
普段はデスクワークの管理者が片手間で乗務?

黙っていられない!
攻撃のエスカレートを許さぬために!


 2月1日、千葉支社内で異動になった運転士・車掌のほとんどが駅に配転されました。本人の希望と関係なく、次々に駅に「片道切符」で放り出されるなど鉄道の歴史上も初めてのことです。
 3月ダイ改でワンマン運転が拡大されれば、車掌の要員が大幅に削減されます。「管理者の乗務拡大」「運転士・車掌の相互運用」も乗務員削減に向けた攻撃です。会社は「人が余れば駅等に異動してもらう」と公言しました。さらなる異動が狙われています。
 ジョブローテーションは運転士・車掌の職名まで廃止し、「最大10年で異動」「誰を乗務員にするかも管理者の一存」というものです。
 提案当初も現場からは「どこに配転されるのか」「なぜ職名を廃止するのか」「安全レベルが低下する」「任用の基準は信用できない」「職場がゴマすり競争になる」と声が上がっていました。「社員自ら主体的にキャリアを描く」という会社の口上は建前で、本音が乗務員の権利と職場の団結破壊にあることは誰しもが気づいていることです。
 この攻撃に黙っているわけにはいきません。何の反対もなければ、攻撃は次々にエスカレートするからです。今は駅への異動先もJR直営駅です。しかし、次の段階では「出向・転籍」にエスカレートします。
 そして、乗務員を「輸送サービススタッフ」という名の単なる「保安要員」にして雇用と権利を根本から打ち砕こうと狙っているのです。

職場からの声が事態を動かす力

 攻撃を打ち破る力は職場から団結して声をあげることです。JRも何か展望を持っているわけではありません。本気になって声をあげれば攻撃のエスカレートを止められます。
 ライフサイクル提案当初、東労組の青年運転士たちの激しい怒りの声を前に、会社も実施を延期せざるを得ませんでした。乗務員をたらい回しにして駅に出すなど矛盾だらけです。現場が反対を貫いて声を上げている以上、会社も簡単にたらい回しにできないのです。
 地域からはワンマン運転拡大に反対の声があがっています。利益のために安全を犠牲にして、乗務員を削減しようというJRの姿勢にも怒りが向けられています。この地域の怒りとともに職場から団結して声をあげよう。

地域で広がるワンマン運転反対の声

○ 12/17 館山市議会が全会一致で意見書採択
 「障害者にとってワンマン化は非常に大きな不安」「高齢者も同様で、高齢化率の高い内房エリアでは深刻」「動物との衝突時、運転士1人で乗客の安全確保と車両の後処理を適切に行えるのか」といった点から、安全性が十分に確認されるまでワンマン運転を導入しないことを要請する意見書を全会一致で可決。可決された意見書は衆・参両議院の議長、国土交通大臣等へ提出。
○内房線と地域を守る会は、南房総市、鴨川市、君津市、木更津市、富津市、袖ケ浦市などの各議会に陳情を行っている。
○「ワンマン運転導入の中止を求める署名」への地域の協力が広がっている。地元市役所や商工会議所、各商店や喫茶店などに署名用紙が設置されている。

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