2022年2月10日木曜日

外注化阻止ニュース 第567号


3月ダイ改に「反対」の声を
現場の声と行動こそ会社に対抗するパワー

 動労千葉は1月21日、3月ダイ改に関する申し入れをJR千葉支社に提出しました(左記参照)。
 会社はこの間、ジョブローテーションで乗務員を強制配転してきました。
 今度は「統括センター」という形で、異動もなしで、駅業務や企画業務、草刈り、コンビニの品出し等までやらせようとしています。

安全守ることが最大の使命

 しかし、運転士・車掌は、列車を安全に運行することこそ最大の使命です。それをないがしろにして、「何でも屋」のように扱うなど断じて許せません。
 鉄道の運行は専門的な技術・経験で守られてきました。こんな形で専門性を軽視していけば、これまで以上に重大な事故が起こりかねません。
 利益を優先して鉄道の安全も、そこで働く労働者のことも軽視するJRのやり方は絶対に許せません。
 会社の攻撃に対抗する一番の力は、現場で働く労働者の声と行動です。職場に闘う労働組合を取り戻すことです。
 動労千葉とともに、3月ダイ改、業務融合・職名廃止、ジョブローテーション、ワンマン運転拡大に反対の声をあげよう。


3月ダイ改の労働条件等に関する申し入れ(一部抜粋)

3 3月ダイ改に関して、次のとおりとすること。
①内房線、外房線、鹿島線でのワンマン運転を直ちに中止すること。
 成田線で計画されているワンマン運転の拡大を撤回すること。
②仕業検査周期の延伸を見直すこと。
③融合化・職名廃止施策を中止すること。
 木更津統括センター設置を撤回すること。
④各専門職を養成する体制を抜本的に強化すること。
⑤乗務員の労働強化につながることから、「乗務員の業務等の見直し」を中止すること。また、業務量の示し方について、職種毎に明確な定数を示すこと。あわせて、休日勤務によらず遂行できる要員体制を確保すること。
⑥この間行ってきた獣害対策とその効果を検証し具体的に明らかにすること。
 ジョブローテーション制度を直ちに撤廃すること。
 本線運転士の高齢者対策及び育児・介護のために、昼間帯に短時間行路を設定すること。
 短時間行路を設定する際は、他行路の負担とならないよう行路数を増やし、それに合わせた要員の増配置を行なうこと。

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