2012年5月7日月曜日

5/5稼働原発ゼロに当たっての訴え

20110505


ついに勝ちとった稼働原発ゼロ
さあ、廃炉へ!

★「とめよう」から「なくそう」へ
 みなさん! ついにこの日がやってきました! 本日5月5日夜をもって泊原発3号機(北海道電力)が停止、稼働原発ゼロ。3・11から、悔しさや怒りを胸に行動に立ちあがってきた日本中、世界中の闘いの成果です。「とめよう」から「なくそう」へ。私たちの闘いは新しい段階に踏み出しています。「廃炉」への道がどんなに困難でも、希望は闘う中にこそある。廃炉のために必要なことは何か、そして運動の側にどういう質が求められるのか。反原発の闘いの方向性について訴え、改めて闘う決意を固めたいと思います。

★福島と思いを一つに、再稼働を阻止し続けよう
まず許せないのは、政府も電力会社も再稼働を全くあきらめていないことです。私たちは運動の力で再稼働をとめていく力を培っていかなければいけないと思います。そして何より、政府はますます福島の人々の怒りをたたきつぶそうとしている。福島と思いを一つに、再稼働を阻止し続けること。再稼働阻止の署名運動をさらに強化し闘いましょう。

★労働組合こそ反原発の闘いを
 今求められているのは、ビキニ事件から始まった日本の反核運動の歴史的な再生です。それは「原子力の平和利用」という、原発の容認と、その表裏の関係にあるアメリカの核の独占政策、日本の核武装に対して、反核運動が立ち向かうことができずに分裂していった歴史を、僕らの挑戦によって乗り越えていくことです。
 それは、ひとつに、原発立地で住民が声を上げられる状況を作りだすことです。廃炉にしたら労働者は解雇、こんなことを絶対に許してはならないと思います。被曝を強制し続けてきた電力会社に健康も雇用も一切責任をとらせること。「原発廃炉・解雇反対」で闘うことであり、闘う労働組合を再生し闘うことです。
 ふたつに、原発労働者とつながり闘う反原発運動をつくることです。「廃炉作業」において政府・東電は、非正規労働者や被差別部落出身の労働者、在日朝鮮人労働者に差別的に被曝労働を集中し、労働者をボロくずのように使い捨てるあり方を拡大しようとしている。歴史的に見て原発労働は、労働者への戦争であり、労働組合に「非正規労働者の被曝」を認めさせた団結破壊・労働組合破壊の攻撃でした。これに真正面から立ち向かい、原発労働者がともに立ち上がれる運動を作ることに挑戦し、原発を容認してきた反核運動の歴史を乗り越えよう。

★沖縄や被爆者とつながり核と原発なくそう
みっつに、怒り立ち上がり続けてきた沖縄とつながって、核兵器と原発を廃止していく闘いです。基地の集中する沖縄の怒りで、日米安保や世界的な軍事支配が崩れようとしています。沖縄とつながり、闘いましょう。
よっつに、内部被曝の隠ぺいと命をかけて闘ってこられたヒロシマ・ナガサキ、ビキニをはじめとする被爆者の闘いとつながって闘うことです。それは御用学者を生み出してきた大学を根本から変革することともひとつです。

★あらゆる分断をこえて団結を
 「絆」、「痛みの分かちあい」、政府の言ううさんくさい言葉の中にあるのは責任逃れです。PAC3配備で排外主義と沖縄差別を行っておいて「絆」? 原発労働者に被曝させて「痛みの分かち合い」? 本当にふざけています。あらゆる分断も弾圧も許さず、団結して闘うことが廃炉への最短の道です。一緒に頑張りましょう!

(行動方針)

☆再稼働反対署名にご協力を☆
 ①再稼働も新規建設も一切やめて、全原発の停止・廃炉を、②福島の人々と子どもたちの命と生活を守れ、③国と東電は原発事故の全被害を補償せよ、の署名です。
 ホームページからダウンロードできます。

☆第二次提出行動 @経産省☆
5月18日に行います。
 14:00経産省「脱原発テント」前集合☆
 ※署名集約は5月13日。NAZEN事務所まで送付を☆

★5・15沖縄闘争ツアー★
◇「復帰」40年5・12沖縄集会
 5月12日(土)18:00
 那覇市民会館中ホール(沖縄県那覇市寄宮1-2-1)
  主催:実行委員会
   ※国際通りデモ(16時県民広場)をして参加

◇5・15平和とくらしを守る県民大会
 5月13日(日)
 12:30~
 宜野湾海浜公園野外劇場
 (宜野湾市真志喜4-2-1)
 ※写真は昨年の国際通りデモ

★国鉄闘争全国運動6・10全国集会
国鉄分割民営化反対、1047名解雇撤回
新自由主義と闘う労働組合をつくろう!
 ◇6月10日(日)午後1時(12時半開場)
 ◇文京シビックホール

★福島診療所基金運動
 福島県民をモルモットとして扱う山下俊一・福島県立医大副学長に対抗し、福島の人々や原発労働者が集まり、話しあい、学び、運動を創造できる「いのちのよりどころ」をみんなの力で福島に作ろう。

詳しくは福島診療所建設委員会まで

http://www.clinic-fukushima.jp/◆070-5476-6162
◆呼びかけ 佐藤幸子(NPO法人理事長)、吉田良順(広島高陽第一診療所所長)、渡辺馨(福島県労働組合交流センター代表)他
★郵便振込口座 02200-8-126405 福島診療所建設基金
★銀行口座 福島銀行 本店(110) 普通 1252841
福島診療所建設基金 代表 渡辺 馨
★Paypal clinicfukushima@yahoo.co.jp 
  渡辺馨(福島診療所建設委員会)

NAZEN ブログサイトから転載