2012年5月30日水曜日

郵政非正規ユニオンNEWS第8号

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コンビニ夜間集荷全面停止・全員解雇許さない!
職場の怒りをひとつにしてたたかおう!

「好きで非正規やっているんだろう」
暴言をくりかえす郵政本社を許さない!

 郵便局ではたらく皆さん。日々のお仕事、お疲れさまです。
 私たち郵政非正規ユニオンは、5月1日、郵政本社に対して賃上げや雇い止め解雇撤回を求めて、春闘申し入れ行動をたたかいました。そこで郵政本社の全国の仲間に対する許しがたい態度が明らかになりました。出てきた本社担当者はなんと、昨年6月に齋藤委員長ら15名の雇い止め解雇を強行したことについて、他人事だとばかりに「知らない」と言い放ちました。さらに「自爆営業の強制やパワハラをやめろ」という要求に対しても、「そういうことはないと思う」「知らない」との返答です。
 人員不足で配達業務も回らないのに、雇い止めをちらつかせながら膨大なノルマを押しつけ、連日営業に駆り立て、営業成績が悪ければスキル評価を下げられる。さらに、「アルバイトの分際で組合なんかつくりやがって」などという、管理者の許しがたい暴言と不当労働行為の数々。こうしたいっさいを「知らない」の一言で済ませられるとでも思っているのか!いったい、労働者の生活をなんだと思っているんだ!
 極めつけは、「正社員になりたいという人がいるなんてまさか知らなかった」「好きで非正規やってるんだろう」の言辞です! こうした連中が、過酷な業務を強制したあげく、「赤字だから」などと口実を持ち出して労働者を使い捨てにしているのです。絶対に許せない!
 会社は、必死に働く現場の声に向き合うどころか、9月末の大量雇い止めを前倒しして、解雇と殺人的労働強化を進めています(裏面参照)。
 こうした職場の現実に対して、多くの仲間が、怒り、声をあげ始めています。郵政非正規ユニオンに加入して声をあげよう! 職場の怒りをひとつにしてたたかおう!いつでもユニオンに連絡下さい!

コンビニ夜間集荷廃止で50人解雇の暴挙!
ヤマトへの切り替えでさらなる解雇も

 日本郵便が決定したコンビニからのゆうパック夜間集荷業務全面廃止によって、東京多摩局ではこれまで夜間集荷を担ってきた「日本郵便輸送会社」が、携わってきた50人を5月末で全員解雇しました。絶対許せません。労働者にとっては働くことは生きること。仕事を失うことは生きていけないこと。日本郵便本社は郵便局で働く社員が生きようが死のうが関係はなく、大事なことはすべて金であるという姿勢は明白です。
 さらに、サークルKサンクスが6月下旬から宅配便をクロネコヤマトに切り替えることも明らかになりました。このことも口実にして、さらなる解雇と労働強化を強制してこようとしています。反撃を叩き付けよう。
 JPEX計画の失敗での大混乱。会社が格安で引き受けた通販の巨大な梱包は運んでも運んでも持ち戻り。バイクにゆうパックを満載することまで強制され、事故が激発しても会社は責任を取ろうともしない。民営化の失敗・破産のすべてを現場の労働者に押しつけたあげくに雇い止め解雇なんて、絶対に許さない!

「新人事・給与制度」の導入で班の団結は引き裂かれる!
絶対阻止しよう!

 会社が導入しようとしている「新たな人事・給与制度」は、社員の基本給を3割カットして成果主義に切り替えるというもの。平均的な40歳郵便外務労働者の場合、10万円もの賃下げになります。
 基本給をカットし、現行の手当をなくした上でポイント制の業績手当を導入。例えば、基準物数を超えた日に超勤なしで仕事を終えたら5ポイント。しかし、基準内物数の日の超勤はペナルティとして0ポイント。応援された労働者はマイナス2ポイント。朝は1?2時間も前から区分をし、昼休みも取らずに配達するということに。事故や誤配でマイナスポイント、営業もポイント化で賃金と直結。隣の班とも、同じ班の中でも、常に競争しなければならなくなります。しかも、班長には「1日1時間半の専担時間の確保」が言われ、配達に行くこともできなくなります。
 こんなものが導入されたら、職場はより一層ギスギスし、バラバラにされてしまいます。
 ところがJP労組本部は、会社と一体となって「新人事・給与制度」を推進し、6月大会で決定しようとしている。現場から、各班から、反対の声をあげよう!
 こうした郵政労働者の怒りを集める場が6・10全国集会です。職場から東京・文京シビックホールに集まろう!