2014年1月16日木曜日

1/13韓国民主労総ゼネストへの連帯掲げ、渋谷デモ

 1月13日夜6時30分、日本の東京渋谷に動労千葉の組合員をはじめとして労組交流センターの350余名が集まり「民主労総ゼネスト連帯行動」を行った。

http://sukuramu.at.webry.info/201401/article_2.html 

動労千葉・田中委員長発言要旨

http://sukuramu.at.webry.info/201401/article_2.html


民営化ー新自由主義攻撃との闘い

 今日の集会は、胸を掻きむしられる思いで、とにかく行動に出たい、韓国民主労総や鉄道労組の仲間達が、必死になって民営化ー新自由主義攻撃と闘っている時に、僕らは何ができるのか、とい思いから今回の呼びかけを発しました。今日の集会と行動は、民主労総の民営化阻止のゼネスト支援と弾圧への抗議デモです。
 本当は支援されているのは私たちです。 全世界の労働者が、あのすばらしい闘いによって、未来は、労働者の手の中にあるんだということを教えられました。昨年12月の鉄道労組を先頭とする民主労総のゼネストは、本当に歴史的闘いです。今第一ランドを経て、1月18日のゼネスト、2月25日の国民ゼネストへと闘いはのぼりつめようとしています。この闘いは、単に韓国の労働者の権利と未来ばかりではなく、新自由主義政策の下で非正規職につき落とされ、貧困と格差のもとに突き落とされた全世界の労働者の未来と権利をかけた闘いです。
鉄道労組の仲間達は、「民営化の終着駅こそ全面的な外注化と非正規職化なんだ!これは単に鉄道労働者にかけられた攻撃ではなくて、韓国の全ての労働者にかけられた攻撃だ!」と宣言して、23日間のストライキを闘い抜きました。本当に凄い闘いです。韓国の公共部門、鉄道のストライキとしては、かつてない最長のストライキを貫徹しました。そして、そのストライキを受けて、「鉄道労組の仲間達は200%、300%の力をだして闘いを貫徹した。今度はわれわれにサイは投げられた」と民主労総全体が、全国各地でゼネストを宣言して起ち上がっています。これも凄いことです。
 そして何よりも、労働運動の常識では考えられないことが起きました。鉄道労組のストライキをとおして、単に鉄道だけではなく民営化に反対する膨大な声が創られました。その声は韓国の世論調査でも70数%に達したと言われています。新聞ですら、「一つの単一の労働組合のストライキをとおして民営化全般に対する反対の声がこれだけ形成された驚くべき事件だった」と言っています。
 この事態に、パククネ政権はなんと言い始めたのか。「やろうとしていることは民営化ではない」「民営化ではないのだ」としか言えない。そういって民営化を強行する。つまり、「民営化は悪である」ということを支配階級すら言わざるをえなくなった。これは歴史的事態です。
 何でこんなことが起きたのか。そのことを考えなくてなならない。私たちが26年前に国鉄分割・民営化に反対してストライキに立ち上がったとき、本当に大変でした。なぜか?「民営化はすばらしいこと」と宣伝されて、今のように、「民営化がもたらすものはワーキングプアと貧困と非正規職だけだった」ということは、誰も知らなかったのです。

新自由主義攻撃に立ち向かい勝利できるのだ!

 しかし、この26年間の新自由主義攻撃が、民営化というものはいったい何だったのか、何にをもたらすのかを、世界の労働者に知らしめまたのです。そして、ここで起ち上がった民主労総の闘いが、これからの労働者の未来をさし示したので。つまり20~30年間にわたって行われた支配者階級のウソ、このウソを暴き立てる闘いに労働組合が立ち上がったら、闘う労働組合が力を取り戻したら、必ず時代は動き、歴史は動くと言うことです。これは私たち動労千葉が闘ってきたことに対する最大の援軍です。
 時代が動こうとしています。支配階級が危機に揺らぎ悲鳴を上げています。今鉄道労組には激しい処分攻撃がかけられようとしています。500名の解雇が狙われています。鉄道労組は、「不当解雇がもし強行されたら再度ストライキに立ち上がると」言っています。そして、「民営化こそ社会を破壊し生きていくすべを奪うのだ」という民営化反対の膨大な声を背景にして、パククネ政権を退陣に追い込み、打倒するゼネストが準備されています。本当に歴史的なことです。この20数年間のなかで、新自由主義攻撃に労働者が立ち向かって勝利できるのだという事実が、現実的闘いによって今、全世界に示されようとしています。

国鉄分割・民営化に決着を!
安倍政権打倒の闘いを! 

 民主労総の仲間たちに、心から感謝の声を送りたい。私たちはささやかな闘争ですが、民主労総のゼネストに連帯する声をあげて、できるかぎりの支援の声を全世界に示したい。民主労総の仲間たちがパククネ政権退陣、打倒を掲げて闘っている時に、私たちは安倍政権打倒の闘いに、渾身の力を込めて起ち上がることです。特に、26年前の国鉄分割・民営化に決着をつける闘いに起ち上がりたいとおみます。
 手がかりはつかまえました。分割・民営化による不採用は不当労働行為だということを、敵に認めさせるところまできたのです。次は解雇撤回を勝ち取る。国鉄分割・民営化から始まった解雇自由の流れを断ち切る。そしてこの力ですべてのウソを暴き立て、安倍政権を打倒する、解雇自由など認めない! 派遣法の改悪は認めない! そうした闘いに起ち上がることが、民主労総の闘いに応えることだと思います。
 最後に訴えます。1月22日、解雇撤回・外注化阻止の総行動に結集することを訴えます。最高裁に、「不当労働行為なら解雇撤回以外ない」という怒りの声をたたきつけ、第一次署名提出行動を行います。民主労総が民営化、外注化と闘っているのならば、日本でも国鉄分割・民営化と闘う、こうした闘いに起ち上がって行きたいと思います。
 12月22日、数千名の機動隊が民主労総本部に突入したことに明らかなように、日本と同じように、分割・民営化が民主労総破壊攻撃として仕掛けられているのです。だったら分割・民営化の決着を日本で決着をつけてやる。1月22日の行動に是非結集してほしい。
 民主労総が渾身の力を込め、すべての力を結集して2月25日に国民ゼネストに起ち上がることを決めています。私たちも起ち上がりたいと思います。

動労千葉を支援する会 山本事務局長の発言動画