2012年1月23日月曜日

2.15労働者集会

日時: 2012年2月15日(水)18:30
場所: すみだ産業会館

20120215

国鉄1047名解雇撤回-JR全面外注化阻止
新自由主義と対決し、闘う労働運動の再建を!

 国鉄分割・民営化で7628人の国鉄労働者にJRへの不採用通知が出された1987年2月16日から25年を迎えます。国鉄分割・民営化に反対する組合に所属した者を狙い撃ちにした事実上の指名解雇に対し、1047名の国鉄労働者が「解雇撤回・原職復帰」を求めて四半世紀のあいだ闘ってきました。
 国鉄分割・民営化は、日本の労働運動を壊滅することを狙った戦後最大の攻撃でした。1047名解雇撤回闘争は、この歴史的攻撃に対して、あくまで民営化反対を貫いて解雇撤回・原職復帰で闘ってきました。日本労働運動の再生の可能性がこの闘いの中にあります。
 2010年4月9日の政治和解は、日本の労働運動の息の根を止めることを狙った攻撃でした。公務員360万人首切りと教育・郵政・医療など全産別にわたる民営化・非正規職化攻撃の全面化攻撃です。国鉄闘争全国運動は「国鉄闘争の火を消すな!」を全国で訴え、動労千葉は外注化阻止・非正規職撤廃を掲げ、偽装請負の矛盾をついて、外注化阻止の闘いを展開してきました。関西生コン支部の産業ストライキや被災地での必死の闘いなど、国鉄闘争を結集軸に闘う労働運動再建へ前進してきました。
 3・11は、私たち労働者や社会の状況を一変させました。新自由主義によって社会が根本から破壊される状況の中で労働運動の再建に一切をかける運動が必要です。
 動労千葉は、京葉車両センターの10月1日の外注化を粉砕し、年内は完全に不可能な状況に追い込んでいます。JRが発足して以来、会社が正式提案した基本政策を労働組合の闘いで止めたのは初めてのことです。動労千葉の組合員は、「(外注化阻止の闘いは)労働者全体の未来をかけた崇高な闘いだ」と誇りをもって、青年組合員の獲得をかけて、他労組もまきこんで総力の闘いに決起しています。
 動労総連合が、水戸や高崎など全国各地で偽装請負を告発し、外注化阻止と組織拡大をかけて闘っています。動労水戸は被曝労働と対決するストライキで青年組合員の組織拡大を実現しました。郡山工場(福島県)や後藤工場(鳥取県)など全国の職場で偽装請負・外注化や反原発・被曝労働拒否の新たな闘いが始まっています。JRの職場生産点から、再びみたび闘う労働運動の再建の挑戦が始まっているのです。この職場からの闘いと結合して、国労闘争団の組合員資格を剥奪する攻撃に対して、労働組合の原点を問う裁判闘争も始まりました。
 動労千葉の外注化阻止・非正規職撤廃の闘いを全産別に広げ、国鉄1047名解雇撤回闘争の新たな発展、新自由主義と対決する労働運動を再建をかけて2月15日、「国鉄分割・民営化で不当解雇から25年/2・15労働者集会」をすみだ産業会館で開催します。多くのみなさんの参加を訴えます。

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