2021年3月2日火曜日

闘いなくして安全なし No.298


地域や障害者を切り捨てるな
動労千葉 ワンマン化中止を求め団交開催

 動労千葉は、身体、視覚、聴覚等の障害者の方たちから出された、ワンマン運転拡大に対する深刻な意見に基づいて申し入れ・団体交渉を行いました。団体交渉の概要を紹介します。

「車いす利用は事前申請」

組合 車両とホームの段差でつまづく危険がある。ワンマン対象線区の段差解消の対応は?
会社 段差解消は困難だ。
組合 無人駅にはエレベーターもない。橋を渡ることが困難で利用を諦める人もいる。
会社 車イス等で利用する場合は事前に申告してもらい駅で対応する。
組合 身体障害者が木更津駅等で乗り換えるのは相当に困難との指摘がある。
会社 ワンマン車両から快速等に接続する場合、快速列車の車掌がいるので対応できる。

視覚障害者への半自動ドア周知は?


組合 視覚障害者の転落事故の防止対策は?
会社 点字ブロックや誘導ブロック設置を行っている。全ての人に十分な対応はできない。
組合 131系車両は半自動ドアの扱いだ。視覚障害者等にどのように周知するのか。
会社 車両の内外に自動放送が流れる。
組合 駅に到着し、ドアが開かないことを知らなかった場合、そのまま発車することも考えられる。その場合の責任はどうなるのか。
会社 当該運転士に状況を聞かせてもらうが、通常の取り扱いを行っていれば問題ない。

車内画面で対応も「乗換案内はない」

組合 聴覚障害者の場合、車内放送が聞こえない。遅れや乗り換えの情報が聞こえず取り残されてしまうことがある。どう対応するのか。
会社 客室内の画面で対応できる。接続に関する内容はない。
組合 以前、車掌に「紙に書いて下さい」といってきた人がいる。しかし、ワンマンになったら運転士は対応できない。どうするのか。
会社 全てをカバーすることはできない。

途中駅での乗り換えは大きな負担

組合 途中駅での乗換えは非常に負担になっている。千葉までの直通運転を増やすべきだ。
会社 君津、木更津、上総一ノ宮、安房鴨川を中心に乗り換えを行っている。利用状況に合わせて列車を設定しており、問題ない。

 障害者の方に「事前申請」を必要とさせるあり方は、「移動の自由を奪う差別」と裁判で問題になっています。団体交渉では、問題が何一つ解決していないことが明らかになりました。ワンマン運転拡大はただちに中止すべきです。

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