2013年1月10日木曜日

外注化阻止ニュース 第51号

外注化阻止ニュース第51号

 

外注化で職場は矛盾だらけ
動労千葉とともに職場から闘いを

出向無効確認訴訟も開始

 検修職場の外注化の強行によって、長年一緒に働いてきた職場の仲間が直営と外注先で違う制服を着させられ分断されています。昨年10月以降の職場は、すべてが偽装請負の現実です。
 その実態は、これまで直営で行われてきた仕事と要員を下請会社にそっくり移し、それを「委託」「出向」「発注」などとして形式的に「偽装」しているのです。
 JRは、ただひたすら鉄道業務を数百の外注会社に分割し、JRで働く労働者を下請けに突き落とそうとしているのです。
 外注化で職場は矛盾が噴出しています。
 車両の入れ換え業務における「通告」は、1作業・1 通告、復唱が必要な一番厳格な指示行為だったにもかかわらず、外注化後は、偽装請負の指摘を避けるために、単なる「情報提供」とされ復唱も省略されています。
きわめて危険な状態です。

反合理化・運転保安の闘い

 動労千葉は反合理化・運転保安を組合の日常的な闘いの指針としてきました。労働強化や安全解体につながる合理化攻撃に対して、動労千葉は、安全問題を切り口に奪われた労働条件を取り戻す闘いを展開してきました。
 最高速度規制・スピードダウン闘争によって、組合の主導でダイヤを改正させたり、レールを数百㌔交換させたこともありました。事故を起こした仲間を守り、国鉄分割・民営化反対のストライキも、この反合理化・運転保安闘争路線が土台にあったのです。12年間、検修職場の外注化を止めてきたのもこの路線の力です。
 動労千葉は、あらためて外注化がもたらした職場の矛盾に対して職場の中から闘いをつくります。具体的に一つひとつの仕事をめぐって徹底的に闘います。指示書通りの作業しかしないことも組合で確認されました。
 昨年末には強制出向の無効を確認する訴訟も始まりました。検修職場で働くすべてのみなさんに訴えます。動労千葉とともに職場から外注化に反対して闘おう。

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